日誌

2021年8月の記事一覧

Hello校長室850


■校庭のアブラゼミが最後の力をふりしぼっているかのように、元気に
鳴いています。天気予報は「明日から涼しくなる」と報じていました。
夏も峠を過ぎるとツクツクボウシの声が聞こえます。今年はまだ聞いて
いません。また、カナカナと鳴く蜩(ひぐらし)が夏の終わりと思って
いましたが、ものの本によれば、蜩は7月下旬から鳴いているそうです。
でもあの声のせつなさが、今では秋の季語になったとか。わかるような
気がします。さてツクツクボウシも秋の季語。どちらかを聞いたら秋の
入り口にさしかかったと言えそうです。  (8月30日飯田芳男)

Hello校長室849


■今日は文化財保護法が施行された日です。この法律は法隆寺が火災に
遭ったのがきっかけと言われています。焼肉の日でもありますが、文化
財に心を留めたいです。          (8月29日飯田芳男)

Hello校長室848


■6月のプール清掃時に副校長先生がヤゴを救出しました。もう少し段階
的な変化なら生徒に見てもらおうと思っていました。しかし変化は突然で
した。抜け殻を見ても校長室内にトンボはいませんでした。でもこんなに
大きくなって校長室のカーテンにへばりついていました。外に行きたかっ
たのでしょうか。花壇に放してあげました。今週のプール清掃でもヤゴを
救出しました。ヤンマや赤トンボも楽しく学び舎を飛び交ってほしいです。
                      (8月28日飯田芳男)

Hello校長室847


■剪定(せんてい)作業後の枝から、新しい芽が育っています。高いところ
に葉をつけるタイサンボクにしては珍しく、低い場所に新芽が顔を出しまし
た。栄養は水と太陽だけですが、肥沃な土と支える根のおかげで葉が青々と
しています。開校から74年経っても多くの木々が元気です。創立期の先輩
方が校庭整地をしてくれたおかげです。木々はコロナ禍なのを知っているの
でしょうか。私たちをじっと見守ってくれることをありがたく思います。私
は時々、木々に話しかけています。皆さんに笑われないよう、そっと。
                       (8月27日飯田芳男)

Hello校長室846


■体育館でドッジボールが行われていました。ボールはソフトタイプのもの
で突き指の心配のないものでした。dodgeはドッジと英語表記するのでドッ
ジボールと言います。「身をかわす」という意味です。私が得意気に述べる
十八番の話題です。1年に1回は「ドッジボール」であり「ドッチボールで
はありません」と解説をしてます。ドッヂと表記しても濁点になれば間違い
ではないようです。ただフライングディスクのドッヂビーは、チに濁点をつ
けるようです。生徒の歓声を聞きながら、ドッジボールに明け暮れた子供時
代をなつかしみました。           (8月26日飯田芳男)

Hello校長室845


■昨日は任務を終えたブルーインパルスが本校上空に現れました。今日か
らの新学期にエールを届けに来てくれた…ような気がしました。さていよ
いよ2学期です。私が中学の頃は、遅寝遅起きの夏休みを過ごしていたの
で、始業式は気持ちを奮い立たせて登校しました。「学校が始まるのはつ
らいけど、カレンダーが進まないと、大人になれないもんね」とぶつくさ
言っていました。たくさんの通過点を乗り越えて大人への階段を上ります。
私の経験を踏まえ、二中生の皆さんを応援しています。 
                      (8月25日飯田芳男)

Hello校長室844


■時々花壇の花にホースで水をかけています。いつもはボランティア部の
皆さんがやってくれていますね。ありがとうございます。ところで水やり
と言えば「じょうろ」です。じょうろは「如雨露」と書きます。昨日の夕
刊に銅製ジョウロを愛用している作家さんの記事を拝読。作家さんの愛用
ジョウロの水の出方は、「雨、露の如く(ごとく)美しく、繊細。」なの
だそうです。如雨露から、繊細で美しい水を浴びたらさぞ植物は喜ぶでし
ょう。校長室のジョウロは100円です。大量に水が出ます!今から心を
入れかえ、やさしく水をそそぎます。私は最近まで「ジョウゴ」かと思っ
ていました。それは漏斗と書くようです。「ろうと」と読んでもよいので
しょう。まちがってたらごめんなさい。水に流してください。
                      (8月24日飯田芳男)

