日誌

2020年5月の記事一覧

Hello校長室426


■今年も「関東地方環境美化運動の日」がやってきました。530にちなみ、通称
「ゴミゼロ」の日です。各地のごみの日と混同されがちですが、元祖ゴミゼロの日
です。私が以前中央区に勤めていた時、ごみゼロ運動の一環で学区だった日本銀行
周辺の道路を児童と空き缶等を集めた思い出があります。思い出と言えば当時日本
橋の橋洗いにも参加し、地域の方々と道路をタワシでゴシゴシこすったこともあり
ました。得難い経験です。私は、一応?ごみ減量を一年中心がけています。でも、
なかなか成果がでません。今日から、…数百回目の決意ですが…心を新たに取り組
みます。                      (5月30日飯田芳男)

Hello校長室425


■医療従事者の方々への感謝をこめ、ブルーインパルスが大空を駆けたとのことで
す。私もコロナ禍に立ち向かう方々に、心から感謝している次第です。さて、月曜
日から学校は再開です。学校がいつもの日常に回復するよう尽力します。今日29
日の花は野ばらです。花言葉は「新たな旅立ち」です。野ばらを探しながら退勤し
ようと思いますが、花より団子、空腹時は食べ物が浮かんできます。金曜日です!
カレーのお宅もあるのでしょう?中学の頃、カレーにしょうゆをかけていた父が恥
ずかしかったです。                 (5月29日飯田芳男)

Hello校長室424


■生徒の自己紹介カードを読んでいます。どの生徒からも新年度に向けた意気込み
が伝わってきます。自分を客観的にみつめ、他人に発信することは照れくさいもの
です。でも誰もが素直に、そしてさわやかに自分を紹介していました。中学生らし
く好感がもてました。ところで、私の自己紹介です。……「誰にでも優しい」とか
「怒らない」「きれい好き」「いばらない」~おっとっと!ほんの数秒で職員室か
ら、ものすごいブーイング&非難の嵐が止みません…!さて、気を取り直してお伝
えします。二中生の皆さんは、これからもずっと、自分らしくお過ごしください。
みんな二中の宝です。                (5月28日飯田芳男)

Hello校長室423


■今日は小松菜の日です。小(5コー)松(2ツー)菜(7ナ)という語呂合わせ
です。かなり難解な語呂合わせですが、堺市の株式会社しものファームの制定です。
小松菜と言えば、江戸川区小松川の特産品です。大阪府の会社が制定したのが意外
です。香取神社に鷹狩りにきた吉宗が、名前がなかった小松菜を気に入り「小松川
で取れた野菜なら小松菜だ」と名付けたと言われています。小松菜が中国から来た
のが奈良時代頃、小松川に小松菜が伝わったのが鎌倉時代です。ずいぶん長い間、
無名だったのが不思議です。余談ですが(いつも余談ばかりです)祖父がほうれん
草と小松菜をつくる農家でした。祖父は小松菜には細かい網目の網をかけていまし
た。ほうれん草には何もかけていませんでした。「なぜ?」と祖父にたずねました。
答えは「小松菜は鳥の大好物。ほうれん草は、ポパイしか食べない。」とつぶやく
だけでした。祖父はツイッターやってたかも?    (5月27日飯田芳男)

Hello校長室422


■ソーシャルディスタンスを保つため、本校の水道前にも、スーパーマーケット等
でおなじみの足型マークを設置しています。新しい生活様式を啓発していこうと思
っています。今日も授業の準備に余念がない先生方です。先生方は、二中生の皆さ
んとの授業を待ち望んでいます。来週から分散登校にはなりますが学校に「にぎわ
い」がもどることを楽しみにしています。にぎわいと言えば、ある生徒が同音異義
語の成果を校長室前で言い合っていました。思考 施行 指向等、語彙力が増える
きっかけになります。尊敬する金田一春彦先生は、同音語を言い合う遊びを紹介し
ていました。例えば中央線、私は電車の中央線を思い浮かべただけですが、道路の
センターラインのことでもあります。さらには、背広の縦のラインも中央線と言う
そうです。スマホでは味わえない遊びです。     (5月26日飯田芳男)

