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日誌
校長室から
Hello校長室160
■練馬区の学校に勤めていたとき、遠足で西武線の高麗駅から数分、巾
着田に行きました。日和田山から巾着のようになった田んぼを見るのが
定番でした。しかしこの頃は山より、巾着田の彼岸花の方が見どころに
なってしまいました。9月の声をきいて思い出しました。なかなか高麗
駅には行けませんから、街のあちこちで咲く彼岸花を楽しみたいです。
泉体育館の桜並木は彼岸花もきれいでした。きっと二中界隈でもきれい
にさいているところがあると思います。ところでこの花は別の名がたく
さんあります。狐花、ハリケーンリリー、雷花、葉見ず花見ず、マジッ
クリリー…等、そして曼珠沙華。こちらの名は有名ですね。そして花言
葉は、「情熱」もちろん諸説あります。先ず花が咲き、後から葉っぱが
つく珍しい花です。今年こそゆっくり眺めたいです。
(9月7日飯田芳男)
Hello校長室159
■9月9日の重陽の節句にちなみ、給食は菊花蒸し団子でした。手間の
かかる品です。おいしくいただきました。古来奇数の重なる月日は「陽」
の気が強すぎるので縁起が良くないそうです。そこで邪気をはらうため
に節句という行事を行い、のちに節句は「陽」の重なりで縁起が良いと
いう意味に転じていったとのことです。松尾芭蕉は『草の戸や 日暮れ
てくれし 菊の酒』と詠んでいます。奥の細道で知り合った川井乙州
(かわいおとくに)さんが芭蕉に菊酒をさしあげた時の句ですね。世離
れした自分にお酒を贈ってくれてありがたいという句だと思います。人
から贈り物をされた時、ささっと作句できるなんて素晴らしいですね。
では、一句。『重陽に 自分におくる おくりもの』誰からも贈り物を
いただけない作者(わたし)が、自分で買ったものを自分で楽しむ悲哀
を詠んだ句です。二中生の皆さん、私はプレバトには出られますか?
(9月6日飯田芳男)
Hello校長室158
■栄町の遊歩道は、引き込み線の跡だったと言われています。昭和43
年まで米軍のジェット燃料を送っていたそうです。私はいつも栄町を通
ると、遊歩道のレールのオブジェがどこにあるのか探しています。また
その奥の藤棚にもレールが使われているらしいです。興味深いです。ま
た二小の南側には緑川があったそうです。でも川の水は決して清流では
なかったそうです。このところ、二小が90周年を迎えるので町の方々
がいろいろと地域のことを教えてくださいます。二中は二小の校内で誕
生したので、二小に足を向けて寝ることはできません。最近二小に、ラ
ジオ体操の名手、本校副校長先生が、児童に体操を教えに行っています。
ちょっと恩返しです。でもいつもしっかり連携しています!私もさらに
二中校区を探訪していきます。 (9月5日飯田芳男)
Hello校長室157
■今日の名言カレンダーは「文章はごちそうだ。かみ締めれば 味も
うまさもわかる。」でした。私にとっては耳が痛い名言です。二中生
の皆さんは、何と言っても現役なので、文をつくるのに抵抗がないと
思います。皆さんの文章こそ味があります。ところで先週、「凪の何
とかは立川が多く登場する」と、給食予約器前での生徒のつぶやきを
聞きました。凪ってナニ?という思いがありましたが某局のテレビド
ラマと知り録画し見てみました。ストーリーより立川!目をこらした
らモノレールが映っていました。ひょっとしたら二中学区だったかも
しれません。ちょっと達成感がありました。あれ?またまた味のない
文を綴ってしまいました。ど~かよくかみ締めてご一読ください。
(9月4日飯田芳男)
Hello校長室156
■NATTOU魂という学級通信に、「品格」を落としてはいけない
という内容が書かれていました。賢明なる私は、早速、自問自答態勢
に入りました。焼き魚はきれいに骨を残せない。納豆は36回かき混
ぜる。パスタをナイフとスプーンで食べられない。いやあ私はまった
く品がないなあと思いました。某副校長先生も、きっと「先生、それ
らは品格の問題ではなく、マナーの問題です」って苦笑されることで
しょう。品格があるっていうのは、礼儀正しく、上品で、教養があっ
て…。ウ~ン難しいですね。今日、誰かが私に「さよなら」って言っ
たら、私は「ごきげんよう」って答えようと思います。品格、上がり
ますか? (9月3日飯田芳男)