Hello校長室843


■昨夜の月は月齢が13.5でした。昨日も今日もほぼ満月です。月に少し
雲がかかっていましたが「スタージョンムーン」を鑑賞しました。チョ
ウザメのことをスタージョンと言います。魚の王様です。8月22日の
21時03分に月が最大になりました。その上に木星が輝いています。
この時期は「木星と土星が月に寄り添う」そうで、「土星?」と家族に
言ったら、「木製!」と怒声(?)が返ってきました。でもどっちかな
あ?今夜また調べてみようと思います。もしかしてアンタレス?  
                     (8月23日飯田芳男)

Hello校長室842


■今日は「ハイ チーズの日」だそうです。写真の運営会社が制定した
とのことです。今でこそ笑顔で撮影されますが、明治生まれの祖母らの
写真は笑顔の人物がいません。「きちんとして写真を撮ってもらいなさ
い」と祖母は口癖のように言っていました。世界の『ハイ チーズ』を
調べてごらん?自由研究をやっていない教え子によく言っていた定番の
セリフです。サザエさんのカツオ君もあわてる今日この頃です。
                     (8月22日飯田芳男)

Hello校長室841


■教え子と再会し、小学生のお子さんの自由研究の話となりました。ほ
んの立ち話程度の時間でしたが「新聞の天気図をノートに貼り、感想を
書かせてます」と言われて私の顔が赤らみました。私が教え子に伝授し
た自由研究だったからです。私が子供の時は、ノートに貼った天気図を
パラパラ漫画のようにめくり、「雲の動きがわかります」と自己満足し
ただけでした。でも天気図のスクラップは、自由研究の題材が思いつか
ない児童によく教えていました。「超アナログの取り組みだね」と教え
子に言ったら「昭和のにおいがしますね」と笑ってくれました。「私の
アブラゼミ20匹の昆虫採集の話は、お子さんと奥さんに言わないでね」
と懇願しました。             (8月21日飯田芳男)

Hello校長室840


■『土近く朝顔咲くやけさの秋』高浜虚子の名句です。朝はとても涼し
いのでちょっと早起きすると首筋が冷たいです。でも中学の時はこの頃
宿題をやってなくて、首筋どころか背筋が寒くなっていました。時間よ
止まれと毎年歌っていた中学時代でした。  (8月20日飯田芳男)

Hello校長室839


■小学校1年生で読む「くじら雲」を、二中生の皆さんも覚えていると
思います。今朝空に浮かんだ雲はくじら雲のようでした。教科書では
「くじらはあおい空の中を、元気いっぱい進んでいきます」とあります。
私は時々青い空や青い海に向かって飛び出したいと思う時があります。
私も空を泳げるかなと思って、タクシーを止めるようにくじら雲に手を
上げました。すると、ぐんぐんスピードをあげて私の目の前から去って
いきました。私は気を取り直してせっせと働くことにしました。
                     (8月19日飯田芳男)

Hello校長室838


■サルスベリの赤い(紅い)花を見ると「夏だなあ」と思います。でも、
サルスベリは百日紅と書くように、初夏から三か月くらいは花が咲いて
います。10月初旬でも咲いています。そのころは「秋だなあ」と思わ
ないから不思議です。サルスベリは名前に反して登りやすいです。いえ
あくまでも私の体験です。木登りは降りるのがむずかしいです。祖母は
私に木登りをさせまいとして「サルスベリの木の幹をくすぐると、木が
喜んで動くんだよ」と教えてくれました。祖母は「何度もやるんだよ」
と必ず言いました。私は何度もくすぐりました。するとサルスベリは、
確かに動きます。自分が動くからなんですよね。「何度もやる!」これ
がおばあちゃんの知恵なんですね。この話題、6~7年掲載してます。
「夏だなあ」と思います。         (8月18日飯田芳男)

Hello校長室837


■今日はパイナップルの日だそうです。私が中1の時、英語の先生の
「パイナップル」の発音に感動したのを覚えています。私は「ナ」を強
く発音するのですが、英語の先生は「パ」を強く言って「パイナプール」
と言っていました。美しい発音を真似て、母親に「パイナプール」と数回
言ったら、母は私のおでこに手を当てました。(8月17日飯田芳男)

