日誌

校長室から

Hello校長室388


■『花は盛りに、月は隈(くま)なきをのみ見るものかは。…』徒然草の一節
です。兼好法師は、「花は満開の時だけを、月は曇りがないのだけを見るもの
であろうか、いやそうではない。」と述べています。二中の校庭はたくさんの
花が咲いています。満開の時がいいなあと思いますが、兼好法師は、見えない
月や、すだれを垂らして室内にこもり、春が移り行くのを知らずにいるのも趣
(おもむき)があると言います。見るべき価値がたくさんあると言っているの
かなと思います。兼好法師さん、さすがです。私は盛りをとっくに過ぎました
が、こんな私でもどこに価値があるか職員に聞いてみます。「なさそうです」
って言ったのはどなたですか?         (4月22日飯田芳男)

Hello校長室387


■今年度は、「昨年度の教科書は保管しておいてください」とよびかけていま
す。3月の休校に対応するためですが、私は大人になっても国語や歴史の教科
書をとっておいて、たまにながめていました。今は時々「花曇りの向こう」と
いう作品を読んでいます。読後は、つい駄菓子屋さんを探してしまいます。歌
手の川嶋あいさんも「旅立ちの日に」の歌詞に「放課後行った常連の店 いつ
もの駄菓子屋忘れないで…♪」と、駄菓子屋さんを登場させてくれています…。
実は私は、教科書の名作より駄菓子屋さんに郷愁を感じています。二中生の皆
さんの心のポケットには何が入っていますか?!  (4月21日飯田芳男)

Hello校長室386


■年間計画だと今日は朝礼の予定でした。つたない話しですが「キリの理容室」
の本から引用する予定でした。主人公神野キリさんが人気理容室を開く夢を追
うストーリーです。「夢を追う」って素敵なことです。いずれ春らしくアレンジ
してお伝えします。週が変わりました。少しずつ前へ進める週にしたいです。
世は相変わらずのコロナ禍ですが、これからは事態が好転するといいなと思いま
す。いい夢は粘り強く追っかけていきます。    (4月20日飯田芳男)

Hello校長室385


■今日は「飼育の日」です。私は小学校教員時代、なりてのない飼育委員会の
顧問を10年以上やってきました。休日にニワトリやウサギにエサをやるのは
結構しんどいものがありました。でもそんな経験で、金魚やメダカをふやすこ
とに魅了され何年か挑戦してきました。第三世代くらいになった金魚は、今も
立川六中にいます。もらった先生は「とんだキンギョ迷惑」ですね。生きもの
の世話は大変ですが楽しみもあります。我が家に帰宅後、水槽に近づくと金魚
が飛び跳ねます。ご主人様のお帰りがわかるんですね!!いえ、ありえません。
信じないでください(´∀`)            (4月19日飯田芳男)

Hello校長室384


■今日の読売新聞のコラムは、「空欄にあてはまる言葉を入れなさい」という
出題を話題にしていました。四文字熟語の空欄をうめる出題。『用意□□』の
正解は?という出題です。正解はもちろん「周到」、珍答例は『ドン』です。
ウ~ン。解答者のお気持ちをお察しします。30年前は『□肉□食』の空欄を
うめる問題で、焼と定をいれた解答が伝説として語られていました。私自身の
珍答は、(数年に一度述べますが)『ひじを骨折したとき添えるものは?』
正解は副木(ふくぼく)、またはそえ木ですが、私は「まくら木」。 担任に
「おまえの腕は線路か」と言われました。     (4月18日飯田芳男)