日誌

校長室から

Hello校長室647


■読売新聞のコラムに、詩人の長田さんの作品が『苦い』が
『若い』になってしまったが、評判がいいのでそのままにし
たとありました。そういえば、辛い(つらい)も幸い(さい
わい)も紙一重です。物事はいい方に考えたいものです。
                 (1月9日飯田芳男)

Hello校長室646


■始業式を迎えました。7日までを松の内と呼んでいます。
二中生は、正月の気分が抜け新学期にふさわしい態度で登校
してきました。笑顔を忘れなかったのが嬉しいですね。今朝
は氷点下でした。これから一年で一番冷え込むのかもしれま
せん。私の高校は、大寒の頃の一週間、寒稽古がありました。
月曜から土曜まで、朝7時から40分くらい行われます。マ
ラソンと剣道、柔道の三択です。私は柔道を選びました。黒
帯が欲しかったのです。柔道一直線というテレビ番組の影響
も大きかったです。寒稽古で得たものは「夜明け前が寒い!」
でした。             (1月8日飯田芳男)



 

Hello校長室645


■昭和64年1月7日は昭和天皇がお亡くなりになった日で
す。午前6時33分から、テレビが通常の番組をながさなく
なりました。私は教員になったばかりで小学校4年生の担任
でした。始業式前の準備に出勤する途中でした。昭和64年
は7日間しかなかったということです。以来、昭和64年生
まれの児童生徒に出会ったのは一人でした。ともあれ、独特
な1月7日でした。しかし今年はコロナが心配です。皆さん
の健康を願ってやみません。    (1月7日飯田芳男)

Hello校長室644


■私は以前、野球の選手がトリプルスリーを目指しているの
を聞いたことがありました。打率3割、30本のホームラン、
30盗塁です。巧打者であり、俊足でないと難しい目標です。
私は無謀にも、それにちなみ、30本の映画鑑賞、30作品
の物語か小説の読破、そして前年より3割減の片づけ、断捨
離に挑みました。なかでも3割減の片づけには苦労しました。
原因は、片付けの量というのが目分量だったからだと思って
います。でも目標というのは数字にたどりつくだけではあり
ませんね。「毎日最高の笑顔で締めくくる」なんていう目標
は目分量が一番です。人は日々いろいろな目標に向かっていま
す。そして実にたくさんのことを成し遂げています。……と、
私は勝手に自分をほめています?!  (1月6日飯田芳男)

Hello校長室643


■読売新聞のコボちゃんは、書き初めをまだやっていません
でした。私の子供のころのように泣きながら書くようになら
ない事を願っています。6年生の時は、始業式前日の夜に大
慌てでやりました。墨がなくて大泣き、半紙がなくて、また
大泣きです。母親が、閉店していた文具店に懇願して売って
もらい何とか完成。私の涙が落ちてにじんだ文字は、二度書
きして修正、翌日、何食わぬ顔で担任の先生に出しました。
先生は「塗ったでしょ」と笑っていました。その先生と出会
って50年、今年も年賀状が届きました。   
                 (1月5日飯田芳男)

Hello校長室642


■今日からお仕事の方も多いのでしょうが、朝の立川駅界隈
はひっそりとしてしていました。学校の花壇に水をあげると、
どの花からもゴクンゴクンという音が聞こえてきました。学
校は生徒がいないとコンクリートの箱のままです。校舎も、
「二中生の登校を心からお待ち申し上げています。」と言っ
ております。「始業式には笑顔もお忘れなくご持参ください」
という声もキャッチしました。   (1月4日飯田芳男)

Hello校長室641


■お雑煮の餅は「丸餅か四角なのか」毎年のように論じると、
亡き父が「そんなくだらないこと、まだ言ってるのか」とた
しなめていました。その根拠はあると言えばあります。江戸
時代、物流は文化の中心京都から江戸へながれていました。
京都から全国に広がった逸品は『くだりもの』とよばれてい
ました。一方、将軍のおひざ元江戸からの品は下りようがあ
りません。また、由緒がないということも影響したのか「ク
ダラナイもの」と粗悪品扱いされたこともあったようです。
でも、モチろん餅が京都発なのかは不明です。餅の論争は、
焼くのか煮るのかでも盛り上がります。私はどちらも好きな
のでヤキモチをやかれます。    (1月3日飯田芳男)

Hello校長室640


■江戸の頃から、年の初めに毛筆で恵方に向かって詩歌を
書くならわしがあったようです。それが『書初め』の由来
のようです。初めて書いた用紙は、左義長(さぎちょう)
で燃やすと言われています。栄町の愛宕神社のどんど焼き
のようなものです。あくまで私の推論です。私の書初めの
思いでは「涙」しかありません。始業式の前日、七日に、
泣きながら書いていました。   (1月2日飯田芳男)

Hello校長室639


■初日新年。明けましておめでとうございます。二中生の
皆さんにとって良い年であることを祈念します。寒さに耐
える二中の桜は、皆さんと一緒に春の訪れを待っています。
                (1月1日飯田芳男)

Hello校長室638


■井原西鶴の世間胸算用には、大晦日(おおつごもり)の
ドラマが描かれているそうです。でも通読したことはあり
ません。いつもの「知ったかぶり」です。ただ「一日千金」
というテーマのこの作品、大晦日は「勝負の日」だったら
しい?江戸庶民のドタバタぶりを、いつかは読んでみよう
と思いつつ、かるく40年以上経ちました。私が、年の終
わりにやり残したことは数知れず。でも気を取り直して、
366日目を普通にふつ~うに過ごします。二中生の皆さ
んが良い年を迎えられることを祈って…。 
              (12月31日飯田芳男)