日誌

校長室から

Hello校長室465


■中学に入学して初めての定期考査を迎えたときは、勉強の仕方がわからず
混乱していました。『中1コース』『中1時代』という学習雑誌があって、
テスト対策の記事がありましたが、私にピタリとあてはまる記事は見当たり
ませんでした。中学校生活に慣れてくると勉強イコール暗記だと思い、とに
かく覚えまくりました。今この年になって、朝何を食べたか思い出せません。
中学の時の暗記力はすごかったとうぬぼれています。二中生の皆さん、試験
初日は帰宅後の午後も大切です。私は「ひと眠りして起きたら朝だった!」
という経験を何度やったか。「Get up! It´s  seven o´clock」を夢に
みます。                    (7月8日飯田芳男)

Hello校長室464


■先日、七夕生まれの娘さんが七夕生まれの方と結婚されたという記事を読み
ました。また、豪雨被害の熊本で、ご主人を一晩探している奥様が報じられて
いました。私は、ハラハラしながら画面を見ていましたが、翌日無事にご主人
と対面できたシーンが映りほっとしました。その後、ラジオを聴いていたら、
安住紳一郎アナが、109歳のおばあちゃんを見舞うお孫さんのメールを読み
あげていました。お孫さんは、おばあちゃんが105歳になった頃、「あなた
はどちら様ですか」と尋ねられてしまったそうです。でも、ふるさとから来た
友人になりきって面会。おばあちゃんが、「また来てくれたね」と話すように
なってくれたのが嬉しいという内容でした。「孫ではなくなってしまったけれ
ど友人になれた」という文を安住アナは、泣きながら読みました。生放送です。
7月7日の雨もいいものです。           (7月7日飯田芳男)

Hello校長室463


■「すべては五分五分」が作家、池波正太郎さんの人生観だそうです。良い
こともそうではないことも、トータルすれば半々と私は解釈させていただき
ました。報道では今日も豪雨の被害を伝えています。被災された方々は目の
前の出来事に対応することで精一杯だと思います。お見舞い申し上げるしか
できないのがもどかしいです。今の私には何ができるか自問自答していなが
ら月曜日を過ごしています。           (7月6日飯田芳男)

Hello校長室462


■熊本・鹿児島の豪雨被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げま
す。今後も被害が大きくならないように祈るばかりです。経験や勘が通用
しにくくなった昨今、私は、常に「想定外」を想定しておかなくてはなら
ないと気を引き締めています。さて二中生の皆さんは、考査前の日曜日で
勉強に追われていることでしょう。「学べる時間」があるのは、しあわせ
なことでもあります。応援しています。     (7月5日飯田芳男)

Hello校長室461


■石英(セキエイ)は、二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物で、六角柱状
のきれいな自然結晶をなすことが多いと教科書にありました。中でも自然
結晶で無色透明なものを水晶と言うそうです、右の写真は理科の先生に見
せてもらった水晶の原石です。そして石英がクオーツ、水晶がクリスタル
と呼ぶことも教わりました。昔、水晶は「水精」と呼ばれていたそうです。
パワーストーンは水晶にはじまって水晶に終わると言います。二中生の皆
さん、ぜひ水晶のパワーで期末考査の勉強をがんばってください。 
                       (7月4日飯田芳男)

Hello校長室460


■一昨日の強風で、職員室前の花梨(かりん)の木から実が落ちてしまい
ました。のど飴でおなじみですが、バラ科の植物で本当にのどに効く成分
をもっていると言われています。「カリンポリフェノール」という成分を
ふくんでいるそうです。ピンクの花がつくのが卒業式の頃です。もっと良
く鑑賞してあげたかったです。食べ頃は秋から冬で実が黄色くなるようで
す。少し早く落下した実に、「今日までありがとう」と伝えました。
                       (7月3日飯田芳男)

Hello校長室459


■国文学者の金田一春彦先生は、『日本の日記帳には天気を記入する欄が
ある』と著書で述べています。天気欄は外国にはあまりないのでしょうか。
金田一先生は、「日本人は昔から天気を気にかける民族だ」と論評してま
した。四季があるから日本人は天気に敏感なのですね。晴れと同じように
雨も大事にするのも国民性だと思います。私が望む天候は、災害がもたら
されないような雨の降り加減で、かつ温暖で、さわやかで、時々雪もまじ
って寒くない心地良い天候です。これこそ究極の「無理なお願い」ですね。
                       (7月2日飯田芳男)

