日誌

2020年11月の記事一覧

Hello校長室587


■生徒会朝礼で週が明けました。生徒会役員や委員長の話はコンパ
クトながら的を絞った内容で立派でした。11月の活動予定の話題
等でしたが、生徒会活動の基本だと思います。大きな行事だけが活
動ではありません。日々の活動の積み重ねがあって、生徒一人一人
の達成感という大輪の花が咲くのだと思います。徒然草「花は盛り
に」には、『花は満開の時だけを見るのではない。今にも咲きそう
な梢(こずえ)にも見るべき価値がある』とあります。兼好法師の
一文どおりの生徒会朝礼でした。    (11月9日飯田芳男)

Hello校長室586


■平成20年の生徒会誌を読んでいたら、合唱祭で『指揮者賞』が
あったということを発見しました。なかなかいい賞だなと思いまし
た。今回の合唱祭も進行係やスローガンの看板、他にも目立たない
けど存在感のある仕事をしてくれた生徒がたくさんいました。あり
がたいことです。大きな行事だけでなく、学校や学級は、こつこつ
と仕事に取り組んでいる人のおかげで成り立っています。私からお
礼を伝える機会がなく申し訳ないですが、あらためて感謝の気持ち
を抱いて新たな週を迎えようと思います。(11月8日飯田芳男)

Hello校長室585


■比較的暖かい立冬の朝になりました。中学の時は二十四節気など
季節の節目には一切の関心がありませんでした。日々何かに夢中に
なっていたからでしょう。二中生の皆さんは土曜日をどう過ごして
いるでしょうか。中学時代は、大人からみると「?」の過ごし方も、
当人にとっては、真剣かつひたむきな一瞬ばかりなんですね。私も
「きちんと青春」していきます。    (11月7日飯田芳男)

Hello校長室584


■北海道から初雪の便りがありました。東京にも木枯らしが吹き、
冬に近づくあわただしさが感じられます。さて、冬の訪れとともに
あちこちで市(いち)がたちます。酉の市もそのひとつです。今年
は三の酉まであります。でもコロナ禍で露店がない市も多く、さみ
しいかぎりです。「三の酉まである年は火事が多い」という俗説が
あります。解説していると日が暮れる?いえ、夜が明けそうなので
省略します。市が立つのはうれしいですが、明日は冬が立つと書く
立冬です。私は寒がりなので冬はうれしくありません。この「立つ」
という言葉には新しい季節が始まるという意味があります。先人は
冬の始まりにも「期待感」を抱いたのですね。私も気持ちを新たに
冬に向かおうと思います。       (11月6日飯田芳男)

Hello校長室584


■4日午前3時過ぎに木枯らし1号が吹いたとのことです。去年も
おととしも吹かなかったので3年ぶりということになります。木枯
らし1号の発表があるのは近畿地方と関東地方です。関東といって
も東京に限ってのようです。1968年から近畿と東京で発表して
いて、「木枯らし1号」の規定は、両者微妙に違っています。不思
議です。ちなみに『冬将軍』は気象庁では使わない言葉だというこ
とです。ところで木枯らしは「凩」とも書きます。辞書によれば、
部首は「つくえ」です。「机」の右側、きへんをとったつくりのほ
うです。木を吹きからす風の意味を表す、日本で作られた漢字、つ
まり「国字」だそうです。私はたまに国字一覧をながめています。
峠(とうげ)、鰯(いわし)俤(おもかげ)…。漢検二級、今年も
受かりません。            (11月5日飯田芳男)