Hello校長室421


■農家の畑ではジャガイモの花が咲いていました。しかし、学校の教材園や花壇は
休校の影響で土だけが見えています。小学校では、ジャガイモ、サツマイモ、ひま
わり、インゲン、ゴーヤに稲など、植えなくてはならない植物がたくさんあります。
今年は小学校1年生のアサガオの観察はどうなっているのかなと、あちこちの小学
校を通るたびに思い浮かべます。二中生の皆さんがアサガオを観察したころよりも
種も鉢も、ものすごく進化していますよ。気がつけば紫陽花もスタンバイ完了です。
                          (5月25日飯田芳男)

Hello校長室420


■読売新聞都民版に『立川のサファリ』という記事が載っていました。動物病院の
看板として、キリンのオブジェが住宅街に存在しているという記事でした。近くに
はゾウもいるそうです。市内のどこにあるのでしょうか。訪れてみようと思います。
二中のある学級では、数字を塗りつぶすと、ドラえもんが浮かび上がる学級便りが
発行されています。担任のアイデアに敬服しました。気持ちが和(なご)む「もの」
にふれるのはいいものです。             (5月24日飯田芳男)

Hello校長室419


■月曜から日照時間がゼロだったとか。直射日光が苦手だった教え子は過ごしやす
かったのかなと思っていました。「晴れたらいい」「曇りがちょうどいい」等々。
天気は憎まれることもありますが、誰にでも平等に接してくれています。明日から
はまたいろいろなことが起こるのでしょうが、大変なことよりも、良いことの方が
多いに決まっています。今日は少しの日差しが絶妙です。(5月23日飯田芳男)

Hello校長室418


■東京スカイツリーが開業して22日で8周年だそうです。東武伊勢崎線は浅草
駅と東武動物公園駅間、押上駅と曳舟駅間で東武スカイツリーラインという路線
愛称名がつきました。2012年3月からです。同じころ最寄駅である業平橋駅
は「とうきょうスカイツリー駅」になりました。伊勢物語で有名な在原業平が歌
を詠んだのが業平神社の業平塚だと言われています。業平橋は今もあるので、橋
の上で伊勢物語を開いてみようと思います。開業の年に、社会科見学で立川八小
の児童を引率しました。初めて訪れた私は舞い上がり、学習そっちのけで天空の
パノラマに酔いしれました。引率業務を忘れ、在原業平に「喝!」を入れられた
はずです。本来は電波塔ですが、つい高さを楽しんでしまいます。高さはムサシ
で覚える634メートルです。私は視力検査がわりに多摩モノレールからながめ
ています。                    (5月22日飯田芳男)

Hello校長室417


■読売新聞編集手帳に『ポケットいっぱいの秘密』という曲の歌詞が解説されて
いました。『あなた草の上 ぐっすり眠ってた 寝顔やさしくて 好きよってさ
さやいた』最初の文字を並べると、「あ ぐ ね す」となります。作詞家の方
は、歌手のアグネスチャンさんのアグネスを示したとのことです。昭和49年に
曲が世の中に出てから、長いこと誰にも気づかれなかったそうです。二中生の皆
さんのお父さん、お母さんが知っている曲です。話題にしてみてください。また、
今日の記事に、もうひとつ秘密がありました。段落行頭の言葉を、五つを紹介し
ます。『ことばの魔術師 ロングヘア 長いこと 最近 連日』です。さて行頭
の文字を拾ってみてください! いかがでしょう?  さすが記者さんです。
                         (5月21日飯田芳男)

Hello校長室416


■まもなく花が植えられます。町の方々からの寄贈です。ありがたいです。その
ために花の移動や草取り、そして整地までやっていただきました。有志の皆さん、
ありがとうございました。花を愛(め)でることはステキなことです。写真右の
二人の青年は、スコップを片づけに行く足取りが、かろやかです。達成感がひし
ひしと伝わってきました。「校長はやらないの?」というメッセージも伝わって
きましたあ。それはともかく、学校再開に向けて、文字通り花を添えていただき
有志の皆さんに感謝です。             (5月20日飯田芳男)