Hello校長室458


■今年は「うるう年」で366日あります。半分なら183日です。今日
は元日から数えて183日です。ちょうど前半が終了し、明日からは後半
戦です。学校再開後まだひと月です。今年はまさに「禍(わざわい)」の
年です。さて半分といえば今日は『半夏生(はんげしょう)』です。夏至
から数えて11日目にあたる日、もしくはその日から5日間といわれてい
ます。半夏(はんげ)の花が咲くから半夏生という説と半夏生という毒草
が半分だけ白く、まるで「半化粧」に見えるからという説の二つがあるそ
うです。「半夏生の日以降は田植えをしない」という目安があるそうです。
半夏生とは、その年の後半戦に緊張感をもって臨む日かもしれません。私
の個人的見解です。             (7月1日飯田芳男)

Hello校長室457


■『琴線(きんせん)にふれる』という意味は、物事に感動したり共鳴し
やすい心情を、琴の糸が触れて鳴る様子に喩(たと)えた表現です。確か
に琴の音色には心ひかれるものがあります。最近『琴線にふれる』ことを
「怒りをかう」と誤ってとらえる方もいます。それは「逆鱗(げきりん)
にふれる」が的確だと思います。逆鱗って、竜にある1枚だけさかさまの
うろこのことらしいです。ここにふれると竜がおおいに怒るという伝説に
由来します。私もまだまだ修行中です。琴線にふれる日々を大事にします。
                      (6月30日飯田芳男)

Hello校長室456


■「初めに話しかけてくれた子を忘れないで」名言カレンダー、28日の
言葉です。私が中学1年の時、入学したその日に、最初に話しかけてくれ
た友人の名を今でも覚えています。でも人生でたった一回その年だけです。
入学や初出勤等、初めての日は緊張するものです。「みんなにとけこめる
かな?」という不安を抱くハートは、経験を重ねていくうちに「ぶ厚く」
なっていきます。だからこそ、初めて話しかけてくれた相手を大切にしな
くてはいけませんね。私は、勇気をふりしぼって他人に話しかける時があ
りますが、人に話を聞いてもらって不安が解消する時もあります。ハート
の厚さは誰もが同じなのかもしれません。   (6月29日飯田芳男)

Hello校長室455


■今日は貿易記念日です。1859年の今日、横浜、長崎、函館(箱館)
を開港することを公布したことに由来するそうです。米、英、仏、露。
オランダという5か国限定ですが、鎖国中の江戸幕府にしては英断でした
ね。しかしのちに、安政の大獄につながります。前年の日米修好通商条約
締結から波乱の幕末となります。大老、井伊直弼になった気分で一日を過
ごします。                 (6月28日飯田芳男)

Hello校長室454


■ゴッホの『ひまわり』が上野と新宿で公開されると、読売新聞が紹介し
ていました。私は、ゴッホの「最期の手紙」という映画を見忘れていまし
た。「見ておけば良かった」と後悔していました。また、教科書でしか見
たことがない名画なので、ぜひ鑑賞したいと思いながら記事を読みました。
今朝の収穫は、ゴッホのフルネームを知ったことです。『フィンセント・
ファン・ゴッホ』です。ライバルのゴーギャンについても調べてみようと
思います。                 (6月27日飯田芳男)

Hello校長室453


■生徒が「ごみを掃除する」と言っていました。別の生徒は「教室を掃除
する」と言いました。「ごみ」をの「を」は対象物を、「教室を」の「を」
は場所を表します。ある日本人が外国で「髪を刈ってください」を『Pl
ease cut my head off』と床屋さんに伝えたそうです。床屋さん
は仰天したそうです。これは床屋さんが「頭を切り落としてくれ」と解釈し
たのではないでしょうか。日本人なら、「頭を刈ってください」と「髪を
切ってください」の意味は同じと理解できます。私は中学の英語の授業で、
先生に「ガラスを最初に割ったのは誰だ?」と聞かれ、アイアム ブレック
ファーストと答えました。ブレックファーストは朝食という意味です。でも
「最初に壊した」という意味で答えました。教室中笑いに包まれました。
しかし英語の先生は「ブレックファーストには飯(めし)だ!という意味」
もあると言ってくれました。英語の先生の、飯だ=飯田のフォローに今も
感謝しています。              (6月26日飯田芳男)

