日誌

校長室から

Hello校長室657


■先日、電気釜が壊れて鍋でご飯を炊きました。小学校での
ご飯炊きは鍋で行いました。水をお米とほぼ同量に入れます。
ほぼ同量であって、やや多めに入れます。「やや」の部分は
企業秘密?いえ、経験に基づく目分量です。「赤子泣いても
蓋(ふた)取るな」を守り完成です。鍋でもご飯は炊けます。
ところで、関西では、煮ることを「炊く」と言います。鍋も
釜も気にかけないからだそうです。おでんを関西では「関東
ダキ(炊き)」と呼ぶようです。関西発の鶏の水タキも同様
です。北多摩出身の亡き父は、「ご飯を煮てくれ」と言って
ました。炊くと煮るは、イコールですね。生きた民俗学です。
                (1月19日飯田芳男)

Hello校長室656


■大学入学共通テストの漢字の書き取りは、頭の中で書き取
りをして、使い方が同じ語を選択するという出題でした。そ
の中に『エンヨウ』という語がありました。頭の中で『援用』
を思い浮かべ『援』が使われている語を選びます。援用は、
私が大学の授業で「証拠の援用」とか「時効の援用」で知っ
た言葉です。でも今回はどうやら「引用する」という意味で
使われたようです。30年以上出会ったことのない『援用』
とこんなかたちで出会えて驚いています。ともあれ、読書量
が問われるのが入試なんですねえ。私も今年は先ず、30冊
頑張ります!         (1月18日飯田芳男)

Hello校長室655


■今日は防災とボランティアの日です。阪神淡路大震災から
26年が経過しました。私が小学校6年生を担任していた頃
です。子供たちが募金をしたいと言ってきたことをつい最近
のように覚えています。一人の行動は小さいままでも、仲間
が集まれば大きなエネルギーになります。いつも心は青空。
上を向いて歩きます。      (1月17日飯田芳男)

Hello校長室654


■今日は囲炉裏(いろり)の日です。立川でも囲炉裏のある
お宅があると思います。暖をとったり、調理をしたり、時に
は照明代わりにと大活躍の場です。キャンプファイヤーの炎
もそんな役割をするようで、キャンプが好まれるのもわかる
ような気がします。コロナ禍で談笑するのもはばかれる昨今
です。でも時には囲炉裏を囲むかのように、ゆったり過ごし
たいものです。         (1月16日飯田芳男)

Hello校長室653


■昨日より一転して寒い一日になりそうです。肩に力が入っ
て表情が険しい私です…。二中生の皆さんのように笑顔を忘
れないようにします。さて中高生新聞を読んでいたら、舞台
照明の仕事をされている方の記事が心に残りました。『芝居
では、夜の場面だから暗くするのが正解とは限らない。だか
らおもしろいのです。』というお言葉にグッときました。演
者を引き立てるお仕事は興味深いです。スポットライトは、
照明演出者の方が陰にいらしてこそ輝くのですね。
                (1月15日飯田芳男)

Hello校長室652


■日中は校庭で16℃ありました。少しホッとする気温でし
た。明日の日の出が6時50分です。しばらく6時51分で
したから1分だけ春が近づいています。ところで、人は気温
が暖かいと表情が柔らかいです。大人はまさにそう!お願い
事や謝りたいこと等、二中生の皆さん、今日がチャンス!
                (1月14日飯田芳男)

Hello校長室651


■金田一春彦先生は、この時期『蒲団着て寝たる姿や東山』
という句を紹介しています。西日本では蒲団や帽子を「着る」
と言ったようです。また、ふとんは、昔、ガマの葉で編んだ
そうで、やがて布になって布団(ふとん)という字をあてた
と金田一先生は述べていました。ちなみに「団(とん)」は
丸いという意味だそうです。ふとんはともかく、座ぶとんは
丸いものもありましたね。さて、冒頭の句は服部嵐雪の句で
す。松尾芭蕉に俳句を習った方です。『梅一輪 いちりん
ほどの 暖かさ』が代表作です。 (1月13日飯田芳男)

Hello校長室650


■読売新聞連載している四コマ漫画『コボちゃん』は、1月
7日に1万3750回を達成しました。作者の植田まさしさ
んは、やめたいと思ったことは一度もないそうです。絵を描
くこと、工夫することが好きなんだそうです。モットーにし
ているのは「70%のおもしろさでよし」とのことでした。
私には100%でもなく50%でもないのが嬉しいです。ち
ょっと肩のこりがほぐれました。 (1月12日飯田芳男)

Hello校長室649


■今日は鏡開きです。武士が甲冑(かっちゅう)の前におそ
なえしたお餅を、お正月明けに食べた『具足(ぐそく)祝い』
が由来しているとも言われています。刃物で切るのが縁起が
良くないとされているので、木づちで細かく割るスタイルで
お餅をいただくようです。『割る』より『開く』としたのも
縁起をかついだからでしょう。私の子供の頃は、鏡餅を割り
数日部屋の中で天日干しをしていました。それが私の仕事で
した。のちに乾燥した餅を祖母や母が少量の油で揚げました。
鏡開きの思い出です。      (1月11日飯田芳男)

Hello校長室648


■雪の多い地方では、日々の生活に負担がかかっていて心よ
りお見舞い申し上げます。先人が春を待ちわびたのが理解で
きます。でも私は暑ければ涼しさを求めてしまいます。四季
があることの素晴らしさをつい忘れてしまいがちです。知恵
をだしながら課題を乗り越えなくてはと自戒するこの頃です。
                (1月10日飯田芳男)