校長日誌

いしずえ

いしずえ273


■今日の東京新聞で『チョロギ』が紹介されていました。中国から渡来したシソ
科の多年草。土の中で育った白い塊茎(かいけい)を11月~12月ごろ収穫し
一年間梅酢で赤く漬け、翌年のおせち料理に登場するそうです。2~4センチの
渦巻き状のチョロギは、黒豆と一緒に盛り付けられ、おせち料理の一品として、
めでたい感じを演出するようです。味と食感はカリカリ梅に似ているそうです。
一中生の皆さんは召し上がったことはあるでしょうか。私はここ数年気にかけて
いました。長老喜や長老木と書く縁起物です。北関東や秋田に行ったら食べてみ
ようと思っています。              (12月28日飯田芳男)

いしずえ272


■百人の歌人の歌を一つずつ集めたのが百人一首です。お正月に楽しむ人も多い
かもしれません。藤原定家(ふじわらのていか)が編集したとされていますね。
ただ、そう言われると、百人百首ではないかなと思っています。私だけがそう思
っているかな? perhaps!                                   (12月27日飯田芳男)

いしずえ271


■今日は大正から昭和になった日です。大正生まれの父が「昭和に慣れるまで
時間がかかった。」と物知り顔で私に語っていました。でも大正は15年まで
でした。大正12年生まれの父が3才の時昭和です。3才の子が「昭和って、
なかなか、なじまないね」っていう光景は想像できません。
                       (12月26日飯田芳男)

いしずえ270


■12月の第4日曜は「冬のごちそう ゆめぴりか」の日です。今年制定の新し
い記念日です。八十八の手間がかかるお米ですが、一粒一粒大事にいただきたい
です。そして食事の時間を楽しめる日々に感謝しかありません。
                        (12月25日飯田芳男)

いしずえ269


■サンタクロースが大忙しです。昼間はトナカイが休憩しています。夕方からは
誰にも、もれなく「思いやり」というプレゼントが届きます。きっと心の中が温
まるはずです。                 (12月24日飯田芳男)

いしずえ268


■ハワイ語は子音が少なく全部で10くらいしかないそうです。Sという子音が
ないので、Kで代用するということを大学の授業で聞いたことがあります。です
からハワイからのクリスマスカードは、メリークリスマスならぬ、メレ・カリキ
マカと読めるという教授の話で大笑いした記憶があります。私は「メリークリス
マスおめでとう」と言う看板をつくりました。中学の英語の先生が「メリークリ
スマスというのは、クリスマスおめでとうという意味でもある」と教えてくれま
した。今日はクリスマスイブイブですね。これも失笑ものです。
                        (12月23日飯田芳男)

いしずえ267


■ゆず湯につかり、かぼちゃをいただく冬至を迎えました。一年で一番昼が短いと
言っても、夕暮れが先週より4分遅くなりました。太陽高度が低いので、私は電車
の中で朝日を浴びます。今日は雨で暗い夜明けになりました。一昨日は富士山の上
に薄い雲がありました。二日後は雨かなという予感のとおり今朝は雨になりました。
「私でもお台場から天気予報ができる!」と妙な自信をもちました。でも星占いは
9位。占いは良いときだけを信じるようにしています。(12月22日飯田芳男)

いしずえ266


■時々朝と夕方に『立川の天気』と称して、ライブカメラの映像が放映されます。
いつも富士山が映ります。その瞬間に一中を探して、もうかれこれ数日になります。
映し出されている方向に一中があると確信しています。なんとか校舎をライトアッ
プできないかと思案している今日この頃です。    (12月21日飯田芳男)

いしずえ265


■今日の東京新聞で、立川市に住んでいる方が「雪虫」を発見したという記事を
読みました。雪虫は「北海道民に雪が降る(冬がくる)ことを告げる」と言われ
ています。記事では実際に雪虫かどうかの論議がありました。でも発見した人は
「東京でも降雪に注意!」と述べていました。実際に『日本海寒帯気団収束帯』
略称JPCZの被害が出ているので気になりますね。この頃は気象予報からはずれ、
被害が大きくなる天候が珍しくありません。「備えよ常に」と肝に銘じています。
                         (12月20日飯田芳男)

いしずえ264


■校長室前が、昨日のテレビ番組の話題でにぎわっていました。「鎌倉殿があっ
て、Мー1があって、深夜はサッカーで。同じ日にやってほしくない」という声
が漏れ聞こえてきました。私の中学時代は「同じ日にやってほしくない」という
意味合いがやや違います。録画はできず、一家に一台しかテレビがない頃なので、
「家族それぞれが見たい番組を、同じ日に放映してほしくない」が切実な願いで
した。我が家では、チャンネル権をめぐって、日夜家族間で激しい争いが勃発し
ていました。いつか一中生の皆さんに、昭和のチャンネル争いを語ってあげたい
です。                     (12月19日飯田芳男)

