校長日誌

いしずえ

いしずえ313


■早春賦と言う歌は『春は名のみの風の寒さや』で始まります。小学校6
年生には歌わせる前に「どんな意味?」とたずねるのが定番でした。する
と「立春とは言っても名ばかりで、今日も風は冷たく寒い日があります」
と言う答えが返ってきます。今頃の時期にはこんなシーンを思い浮かべて
います。でも、小学校1年生を担任していた時は、この時期『わんぱく
行進曲』を歌わせていました。この曲は、とにかく元気になります!
                       (2月6日飯田芳男)

いしずえ312


■今日は『笑顔の日』です。2と5で「にこにこ」と読めるので制定され
たようです。私はほめられた時、おいしいものを食べた時、いい知らせを
聞いた時は笑顔になっています。でも笑顔の瞬間というのは人それぞれで
す。いろいろな人の笑顔を思い浮かべてみます。なんだかにっこりしてし
まいます。                  (2月5日飯田芳男)

いしずえ311


■節分の翌日は立春です。二十四節気の第1番です。茶摘みでおなじみの
八十八夜も、台風がやってくると言われる二百十日も立春から数えていま
す。防災上の警鐘となる春一番は、立春から春分までの期間で吹く強い南
風です。いつもながら先人の知恵に敬服しています。(2月4日飯田芳男)

いしずえ310


■節分の豆まきには、どうしても鬼が登場します。「鬼は外!」なのですが、
童話『泣いた赤鬼』の一節「どこまでも きみの ともだち アオオニ」の
優しさを語りたくなります。人間と仲良くしたい赤鬼のために、青鬼は赤鬼
にやっつけられてしまう役をやりとげます。思わずほろっとしてしまう作品
です。心があったかい鬼から学ぶことが多いです。明日は春です!
                        (2月3日飯田芳男)

いしずえ309


■給食は和風キノコスパゲッティでした。カボチャもキノコもおいしくいた
だきました。野菜をたくさんとれるのが嬉しいですね。私が勤めていた学校
では牛乳がビンで提供されていました。当時は、ふたを上手に開ける小道具
が大活躍していました。10センチくらいのプラスチック棒の先に、画びょ
うの先を大きくした針がついています。針のまわりはリング状の輪になって
います。「牛乳びんのふた開け器」を一中生に見せてあげたいです。
                        (2月2日飯田芳男)

いしずえ308


■光の春、2月になりました。中学受験とおぼしき児童を電車内でもお見か
けしました。プロ野球のキャンプも始まり、いつもの2月らしいスタートと
なっています。如月という別称ですが、諸説あるようです。「でもまだ寒い
日があるので、重ね着をお勧めします」という説に納得しています。私は小
学校6年の時、この時期も半そで半ズボンで過ごしていました。過去の栄光
です。                     (2月1日飯田芳男)

いしずえ307


■先生方が好むフレーズに『1月は行く2月は逃げる3月は去る』がありま
す。学校の三学期に当てはめ、月日のながれの早さを例えるのにふさわしい
言葉です。1月は「往ぬる(いぬる)」とも言うようです。私は忙しいとき
ほど一日が長く、一週間は早く過ぎていくと感じています。自分が中学生の
時は、時のながれを意識していなかったように思います。思えば自分のスケ
ジュールなどなく、冷蔵庫に学年だよりが貼ってあるだけでしたから、時は
まったくながれていなかったと思われます。それもまたなつかしいです。
                       (1月31日飯田芳男)

いしずえ306


■河津桜のつぼみがふくらんできました。梅は早くも咲いてきて、この時期
おなじみの『梅一輪一輪ほどの暖かさ』という服部嵐雪の句を言いたくて仕
方がありません。冬の寒さがしんどくなり、春の訪れを待ちわびてしまいま
す。しかし試練を待つ3年生には、とびきり暖かい春が訪れることを願って
やみません。                 (1月30日飯田芳男)

いしずえ305


■読売新聞のコラムで、電話時報サービスの録音を担当された方の記事を読み
ました。丁寧に発音することを心がけているとか。思えば電車のホームや商業
施設等、丁寧なアナウンスがながれています。しかし、お顔も名前も登場しな
いのが通例です。これからは感謝をしながら拝聴しようと思います。
                        (1月29日飯田芳男)

いしずえ304


■今日はコピーライターの日だそうです。広告の文案を作成する人や職業の事を
言うようです。私が高校生の頃、キャッチコピーという言葉も登場しました。プ
リント等を複写する『コピー』という言葉とは違うことがわかり始めました。さ
て、一中をアピールするキャッチーな言葉は何でしょう?歩きながら考えます❣
                          (1月28日飯田芳男)