Hello校長室415


■読売新聞連載の『コボちゃん』の作者、植田まさしさんが読売新聞の紙面でも
登場していました。『漫画家が今社会に貢献できることは少ないかもしれない…
読者が新聞を広げた時に、少しでもなごめるような作品を届けていきたいと思っ
ています。』と語る植田さんの記事に、思わず「いつもなごんでいます」と答え
てしまいました。植田さんは、すべての登場人物のセリフは、「自分なら何と言
うか」と考えているそうです。感銘を受けました。私はいつも、漫画家植田さん
のお人柄を、コボちゃんを通して感じています。ご自身がどんな心情でも、読者
をクスッと笑わせてしまう植田さんは、さすがプロです。(5月19日飯田芳男)

Hello校長室414


■緑が濃くなり、中央線から本校の校名が見えなくなってしまいました。気候が
良くなり、きれいに咲いているバラをながめながら二中に向かっています。ボタ
ンも見ごろだと言われています。以前はボタンが匂わなかったと歳時記に出てい
ました。どんなボタンの絵も、蝶(チョウ)が飛んでいる絵を見かけないからだ
という説明には思わず納得してしまいました。今のボタンはほのかに匂うようで
す。ところで、花には花言葉がありますが、誕生花も決められています。花によ
っては複数の日の誕生花である場合もあります。ボタンがまさにそうで人気があ
る証拠ですね。二中生の皆さん、気に入った誕生花を覚えておくことをおすすめ
します。友人との会話に花が咲きます!!      (5月18日飯田芳男)

Hello校長室413


■1年生は、時間割表を手にして、中学生になったと自覚を新たにすることでし
ょう。教科ごとに先生が違ったり、曜日によって担任の先生の授業がなかったり
することは、小学校では経験がないことだと思います。さてこの時間割ですが、
作成する先生には多くの苦労があります。枠は一日6時間授業で、平日5日間で
30コマです。40人近くの先生が、教室で、はちあわせしないように組まなく
てはなりません。習熟度別の授業もあります。また、講師の先生は曜日が限定さ
れます。こんなに制約の多い中で作成していることに、担当の先生には身内なが
ら感謝しています。二中生の皆さん、汗と涙?がつまった時間割です。お付き合
い、よろしくお願いいたします。          (5月17日飯田芳男)

Hello校長室412


■ボランティア部の皆さんのおかげで、今も花壇のにぎわいが保たれています。
腰をかがめて作業してきた皆さんに、いつも感謝をしています。それぞれの花の
美に心をとめています。俳人松尾芭蕉は、私のような凡人の視点をはるかに超越
した自然の機微をとらえ、名句を世におくってきました。芭蕉は1689年の3
月27日(新暦で今日))「奥の細道」に旅立ったのです。それにちなんで今日
は「旅の日」だそうです。『月日は 百代(はくたい)の 過客(かかく)にし
て 行(ゆ)きかふ(こう) 年も また旅人なり。』この序文を私は中学の時、
「月日は永遠の旅人であり、過ぎてはやってくる年もまた旅人である」と解釈し
たような気がします。月日と言えば中学時代はカレンダー的な意味合いしか知り
ませんでした。でも今なら、ちょっとキザですが「青春」と答えるつもりです。
                         (5月16日飯田芳男)

Hello校長室411


■箸の持ち方がきれいな人に出会うとうらやましく思います。私は時々、子供が
使う「矯正箸」で自分の持ち方を修正しています。小学校1年生では箸の持ち方
を教えます。中央区に勤務していた時に、和食の料理人に箸の持ち方を教わりま
した。その方は左利きの方でしたが、右利きの児童にも左利きの児童にも丁寧に
教えてくれました。6年生をもった時は、シェフからナイフとフォークのご指導
をいただきました。児童は上手でしたが私はフォークを右手に持ち替えて、オレ
ンジをいただきました。シェフは、スプーンとフォークでパスタを食べる方法も
伝授してくれました。これも私には難しかったです。石川県の金沢市の元祖金沢
カレーのお店は、特注の先割れスプーンでいただくそうです。これなら私もきれ
いな所作でいけそうです。昨日1年生が「週末はカレーです