Hello校長室452


■数学の授業を見ていたら、先生が生徒に「分数、苦手な人?」と、なげか
けていました。数名が挙手し、ある生徒は「通分しなくてはいけないから」
と答えました。私も同感です。プラスとマイナスが混じったうえに、通分と
約分が求められる分数はやっかいですね。分数同士のわり算も逆数が登場す
るから慎重に計算しなくてはなりません。とは言っても、私は、加減乗除、
どれも得意なものはないですねえ…。でも今皆さんと、二中で過ごしている
ことを考えると、重ねれば重ねるほどプラスになる足し算が一番好きですね。
努力も思い出も、良き人との出会いも、まだまだ一生足し算です。
                       (6月25日飯田芳男)

Hello校長室451


■第一生命のサラリーマン川柳ベスト10に『パプリカを 食べないわが子
が踊ってる』という作品がありました。私もパプリカをめったに食べたこと
がありません。なす科のとうがらし属で原産地は中・南米ということをさき
ほど知りました。果重が(←この言葉もさきほど知りました。)100㌘以
下がなんとピーマンと呼ぶそうです。昨年は小学校の運動会ではパプリカが
人気でしたが、確かに「踊るけど食べない」傾向はあったように思います。
サラリーマン氏は目のつけどころが見事でした。第1位は『我が家では最強
スクラム 妻・娘』でした。共感しています。  (6月24日飯田芳男)

Hello校長室450


■例年なら市内の小学校で「ホタル観賞」が開催される頃です。今年は休校
もあり、平家ボタルがとばなかったのでしょう。残念です。ところで、平家
ボタルに対して大きめのホタルは、源氏ボタルと言います。民俗学者の柳田
国男先生は、本来は「験師(げんじ)ボタル」と言ったと著書で述べてます。
昔、民衆にとって崇高の的(まと)であった山伏に例えて、大きなホタルの
見事さをほめて、この名を贈ったそうです。それにつれて小さいホタルは、
しゃれで平家ボタルと言われるようになったとか。チコちゃんに聞いてみた
いところです。今年はプールのヤゴも救出できませんでした。ヤゴはどこに
行ってしまったのでしょうか?それもチコちゃんに聞いてみたいです。
                       (6月23日飯田芳男)

Hello校長室449


■東京での部分日食は雲が多く観察は難しかったようです。二中生の皆さん
はどうだったでしょうか。さて新しい週がはじまりました。北風(?)が肌
にしみる月曜日になりました。今朝は延期になっていた学級の写真を撮りま
した。カメラマンさんは、生徒に「私が、コアラの‥と言ったら、皆さんは
マーチ」と言ってくださいと提案していました。なるほど、「マーチ」と言
えば、口元がゆるみます。「チーズ!」より斬新(ざんしん)ですね。私の
小・中学校時代の写真は、中指がピンと伸びた「気をつけ!」のポーズばか
りです。「チーズ」なんて言う生徒はいませんでした。おまけに厳しい先生
ばかりで、「しゃべるな!声が写真に入る」と言われ続けました。二中生の
撮影はゆったりと時間が過ぎました。      (6月22日飯田芳男)

Hello校長室448


■今日は夏至です。そして16:00-18:30ごろ部分日食という報道
がありました。私も、目を保護しながら安全に観察したいと思います。晴れ
るといいのですが…。二十四節気の夏至と日食が重なりました。気象予報士
の森田さんは1648年以来、372年ぶりのことだと言っていました。そ
の森田さんが、次回の夏至と日食が重なる日を調べてくれました。次回は、
2802年だそうです。長生きしようと思います。(6月21日飯田芳男)

Hello校長室447


■「beat the eggs」6月18日の読売新聞・町で使える英会話に出てた
文です。『卵を泡立てる』という訳だそうです。mixではないのが「生きた
英語」らしくて嬉しいです。小学校でも英語を学び、中学でも英会話はもち
ろん、二中生の皆さんも「ビートザエッグ」くらいどうってことないと思い
ます。私は高校時代、ビルの片隅から登場したウイッキーさんから逃げまく
った思い出があります。「ヘ~イ ボーイ!」と言われ、逃げた姿が全国に
放映されたのも青春の思い出です。       (6月20日飯田芳男)

Hello校長室446


■たまねぎの鱗片(りんぺん)を顕微鏡で観察すると?思いがけない世界が
広がったようで生徒は満足気にレンズをのぞいていました。準備に手間がか
かりますが、先生としては本物を肉眼で見せたいこだわりがあるのでしょう。
先日の理科の授業では「塩化コバルト紙」が使われていました。水分を吸収
すると赤くなるそうです。ということは雨の日は湿度が高いので、外に持っ
ていくと色がかわりますか?と理科の先生に質問したかったのですが、ちょ
っと勇気がなくやめました。私の顔が赤くなりそうでした。
                       (6月19日飯田芳男)