日誌

学校のできごと

学習発表会

見て、聴いて、感じて
未来の自分につなげよう
 

 3月5日(土)、本年度の「学習発表会」が開かれました。今年も生徒の生き生きとした舞台発表、展示発表が見られました。年を重ねる毎に“質”が高まっている表現に驚くばかりです。生徒もお互いの表現を「見て、聴いて、感じて」、まさにスローガンにある「未来の自分につなげよう」の手応えが感じられた「学習発表会」になりました。当日、ご参観いただいた保護者、地域、関係の方々からも舞台発表の部で生徒が「自分の考えを表現する姿が素晴らしかった」こととともに「生徒の見る態度が立派だった」と評していただきました。

 【舞台発表の部】では、各学年「総合的な学習の時間」に学習してきた身近にあることから世界の情勢にかかわる諸問題(環境、福祉、国際)まで、自分で調べたことを“根拠”に“自分の考え”を主張する姿が見られました。そのプレゼンテーションも3年になると、自分でパワーポイントの資料を作成し、原稿を見ることなく、自ら画面を操作しながら自分の考えを伝える姿が見られました。2年の「英語スピーチ」では、原稿が手元にないことはもちろんのこと、的確で大きなジェスチャーを交えた豊かな表現力で“自分の夢”を語ってくれました。続いて、今年度、立川市姉妹都市長野県大町市中学校生徒会役員と交流した生徒会の役員から、その内容とともに学んだことについて、パワーポイントを活用し発表がありました。そして、「中学生の主張」では、各学年の代表生徒が自分の経験から学んだり、感じたりしたことを瑞々しい感性で主張する内容が、聴いている中学生、大人の心に響きました。その後、保健体育の授業で学んだ「ダンス」と「マット運動」をステージ、そしてフロアを使い、躍動感あふれるパフォーマンスを披露してくれました。特に、多くの人数による「ダンス」は、“自分たちの考えを伝え合って、よりよいものを創り出そう”と練習を重ねてきたことが伝わる出来映えでした。何と、今回は1年の「ダンス」発表に6組の生徒2名が参加し、見事に溌剌とした「ダンス」を見せてくれました。その後、1年生から3年生まで全員揃った編成で、「吹奏楽部」の生徒が「ディズニーアットムービー」を楽しく演奏をし、会場が一体となりました。体育館には、今日一日表現した生徒たちのエネルギーがあふれていました。

 【展示発表の部】も、教科や部活動等を通して、生徒が丹精込めて仕上げた作品の数々が展示されました。そして、お互いの作品をわくわくしながらていねいに鑑賞している生徒の姿が印象的でした。

年々、【舞台発表】、【展示発表】、それぞれ“質の高い表現”ができるようになっているのは、これまで生徒たちが上級生などの表現を「見て、聴いて、感じた」ことを、まさに「つないで」いるからなのだと感じました。目には見えないけれど、そこにはこれまでの生徒たちの存在があり、生徒たちが脈々とつないでいる“絆”があることを感じた「学習発表会」でした。当日、ご参観いただき、生徒たちを励ましていただきました保護者の皆様はじめ関係の方々にあらためて感謝申し上げます。
○英語スピーチ「My Dream」 身体いっぱい使って表現します。“私の夢は社会の先生になること!”


○1年「ダンス」

○3年「ダンス」

○2年「マット運動」

○吹奏楽部の演奏

○技術科:「オリジナル棚」

○家庭科:「クロスステッチ」

○美術:「篆刻・石彫」

○美術:「点描画」

校内駅伝大会に向けて

校内駅伝大会に向けて朝練習が始まりました
 3月22日に「校内駅伝大会」が行われます。今日からは朝の練習がスタートしました。本校では、体力向上の取組の中でも、持久力の向上をかかげ、これまで取り組んできています。今年も1.2年対象に「校内駅伝大会」を実施します。当日、保護者の皆様に生徒が励まし合って走る姿を見ていただきたいと思っています。よろしくお願いいたします。
○今日は1年生が朝練習に取り組んでいます。仲間と励まし合いながら走っています。

小中連携外国語活動

6年の担任の先生と本校の英語科教員の協力で進める「外国語活動」の授業
校区3校の小学校で実施しています

 二中校区、第二小学校、第五小学校、南砂小学校に本校の英語科教員が出向き、6年の担任の先生方と一緒に「外国語活動」の授業を行う、「小中連携外国語活動」が先週実施されました。
 ここでは、第五小学校での授業の様子の紹介となりますが、第二小学校、南砂小学校でも同じような授業が展開されています。この取組は、今年度から始まり今回で4回目の授業です。
 今回の授業は、「Wher do you want to go?」「I want to go~.」のレッスン、そしてこの文を皆で言えるよう、「国旗カード」を使ったゲーム形式の活動で、楽しく英語で会話をしました。最後は、今日習った英文を使った「フルーツバスケット」で、大いに盛り上がりました。
 このように楽しい「外国語活動」の授業を、6年生、担任の先生、中学校の英語科教員でつくり上げることができました。第五小学校の6年生から「4月からよろしくお願いします」と言われ、授業を進めた本校の英語科教員は、とても喜んでいました。
○あなたの行きたい国はどこですか?私の行きたい国は○○です。これを英語で会話します。

