日誌

2020年6月の記事一覧

Hello校長室456


■「初めに話しかけてくれた子を忘れないで」名言カレンダー、28日の
言葉です。私が中学1年の時、入学したその日に、最初に話しかけてくれ
た友人の名を今でも覚えています。でも人生でたった一回その年だけです。
入学や初出勤等、初めての日は緊張するものです。「みんなにとけこめる
かな?」という不安を抱くハートは、経験を重ねていくうちに「ぶ厚く」
なっていきます。だからこそ、初めて話しかけてくれた相手を大切にしな
くてはいけませんね。私は、勇気をふりしぼって他人に話しかける時があ
りますが、人に話を聞いてもらって不安が解消する時もあります。ハート
の厚さは誰もが同じなのかもしれません。   (6月29日飯田芳男)

Hello校長室455


■今日は貿易記念日です。1859年の今日、横浜、長崎、函館(箱館)
を開港することを公布したことに由来するそうです。米、英、仏、露。
オランダという5か国限定ですが、鎖国中の江戸幕府にしては英断でした
ね。しかしのちに、安政の大獄につながります。前年の日米修好通商条約
締結から波乱の幕末となります。大老、井伊直弼になった気分で一日を過
ごします。                 (6月28日飯田芳男)

Hello校長室454


■ゴッホの『ひまわり』が上野と新宿で公開されると、読売新聞が紹介し
ていました。私は、ゴッホの「最期の手紙」という映画を見忘れていまし
た。「見ておけば良かった」と後悔していました。また、教科書でしか見
たことがない名画なので、ぜひ鑑賞したいと思いながら記事を読みました。
今朝の収穫は、ゴッホのフルネームを知ったことです。『フィンセント・
ファン・ゴッホ』です。ライバルのゴーギャンについても調べてみようと
思います。                 (6月27日飯田芳男)

Hello校長室453


■生徒が「ごみを掃除する」と言っていました。別の生徒は「教室を掃除
する」と言いました。「ごみ」をの「を」は対象物を、「教室を」の「を」
は場所を表します。ある日本人が外国で「髪を刈ってください」を『Pl
ease cut my head off』と床屋さんに伝えたそうです。床屋さん
は仰天したそうです。これは床屋さんが「頭を切り落としてくれ」と解釈し
たのではないでしょうか。日本人なら、「頭を刈ってください」と「髪を
切ってください」の意味は同じと理解できます。私は中学の英語の授業で、
先生に「ガラスを最初に割ったのは誰だ?」と聞かれ、アイアム ブレック
ファーストと答えました。ブレックファーストは朝食という意味です。でも
「最初に壊した」という意味で答えました。教室中笑いに包まれました。
しかし英語の先生は「ブレックファーストには飯(めし)だ!という意味」
もあると言ってくれました。英語の先生の、飯だ=飯田のフォローに今も
感謝しています。              (6月26日飯田芳男)

Hello校長室452


■数学の授業を見ていたら、先生が生徒に「分数、苦手な人?」と、なげか
けていました。数名が挙手し、ある生徒は「通分しなくてはいけないから」
と答えました。私も同感です。プラスとマイナスが混じったうえに、通分と
約分が求められる分数はやっかいですね。分数同士のわり算も逆数が登場す
るから慎重に計算しなくてはなりません。とは言っても、私は、加減乗除、
どれも得意なものはないですねえ…。でも今皆さんと、二中で過ごしている
ことを考えると、重ねれば重ねるほどプラスになる足し算が一番好きですね。
努力も思い出も、良き人との出会いも、まだまだ一生足し算です。
                       (6月25日飯田芳男)

Hello校長室451


■第一生命のサラリーマン川柳ベスト10に『パプリカを 食べないわが子
が踊ってる』という作品がありました。私もパプリカをめったに食べたこと
がありません。なす科のとうがらし属で原産地は中・南米ということをさき
ほど知りました。果重が(←この言葉もさきほど知りました。)100㌘以
下がなんとピーマンと呼ぶそうです。昨年は小学校の運動会ではパプリカが
人気でしたが、確かに「踊るけど食べない」傾向はあったように思います。
サラリーマン氏は目のつけどころが見事でした。第1位は『我が家では最強
スクラム 妻・娘』でした。共感しています。  (6月24日飯田芳男)

