日誌

2024年8月の記事一覧

ぼくの家族と祖国の戦争(Hello校長室 8月20日)

 昨日は、久しぶりに映画を鑑賞してきました。題名は「ぼくの家族と祖国の戦争」です。第二次世界大戦末期におけるドイツ難民の受け入れを強いられたデンマークの市民大学での実話に基づいたヒューマンドラマでした。戦争では、目の前の命を救うのか、見過ごしていくのか、判断していかなくてはいけない場面があります。その時に自分ならどうするのか、そのことを考え続けていくことが大切なのではないかと私は感じています。日本だけでなく、外国で起きていたことも学習して命の大切さを心に刻んでいきたいと思います。

 

金笛しょうゆ楽校(Hello校長室 8月19日)

 昨日は埼玉県の川島町にある笛木醤油株式会社の醤油工場を見学してきました。現在しょうゆ蔵は毎年、減少しています。そこで一人でも多くの人にしょうゆのおいしさや楽しさを伝え、しょうゆでみんなの笑顔をつくりたい一心で金笛しょうゆ楽校を令和元年に開校し、教科書を作製し、社長自ら工場見学の引率、説明を行っています。昨日も暑い中、30分ごとに見学時間を設け、笛木社長自ら、しょうゆができるまでの工程を説明してくださいました。この熱意に頭が下がります。社長自ら汗をかき、行動しています。江戸時代から続く伝統を引継ぎ、「日本一、笑顔をつくる醤油蔵」笛木醤油の挑戦を心から応援したいと思いました。「金笛」とは、ブランド名です。

 

 

猫と私と、もう一人のネコ(Hello校長室 8月18日)

 昨日は吉祥寺にある吉祥寺東コミュニティセンター九浦の家ホールで「猫と私と、もう一人のネコ」の映画を観てきました。3月24日のHello校長室で阿佐ヶ谷に観にいこうとして映画館に行きましたが予約いっぱいで観られなかった映画です。本校の美術科教員が描いた絵の作品がこの映画で使われています。内容はヤングケアラーや介護、動物愛護等の社会問題を分かりやすく伝えていました。誰にでも突然に降りかかってくる問題があります。一人で抱えてしまわないように、また周りの人の声かけが大切であることを伝えていました。題名にもう一人のネコとあります。どうしてネコをもう一人としているのか、伝えたいメッセージを想像しています。

200分の1(Hello校長室 8月17日)

 朝のニュースで今年はサンマが豊漁の報道が流れていました。サンマの初揚げは、33.9㌧で初競り価格は昨年よりも200分の1、北海道の根室市の地元店では、1匹80円だそうです。秋の到来を感じるとともに様々な価格が上昇している中で、嬉しいニュースでした。

厭戦(Hello校長室 8月16日)

 アニメ作家の辻真先さんが朝日新聞のインタビュー欄で「反戦でなく厭戦」を語っていました。「いったん戦争の木が育ち始めたら、いくら反戦を叫んでも間に合わないんですよ。木が生えてくる前の土壌に、とにかく戦争は嫌なんだという厭戦の養分を入れていくしかないと思うんです」「いつ戦争が始まるかわからない時代というのは、コップに水がぎりぎりまで注がれているような状態でしょう。水をもう一滴垂らせば、あふれて戦争になるかもしれない。厭戦というのは、その最後の一滴にならないことだと思うんです」とありました。また、厭戦の土壌を育てるために若い人たちに正義は一つではないことを伝えたいとありました。戦時中は、戦争は正義の戦いと教えられていたり、戦争が嫌だと言える雰囲気は無かったと聞いています。自分の考えや意見をしっかり伝えることができる生徒の育成が大切とあらためて感じました。同調圧力に負けない心を育てることも重視していきます。本日は台風が関東地方に上陸する予定です。生徒の皆さんは安全第一の行動を心がけてください。

79回目終戦の日(Hello校長室 8月15日)

 今日は、79回目 終戦の日です。昭和天皇が戦争終結の玉音放送を流しました。しかし一方でソ連が対日参戦を8月8日に行い、中国にあった満州国や樺太、千島列島等を15日以降も攻めてきました。北方領土問題はこのために起きています。また、シベリアに捕虜として連れ去られた人も多くいました。グアム島で過ごしていた横井庄一さんは、終戦を知らず28年間もジャングルで過ごしていました。終戦の日とあってもまだ戦争が続いていた事実があります。生徒の皆さんは終戦近くの歴史について復習してみることをおすすめします。

原爆とえんぴつ( Hello校長室 8月14日)

 国立市公民館では「原爆とえんぴつ」の展示が行われています。「平和をつくるのは、きっとコトバだ」のもと、原爆の日を忘れないために1行のことばを募集し、広島市の高等学校の生徒による被爆者との共同制作による絵も飾られています。忘れないために、伝えるために、様々な取組があることを知りました。共同制作の絵の中には、原爆投下で自分の家族を焼却場で焼いている絵がありました。ことばが出ませんでした。先日紹介した塚本やすし絵本原画展の中では、「戦争のおそろしさとは、自分が人間でなくなっていることに気がつかなくなってしまうことです」とありました。戦争の恐ろしさをしっかり心に刻むことを続けていきます。

 

 

5連覇(Hello校長室 8月13日)

 パリオリンピックが閉幕しました。レスリング男子グレコローマンスタイル130キロ級で、キューバのミハイン・ロペスヌニェス選手が金メダルを獲得し、個人種目では史上初となる5連覇を達成しました。41歳です。この強さはどこから来ているのか想像してしまいます。ミハイン・ロペスヌニェス選手の特集を是非見たいです。

伝える(Hello校長室 8月12日)

 昨日のテレビ番組で俳優の寿大聡さんが対馬丸の映画を作製している話がありました。対馬丸の映画の作製のきっかけは、祖父が対馬丸の乗組員の生き残りであったことや仲代達矢さんの無名塾に入った時に役者の義務は「戦争にかかわること」の言葉が忘れられないと話していました。寿大聡さんは、対馬丸が沈没した海の近辺やウクライナにも行って戦争の悲惨さを肌で感じています。ウクライナの子どもたちが将来「兵士になりたい、兵士さんのためにお菓子作ってあげたい」の言葉に子どもたちが一番犠牲になっていることも話していました。対馬丸の映画が完成したら必ず見に行こうと思います。伝える大切さを実感しています。

やり投げ北口榛花選手金メダル(Hello校長室 8月11日)

 陸上競技フィールド種目で日本選手はじめて金メダルを獲得したやり投げの北口榛花選手、金メダルおめでとうございます。小学生の時には、バドミントンや水泳で全国大会に出場していた、やり投げは高校に入ってから始めたことを知りました。やり投げの大国チェコに渡っても練習の多くは、やり投げとは違う陸上競技の基礎練習だそうです。一つの種目を小さい頃から行うこともよいですが、色々なスポーツを経験する、体験することも身体づくりの面からは良いと思います。私は、小学生の高学年の頃に立川一中近くにある諏訪神社の錬成館に相撲を習っていました。それがどう活かされていたか考えてみたいと思います。