日誌

校長室から

Hello校長室526


■台風9・10号で被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げ
ます。今日は立川も時折激しい雨となっています。災害につながらな
いことを祈るのみです。今朝の生徒会朝礼は放送で行いました。金曜
日に放送で行うことをきめました。「月曜日の天候は不安定」という
予報がでていたからです。もちろん予報はあくまで予報です。先の事
を予測するのは難しいです。しかし今回気象庁は、きっぱり台風への
早めの対応を呼びかけていました。『安全はすべてに優先する』まさ
にその通りだと思います。         (9月7日飯田芳男)

Hello校長室525


■「テレビを時計代わりに…」と言う大人がいます。忙しい朝はテレビ
画面の時刻表示は役に立ちます。この時刻が変わる瞬間はテレビ各局で
微妙に違いがあり、興味深いです。例えば48分が49分になる時は、
右から左に変わるのですが、49分から50分になる時は二つの数字が
上から下に変わるテレビ局もあります。また5時59分が6:00にな
る時はそれぞれがド派手にひっくり返るテレビ局があります。私は番組
を見ないで、時刻表示の変化を楽しんでいます。でもこの楽しさに同調
した友人は誰もいません。ちなみに私の愛読書は、新田次郎さんの作品、
『孤高の人』(新田次郎著)です。      (9月6日飯田芳男)

Hello校長室524


■今日はポーツマス条約の締結日です。日露戦争の終結を約束するきま
りを確かめたのが1905年9月5日でした。教科書には1894年の
日清戦争、1904年の日露戦争、1914年の第一次世界大戦と30
年の重い史実が、わずかに数ページ記載されています。小学校では主に
偉人について学び、中学高校では通史と言って時代のトピックスを追い
かけています。時々、もう少し深く史実にふれてみようかなと思います。
本当に「時々」なのが私の反省点です。    (9月5日飯田芳男)

Hello校長室523


■高校の先生のお話を伺い、私も進路に悩んだ中学三年の頃を思い出
していました。今日は高校の先生が、「高校を選ぶ基準って、卒業後
の進路か部活動かな?制服っていうのはあまりないかな?」と言って
いました。なんと、私は都立も私立も、志望校は「制服」で決めてい
ました。「3年間私服だったら私の服のセンスでは笑いものだな」と
か「ブレザーはネクタイがしめられないし…。」等、高校案内のぶ厚
い黄色い本をながめ、勉強以上に思案していました。しかし家族は私
に一喝!「そんなこと考えるヒマがあったら勉強しろ!」と。ごもっ
ともです。でもそんなことが若さの証(あかし)だったのですね。お
恥ずかしいです。             (9月4日飯田芳男)

Hello校長室522


■ゲリラ豪雨とかゲリラ雷雨は、地域が限定されることが多いです。
昨日はまさにそうで、立川駅は降っていませんでしたが国立駅は強い
雨でした。新宿方向の電車がスピードを落としたので気がついたので
すが、立川駅と国立駅の中間で、雨の境目をはっきり見ることができ
ました。いつかは、私の右肩はぬれずに、左肩はびしょびしょという
くらいの境界線を歩いてみたいなと思っています。「秘境を歩く!」
を今後の目標にしています。        9月3日(飯田芳男)

Hello校長室521


■先日、体育科の先生が校長室に来て、ペットボトルを見ながら「こう
すいですか?」と尋ねてきました。私はペットボトルなので「香水?」
と首をかしげました。体育科の先生はこの暑さで疲れがたまったのだと
思い、小さい子に伝えるように「これはねミネラルウオーターと言って
お水です」と心の中でつぶやきました。すると体育科の先生がまたもや
「香水ですよね」と言ってきました。そこで私はようやく気が付きまし
た。さすが体育科の先生です。教養のかたまりです。「硬水ですか?」
と尋ねていたのですね。私は自分の早とちりを詫びました。そして再び
我が人生でベストワンの聞き間違えを思い出しました。「たまに歌うん
です」と「多摩ニュータウン」を聞き違えたのです。どこに住んでるの
ですか?の答えが、私の耳には、はっきりと「たまに歌うんです」と聞
こえたのです。               (9月2日飯田芳男)

Hello校長室520


■『おいしい記憶』で賞をとったエッセイを読みました。8月30日読売
新聞に掲載されていました。筆者が高校に落ちた時、合格と聞き待ちえた
近所のおばちゃんが、手作りスポンジケーキを持ってきてくれたそうです。
続けて内容を紹介します。泣きじゃくる筆者と両手で×をするお母さん。
沈黙の中、おばちゃんが奇声をあげます。「わあーやってもうたあ」ケー
キにおばちゃんのメガネが落ちケーキの文字がつぶれました。その文字は
「…でとう」になっていたとか。「おめでとう」を見せないおばちゃんの
優しい荒業(あらわざ)だったと筆者は述べています。文末で、美味しさ
とは、「美しい心で届けられた味」だと結んでいます。読後、私は、自分
の『おいしい記憶』をたどっています。    (9月1日飯田芳男)