Hello校長室450


■例年なら市内の小学校で「ホタル観賞」が開催される頃です。今年は休校
もあり、平家ボタルがとばなかったのでしょう。残念です。ところで、平家
ボタルに対して大きめのホタルは、源氏ボタルと言います。民俗学者の柳田
国男先生は、本来は「験師(げんじ)ボタル」と言ったと著書で述べてます。
昔、民衆にとって崇高の的(まと)であった山伏に例えて、大きなホタルの
見事さをほめて、この名を贈ったそうです。それにつれて小さいホタルは、
しゃれで平家ボタルと言われるようになったとか。チコちゃんに聞いてみた
いところです。今年はプールのヤゴも救出できませんでした。ヤゴはどこに
行ってしまったのでしょうか?それもチコちゃんに聞いてみたいです。
                       (6月23日飯田芳男)

Hello校長室449


■東京での部分日食は雲が多く観察は難しかったようです。二中生の皆さん
はどうだったでしょうか。さて新しい週がはじまりました。北風(?)が肌
にしみる月曜日になりました。今朝は延期になっていた学級の写真を撮りま
した。カメラマンさんは、生徒に「私が、コアラの‥と言ったら、皆さんは
マーチ」と言ってくださいと提案していました。なるほど、「マーチ」と言
えば、口元がゆるみます。「チーズ!」より斬新(ざんしん)ですね。私の
小・中学校時代の写真は、中指がピンと伸びた「気をつけ!」のポーズばか
りです。「チーズ」なんて言う生徒はいませんでした。おまけに厳しい先生
ばかりで、「しゃべるな!声が写真に入る」と言われ続けました。二中生の
撮影はゆったりと時間が過ぎました。      (6月22日飯田芳男)

Hello校長室448


■今日は夏至です。そして16:00-18:30ごろ部分日食という報道
がありました。私も、目を保護しながら安全に観察したいと思います。晴れ
るといいのですが…。二十四節気の夏至と日食が重なりました。気象予報士
の森田さんは1648年以来、372年ぶりのことだと言っていました。そ
の森田さんが、次回の夏至と日食が重なる日を調べてくれました。次回は、
2802年だそうです。長生きしようと思います。(6月21日飯田芳男)

Hello校長室447


■「beat the eggs」6月18日の読売新聞・町で使える英会話に出てた
文です。『卵を泡立てる』という訳だそうです。mixではないのが「生きた
英語」らしくて嬉しいです。小学校でも英語を学び、中学でも英会話はもち
ろん、二中生の皆さんも「ビートザエッグ」くらいどうってことないと思い
ます。私は高校時代、ビルの片隅から登場したウイッキーさんから逃げまく
った思い出があります。「ヘ~イ ボーイ!」と言われ、逃げた姿が全国に
放映されたのも青春の思い出です。       (6月20日飯田芳男)

Hello校長室446


■たまねぎの鱗片(りんぺん)を顕微鏡で観察すると?思いがけない世界が
広がったようで生徒は満足気にレンズをのぞいていました。準備に手間がか
かりますが、先生としては本物を肉眼で見せたいこだわりがあるのでしょう。
先日の理科の授業では「塩化コバルト紙」が使われていました。水分を吸収
すると赤くなるそうです。ということは雨の日は湿度が高いので、外に持っ
ていくと色がかわりますか?と理科の先生に質問したかったのですが、ちょ
っと勇気がなくやめました。私の顔が赤くなりそうでした。
                       (6月19日飯田芳男)

Hello校長室445


■イギリスと日本の時差は9時間です。経度0度0分0秒と定義された基準の
子午線は本初子午線と呼ばれています。専門家によれば、0度0分とは言って
も0秒ではないようです。ともあれ経度15度で時差1時間ですから、日本の
位置を、明石市を通る東経135度の子午線を「標準」にして計算してみると
135÷15で9時間の時差が求められます。ところで、明石市は東経135
度の線を通るというのが理由で「子午線の町」と言われています。でも神戸市
西脇市 小野市 丹波市 京都の福知山市も135度の線が通ります。明石市
が有名なのはなぜでしょう?それは、1910年に、明石市が標準時子午線の
標識を立てたからという飯田少年の説が有力です。私が中1の時社会の授業で
答えました。合っているかわかりませんよ~?ちなみに「赤道の色は?」と聞
かれ「赤」と答えた中1時代です。       (6月18日飯田芳男)