○最後は今日習った英文を使った「フルーツバスケット」で大盛り上がり。

二中校区小中連携「選択交流授業」

校区の6年生が本校で体験授業
3校の6年生同士の交流もあり楽しく体験

 2月25日(木)午後、二中校区の第二小学校、第五小学校、南砂小学校の6年生が本校で中学の授業を体験しました。自分で教科を選択し、他の小学校の友達との交流も深められるので「選択交流授業」と称しています。これまで、部活動体験で他の学校の6年生と一緒に活動したことはありましたが、今日は授業ということで、より他の学校の友達との関わりも増えます。
 授業の始まりの段階では、はじめて話をする友達にどのように話しかけてよいか戸惑いも見られましたが、中学校教員が授業を通して3校の児童が関わりをもてるよう工夫していることもあり、すぐに打ち解けて、中には歓声が上がっている授業もありました。
 授業の様子を見ていただくと分かるように、全ての教科の授業が4人1組などのグループ活動になっていることが分かると思います。(音楽と英語について、写真では、グループ活動ではない場面になっていますが、音楽は、この後、合唱ですから当然グループでの触れ合いが必要になります。英語は、ゲームを取り入れ、コミュニケーションを図るためのグループワークがこの場面の後、続きます)
 当日は、福岡県教育委員会の主任指導主事、指導主事の方が本校を訪問され、選択交流授業の様子も全て参観されました。はじめて授業で出会う児童らが楽しそうに意見を交流し、意欲的に学んでいる姿に感心されていました。
 6年生の児童の皆さんが、他の学校の友達とも仲良くでき、そして、中学校の授業を楽しく理解できたことがとても良かったです。6年生の皆さんが4月に入学してくることを心より楽しみにしています。
○音楽です。手拍子、リズムをとって自己紹介。この後合唱曲にチャレンジ!

○美術です。スケッチをする前に、まずは鉛筆の削り方を学びます。

○社会です。新聞記事に書かれている国の名前を仲間と協力して調べています。

○国語です。折り句を活かした短歌を協力して作ります。

○英語です。まずはカードを使ってアルファベットの学習、この後、楽しいグループワーク。

○技術です。コンピュータ室でタブレット端末を使用した学習です。

○数学です。トランプを使って正負の計算の仕組みを理解します。ちょうどこのとき大盛り上がり。

○家庭です。食品についての学習。身近にある野菜の名前が言えるかな。

○保健体育です。ゲーム形式で他の学校の友達と一緒にバドミントンをしました。

○理科です。ルミノール反応の実験をした後、今日の「振り返り」をしています。よほど楽しかったのでしょう、とても多くのことを書いています。(真っ暗な理科室の中で、試験管の中の液体が光を放つので思わず歓声が上がります)

1年「環境学習」発表

環境問題について自分の考えを発表する1年生
 2月22日(月曜日)1時間目、1年生は柔道場にて、これまで「総合的な学習の時間」で進めてきた「環境学習」について、各クラスの代表生徒が発表を行いました。はじめに、1組の代表生徒が「自然環境新聞」と題した内容で、放射線、温暖化の問題について自分の考えを伝えます。
  驚いたのは、原稿が手元にないこと。だから、視線は1年生全員に送られます。冒頭全体への問いかけから始まります。「皆さんは、東京湾の水はきれいだと思いますか?」まだ、聞き手の方が慣れていないのと、学級とは違い1年全員が集まっているからでしょうか、反応がありません。しかし、そこでもひるむことなく、「あれ、反応がないですね…」と返しながら、自分の調べたことと自分の考えを堂々と聞き手を見ながら語りかけるように伝えていきます。
 内容の濃さ、また、身近にある事例を取り上げ、説得力のある説明に思わず引き込まれていきます。そして再度、問いかけがあります。「皆さんの中に花粉症の人はいますか?」今度は、多くの人の手が挙がります。聞き手の気持ちもひきつけられている様子が分かります。
 この後、2組代表生徒「ゴミの有料化と分別」、3組代表生徒「オゾン層とフロンガス」、4組代表生徒「見えないところに潜む水問題」、5組代表生徒「少子化と高齢化社会」と、選ばれた生徒の取り上げた問題も全て違う内容です。まさに主体的に学んできた証がそこにはありました。
 ところで、もう一つ驚いたことがあります。この発表会で柔道場に入るときの1年生の態度には感心しました。何と下駄箱に入れる上履きの底を向かい合わせにして皆が入れているのです。女子も男子も。このようにきれいに入れられていることから、多くの上履きを収納することができるのです。「いつもこうしているの?」と尋ねると、初めてですと言葉が返ってきます。教員の指導かと確かめてみると、誰も指示していないとのこと。では、誰が?生徒が自ら考えて行動していたのです。何と素晴らしいことでしょう。
○分かりやすいプレゼンテーションで、環境問題について自分の考えを伝える1年生
○柔道場に入る際、きれいに底を合わせて上履きを収納していく1年生の姿。教員の指示ではなく、自ら行動。