日誌

2020年8月の記事一覧

Hello校長室518


■生徒の筆記用具入れは楽しいものが多いです。以前は筆箱と言って児童
生徒はほぼ似たような形状の製品が使われていました。この頃は机の上に
垂直に立てるものや、動物の口を開けるタイプのものなど、形状やデザイ
ン共に多彩です。私は中学時代の筆箱を愛用しているので、もう30年位
使ってます。サバをよみました!ところで、筆を入れないのに筆箱と言っ
ているのは学校ではきっと私だけですね。もちろん、下駄を入れないのに
下駄箱と言っても私は違和感を感じていません。常に「レトロ」を背負っ
ています。古き名称も「いとをかし」です。  (8月30日飯田芳男)

Hello校長室517


■昨日の給食に鮭がでました。「サケ」か「しゃけ」か迷いますがどちらも
間違いではないようです。「サーモン」だとニジマスの意味合いがあります。
マスは英語でトラウト!海で養殖するとサーモントラウトと言うようです。
サケとシャケは同じですが、「サケとサーモンは別物だと思った方がいいで
す」と、かつて6年生と行った日光のニジマス研究所で聞いたような気がし
ます。なんだか鮭が食べたくなりましたね。今日は「焼肉の日」ですが…。
                       (8月29日飯田芳男)     

Hello校長室516


■厳しい暑さの中、用務主事は室外機の中に入ってまで草むしりをします。
事務室前、職員室前は来客があり「学校の顔」でもあります。環境整備に尽
力する職員のおかげで教育活動の場がつくられています。手前みそですが見
えない場所で働く職員をアピールさせてもらいました。この暑さのせいか、
携帯用扇風機を持っている人が多いと思いました。どれだけ涼しいのかな?
一度手にしてみたいと思っています。私の父親は「暑い寒いと言うな」とい
うのが口癖でした。ある日私が大学生だった頃、父が「暑い!」と言った時
の録音に成功したことがありました。まだスマホはありません。ラジカセと
呼ばれるものです。夕飯の時それを聞かせてあげました。父は涼しい顔で、
「そのラジカセ、誰が買ってあげたんだっけ」と言い放ちました。絶句する
私。父は、さらに得意げに左手に持った団扇(うちわ)で顔をあおいでいま
した。今になって『左うちわ』ってあれか~、となつかしんでいます。
                       (8月28日飯田芳男)

Hello校長室515


■今日は立川駅を降りて、「いつもの道」と違うを歩きました。これだけで
たくさんの発見をしました。また、私は中央線で立川西国分寺を利用してい
ます。いつものことなのですが、景色を眺める視点を変えると新しい発見を
します。国立駅のホームが延長されているとか、「むさしの号」はトンネル
に入ったけど単線?なのか等、いつもの景色でも新しい発見があります。私
は校長室の前を通る教職員の足音で誰だかわかります。でも今日は、いつも
の足音なのに顔をあげたら違う先生でした。理由は簡単です。靴を変えてい
たのです。A先生とB先生の靴が同じになったのです。こうなると足音のリ
ズムで聞き分けるしかありません。これからは高度なテクニックを駆使して
いこうと思います。「いつもと同じ」では進歩がないのですね。
                       (8月27日飯田芳男)

Hello校長室514


■夜明けが遅くなりました。そして夕暮れが早くなりました。残暑が続いて
いますが着実にピークは過ぎています。そんな中、今朝は、ミンミンゼミが
元気に鳴いていました。「ミンミン」と鳴いていたのでミンミンゼミに間違
いないと思います。でも関西では山間部で鳴くセミです。ファーブル昆虫記
では「鳴くのはオス!」と記されていますが、二中生の皆さんもご存じでし
ょう。ミンミンゼミは私が近づくとパッと飛び立ちました。私のせいではな
くミンミンゼミは動いてメスを探す習性だからだと思います。アブラゼミは
私が近づいてもすぐには飛び立ちません。鳴いてメスを呼ぶタイプだからで
す。中学時代に読んだ「どくとるマンボウ昆虫記」の受け売りです。この本
に出会って渋谷の「志賀昆虫」というお店に行きました。世の中に「昆虫屋
さん」があるのを知って驚きました。以前も述べたのですが、小学生の時提
出した「アブラゼミだけ20匹」という昆虫採集は人生の傑作です。
                       (8月26日飯田芳男)