Hello校長室444


■オリパラ給食として中国の逸品「油淋鶏」が登場、加えて今日は、市内中学
の生徒が考案した卵ともやしの中華炒めでした。給食時に調理場の栄養士さん
が来校していて生徒の食事の様子を見てくださいました。栄養士さんにとって
は、生徒が「おいしい!」と言ってくれるのが何よりのプレゼントでしょう。
また、6月は食育月間であり、あさって19日は食育の日です。そこで19日
の給食は、「まごは(わ)やさしい」メニューになっているそうです。まめ、
ごま、わかめ、やさい、さかな、しいたけ、いもの7種類です。これらを1回
の食事でひとつは取り入れようという提案が、メニューに反映されているそう
です。成績向上にも良さそうですね。私も中学の頃から、「まごは(わ)やさ
しい」を実行していれば良かったです。      (6月17日飯田芳男)

Hello校長室443


■スパゲッティミートソース、フレンチサラダ、キノコのソテー、甘夏缶とい
う給食でした。1年生は容器にパスタが入っていることに不思議そうでした。
学校全体では、昨日のゆかりご飯には申し訳ないですが、昨日より30食も多
く予約が入っていました。どのメニューも栄養士さん、調理員さんが心を込め
て調理しています。家庭からのお弁当とバランスをとりながら召し上がってく
ださい。ところで、副担任の先生方の給食はそれぞれが配膳室に取りにきてい
ます。小学校とちがうところですね。学校生活が始動し、1年生には不思議な
ことが多く、とまどっていることでしょう。でも大丈夫!誰もが通った道です。
                        (6月16日飯田芳男)

Hello校長室442


■ゆかりご飯、さんが焼き、ほうれんそうともやしのごまあえ、切り干し大根
と刻み昆布の煮つけ、リンゴ缶が給食のメニューでした。1年生のある学級で
は、予約した給食と持参した昼食の生徒の割合は半々でした。給食はおいしい
ですか?とたずねると、どの生徒も「おいしい」と答えてくれました。野菜の
種類が多いので、給食を喜んでいただいてほしいです。ゆかりご飯は保育園で
も人気があるそうです。商標登録された「ゆかり」は広島市の三島食品がその
名をつけたとも言われています。また、『紫の ひともとゆゑに 武蔵野の 
草はみながら あはれとぞ見る』(古今和歌集 読み人知らず)この歌のよう
に 緑(ゆかり)のあるものとして、むらさき草が詠われているところから、
ゆかり(縁)の色は紫色を言うようになったそうです。ですから、紫子さんは
「ゆかりこ」さんとお読みになるそうです。    (6月15日飯田芳男)

Hello校長室441


■子供の頃、夏休みの昼下がり、トマトやスイカにかぶりつき小腹を満たして
いました。数分流しっぱなしの井戸水につけただけですが、トマトやスイカか
ら、じゅうぶん涼しさを味わうことができました。キンキンに冷やすよりも、
ほどよい涼感が、身体にちょうど良かったなとなつかしんでいるこの頃です。
月曜からの学校生活も、緊張しすぎず「ほどよい」準備が、ハートにちょうど
良いと思います。                (6月14日飯田芳男)           

Hello校長室440


■さだまさしさんの『♪梅雨のあとさき』という曲の一節を口ずさむ頃になりま
した。そんなことをしているのは私だけだと思います。そして毎年述べているこ
とが、歌詞に登場する『トパーズ色の風』とは何か?です。二中生の皆さんにと
っては、「何の話題?」と言ったところですが、私の世代では、梅雨?と言われ
て連想するものは、かたつむり、あじさい、そしてこの曲です。今日も雨音を聴
きながらトパーズ色について考察してみます。「雨音って言ったら『ショパンの
調べ』ですよ。」という声が職員室の片隅から聞こえてきました。
                         (6月13日飯田芳男)

Hello校長室439


■今日の読売中高生新聞「ROUTE五七五」コーナーの作品を紹介します。くすっ
と笑える作品です。『オンライン 授業中に 母の怒声』「あるある」と思える
名句です。オンラインではいろいろな音が入ったり、突然家族が映ったり、ハプ
ニングがつきものです。この作者のご家庭ではお母様の声が入ってしまったので
しょう。アナログの時代では想像ができなかったシーンです。でもお母さんの声
くらい許してあげたいですね。さて月曜から通常登校です。こんな句も掲載され
てました。『学校が こんなに楽しみ 異常事態』いかがでしょう?学校再開を
待ちわびた心境ですね。作者は照れくささもあって「異常事態」と表現したので
しょう。いつの時でも学校は楽しみな場所であってほしいです。
                         (6月12日飯田芳男)