Hello校長室836


■旧のお盆が過ぎていきました。北海道の知人が「終戦の日が過ぎると
短い秋が来る」と言ってました。私は、一般の大学を出て、通信教育で
小学校の教員免許を取りました。そこで知り合った北海道、長野、広島
佐賀の友人は今も仲がいいです。でも皆、豪雨の被害に遭っています。
東京よりひと足早い秋の訪れを感じる間もなく、豪雨という重い課題を
背負わされた知人たちです。「ちょっとだけ顔を上げて!」とメールを
うちました。              (8月16日飯田芳男)

Hello校長室835


■76回目の終戦の日です。平和はありがたいですが、普通の生活がどれ
ほど大変か苦労はつきません。心はいつも青空でありたいです。
                      (8月15日飯田芳男)

Hello校長室834


■1867年の今日、札幌農学校が開校し、クラーク博士が教頭先生とし
て着任しました。ウィリアム・スミス・クラーク博士は日本に8カ月滞在
し、北海道開拓の指導者育成に尽力しました。Boys be ambitiousとい
う言葉で、学生たちに別れを告げたエピソードは誰もが知っていると思い
ます。私は「少年よ(青年よ)大志を抱け」と訳されたこの言葉を、時々
思い出しては気持ちを奮い立てています。   (8月14日飯田芳男)

Hello校長室833


■昨夜はペルセウス座流星群をながめようと空を見上げました。でも天気
が良くなくてあきらめました。そんな中、虫が鳴いているのに気がつきま
した。鳴く虫の秋を感知するセンサーは的確です。私は過ぎゆく夏休みを
感知できず、夏休みの終わり頃は「泣き」が入っていました。
                      (8月13日飯田芳男)

Hello校長室832


■今日、読書量に関する調査が発表されていました。それによると、物事
に進んで取り組む意欲がある人は、小学校から高校まで読書量が多かった
人だという結果でした。私はおおいに反省しました。もっと本を読んでい
れば良かったと。おまけに『小中高と継続して読書をしている人は、各種
能力が高い』と。私の各種能力が今一歩なのは読書量が原因かと、合点が
いきました。「いえ、それだけではない!」と家人のするどい指摘を付記
しておきます。いずれにせよ、読書は大事なんですね。あわててツン読だ
けの本を手にしました。           (8月12日飯田芳男)

Hello校長室831


■夏は汗をかくので着替えの回数が多いかもしれません。私が中学の時は
部活もやっていたので毎日着替え、母は家族の分も合わせ洗濯に追われて
いました。今は私も家事をするようになり(少し…。a little…。)亡き
母の墓前で頭を下げています。ところで当時は、洗剤が大きな箱で売られ
ていました。とにかくでかい箱でした。なぜあんなに大きかったのか謎で
す。おまけに二層式洗濯機の脱水は、ハンドルをぐるぐるまわして、のし
イカを製造するそうな装置でした。洗濯は重労働でした。いえ、洗濯以外
にも家事は大変でした。今は感謝しかありませんが親は「礼が遅い!」と
言っているはずです。           (8月11日飯田芳男)

Hello校長室830


■コマーシャルで「きょうのてんきは??」という場面を見ました。私の
頭脳は「天気!」と判断しましたがCMは、「転機」と紹介していました。
転機をチャンスと思えば毎日転機があってもいいですね。私が中学の時は、
「宿題を明日やればいいや、だから今日はちょっとあいつの家で遊ぶか」
と甘い誘惑への転機が多かったです。「昨日までの自分と違う!!」とい
う決意を夏休み最終日にやってました。真夏の大冒険の連続でした。
                      (8月10日飯田芳男)

Hello校長室829


■長崎に原子爆弾が投下された日です。「原爆投下は長崎が最後に…」とい
うメッセージが何とも悲しいものがあります。坂の多い長崎ですが、何度も
訪れたい土地です。長崎の平和記念像の作者、北村先生は、井の頭公園内の
アトリエで像を製作しました。長崎には容易に行けませんが、時々こちらで
像の原型に魅了されています。          (8月9日飯田芳男)