Hello校長室513


■日中かなり暑くても、早朝外に出てひんやりすると秋を感じます。さすが
にまだそんな日はありません。日中の暑さが朝も夜も続いています。秋風が
恋しいこの頃です。ところで、『秋風が吹く』と言いますが、秋風自体が吹
くのはおかしいという説があります。確かにそうですね。でもそうすると
『寄せる波』『潮が引く』等も、波を寄せているのは波ではないし、潮自体
が引いているのではないですね。ここが日本語のおもしろさなのでしょう。
金田一春彦先生は、「寄る波」「潮が引ける」ならOKと言っています。では
『秋風が吹く』は何と言いかえれば良いでしょうか??悩みます。
                       (8月25日飯田芳男)

Hello校長室512


■サルスベリのピンクの花がきれいです。百日紅と書きます。「ひゃくじつ
こう」と読みますがその名の通り、およそ100日は咲いているかのように
長く楽しめる花です。ツルツルして猿も滑ってしまいそうな名前ですが、こ
の木はとても登りやすいのです。また、別名「クスグリノキ」と呼ばれてい
ます。幹をくすぐってあげると自然に動きます。祖母も言ってました。私は
数百回くすぐっています。動いたところは見たことがありません。祖父は、
「コチョコチョの木」と呼んでました。数百回こちょこちょしたのに、動い
たところは見たことがありません。今年も挑戦します。夏の終わりまでに!
                       (8月24日飯田芳男)

Hello校長室511


■トムソーヤの冒険の主題歌『誰よりも遠くへ』の歌詞には、「…つらい時
も顔を空に向けろ」とあります。トムソーヤの冒険は、今の時代では型破り
なストーリーですが、主題歌は「くよくよせず前を歩こうよ」というハート
を伝えてくれます。この曲から「時には歩みをゆっくりさせてもいい!」と
教わりました。いい風が吹くまで待つのもありだと思いました。
                       (8月23日飯田芳男)

Hello校長室510


■始業式まであと二日です。私はこの年になっても、サザエさんのカツオ君
のように宿題に取り組んでいました。カツオ君はねじり鉢巻きでがんばるの
ですが、友達やマスオさんに頼って、最後はお父さんに「バッカモン!」と
叱られるのです。私も似たような学生時代でした。二中生の皆さんはそうい
うことはないと思います。夏休みの終わりに懸命に宿題を仕上げる姿を、私
は、『突貫の美学』と呼んでいました。父に「バッカモン!」と怒鳴られて
いたのは言うまでもありません。        (8月22日飯田芳男)

Hello校長室509


■アメリカのカリフォルニア州中部のデスバレーは、気温54.4度を観測した
とのことです。砂漠地帯の盆地で、谷底は海抜マイナス86mなので暑さの
逃げ場がないのが高温の原因と言われています。30度になっただけで疲弊
している私です。デスバレーに行ったら大汗かいたあと、溶けてしまうかも
しれません。ところで、スイカを食べるとき塩をかける人が少なくなったと
言われています。我が家はささっと塩をふりましたが、塩分補給になったの
かもしれません。大きなスイカを海や川で冷やしてみんなで一緒に食べると
格別でした。スイカの名産地♪という歌もなつかしいです。えっ 私だけ?
                       (8月21日飯田芳男)