Hello校長室410


■江戸時代中期、正徳の治(しょうとくのち)という政治を行った新井白石は
カラスの語源は「黒し(くろ)し」と言ったそうです。金田一春彦先生が紹介
しています。クロが鳴き声、「ス」はカケスやホトトギスなどの「ス」で鳥を
意味するそうです。金田一先生によれば、スズメ、ツバメ、カモメといった、
「メ」のつくものは、上の語は鳴き声のまねらしいです。言われてみればスズ
メは「スズ」と鳴くように聞こえます。私には「チュチュッ」と聞こえる気が
しますが…。ツバメは「ツバ!」と鳴くのでしょうか?カモメは「カモ!」と
鳴いているのでしょうか。ヒヨドリのヒヨ、チドリのチも鳴き声なんだそうで
す。カッコウは、ずばり鳴き声です。ではウグイスは?「フークイス」と鳴く
からウグイスも鳴き声を表す名前なんですね。5月10日から16日はバード
ウイーク、私は鳥が鳴くまで待つタイプです。   (5月14日飯田芳男)

Hello校長室409


■新聞や本をたばねる時「スズランテープ」を使用する人も多いと思います。
ウィキペディアによると、スズランテープは伊藤忠サンプラス株式会社の商標
だということです。名前の由来は、「生産工場が札幌にあったので、札幌市の
花のスズランという名称になったと推測される」とありました。詳細は不明の
ようです。商標登録されているようですが、私は、こういうテープ全部をスズ
ランテープと呼んでいます。あさはかでした。似た話で、私が教員になった時
「ホチキス」はマックス社の商標なので、ステープラーと呼ぶようにと先輩の
先生に助言されました。でもどうやらそれは誤りのようで、「ホチキス」とか
「ホッチキス」と呼んでも、とがめられないようです。ところでホッチキスは
「ホッチキス社」を創業したホッチキス親子が発明したという俗説があります。
ともあれ、便利なスズランテープもホッチキスも可愛がっていこうと思います。
                        (5月13日飯田芳男)

Hello校長室408


■先生方は教材作りに余念がありません。また、皆さんへのお便りの作成にも
熱心です。先ほど「ノータイトル」という学級通信を読ませてもらいました。
「慎」という通信も熟読、それぞれに生徒の良いところを認め、励ましている
記述に私も嬉しく思いました。1年生の廊下には自己紹介カードが掲示されて
います。力強く抱負が述べられていました。立派でした。老婆心ながら「初心
忘るべからず」です。この言葉には「その時の」という言葉が続きます。思い
立ったその時、人は最高の笑顔を見せるものです。私は初めて教壇に立った日
に、無断で児童を引率し、2時間ほど近所の公園で遊びました。小学校2年生
の児童達でした。帰校後は校長先生、学年主任の先生にしっかりしぼられまし
た。当然ですね。               (5月12日飯田芳男)

Hello校長室407


■2年生が鎌倉での校外学習に向けて事前学習に入ります。私は平成になって
まもなくの頃、小学校5年生の担任として鎌倉に行きました。歴史の学習は、
6年で行います。しかしその学校では5年生が鎌倉に行くのが伝統です。どう
意欲づけをするか悩みました。思案の末、4月から鎌倉彫を題材に授業を進め
ました。5年生は近代工業と伝統工業の学習をするからです。でも私の持ちネ
タは自動車工場と小川の和紙、江戸風鈴です。鎌倉は初めての指導なので鎌倉
彫の指導を選びました。そして、自動車も和紙も風鈴も鎌倉彫も、「分業」と
いうのが重要なワードになることに気がつきました。それを学ばせようと思い
ました。でも子供たちが鎌倉学習に身を入れたのは「こま犬」を見てからでし
た。二中生の皆さん、調べ学習の参考にしてください。鳩サブレでもOK!
                        (5月11日飯田芳男)