いしずえ303


■予約数が多いジャージャー麵が給食でした。3校7学級からリクエストがあっ
た献立です。おいしくいただきました。私が中学の頃は、麺は袋に入っていて、
ソフト麺と呼ばれていました。麺もスープも先割れスプーンでいただきました。
箸とスプーン、フォークの役割をするものでした。牛乳には「魔法の粉」を入れ
てコーヒー牛乳として飲める日が人気でした。魔法の粉は「ミルメーク」と呼ば
れていました。私が、小学校1年の時は1年間だけ脱脂粉乳でした。「それを思
うとミルメークは本当に魔法の粉だね」と中学3年の今頃、班日記に書いていま
した。                      (1月27日飯田芳男)

いしずえ302


■都立の推薦入試に向かった3年生の皆さん、応援しています!中央線の遅れ
や運休があっても、落ち着いて受験(検)していることと思います。「入試の
生徒は心配しないで」という立川駅のアナウンスは嬉しかったです。寒い時期
の入試ですから風邪をひかないでくださいね。ベストを尽くしてくれることを
祈ります。一中のプールも氷が張っていました。セキレイも応援してくれてい
ました。                    (1月26日飯田芳男)

いしずえ301


■2018年1月25日の私の手帳に「都心で氷点下4度」と記入してあり
ました。その3日前は雪だったと記憶しています。さて、昨日夕方から今日
にかけては立川も冷え込みました。今朝は立川駅に報道カメラの取材陣が来
ていました。足を滑らせたら全国に放映されるかもしれないので慎重に歩き
ました。諏訪ノ森公園の木々も寒さにじっと耐えているような印象でした。
もう日の入りは17:00になります。春に近づいているのが嬉しいです。
                       (1月25日飯田芳男)

いしずえ300


■生徒が朝から「今日はコーヒー牛乳だね」と言って、笑顔で校長室前を通
り過ぎて行きました。私は銭湯に行くと腰に手を当てて、コーヒー牛乳を飲
んでいました。なぜ腰に手を当てるかは不明です。さて、今日から1月30
日まで、全国学校給食週間です。1946年12月24日に給食が開始され
ました。12月24日は冬休みにあたるので1月24日が給食週間初日にな
っています。1982年は給食週間の前、1月22日に全国一斉にカレーラ
イスが給食で出されました。その日は現在、カレーライスの日になっていま
す。今月の給食はあさって、カレーライスですね。(1月24日飯田芳男)

いしずえ299


■学生の頃、札幌で雪かきのアルバイトをしました。札幌では「雪投げ」
と言ってましたが、30分もやれば汗が噴き出してきました。雪国の苦労
を肌で感じました。雪かきは一週間で終わりました。年末に帰京となりま
した。地元の人が「いいなあ 東京の人は。うちらは5月まで雪と付き合
うから」と言っていました。半年も雪と闘う人々の顔を思い浮かべポケッ
トからそっと手を出しました。        (1月23日飯田芳男)

いしずえ298


■読売新聞の投稿欄のテーマが「験担ぎ(げん かつぎ)」でした。良い
結果になることを期待して行う行動を、験担ぎと言います。私も日々げん
をかつぎますが「きっといい結果になる」と思い努力することが、一番の
近道だった気がします。今日本番を迎えている皆さん、良い結果が届くこ
とを願っています。            (1月22日飯田芳男)

いしずえ297


■北風がピューピュー吹いています。背中を丸めて歩きます。窓にうつる
しょんぼりとした自分の姿がわびしいので、時々「エイッ」とばかり意識
して背筋を伸ばします。北風小僧の寒太郎と同じ土俵に上がった気がしま
す。北風も春の使者かもしれません。     (1月21日飯田芳男)

いしずえ296


■一年で一番寒い時期を迎えています。今日は大寒です。私の高校は大寒のころ、
六日間の寒稽古がありました。ある朝、柔道の先生が「歯を食いしばって登校して
きた努力や、寒さに耐えた練習は自分自身の宝だ!」というありがたい話をしてく
れました。その直後、先生の柔道着から五個の使い捨てカイロがポロリ。生徒は大
爆笑です。私はそのシーンが人生の宝です。      (1月20日飯田芳男)

いしずえ295


■東京新聞で、ローマ字での「ti」を「chi」と表記する傾向にあるという記事を
読みました。世の中を広く見渡すと表記だけでなく言葉遣いにも時代の変化を感じ
ます。先日、おいしそうにごちそうをほおばるタレントさんが「普通においしい」
と言っていました。ほめ言葉だと思いますが、最高の笑顔がなければ「??」と、
ハラハラして見ていました。また、このあいだは、レストルームという表示をみて、
お茶か珈琲を飲み、休憩できる場所」と近づいたらトイレでした。もう常識でした
ね。世の中すべて教材です。             (1月19日飯田芳男)

いしずえ294


■1月18日は都バスの日だそうです。1924年(大正13年)の今日、東京駅の
2系統が開業したとのことです。立川付近ではあまり都バスは見かけません。でも、
私が中学の頃は、阿佐ヶ谷と青梅を結ぶ路線がありました。都バスは長い距離の路線
が多かった記憶があります。トロリーバスや都電も懐かしむ日になりそうです。
                           (1月18日飯田芳男)