Hello校長室508


■私の住んでいる区では小学生のネットボールという競技がさかんでした。
ネットボールはスパイクをしないので安全でした。バレーボールのいいとこ
取りのような競技なので人気がありました。多くの子が中学ではバレー部に
入部していました。私はレシーブしたボールを顔に当てるのが得意でした。
子供の頃、スポーツは何をやっても続きませんでしたが、スポーツもののテ
レビ番組は大好きでした。「アタック№1」と「サインはV」を見た次の日
はバレーの猛練習、「巨人の星」や「赤き血のイレブン」を見たら野球やサ
ッカーをしていました。特徴は放映された次の日しかやらないということで
す。さて今日は、バレー部の熱心な練習ぶりを拝見しました。顧問の指導を
誰もが素直に受け止めていました。感心しました。きっと強くなります!
                       (8月20日飯田芳男)

Hello校長室507


■私が中学生の時は、部活中に水を飲むのは厳禁でした。水禁止とうさぎ跳
びが当たり前のような頃です。私は野球部でした。下手でしたがピッチャー
とキャッチャー以外はどこでも守りました。つまり完璧に下手だったという
ことです。私はわりと率先して外野の球拾いをしました。ホームから100
mくらい離れた花壇周辺の球拾いを一手に引き受けていました。草ぼうぼう
の花壇の中に水道があったからです。おまけに冷たい井戸水です。球拾いを
しながら草陰でいただく水は最高においしかったのですが「水を飲んだのは
違反行為だぞ」という、もう一人の自分が私を責めました。今、休憩時間に
おいしそうに、かつ堂々と水を飲んでいる二中生をみるとホッとします。
                       (8月19日飯田芳男)

Hello校長室506


■暑さに負けないで練習に励む部活動の生徒に感心しています。私は早歩き
で出勤するのが精一杯です。いつも目の前に若者がいたら「追い抜こう!」
と小さな目標を立てます。しかし先日、歩行のスピードを上げて30秒もし
ないうちに後ろから来た人に追い抜かれました。小さな目標すら果たせず大
きなショックです。さてこんな私ですが俊足を発揮する場があります。それ
は立川駅3・4番ホームから5番ホームへ向かう階段です。スタートの号砲
は、「今度の東京方面は5番ホームから発車です!」というアナウンスです。
このアナウンス後、瞬時に私は3・4番ホームから5番ホームにダッシュで
す。あの大谷選手が盗塁するような華麗で美しい走りです。ゆうゆうセーフ
です。でも呼吸器系統は国分寺までダメージがあります。それにしても5番
ホームから発車って気が付かないものなんですよね。でも皆さんはマネしな
いでください。駆け込みはあぶないですし。   (8月18日飯田芳男)

Hello校長室505


■暑いとアイスクリーム屋さんは大盛況です。二中生の皆さんも世界40の
国に店舗を展開しているバスキン・ロビンス社のアイスを召し上がったこと
があると思います。えっありませんか?いえいえ、二中生の皆さんにはサー
ティワンと言ったほうがでおなじみですね!31日間違ったアイスを楽しん
でもらいたいというのが社名の由来です。創業者のバスキンさんとロビンス
さんのBとRのピンク色部分が31に見えるのも楽しいですね。でも冷蔵庫
の規格の関係で28種類や32種類のお店もあるようです。そういえばグリ
コのセブンティーンアイスはしっかり17種類です。ただ自販機によっては
商品の種類が違います。確かに泉体育館駅と吉祥寺駅とは種類が違います。
ここが会社の『マーケッティングという戦略』なのだと、読売中高生新聞が
紹介していました。アイスクリーム業界は熱いです。 
                       (8月17日飯田芳男)

Hello校長室504


■開校前の二中の敷地は陸軍の関係施設と聞いています。敷地が広いので
戦後は、学校の緑化率を高めることに努めてきました。しかし、開校73
年を経て枯れかかった木々もみられます。残念ながら今年度は10本ほど
伐採してしまいました。台風や強風への備えです。ご理解ください。今回
の閉庁期間に施設の種々メンテナンスをほどこしました。一例としては、
酷暑の中主事さんによる校門のペンキ塗りでした。生徒がいない時も学校
はうごいています。             (8月16日飯田芳男)