Hello校長室828


■本校の図書室だより(7月16日発行)の『図書室チャート』は愉快です。
3問の質問に、YESorNOで答えていくと、どのゴールも図書室へGo!に
たどり着きます。図書委員のおすすめの『彼氏がサバ缶になった』を読んで
みようと思います。               (8月8日飯田芳男)

Hello校長室827


■ピークより20分ほど日の出が遅く、日の入りは早くなりました。中学生
は関心がないと思いますが、私のような年代では大好きなテーマです。暑さ
はまだまだ続きますが、暦の上では立秋です。私が中学の時は立秋を知らず
顧問に「飯田、フー リッシューはおまえだ」とからかわれました。とって
もおろかでした。               (8月7日飯田芳男)

Hello校長室826


■昭和20年8月6日、広島に原爆が投下されてから、76年目の夏がやっ
てきました。広島の子ども代表のお二人が、世界の平和を次世代につなげる
と述べていました。そのとおりです。私は、あたりまえの日常があることを
感謝しています。あわせて二中生の皆さんが、日々穏やかに暮らしていける
ことを願っています。             (8月6日飯田芳男)

Hello校長室825


■「ちょっと富士登山をしてくる」と、サンダルで家を出て、手ぶらで登りに
行く人はいません。児童生徒に、準備の大切さを伝えたくてよく話す話題です。
そんな富士登山ですが、登山のスペシャリストが先日こんなことを言っていま
した。「酸素を取り込むために意識的に息を吐く」「のどが渇いたから水を飲
むのではなく汗をかくために水を飲む」です!初めて知ったことです。何事も
準備が必要だと肝に銘じました。すこ~し背筋が伸びピリッとしました。
                         (8月5日飯田芳男)

Hello校長室824


■「このはしを歩きましょう」という看板をひと目見ただけなら「橋」なのか
「端」なのかわかりません。一休さんのとんち話に出てきそうな看板です。さ
て今日は「箸」の日です。さすがに「箸」なら、橋や端ほどまぎらわしくあり
ませんね。でもまぎらわしいのは、8月4日も11月11日も箸の日というこ
とです。8月4日は割りばし組合が制定、11月11日は箸国際学術シンポジ
ウムが制定したとのことです。まぎらわしいですが別団体が制定したのでスッ
キリです。でも今日は「橋の日」でもあり、「つり橋の日」でもあり、ハジの
日でもあります。「恥」ではなく名曲を聴かせるユニット、ハジです。
                         (8月4日飯田芳男)

Hello校長室823


■局地的に天気が違う様子を伝える時「馬の背を分ける」ということわざを使
います。この頃、二小と二中のような距離で大きく天気が異なることを体験し
ました。日本は山と山が連なるところで天候が違うと言います。馬の背を山々
が連なった山脈に見立てたのがこのことわざなのでしょう。そのうち、自分の
右肩は雨で、左肩はカンカン照りという現象もあるかも知れませんね。そんな
自然現象に「校長の体を分ける」ということわざが誕生するかもしれません!
今、私の右肩は上がらず、左肩はパンパンに張ってます。これは老化現象です。
                         (8月3日飯田芳男)

Hello校長室822


■東京新聞7月31日の夕刊で「スタイラスな鉛筆キャップ」という記事を読
みました。鉛筆キャップに導電処理をして、デジタル端末でタッチペンとして
使えるようにしたという記事でした。葛飾区の鉛筆メーカーの社長さんは「鉛
筆の価値を高め、時代の主人公のそばに居続けたい」と語っていました。この
記事で、全国の鉛筆メーカーのほとんどが葛飾区や荒川区等の23区東部に集
まっていることを知りました。町工場が元気なのが伝わってきました。鉛筆が
転がりにくいように六角形だったり、消しゴムがついたり、赤や青の鉛筆があ
ったり、シャープペンに負けないで鉛筆が存在するのは素晴らしいです。キャ
ップは250円、1年足らずで1万個が売れたそうです。びっくりです!私は
先のとがった棒状で、インクなしで押し当てて使用する筆記具を「スタイラス」
ということも初めて知り、びっくりです!     (8月2日飯田芳男)

Hello校長室821


■『8月や6日9日15日』この句が今日の読売新聞コラムに掲載されていま
した。広島、長崎の原爆忌そして終戦を詠んだ句です。戦後76回目の8月が
始まったことを心に留めました。          (8月1日飯田芳男)