日誌

2020年5月の記事一覧

Hello校長室416


■まもなく花が植えられます。町の方々からの寄贈です。ありがたいです。その
ために花の移動や草取り、そして整地までやっていただきました。有志の皆さん、
ありがとうございました。花を愛(め)でることはステキなことです。写真右の
二人の青年は、スコップを片づけに行く足取りが、かろやかです。達成感がひし
ひしと伝わってきました。「校長はやらないの?」というメッセージも伝わって
きましたあ。それはともかく、学校再開に向けて、文字通り花を添えていただき
有志の皆さんに感謝です。             (5月20日飯田芳男)

Hello校長室415


■読売新聞連載の『コボちゃん』の作者、植田まさしさんが読売新聞の紙面でも
登場していました。『漫画家が今社会に貢献できることは少ないかもしれない…
読者が新聞を広げた時に、少しでもなごめるような作品を届けていきたいと思っ
ています。』と語る植田さんの記事に、思わず「いつもなごんでいます」と答え
てしまいました。植田さんは、すべての登場人物のセリフは、「自分なら何と言
うか」と考えているそうです。感銘を受けました。私はいつも、漫画家植田さん
のお人柄を、コボちゃんを通して感じています。ご自身がどんな心情でも、読者
をクスッと笑わせてしまう植田さんは、さすがプロです。(5月19日飯田芳男)

Hello校長室414


■緑が濃くなり、中央線から本校の校名が見えなくなってしまいました。気候が
良くなり、きれいに咲いているバラをながめながら二中に向かっています。ボタ
ンも見ごろだと言われています。以前はボタンが匂わなかったと歳時記に出てい
ました。どんなボタンの絵も、蝶(チョウ)が飛んでいる絵を見かけないからだ
という説明には思わず納得してしまいました。今のボタンはほのかに匂うようで
す。ところで、花には花言葉がありますが、誕生花も決められています。花によ
っては複数の日の誕生花である場合もあります。ボタンがまさにそうで人気があ
る証拠ですね。二中生の皆さん、気に入った誕生花を覚えておくことをおすすめ
します。友人との会話に花が咲きます!!      (5月18日飯田芳男)

Hello校長室413


■1年生は、時間割表を手にして、中学生になったと自覚を新たにすることでし
ょう。教科ごとに先生が違ったり、曜日によって担任の先生の授業がなかったり
することは、小学校では経験がないことだと思います。さてこの時間割ですが、
作成する先生には多くの苦労があります。枠は一日6時間授業で、平日5日間で
30コマです。40人近くの先生が、教室で、はちあわせしないように組まなく
てはなりません。習熟度別の授業もあります。また、講師の先生は曜日が限定さ
れます。こんなに制約の多い中で作成していることに、担当の先生には身内なが
ら感謝しています。二中生の皆さん、汗と涙?がつまった時間割です。お付き合
い、よろしくお願いいたします。          (5月17日飯田芳男)

Hello校長室412


■ボランティア部の皆さんのおかげで、今も花壇のにぎわいが保たれています。
腰をかがめて作業してきた皆さんに、いつも感謝をしています。それぞれの花の
美に心をとめています。俳人松尾芭蕉は、私のような凡人の視点をはるかに超越
した自然の機微をとらえ、名句を世におくってきました。芭蕉は1689年の3
月27日(新暦で今日))「奥の細道」に旅立ったのです。それにちなんで今日
は「旅の日」だそうです。『月日は 百代(はくたい)の 過客(かかく)にし
て 行(ゆ)きかふ(こう) 年も また旅人なり。』この序文を私は中学の時、
「月日は永遠の旅人であり、過ぎてはやってくる年もまた旅人である」と解釈し
たような気がします。月日と言えば中学時代はカレンダー的な意味合いしか知り
ませんでした。でも今なら、ちょっとキザですが「青春」と答えるつもりです。
                         (5月16日飯田芳男)