Hello校長室503


■今年も終戦の日がやってきました。小学校4年で学ぶ「一つの花」には
お父さんが戦争に行く場面があります。お父さんと娘のゆみ子が別れる時、
お父さんはゆみ子にコスモスを一つだけ渡します。コスモスを一つ渡すと
お父さんはぷいといなくなってしまいます。お父さんはどうしてゆみ子に
コスモスを一つだけしか渡さなかったのでしょうか?今年もせつない一日
になります。                (8月15日飯田芳男)

Hello校長室502


■♪雨が あがった~よ お日様が出てきたよ 青い空のむこ~うには~
虹がかかったよ~♪と『虹のむこうに』を歌ってた教え子も、20歳台の
後半になったはずです。中学2年の理科の時間、先生が「黒い雲の時は、
激しい上昇気流のため大粒の雨がつくられる。それは雲の上にたまりがち。
ただし、水滴が多すぎたり上昇気流が弱まったりすると水滴は一気に落下し
大雨になる」と教えてくれました。よくわからなかった説明ですが、説得力
あるお言葉を今も覚えています。その先生が「夕立は2時間以内に終わる。
虹(2時)が出番を待つから…。」と言いました。そこは信じてません。
                       (8月14日飯田芳男)

Hello校長室501


■お盆を迎えます。作家の三浦哲郎氏は『盆土産』という名作を残してい
ます。出稼ぎに出た父が東京から青森に戻る時、手土産に『えびフライ』
を持ってくるストーリーです。題名は「エビフライ」ではありませんよ。
家族は父が帰省することと、えびフライがお土産だということを知ってい
ます。息子は見たことも食べたこともない『えびフライ』を楽しみに父を
待ちます。嬉しくてつい姉に「えんびフライ」と発音していました。「ど
うしてえんびなのか?なぜ、えびが平仮名なのか?」 私は今年も答えを
考えています。一家は祖母と姉と父で4人家族、息子が小さい時母が亡く
なっています。息子は荏胡麻(えごま)で小魚を釣ってきました。父のお
つまみです。父の滞在時間はわずか一日半。冷凍えびフライを自ら揚げる
父、食べたえびフライのおいしさを母の墓に報告する家族に、私の心は大
きく動きます。父が東京に戻るバスに乗る時、息子は「さいなら」と言う
ところ、「えんびフライ」とつぶやきます。父は「また買ってくるけえ」
と答えバスは発車します。私は「悲しいシーン」としか表現できません。
何とももどかしいです。           (8月13日飯田芳男)

Hello校長室500


■「小学生版夏休みの生活のきまり」を再読していました。不思議なきま
りがありました。それは『午前10時までは友達の家に行かない』という
ものです。30年前はこれで容認されていたのですね。苦笑しました。そ
ういえば同じ頃のきまりに、早朝・夜間は電話をしないという内容もあっ
たような気がします。多くのご家庭で固定電話が玄関にあった年代です。
(あくまで私の主観ですが…。)どうして10時?だったのでしょうか。
私が中学生の時、夏休みの部活は涼しいうちに終えたいので午前10時か
らにしたいと顧問に伝えました。顧問に「夏は朝から暑いんだ!」と一喝
されたのを覚えています。確かにその通りですが、10時まで出かけない
という縛(しば)りがふっとんだので印象に残っています。思えばホント
に不思議なきまりでした。今やどの時間帯も暑いです。二中生の皆さん、
どうか体に気をつけてお過ごしください。   (8月12日飯田芳男)

Hello校長室499


■昨日は山の日でしたが、本来は8月11日だということです。海の日に
対応して制定されたようです。ただ昨日は、オリンピックの関連で祝日が
動いたようです。私はハッピーマンデーかと思っていました。でもどうや
ら違っていたようでした。夏休み中の祝日はつい意義を軽んじてしまいま
す。反省しています。さて猛暑が続いています。二中生の皆さん、暑さで
計画通りに行かなくても「あれもこれも…」と気を張らないことですね。
皆さんに寄り添うコメントですが、私は子供の頃から「気をぬく系」や、
「無理しない系」の心がまえは得意でした。夏休み終盤は母の頭にツノが
はえていました。              (8月11日飯田芳男)