日誌

校長室から

Hello校長室542


■3歳児健診で「動物はどれ?」と聞かれたお孫さんは、
ネコとイヌを指ささなかったそうです。どうして?と聞く
と「ネコとイヌは動物じゃないよ だっていつもおばあち
ゃんと一緒だもん」と答えたそうです。一緒に暮らす動物
は家族なんですね。3歳のお子さんの感性に目が潤みます。
私は中2の時、死んだカブトムシを土に埋めてお墓をつく
るつもりで学校に行きました。帰宅後カブトムシがいませ
ん。虫かごも消えてました。母が「ゴミにだしといたよ~」
とひとこと。この3歳のお子さんの言葉で私の暗い過去も
ふきとびました。      (9月24日飯田芳男)

Hello校長室541


■私が祖母に「学校の成績を上げるにはどうしたら良いか」
とたずねると「毎日、履物(はきもの)をそろえる!」と
答えがかえってきました。すると続けて、「心がそろうと
はきものもそろうから。」と小学校の先生のようなことを
付け加えました。これは禅の言葉で『脚下照顧(きゃっか
しょうこ)』と言います。他の人に向かって理屈をこねる
より、先ず自分の足元を見て自分のことをよく反省しなよ。
って言う意味のようです。さらに祖母は「そうするとぬぐ
時にそろえるようになる。はく時に心がみだれない。つま
り勉強の構えができる。」と。今日のニ中生、列がななめ
にそろっていました。心がそろった!
               (9月23日飯田芳男)

Hello校長室540


■秋分の日です。うるう年の時は22日と思っていたら、そ
う簡単な理由ではないようです。国立天文台が説明していま
す。二中生の皆さん、ぜひ理科の先生にお尋ねください。私
は秋分の日は23日、敬老の日は15日、成人の日も15日
のイメージが強いです。教え子の秋さんは9月23日生まれ
敬(たかし)さんは9月15日生まれ、成さんは1月15日
生まれでした。祝日が移動しても覚えているものです。いえ
いえ忘れなくてはいけません。究極の個人情報でした。
                (9月22日飯田芳男)

Hello校長室539


■敬老の日です。以前の私は「こどもの日」のヒーローだと
思っていましたがいつの間にか「敬老の日」こそが私の祝日
のように思えてきました。永六輔氏が紹介した言葉に『子供
叱るな来た道だもの 年寄笑うな行く道だもの』があります。
中学生の時にはどうってことない言葉ですが、今では文意を
しっかりかみしめています。この頃エレベーターで下に向か
う時「⇓」下のボタンを押さずに、「⇑」のように上のボタン
を押す自分がいます。「早く俺の所に来い!」と、エレベー
ターに命令している自分が情けないです。気品や落ち着きを
もち年をとりたいです。     (9月21日飯田芳男)

Hello校長室538


■私は、秋の七草がなかなか覚えられません。ハギ、キキョ
ウ、クズ、フジバカマ、オミナエシ、オバナ、ナデシコです。
今年もウイキペディアで確かめました。山上憶良は、七草の
なかで、朝貌(あさがお)を詠んでいます。でもそれがキキ
ョウだというのが定説のようです。秋の七草は万葉集の頃か
ら存在したようですね。春の七草は「食」を楽しみ、秋の七
草は「見る」ことを楽しむと言われています。私はくずもち
やおはぎを連想し、たっぷり「食」がそそられています。
                (9月20日飯田芳男)