Hello校長室411


■箸の持ち方がきれいな人に出会うとうらやましく思います。私は時々、子供が
使う「矯正箸」で自分の持ち方を修正しています。小学校1年生では箸の持ち方
を教えます。中央区に勤務していた時に、和食の料理人に箸の持ち方を教わりま
した。その方は左利きの方でしたが、右利きの児童にも左利きの児童にも丁寧に
教えてくれました。6年生をもった時は、シェフからナイフとフォークのご指導
をいただきました。児童は上手でしたが私はフォークを右手に持ち替えて、オレ
ンジをいただきました。シェフは、スプーンとフォークでパスタを食べる方法も
伝授してくれました。これも私には難しかったです。石川県の金沢市の元祖金沢
カレーのお店は、特注の先割れスプーンでいただくそうです。これなら私もきれ
いな所作でいけそうです。昨日1年生が「週末はカレーです

Hello校長室410


■江戸時代中期、正徳の治(しょうとくのち)という政治を行った新井白石は
カラスの語源は「黒し(くろ)し」と言ったそうです。金田一春彦先生が紹介
しています。クロが鳴き声、「ス」はカケスやホトトギスなどの「ス」で鳥を
意味するそうです。金田一先生によれば、スズメ、ツバメ、カモメといった、
「メ」のつくものは、上の語は鳴き声のまねらしいです。言われてみればスズ
メは「スズ」と鳴くように聞こえます。私には「チュチュッ」と聞こえる気が
しますが…。ツバメは「ツバ!」と鳴くのでしょうか?カモメは「カモ!」と
鳴いているのでしょうか。ヒヨドリのヒヨ、チドリのチも鳴き声なんだそうで
す。カッコウは、ずばり鳴き声です。ではウグイスは?「フークイス」と鳴く
からウグイスも鳴き声を表す名前なんですね。5月10日から16日はバード
ウイーク、私は鳥が鳴くまで待つタイプです。   (5月14日飯田芳男)

Hello校長室409


■新聞や本をたばねる時「スズランテープ」を使用する人も多いと思います。
ウィキペディアによると、スズランテープは伊藤忠サンプラス株式会社の商標
だということです。名前の由来は、「生産工場が札幌にあったので、札幌市の
花のスズランという名称になったと推測される」とありました。詳細は不明の
ようです。商標登録されているようですが、私は、こういうテープ全部をスズ
ランテープと呼んでいます。あさはかでした。似た話で、私が教員になった時
「ホチキス」はマックス社の商標なので、ステープラーと呼ぶようにと先輩の
先生に助言されました。でもどうやらそれは誤りのようで、「ホチキス」とか
「ホッチキス」と呼んでも、とがめられないようです。ところでホッチキスは
「ホッチキス社」を創業したホッチキス親子が発明したという俗説があります。
ともあれ、便利なスズランテープもホッチキスも可愛がっていこうと思います。
                        (5月13日飯田芳男)

Hello校長室408


■先生方は教材作りに余念がありません。また、皆さんへのお便りの作成にも
熱心です。先ほど「ノータイトル」という学級通信を読ませてもらいました。
「慎」という通信も熟読、それぞれに生徒の良いところを認め、励ましている
記述に私も嬉しく思いました。1年生の廊下には自己紹介カードが掲示されて
います。力強く抱負が述べられていました。立派でした。老婆心ながら「初心
忘るべからず」です。この言葉には「その時の」という言葉が続きます。思い
立ったその時、人は最高の笑顔を見せるものです。私は初めて教壇に立った日
に、無断で児童を引率し、2時間ほど近所の公園で遊びました。小学校2年生
の児童達でした。帰校後は校長先生、学年主任の先生にしっかりしぼられまし
た。当然ですね。               (5月12日飯田芳男)

Hello校長室407


■2年生が鎌倉での校外学習に向けて事前学習に入ります。私は平成になって
まもなくの頃、小学校5年生の担任として鎌倉に行きました。歴史の学習は、
6年で行います。しかしその学校では5年生が鎌倉に行くのが伝統です。どう
意欲づけをするか悩みました。思案の末、4月から鎌倉彫を題材に授業を進め
ました。5年生は近代工業と伝統工業の学習をするからです。でも私の持ちネ
タは自動車工場と小川の和紙、江戸風鈴です。鎌倉は初めての指導なので鎌倉
彫の指導を選びました。そして、自動車も和紙も風鈴も鎌倉彫も、「分業」と
いうのが重要なワードになることに気がつきました。それを学ばせようと思い
ました。でも子供たちが鎌倉学習に身を入れたのは「こま犬」を見てからでし
た。二中生の皆さん、調べ学習の参考にしてください。鳩サブレでもOK!
                        (5月11日飯田芳男)