Hello校長室438


■関東地方が梅雨入りとなりました。昨年は6月7日のような気がします。気が
します‥というのも去年の手帳のメモだからです。気象庁の活字から引用したわ
けでもありません。私がメモをするのは、春一番、梅雨入り、大雪、木枯し1号
です。時々、雹(ひょう)が降ったとか、38℃になったとかメモをしています。
メモをする意味はないですが、「去年の今日は大雪かあ」「春一番が吹かない年
だったあ」と思いにふけるだけの遊びは、高貴な味わいです。私は、物を購入し
た日をメモするクセがあって、家族からひんしゅくをかっています。ひんしゅく
のついでに言うと、中学の時は、先生の話を聞きながらノートをとるのが苦手で
したね。ただ、書くことは大事だなと思います。書いて覚え、でも、書いて忘れ、
また思い出し‥。つい忘れてしまうこともありますね。ですが、人生は忘れる事
のほうが大事です。                (6月11日飯田芳男)

Hello校長室437


■私は絵画やデザインが苦手で…と言っても苦手なものばかりですが、模写する
ことも不得手です。美術室にはモデルの顔が並んでいます。表情が白ということ
がデッサンの練習には大事なことなのだそうです。目の書き方も影のつけかたも
丁寧に練習する必要があるようです。授業や部活の準備としても「先生が描いて
みせる」ということが必要なんですね。二中の「美の巨人たち」はセンスをみが
き、作品を世界に発信することでしょう。私は恥はかいても、絵を描くことはあ
りません。鑑賞に専念しています。         (6月10日飯田芳男)

Hello校長室436


■私は4年間ほど、小学生が学ぶ立川市科学センターのセンター長を担当してい
ました。指導員の先生方がトップレベルの専門家でしたのでとても勉強になりま
した。プラネタリウムやイカの解剖、残堀川のガサガサ体験等、教わった指導の
ポイントは今も役に立っています。きっと二中生の中にもセンター員の経験があ
る生徒もいることでしょう。センターは「ぶっかせいち」すべての講座がそろっ
ていました。物理・化学・生物・地学で「ぶっかせいち」、どれも大事な学問で
す。ある先生が「飯田先生、今どきの先生の中には、物理を学ばないで教師をや
ってるんだから困ったもんだー。」と嘆(なげ)いておりました。「そうですね
~。」と、私は小さな声で返事をしました。物理を学ばないで高校を卒業したの
は、なんと私です。物理学は苦手です~!       (6月9日飯田芳男)

Hello校長室435


■花壇がにぎやかになりました。PTAのご担当者の皆さま、関係の皆さまの
おかげです。生徒も教職員も目をとめていました。花を愛(め)でるのは心地
良いことですね。そんな機会をいただき幸せです。さて好天に恵まれた月曜日、
グランドではクラウチングスタートによる、短距離走が行われていました。ク
ラウチングとは、「かがむ」という意味です。反対語はスタンディングスター
トです。体育実技指導書によれば、クラウチングスタートは利き足が前にくる
そうです。スタンディングスタートは利き足が後ろにくるのが一般的だそうで
す。もちろん生徒の実態に応じて、実際は「やりやすいほうで」ということで
しょう。私は常に利き足が後ろです。もし私が中学の時、このことを知ってい
れば今頃、クラウチングスタートの第一人者として短距離業界の大御所として
君臨していたかもしれません。早速、クラウチングで人生をやり直します。
                         (6月8日飯田芳男)

Hello校長室434


■『イチジク、にんじん、さんしょにしいたけ、ごぼうに、ろーま』~山口県
下関に伝わる数え歌を読売新聞が紹介していました。(5日夕刊)ロウマ菊と
よばれたこの野菜は「春菊」のことだそうです。地中海原産でシルクロードを
経て伝わったらしいですから、下関あたりではそのまま「ろーま」と呼ばれて
食されていたのでしょう。興味深い数え歌です。私の子供時代は、「いちにい
さんまのしいたけ れっこん ぽっこん…」と歌っていました。何という歌で
しょう!? 恥ずかしいです!誰にでもふり返りたくない過去があるものです。
                         (6月7日飯田芳男)