いしずえ263


■『雁は木片(もくへん)をくわえて飛び、疲れると海に浮かべてその上で羽を
休める。飛来したら浜辺に木を置いて南へ旅を続け、春には同じ木をくわえ北へ
帰って行く…』と、渡り鳥「雁」のすごさを、今朝読売新聞のコラムで知りまし
た。「大造じいさんとガン」に登場する、ガンの英雄「残雪」を思い浮かべまし
た。もう一度読み返しています。         (12月17日飯田芳男)

いしずえ262


■赤鼻のトナカイがそりを引きます。小学校2年生を担任した時「ソリは出発し
た?」と毎日のようにたずねてくる児童がいました。遠いフィンランドから来る
から、休みながら来てほしいという願いのようでした。5年生を担任した時は、
「先生、赤鼻のトナカイはメスなんだよ。冬につのがはえているのはメスだよ。」
と教えてくれる児童に感心した覚えがあります。今宵もオリオン座を眺めながら
赤鼻のトナカイを探してみます。         (12月17日飯田芳男)

いしずえ261


■読売中高生新聞【コトバの顔】欄で『お茶の子さいさい』という言葉をとり上
げていました。「お茶の子」というのは、お茶に添えるちょっとしたお菓子のこ
とだそうです。漬け物やお粥などの軽食をさすこともあったと言います。満腹に
ならない軽いものという意味が転じて、お茶の子は「大して労力を使わない簡単
にできること」を意味するようになったとか。記事では、「茶の子」という名の
「もなか」が紹介されていました。「さいさい」は掛け声とかハヤシ言葉の一種
です。でも和菓子作りは重労働なので「お茶の子さいさい」なんて言えませんね。
さて、私にとっては何が「お茶の子さいさい」なのか?何を手がけてもシンドイ
ことばかりという結論に達しました。       (12月16日飯田芳男)

いしずえ260


■今日は観光バス記念日です。大正15年の今日、ユーランバスの運行にちなみ
制定されたとか。長い歴史を感じます。先日「拝島操車場行き」のバスが停車し
たので時刻表を見ました。なんと朝1便、夕方1便でした。でもお客さんの利用
があります。公共交通の使命感を感じ胸が熱くなりました。いつか私も乗ってみ
ようと思います。チャンスは一日2回です!    (12月15日飯田芳男)

いしずえ259


■四十七士討ち入りの日です。元禄15年旧暦12月14日は、赤穂浪士が吉良
邸に侵入し上野介(こうずけのすけ)の背後から襲った事件です。赤穂浪士は、
高輪の泉岳寺に眠っています。私は毎年この日だけ赤穂浪士のドラマを追いかけ
ます。細部はよくわかりません。謎が満載だからです。言語学的にも「あこう」
か「あこお」で論争になった時代がありました。いつか泉岳寺を訪れてみようと
思います。高輪ゲートウェイから歩いてみます。  (12月14日飯田芳男)

いしずえ258


■寒くて起きるのが大変です。私が出勤するときの電車は少しすいてきました。
私は「朝起きるのがつらくて一本遅い電車に乗る人が増えたかな」と推察してい
ます。毎日ほぼ同じ時刻の電車なので乗客は同じ顔触れです。こちらも推測です。
今朝は、各駅でホームから私を撮影しています。「急に人気が出てきた」と推測
しました。実はドラえもんが描かれた電車でした。カメラを向けた人は、ドラえ
もんを撮っていたのです。推察、推測、うぬぼれで楽しい時間を過ごしました。
                        (12月13日飯田芳男)

いしずえ257


■今日は漢字の日です。恒例の今年の漢字も発表になりました。京都の修学旅行
で訪れる清水寺で発表になりました。『戦』という字でした。私の予想とは違っ
ていました。一中生の皆さんはどんな字を予想したでしょうか。私自身の今年の
漢字は「ウ~ン」一文字では思い当たらないのですが、熟語なら『反省』です!
とにかく日々反省しています。言葉遣い、振る舞い…。今年もあと少し、実を結
ぶような出来事が起こることを期待して歩みを進めます。
                        (12月12日飯田芳男)

いしずえ256


■今日はユニセフの創設記念日です。1946年12月11日に国連機関である
ユニセフが誕生しました。ポーランドのルドウィック・ラフマンが提案しました。
本校でも募金活動の企画があるようです。私も世界の子供たちの命と健康を守る
願いは忘れないようにしています。        (12月11日飯田芳男)

いしずえ255


■今朝は、読売新聞のコラムに載っていた『幸せな偶然』という言葉に吸い込ま
れました。わくわくもするし、やすらぎをもらえる言葉です。何気なく過ごして
いても、いつも良いことが待っているような気にさせられました。私の『魔法の
言葉リスト』に載せました。           (12月10日飯田芳男)

いしずえ254


■加湿器が活躍するような季節となりました。私の中学校時代はダルマストーブ
でしたから、上部にはお湯が沸騰して
いました。のどに優しい暖房でしたが、点
火と
灰の片づけは大変でした。日直の時はひと苦労でした。3年の時の担任は、
灰の中にアルミ箔にくるんだ芋を入れ、ほかほかの
焼き芋を食べさせてくれまし
た。昭和のにおいが
ただよう思い出です。                  (12月9日飯田芳男)