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日誌
校長室から
Hello校長室524
■今日はポーツマス条約の締結日です。日露戦争の終結を約束するきま
りを確かめたのが1905年9月5日でした。教科書には1894年の
日清戦争、1904年の日露戦争、1914年の第一次世界大戦と30
年の重い史実が、わずかに数ページ記載されています。小学校では主に
偉人について学び、中学高校では通史と言って時代のトピックスを追い
かけています。時々、もう少し深く史実にふれてみようかなと思います。
本当に「時々」なのが私の反省点です。 (9月5日飯田芳男)
Hello校長室523
■高校の先生のお話を伺い、私も進路に悩んだ中学三年の頃を思い出
していました。今日は高校の先生が、「高校を選ぶ基準って、卒業後
の進路か部活動かな?制服っていうのはあまりないかな?」と言って
いました。なんと、私は都立も私立も、志望校は「制服」で決めてい
ました。「3年間私服だったら私の服のセンスでは笑いものだな」と
か「ブレザーはネクタイがしめられないし…。」等、高校案内のぶ厚
い黄色い本をながめ、勉強以上に思案していました。しかし家族は私
に一喝!「そんなこと考えるヒマがあったら勉強しろ!」と。ごもっ
ともです。でもそんなことが若さの証(あかし)だったのですね。お
恥ずかしいです。 (9月4日飯田芳男)
Hello校長室522
■ゲリラ豪雨とかゲリラ雷雨は、地域が限定されることが多いです。
昨日はまさにそうで、立川駅は降っていませんでしたが国立駅は強い
雨でした。新宿方向の電車がスピードを落としたので気がついたので
すが、立川駅と国立駅の中間で、雨の境目をはっきり見ることができ
ました。いつかは、私の右肩はぬれずに、左肩はびしょびしょという
くらいの境界線を歩いてみたいなと思っています。「秘境を歩く!」
を今後の目標にしています。 9月3日(飯田芳男)
Hello校長室521
■先日、体育科の先生が校長室に来て、ペットボトルを見ながら「こう
すいですか?」と尋ねてきました。私はペットボトルなので「香水?」
と首をかしげました。体育科の先生はこの暑さで疲れがたまったのだと
思い、小さい子に伝えるように「これはねミネラルウオーターと言って
お水です」と心の中でつぶやきました。すると体育科の先生がまたもや
「香水ですよね」と言ってきました。そこで私はようやく気が付きまし
た。さすが体育科の先生です。教養のかたまりです。「硬水ですか?」
と尋ねていたのですね。私は自分の早とちりを詫びました。そして再び
我が人生でベストワンの聞き間違えを思い出しました。「たまに歌うん
です」と「多摩ニュータウン」を聞き違えたのです。どこに住んでるの
ですか?の答えが、私の耳には、はっきりと「たまに歌うんです」と聞
こえたのです。 (9月2日飯田芳男)
Hello校長室520
■『おいしい記憶』で賞をとったエッセイを読みました。8月30日読売
新聞に掲載されていました。筆者が高校に落ちた時、合格と聞き待ちえた
近所のおばちゃんが、手作りスポンジケーキを持ってきてくれたそうです。
続けて内容を紹介します。泣きじゃくる筆者と両手で×をするお母さん。
沈黙の中、おばちゃんが奇声をあげます。「わあーやってもうたあ」ケー
キにおばちゃんのメガネが落ちケーキの文字がつぶれました。その文字は
「…でとう」になっていたとか。「おめでとう」を見せないおばちゃんの
優しい荒業(あらわざ)だったと筆者は述べています。文末で、美味しさ
とは、「美しい心で届けられた味」だと結んでいます。読後、私は、自分
の『おいしい記憶』をたどっています。 (9月1日飯田芳男)