日誌

校長室から

Hello校長室98


■日本では、奈良時代の頃から、旧暦7月7日の夜に七夕祭りをして
います。ですから地域によっては今日ではなく、8月7日前後におこ
なっているところもありますね。空を見上げるなら8月のほうがいい
かもしれません。ところで織姫と彦星は結婚してから怠惰になったと
言われています。天の帝(みかど)は、反省の意味で二人を天の川を
隔て、東西に分けます。悲しんでいる二人を思って帝は、7月7日だけ
会うことを許したと言われています。ですが…、この説を小学生に話
したことはありません。やはり七夕伝説には、夢とロマンを追い求め
たいですし、大きな夢や願いを夜空に届けたいです。ですから私は、
短冊にこう書きました。『コレステロールの値が下がりますように』                     
                      (7月7日飯田芳男)

Hello校長室97


■料理研究家の浜内千波さんが、「自信は『準備』から生まれる」と
述べています。証券会社のOLだった浜内さんは、親が学費を負担し
て栄養士の資格をとったので、OLをやめて料理の道に入られたそう
です。料理教室をやりながら、相手からの要望に100%応えるだけ
でなく、どうすればもっと良いものがつくれるか、お客が納得しただ
けでなく、「浜内千波は納得しているの?」という気持ちで仕事に励
まれたそうです。そこで学んだのが「徹底的に準備をしていれば、不
思議と気持ちが前向きになる」ということだったそうです。ウ~ン、
私も学びました。「忙しい」と言い訳せず、準備をしっかりやろうと
思います!私は4月から「忙しい」と言ったら貯金箱に100円入れ
ています。今日も100円入れてきました。 (7月6日飯田芳男)

Hello校長室96


■読売新聞今日のコラムは、加賀千代女の俳句「朝顔につるべ取られ
てもらひ水」を紹介していました。意味は、『朝起きて井戸を水にく
みにいくと、釣瓶に朝顔のつるがからみつき、花を咲かせていた。そ
れをはずして水をくむのは忍びないので、近所からもらい水をした』
という内容です。私は、児童に朝顔を育てさせ花が咲き始める頃に、
この句を思い出していました。ところで、今日のコラムは、作者であ
る千代所が30代半ばに『朝顔や…』と、「や」に変えて読み直した
と紹介していました。ふいに出会った朝顔の美しさへの感動を伝えた
かったのだろうと開設されていました。夏井いつき先生なら【朝顔に】
と【朝顔や】では、どちらが「めちゃくちゃホメたい!」になるか、
興味深いです。              (7月5日飯田芳男)

Hello校長室95


■二中生の皆さんは、駒込ピペットっておなじみでしょう。ピペット
は、液体を少量抜いて容量を量るものですね。スポイトより長いです
し、形状はガラス管の上三分の一に膨らんだところがあり、上部はゴ
ム帽です。でもどうして地域名がついているのでしょう?調べました。
都立駒込病院の二木先生が考案したからだそうです。駒込病院の臨床
は伝染病館患者のためにピペットが多量に必要だったようです。口で
液体を吸わないピペットの発明は、画期的なものなのだそうです。今
日生まれて初めて知った知識です。嬉しい一日になりました。
                      (7月4日飯田芳男)

Hello校長室94


■私は、英語の先生の「プリーズ リピート アフターミー」にずい
ぶんあこがれたものです。中1の時は、英語の時間が大好きでした。
また、英語の筆記体を覚えて有頂天になったものです。二中生の皆さ
んは筆記体は書けますか?いつのころからなくなったのか、ちょっと
残念です。高校に入学して、漢文を上手に読む先生にもあこがれまし
た。真似をして何度も音読に励んだものです。声に出して読むことは
大切な経験だと思います。小学校にいたとき、ある男子を校長室に呼
んで「雨ニモマケズ」を暗唱させたことがあります。中学になっても
友人たちに暗唱を披露している姿が嬉しかったです。「どこで覚えた
の?」と聞かれていて「校長室!」と答えなかったのには笑えました。
私も今宵は音読に励みます。「春はあけぼの…二中もあけぼの」おあ
とがよろしいようで!!          (7月3日飯田芳男)