Hello校長室519


■学生時代、8月31日と言えばつらい思い出でしかありません。小学校
3年から6年までは、目に涙をためて宿題をやっていました。中学3年間
は、友人が扇風機もない我が家にやってきて分担しながら?取り組みまし
た。今年は異例の夏休みですから二中生の皆さんはとっくに宿題を終えた
と思います。サザエさんのカツオ君はたいがい宿題が終わらないのですが
私はとても身につまされています。夕べも宿題を忘れた夢をみました。大
人が「学生時代の宿題や試験の夢を見る」と言っていたのは本当でした。
教員になってからの失敗も多数あります。それも時々夢に出てきます。夢
は登場人物がばらばらで、ちょっと不思議です。今夜は、おいしくて楽し
くてカラフルな夢をみたいです。今日は野菜の日です。
                      (8月31日飯田芳男)

Hello校長室518


■生徒の筆記用具入れは楽しいものが多いです。以前は筆箱と言って児童
生徒はほぼ似たような形状の製品が使われていました。この頃は机の上に
垂直に立てるものや、動物の口を開けるタイプのものなど、形状やデザイ
ン共に多彩です。私は中学時代の筆箱を愛用しているので、もう30年位
使ってます。サバをよみました!ところで、筆を入れないのに筆箱と言っ
ているのは学校ではきっと私だけですね。もちろん、下駄を入れないのに
下駄箱と言っても私は違和感を感じていません。常に「レトロ」を背負っ
ています。古き名称も「いとをかし」です。  (8月30日飯田芳男)

Hello校長室517


■昨日の給食に鮭がでました。「サケ」か「しゃけ」か迷いますがどちらも
間違いではないようです。「サーモン」だとニジマスの意味合いがあります。
マスは英語でトラウト!海で養殖するとサーモントラウトと言うようです。
サケとシャケは同じですが、「サケとサーモンは別物だと思った方がいいで
す」と、かつて6年生と行った日光のニジマス研究所で聞いたような気がし
ます。なんだか鮭が食べたくなりましたね。今日は「焼肉の日」ですが…。
                       (8月29日飯田芳男)     

Hello校長室516


■厳しい暑さの中、用務主事は室外機の中に入ってまで草むしりをします。
事務室前、職員室前は来客があり「学校の顔」でもあります。環境整備に尽
力する職員のおかげで教育活動の場がつくられています。手前みそですが見
えない場所で働く職員をアピールさせてもらいました。この暑さのせいか、
携帯用扇風機を持っている人が多いと思いました。どれだけ涼しいのかな?
一度手にしてみたいと思っています。私の父親は「暑い寒いと言うな」とい
うのが口癖でした。ある日私が大学生だった頃、父が「暑い!」と言った時
の録音に成功したことがありました。まだスマホはありません。ラジカセと
呼ばれるものです。夕飯の時それを聞かせてあげました。父は涼しい顔で、
「そのラジカセ、誰が買ってあげたんだっけ」と言い放ちました。絶句する
私。父は、さらに得意げに左手に持った団扇(うちわ)で顔をあおいでいま
した。今になって『左うちわ』ってあれか~、となつかしんでいます。
                       (8月28日飯田芳男)

Hello校長室515


■今日は立川駅を降りて、「いつもの道」と違うを歩きました。これだけで
たくさんの発見をしました。また、私は中央線で立川西国分寺を利用してい
ます。いつものことなのですが、景色を眺める視点を変えると新しい発見を
します。国立駅のホームが延長されているとか、「むさしの号」はトンネル
に入ったけど単線?なのか等、いつもの景色でも新しい発見があります。私
は校長室の前を通る教職員の足音で誰だかわかります。でも今日は、いつも
の足音なのに顔をあげたら違う先生でした。理由は簡単です。靴を変えてい
たのです。A先生とB先生の靴が同じになったのです。こうなると足音のリ
ズムで聞き分けるしかありません。これからは高度なテクニックを駆使して
いこうと思います。「いつもと同じ」では進歩がないのですね。
                       (8月27日飯田芳男)

Hello校長室514


■夜明けが遅くなりました。そして夕暮れが早くなりました。残暑が続いて
いますが着実にピークは過ぎています。そんな中、今朝は、ミンミンゼミが
元気に鳴いていました。「ミンミン」と鳴いていたのでミンミンゼミに間違
いないと思います。でも関西では山間部で鳴くセミです。ファーブル昆虫記
では「鳴くのはオス!」と記されていますが、二中生の皆さんもご存じでし
ょう。ミンミンゼミは私が近づくとパッと飛び立ちました。私のせいではな
くミンミンゼミは動いてメスを探す習性だからだと思います。アブラゼミは
私が近づいてもすぐには飛び立ちません。鳴いてメスを呼ぶタイプだからで
す。中学時代に読んだ「どくとるマンボウ昆虫記」の受け売りです。この本
に出会って渋谷の「志賀昆虫」というお店に行きました。世の中に「昆虫屋
さん」があるのを知って驚きました。以前も述べたのですが、小学生の時提
出した「アブラゼミだけ20匹」という昆虫採集は人生の傑作です。
                       (8月26日飯田芳男)

