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日誌
校長室から
Hello校長室383
■校長室のアレンジメントフラワーも終演となりました。まさに『花のいのち
は短くて苦しきことのみ多かりき』とは、林芙美子が、花の命を人生に例えた
(私の推測です‥。)短詩です。この言葉には思い出があります。隣の席の友
人が、「林芙美子が紡(つむぎ)ぎだす言葉は、迫力あるね。この間、ピザを
食いながら読んだけどすごいね」と言いました。私は、林芙美子も、紡ぐとい
う言葉も、それが迫力あることも感じないし、ましてピザも食べたことないし
衝撃を受けました。「もっと勉強しなくっちゃ。そしていつかピザをたべたい」
45年前の国語のノートのはじっこに、そう書いてありました。
(4月17日飯田芳男)
Hello校長室382
■出勤すると、校庭のハナミズキが私にだけ微笑んでくれます。そう思うように
しています!ピンクや白の花は桜が見ごろを終えた頃から、ぐっと存在感を発揮
してくれます。桜をアメリカに送った際、返礼にいただいたのがハナミズキのよ
うです。また一青窈(ひととよう)さんが歌うハナミズキの歌は、同時多発テロ
の被害に見舞われたお母さんが、幼い娘さんにおくったメッセージであると言わ
れています。歌詞にある『♪君と好きな人が百年続きますように…』は、お母さ
んと娘さんとの愛情が百年以上続くようにという意味だと解釈しています。日々
大きな課題が向かってきます。「果てない波」かもしれませんが、世界中のハナ
ミズキの微笑みが押し返してくれるような気がしています。
(4月16日飯田芳男)
Hello校長室381
■コロナ禍が早く「しゅうそく」してほしいと強く思います。この気持ちを皆さ
んに伝える時、「終息」か「収束」で迷います。NHK放送文化研究所の説明で
は、「しゅうそく宣言」のように完全に終わるなら「終息」で、感染状況が落ち
着く様子を言うなら「収束」を用いるとのことです。病気自体について「収束す
る」と言う表現はしないようです。コロナ菌を完全制圧したら「終息」、新型肺
炎の感染状況が社会的に落ち着いてきたら「収束」ということです。ところが、
NHKさんがどちらでも良い例を3例挙げています。そのうち1例を述べます。
「新型肺炎の問題が、早くシューソクしてほしい」という文例では終息も収束も
OKとか。ちょっとやっかいな文例です。でもコロナ禍の結果は「終息」「収束」
のどちらでも歓迎ですね。人々の健康、安全を願うばかりです。
(4月15日飯田芳男)
Hello校長室380
■この頃「ソーシャル ディスタンス」(social distance)という言葉が使わ
れています。「社会距離」という意味があるそうです。公衆衛生戦略をあらわす
用語とするとソーシャル ディスタンシングという語が適切らしいですね。ここ
数日の知識です。コロナ禍のせいで「人生初」という言葉にふれることが多いで
す。さて二中生の皆さん、「コロナ禍」って読めますか?中高年の代表である私
は今更聞けず日夜悶々としていました。これは「コロナか」とふつうに読めばい
いということがわかりました。「禍(わざわい)」は、人為的ミスなどで起きた
凶事なんですね。一方「災い(わざわい)」は、防ぎようのない元凶(げんきょ
う)にもたらされたものを指すようです。天災がまさにそうですね。コロナは、
人の知恵と工夫で防げるといえるのかもしれません。期待したいです。そんなこ
とを考えながら、ソーシャルディスタンスで電車に乗ろうとしたら、直前でドア
が閉まりました。とんだ禍(わざわい)です!! (4月14日飯田芳男)
Hello校長室379
■学習相談や書類を持ってきた生徒で、少しだけ校舎がにぎやかになりました。
でも感染防止に努め、短時間の対面です。生徒の登校に応じて消毒も欠かせませ
ん。インフルエンザでは雨が降るとほっとしたものですが、コロナは相当手ごわ
いので気温や天候にすがることができないようです。とにかく日々生徒・保護者
の皆さんの健康を願うばかりです。医療に従事されている保護者の方もいらっし
ゃいます。どうかお身体を大事にしていただきたいと思います。また経済的にや
りくりが大変なご家庭もおありでしたらご相談にのります。平凡な日常がとても
しあわせであることを実感しています。 (4月13日飯田芳男)