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学校のできごと
いよいよ卒業のとき
3年生は最後の中学校生活を送っています
18日(金)は、本校の卒業式です。3年生が仲間と一緒に本校で生活をする日もあと、5日間となりました。先週は、教科の最後の授業、特別授業、そして卒業式練習が行われていました。皆、とてもいい表情で、仲間と言葉を交わし、気持ちを高めていることが伝わってきます。
卒業式の練習では、自分たちのための卒業式、そして感謝の気持ちを込める場であるとの思いを込めて、学級委員会が主体となり、自分たちで練習の進行や改善のための言葉かけを行っていました。頼もしい3年生です。
○最後の「調理実習」(家庭科)で、「マドレーヌ」と「蒸しケーキ」を男女協力して作っていました。最後の調理実習を楽しみながら、この一瞬を大事にしようと取り組んでいることがよく伝わってきました。
○「国際理解」に関する授業です。言葉はいっさい使わずコミュニケーションします。どうすれば相手に伝わるか、また、相手のことを理解できるか。3年生はその趣旨をよく理解し、楽しく学べています。担任の先生も一緒に参加し、どのグループも終始笑顔があふれています。
○3年生が掲げた卒業式のスローガンが昇降口に掲示されています。いよいよ卒業の時
○卒業式、歌の練習は、すべて自分たちで進めています。学級委員からのアドバイスに3年生全員が「はい」と返事をしていました。きっと最高の「卒業式」を創り上げてくれることでしょう。
今年度最後の「土曜補習教室」
今年度1年間実施して学力向上に大きく貢献している「土曜補習教室」も本日の土曜日が最終回となりました。そこにも参加している3年生がいます。すでに受験も終わり、進路先もほとんどの生徒が決定をしています。そうした状況ですが、今日もきちんと参加している3年生の姿があります。受験が終われば学習は終わりでしょうか?いえ、そうではありません。むしろこれからは、義務教育の学習内容を踏まえた上での学習が高校生活では始まっていきます。しっかりと今のうちに中学校の学習内容を理解しておかないとこれから始まる高校の学習についていけないことにもなりかねません。そのことが分かっている3年生はこれからに備えて今日最後の「土曜補習教室」に参加できています。立派です。
校内駅伝大会に向けて
今朝も校庭には励まし合って走る生徒の姿があります。「がんばろう!」「がんばって!」という声が聞こえます。前にもお知らせしたとおり3月22日(火)に「校内駅伝大会」があります。1・2年の学年別に実施されます。今、生徒は全員でタスキをつなぎ、完走できるよう、また、少しでもタイムを向上させようと、毎朝練習に取り組んでいます。走ることは単独ですが、仲間と励まし合う姿が見られています。毎朝、生徒と一緒に走っている教員の姿も見られます。がんばれ~!
○1年生
○2年生
3年生への校長による授業
毎年この時期恒例になっている校長が行う3年生への授業が今年も3月8日にありました。これまでは校長単独で行ってきましたが、今回は3年生の授業「クリティカル・シンキング講座」で、ご指導いただいたプラムシステムズ(株)の講師の山本さんと一緒に行いました。
内容は、「困難を乗り切るにはどうすればよいか」ということ。校長からは、「レジリエンス」(逆境に負けない心、しなやかな心)と主体的に生きることの大切さ、山本さんからは、「メタ認知」と「クリティカル・シンキング」の大切さについて話をするとともに、生徒と一緒に考えました。
本校の生徒は、対話を通して学ぶことに積極的で、慣れているので、この日も「それでは4人1組でディスカッションを行ってください」と促すと、さっとお互い向き合って議論をし、ひとつの考え方を導きます。このときも「困難を乗り切るコツとは?」ということにも、とてもよい考え方を導き出し、発表をし合うことで共有化することができました。
○さっとお互いの顔を向き合わせディスカッション開始
○お互いの考えを聞き合うことができる生徒たち
○お互いの発表を皆、真剣に聞きます。聞き方も上手。
学習発表会
見て、聴いて、感じて
未来の自分につなげよう
3月5日(土)、本年度の「学習発表会」が開かれました。今年も生徒の生き生きとした舞台発表、展示発表が見られました。年を重ねる毎に“質”が高まっている表現に驚くばかりです。生徒もお互いの表現を「見て、聴いて、感じて」、まさにスローガンにある「未来の自分につなげよう」の手応えが感じられた「学習発表会」になりました。当日、ご参観いただいた保護者、地域、関係の方々からも舞台発表の部で生徒が「自分の考えを表現する姿が素晴らしかった」こととともに「生徒の見る態度が立派だった」と評していただきました。
【舞台発表の部】では、各学年「総合的な学習の時間」に学習してきた身近にあることから世界の情勢にかかわる諸問題(環境、福祉、国際)まで、自分で調べたことを“根拠”に“自分の考え”を主張する姿が見られました。そのプレゼンテーションも3年になると、自分でパワーポイントの資料を作成し、原稿を見ることなく、自ら画面を操作しながら自分の考えを伝える姿が見られました。2年の「英語スピーチ」では、原稿が手元にないことはもちろんのこと、的確で大きなジェスチャーを交えた豊かな表現力で“自分の夢”を語ってくれました。続いて、今年度、立川市姉妹都市長野県大町市中学校生徒会役員と交流した生徒会の役員から、その内容とともに学んだことについて、パワーポイントを活用し発表がありました。そして、「中学生の主張」では、各学年の代表生徒が自分の経験から学んだり、感じたりしたことを瑞々しい感性で主張する内容が、聴いている中学生、大人の心に響きました。その後、保健体育の授業で学んだ「ダンス」と「マット運動」をステージ、そしてフロアを使い、躍動感あふれるパフォーマンスを披露してくれました。特に、多くの人数による「ダンス」は、“自分たちの考えを伝え合って、よりよいものを創り出そう”と練習を重ねてきたことが伝わる出来映えでした。何と、今回は1年の「ダンス」発表に6組の生徒2名が参加し、見事に溌剌とした「ダンス」を見せてくれました。その後、1年生から3年生まで全員揃った編成で、「吹奏楽部」の生徒が「ディズニーアットザムービー」を楽しく演奏をし、会場が一体となりました。体育館には、今日一日表現した生徒たちのエネルギーがあふれていました。
【展示発表の部】も、教科や部活動等を通して、生徒が丹精込めて仕上げた作品の数々が展示されました。そして、お互いの作品をわくわくしながらていねいに鑑賞している生徒の姿が印象的でした。
年々、【舞台発表】、【展示発表】、それぞれ“質の高い表現”ができるようになっているのは、これまで生徒たちが上級生などの表現を「見て、聴いて、感じた」ことを、まさに「つないで」いるからなのだと感じました。目には見えないけれど、そこにはこれまでの生徒たちの存在があり、生徒たちが脈々とつないでいる“絆”があることを感じた「学習発表会」でした。当日、ご参観いただき、生徒たちを励ましていただきました保護者の皆様はじめ関係の方々にあらためて感謝申し上げます。
○英語スピーチ「My Dream」 身体いっぱい使って表現します。“私の夢は社会の先生になること!”
○1年「ダンス」
○3年「ダンス」
○2年「マット運動」
○吹奏楽部の演奏
○技術科:「オリジナル棚」
○家庭科:「クロスステッチ」
○美術:「篆刻・石彫」
○美術:「点描画」