Hello校長室513


■日中かなり暑くても、早朝外に出てひんやりすると秋を感じます。さすが
にまだそんな日はありません。日中の暑さが朝も夜も続いています。秋風が
恋しいこの頃です。ところで、『秋風が吹く』と言いますが、秋風自体が吹
くのはおかしいという説があります。確かにそうですね。でもそうすると
『寄せる波』『潮が引く』等も、波を寄せているのは波ではないし、潮自体
が引いているのではないですね。ここが日本語のおもしろさなのでしょう。
金田一春彦先生は、「寄る波」「潮が引ける」ならOKと言っています。では
『秋風が吹く』は何と言いかえれば良いでしょうか??悩みます。
                       (8月25日飯田芳男)

Hello校長室512


■サルスベリのピンクの花がきれいです。百日紅と書きます。「ひゃくじつ
こう」と読みますがその名の通り、およそ100日は咲いているかのように
長く楽しめる花です。ツルツルして猿も滑ってしまいそうな名前ですが、こ
の木はとても登りやすいのです。また、別名「クスグリノキ」と呼ばれてい
ます。幹をくすぐってあげると自然に動きます。祖母も言ってました。私は
数百回くすぐっています。動いたところは見たことがありません。祖父は、
「コチョコチョの木」と呼んでました。数百回こちょこちょしたのに、動い
たところは見たことがありません。今年も挑戦します。夏の終わりまでに!
                       (8月24日飯田芳男)

Hello校長室511


■トムソーヤの冒険の主題歌『誰よりも遠くへ』の歌詞には、「…つらい時
も顔を空に向けろ」とあります。トムソーヤの冒険は、今の時代では型破り
なストーリーですが、主題歌は「くよくよせず前を歩こうよ」というハート
を伝えてくれます。この曲から「時には歩みをゆっくりさせてもいい!」と
教わりました。いい風が吹くまで待つのもありだと思いました。
                       (8月23日飯田芳男)

Hello校長室510


■始業式まであと二日です。私はこの年になっても、サザエさんのカツオ君
のように宿題に取り組んでいました。カツオ君はねじり鉢巻きでがんばるの
ですが、友達やマスオさんに頼って、最後はお父さんに「バッカモン!」と
叱られるのです。私も似たような学生時代でした。二中生の皆さんはそうい
うことはないと思います。夏休みの終わりに懸命に宿題を仕上げる姿を、私
は、『突貫の美学』と呼んでいました。父に「バッカモン!」と怒鳴られて
いたのは言うまでもありません。        (8月22日飯田芳男)

Hello校長室509


■アメリカのカリフォルニア州中部のデスバレーは、気温54.4度を観測した
とのことです。砂漠地帯の盆地で、谷底は海抜マイナス86mなので暑さの
逃げ場がないのが高温の原因と言われています。30度になっただけで疲弊
している私です。デスバレーに行ったら大汗かいたあと、溶けてしまうかも
しれません。ところで、スイカを食べるとき塩をかける人が少なくなったと
言われています。我が家はささっと塩をふりましたが、塩分補給になったの
かもしれません。大きなスイカを海や川で冷やしてみんなで一緒に食べると
格別でした。スイカの名産地♪という歌もなつかしいです。えっ 私だけ?
                       (8月21日飯田芳男)

Hello校長室508


■私の住んでいる区では小学生のネットボールという競技がさかんでした。
ネットボールはスパイクをしないので安全でした。バレーボールのいいとこ
取りのような競技なので人気がありました。多くの子が中学ではバレー部に
入部していました。私はレシーブしたボールを顔に当てるのが得意でした。
子供の頃、スポーツは何をやっても続きませんでしたが、スポーツもののテ
レビ番組は大好きでした。「アタック№1」と「サインはV」を見た次の日
はバレーの猛練習、「巨人の星」や「赤き血のイレブン」を見たら野球やサ
ッカーをしていました。特徴は放映された次の日しかやらないということで
す。さて今日は、バレー部の熱心な練習ぶりを拝見しました。顧問の指導を
誰もが素直に受け止めていました。感心しました。きっと強くなります!
                       (8月20日飯田芳男)

Hello校長室507


■私が中学生の時は、部活中に水を飲むのは厳禁でした。水禁止とうさぎ跳
びが当たり前のような頃です。私は野球部でした。下手でしたがピッチャー
とキャッチャー以外はどこでも守りました。つまり完璧に下手だったという
ことです。私はわりと率先して外野の球拾いをしました。ホームから100
mくらい離れた花壇周辺の球拾いを一手に引き受けていました。草ぼうぼう
の花壇の中に水道があったからです。おまけに冷たい井戸水です。球拾いを
しながら草陰でいただく水は最高においしかったのですが「水を飲んだのは
違反行為だぞ」という、もう一人の自分が私を責めました。今、休憩時間に
おいしそうに、かつ堂々と水を飲んでいる二中生をみるとホッとします。
                       (8月19日飯田芳男)