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2020年3月の記事一覧
Hello校長室355
■卒業生はどんな一日を過ごしているでしょうか。「卒業」の実感が湧くのはこ
れからでしょうか。あらためて今後の活躍を祈ります。私は今日、折々に昨日の
卒業式をふりかえっています。卒業生の入場は「威風堂々」でした。小学校の卒
業式でも、入退場のどちらかで演奏されることが多い曲です。二中生の皆さんも
リコーダーで演奏したかも知れませんね。二中の卒業生も堂々の入場でしたよ。
ところで、式で歌う歌の定番と言えば、「旅立ちの日に」や「大地讃頌」です。
以前は、小学校を中心に「巣立ちの歌」も多く歌われていましたが、「旅立ちの
日に」歌う学校が多いようです。私は、証書を渡しながら、気持ちを一つにした
各学級の様子を思い出していました。卒業生の皆さん、卒業したら新たな思い出
が更新されていくのでしょうが、当分、二中の思い出にひたってくださいね。
(3月20日飯田芳男)
Hello校長室354
■二中の卒業式の見送り(歓送)は、競輪場まで続くのですね。ちょっとほろり
とするシーンでした。担任の先生がうらやましかったです。在校生の皆さんに見
せてあげたかったですね。先輩たちはりりしかったです。練習をしていなくても
証書をきちんと受け取っていました。さすがです。今朝は、生徒の歓声が校舎に
伝わって学校が息を吹き返しました。でも一瞬です。在校生が24日に登校する
まで校舎はまた冷えてしまいます。学校は生徒がいないとだめなんです。卒業生
の皆さん、二中の思い出を心に留め、新たな思い出作りに精をだしてください。
(3月19日飯田芳男)
Hello校長室353
■「自分の心の中にある優しい気持ちを大切にしてな」卒業式を迎えた息子さん
にお母さまが伝えた言葉だそうです。人生の節目にもらう、家族からの言葉は宝
ものです。私が中学の卒業式の日は、90歳になる祖母に証書を見せたところ、
「一枚の紙なのに、なんだか重いや…。」とつぶやきました。感動してしまいま
した。でも私は何も言わず自分の部屋に行きました。ずっと後悔しています。
(3月18日飯田芳男)
Hello校長室352
■春の訪れで園芸屋さんはにぎやかになりました。お店を覗(のぞ)くと種や、
肥料がたくさん陳列してあります。その陳列コーナーの表示は、結構むずかしい
漢字が並んでいます。種苗は「しゅびょう」、播種は「はしゅ」と読みます。種
まきのことですね。肥料をあげることは施肥と言います。「せひ」と読みます。
他にも麦稈(ばっかん)、割当(カットー)など。農業・園芸に関する用語はと
てもむずかしいです。でも、「読めなければ調べる」が肝心ですね。努力してい
こうと思います。ところで私は漢検二級を受け続けてもう3年、いまだに桜は咲
きません。 (3月17日飯田芳男)
Hello校長室351
■競輪場側からの門を入ると、こぶしの木があります。桜の開花が話題になりま
すがこぶしの芽もほころんでいます。今日は時々北風が強く吹きました。二中の
木々は強い風に耐え、本格的な春の訪れを待ちわびています。さて、体育館は、
教職員が卒業式の会場を整えました。昨年は、今年の卒業生が在校生として懸命
に式の準備に力を貸してくれたのに、今回は恩返しができずにすみません。当日
は心から皆さんの門出を祝います。今週はゆっくり時がながれてほしいです。
(3月16日飯田芳男)
Hello校長室350
■昨日はソメイヨシノの開花宣言がありました。千代田区の靖国神社の標本木で
5輪以上の花が確認されたそうです。昨年より7日早く、史上最速とのことです。
卒業式も入学式にも桜があったほうが気持ちがなごみますね。長く楽しめること
を期待します。さてそんな日に昨日は雪がふりました。「春時々冬」と言ったこ
の頃です。自然界のながれにはさからえません。今朝は快晴です。でも、午後は
にわか雨もあるという予報です。自然界は私にいろいろなことを教えてくれます。
(3月15日飯田芳男)
Hello校長室349
■庚子年(かのえねどし)も明けて74日経ちました。「ネズミは猫の姿を見る
と逃げ出す」と思いつつ歩いていると、敷地内に猫が三匹くつろいでいました。
きっと生徒を探していたのでしょう。以前は猫とネズミの戦いを見かけました。
「窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)」ということわざがあります。逃げられ
ない窮地(きゅうち)に追い込まれたらネズミは猫に噛みつく、強いものに反撃
するという例えでもあります。子どもの頃、まったくのことわざ通りの光景に驚
いたものです。さて休業が続く学校です。猫もネズミも、♪ミミズだってオケラ
だってアメンボだってえ~♫二中生に会いたくて、キョロキョロしています。
(3月14日飯田芳男)
Hello校長室348
■事務室・職員室前の花壇の除草をしました。陽気がいいので左の写真のように
草が生えてきました。今朝、用務主事が「卒業式にはきれいな花壇にしたい」と
言って整備してくれました。卒業生にも在校生にもこの状況をなんとかしてあげ
たいのですが、もうしばらく辛抱してください。アンズの花は、皆さんの登校を
待ち切れずに満開となりました。二中生の皆さん、登校したら花や木々にも、机
や椅子にも声をかけてあげてください。 (3月13日飯田芳男)
Hello校長室347
■先人は、春は東から吹くやわらかな風にのって訪れるようです。『東風吹か
ば 匂い起こせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ』これは、太宰府へ向かう菅
原道真の一首です。歌の解釈はともかく、この歌で「東風➡こち」と読んでも
らえている気がします。南風より東風のほうが粋(いき)な感じですね。さて
二中生の皆さん、休校でストレスもあるでしょうが、そこかしこにみられる春
を探しに行ってはいかがでしょうか。皆さんがいない校舎は冷えたままで春を
感じません。 (3月12日飯田芳男)
Hello校長室346
■東日本大震災が起きた平成22年度は、上砂川小学校の校長をしていました。
平成23年3月11日午後2時46分、つけっ放しのテレビとポケットのガラ
携が緊急地震速報を流しました。校長室から職員室の放送設備まで小走りで向
かいました。冷静に行動できたのは「震度3か4位で、速報は誤報かも」とい
う気持ちがあったからです。ところが「校内一斉」というボタンを押そうとし
たら、職員室の壁がミシッと音をたてました。これは校舎が崩れると思いまし
た。でも児童の命を救わなければなりません。「机の下にもぐりなさい」「先
生方は落下物に注意しなさい」この言葉を5~6回繰り返しました。数分後に
「校庭に避難しなさい」と指示。校庭で来客対応していた副校長が点呼を始め
ました。私は一人でトイレ等で逃げ遅れた児童の捜索を行いました。余震の最
中に「これは児童を帰宅させられない」と判断しました。時折、小雪が舞いま
した。数名の教員に、600人近い児童のジャンパーを取りに行かせました。
同時に運動会でつかった学級表示のプラボードを取りに行かせ、引き渡しに備
えました。夜10時には最後の児童が保護者と帰っていきました。何年たって
も、被災された方々の事を思うと適切な言葉がでません。
(3月11日飯田芳男)