Hello校長室433


■今日は「いけばなの日」です。習い事は6歳の6月6日に始めると良いと言わ
れているからでしょうか。今年の1月にできた新しい記念日です。私はいけばな
はやりませんが、副校長時代に、体育館の壇上に飾る花を生けた経験があります。
発注するのを忘れたのです。花屋のご主人は当日用事があって花瓶に生ける時間
がないとのことでした。当日の朝、とりあえず花を受け取り、私が壇上の花瓶に
生けました。…というより入れました。テキストはご主人から渡された写真です。
とりあえず必死に花を入れました。保護者は私を花屋さんだと思ったと思います。
花屋のご主人は、開式30分前に到着、私の作品を大胆に修正していきました。
6歳の6月6日に、のほほんと過ごしたツケは、人生の随所に発揮されています。
                           (6月6日飯田芳男)

Hello校長室432


■名言カレンダーに『雨の日はラッキーな日』とありました。雨の日は1年のうち
で晴れの日より少ないからラッキーというのが理由のようです。前向きな考え方が
できるのは素晴しいですね。災害をまねくような雨は嫌ですが、たまに降る雨なら
受け入れなくていけないのですね。でも、私はなぜか人生の大事な日が雨ばかりの
ような気がします。私は小学校、中学、高校、大学と、入学式はすべて大雨です。
傘をさしている4枚の写真は感動的です。さて東京もまもなく梅雨入りでしょうか。
二中の花壇を整備してくださる皆さんのために、せめて土日は晴れてほしいです。
                            (6月5日飯田芳男)

Hello校長室431


■暑くなりました。衣替えが年々早くなってきた昨今です。6月1日は「衣替え」
と杓子定規に言っていた頃がなつかしいです。衣替えは旧暦の4月1日に行われた
そうです。『いづれのおん時にか 女御・更衣あまたさぶらひ(い)たまひ(い)
ける中に…』というように、源氏物語には天皇の衣替えを担当する女官が登場しま
す。貴族文化を学びながら宮中の様子を思い浮かべるのもいいですね。おととい、
2年生の社会科の授業で出てきたシーンでもあります。古き歴史を訪ねながら、今
を見つめることは、『いとおかし』です。        (6月4日飯田芳男)

Hello校長室430


■家庭科の課題であった料理のレシピは力作、名作が目白押しでした。どのレシピ
からもおいしさと真心が伝わってきました。提出してくださりありがとうございま
ました。そのメニューは、二中生の皆さんの日常に花を添える食事になることでし
ょう。私は得意のレシピは持ち合わせませんが、両親に叱られて、泣きながら食べ
たカレーライスがつい食べたくなり作っています。食事は食材以外の要因でも心に
残る味になるようです。時々『理想の生活レシピ』を手に入れたいと思っています。
                           (6月3日飯田芳男)

Hello校長室429


■紫陽花がきれいに咲いているところが増えました。紫陽花は前年にハサミを入れ
ると翌年は花が小さくなります。黙って手を出さないと枝も花も大きくなります。
この「黙って見ている」というのが難しいのです。人とのかかわり方も同じですね。
適度な距離が大切です。さてソーシャルディスタンスに努めているのが教室です。
人数が限られていて寂しいですが、同じ空間で学びあうというのはいいものだなあ
と感じました。教室での心の通い合いは意外と目に見えるものです。生徒の変容を
先生が、すぐ「わかってあげられる」のもいいですね。二中生の皆さんが大きく育
ってくれることが私の願いです。            (6月2日飯田芳男)

Hello校長室428


■私の検温生活も3か月目になります。おでこにピッとあてる体温計が学校にあり
ます。どうして測れるのでしょうか。文科系の私には説明がつきません。この体温
計は食品の温度も測れるようです。さらに不思議です。なんとか解明したいです。
さて今日から学校が再開されました。昼頃登校のグループも、校門にいる私に笑顔
で「おはようございます」と言ってくれました。ちょっと芸能界みたいです。私も
「おはよう」と返しました。分散登校というかたちですが、学校には、にぎわいが
もどりました。生徒の下校時生徒の後姿を見て、私は「明日もがんばろう!」と、
決意を新たにしました。そして、あの体温計を心にピッとあてました。かなり熱く
なっていました。                   (6月1日飯田芳男)