日誌

校長室から

Hello校長室514


■夜明けが遅くなりました。そして夕暮れが早くなりました。残暑が続いて
いますが着実にピークは過ぎています。そんな中、今朝は、ミンミンゼミが
元気に鳴いていました。「ミンミン」と鳴いていたのでミンミンゼミに間違
いないと思います。でも関西では山間部で鳴くセミです。ファーブル昆虫記
では「鳴くのはオス!」と記されていますが、二中生の皆さんもご存じでし
ょう。ミンミンゼミは私が近づくとパッと飛び立ちました。私のせいではな
くミンミンゼミは動いてメスを探す習性だからだと思います。アブラゼミは
私が近づいてもすぐには飛び立ちません。鳴いてメスを呼ぶタイプだからで
す。中学時代に読んだ「どくとるマンボウ昆虫記」の受け売りです。この本
に出会って渋谷の「志賀昆虫」というお店に行きました。世の中に「昆虫屋
さん」があるのを知って驚きました。以前も述べたのですが、小学生の時提
出した「アブラゼミだけ20匹」という昆虫採集は人生の傑作です。
                       (8月26日飯田芳男)

Hello校長室513


■日中かなり暑くても、早朝外に出てひんやりすると秋を感じます。さすが
にまだそんな日はありません。日中の暑さが朝も夜も続いています。秋風が
恋しいこの頃です。ところで、『秋風が吹く』と言いますが、秋風自体が吹
くのはおかしいという説があります。確かにそうですね。でもそうすると
『寄せる波』『潮が引く』等も、波を寄せているのは波ではないし、潮自体
が引いているのではないですね。ここが日本語のおもしろさなのでしょう。
金田一春彦先生は、「寄る波」「潮が引ける」ならOKと言っています。では
『秋風が吹く』は何と言いかえれば良いでしょうか??悩みます。
                       (8月25日飯田芳男)

Hello校長室512


■サルスベリのピンクの花がきれいです。百日紅と書きます。「ひゃくじつ
こう」と読みますがその名の通り、およそ100日は咲いているかのように
長く楽しめる花です。ツルツルして猿も滑ってしまいそうな名前ですが、こ
の木はとても登りやすいのです。また、別名「クスグリノキ」と呼ばれてい
ます。幹をくすぐってあげると自然に動きます。祖母も言ってました。私は
数百回くすぐっています。動いたところは見たことがありません。祖父は、
「コチョコチョの木」と呼んでました。数百回こちょこちょしたのに、動い
たところは見たことがありません。今年も挑戦します。夏の終わりまでに!
                       (8月24日飯田芳男)

Hello校長室511


■トムソーヤの冒険の主題歌『誰よりも遠くへ』の歌詞には、「…つらい時
も顔を空に向けろ」とあります。トムソーヤの冒険は、今の時代では型破り
なストーリーですが、主題歌は「くよくよせず前を歩こうよ」というハート
を伝えてくれます。この曲から「時には歩みをゆっくりさせてもいい!」と
教わりました。いい風が吹くまで待つのもありだと思いました。
                       (8月23日飯田芳男)

Hello校長室510


■始業式まであと二日です。私はこの年になっても、サザエさんのカツオ君
のように宿題に取り組んでいました。カツオ君はねじり鉢巻きでがんばるの
ですが、友達やマスオさんに頼って、最後はお父さんに「バッカモン!」と
叱られるのです。私も似たような学生時代でした。二中生の皆さんはそうい
うことはないと思います。夏休みの終わりに懸命に宿題を仕上げる姿を、私
は、『突貫の美学』と呼んでいました。父に「バッカモン!」と怒鳴られて
いたのは言うまでもありません。        (8月22日飯田芳男)