日誌

校長室から

Hello校長室680


理科の授業で駒込ピペットが活躍中です。右の写真、机上の帽子
付きスポイトは地味ながら実験には欠かせません。都立駒込病院
の第5代院長二木先生が考案されたと聞いています。駒込病院が
伝染病の専門病院だったので、安全に検体を検査するために考案
されたようです。英語でもドイツ語でもKomagome Pipetteと表
記され、存在感を発揮しています。この実験の名わき役にいつも
感謝しています。          (2月11日飯田芳男)

Hello校長室679


■私立の一般入試は、今日からの三日間に集中しています。今
日の私は、仕事の合間合間に「うまくいきますように」と祈っ
ています。教室にいた生徒もきっと同じ気持ちです。ある教室
の掲示板には、『落ち着け…落ち着くんだ』『見つけてあげる
よー 君だけのやる気スイッチ』『頑張って 応援しています』
と、熱いメッセージが並んでいました。重圧に押しつぶされそ
うになっても、大丈夫です。応援しています。誰もひとりぼっ
ちではないのです。        (2月10日飯田芳男)

Hello校長室678


■私はこの頃笑顔が足りないなと反省しています。ということで
「♪いつでもスマイルしようね…」という曲を聴くようにしてい
ます。とてもいい曲なので、50代以上の人に「ボブディランが
スマイルを歌っていたんだよ」と言いふらしていました。伝える
と「え~あのボブディランがね~。意外だねえ。」と好感触です。
しかし、最近気が付きました。なんとホフディランの曲でした!
明日からは誠実に生きていこうと思います。
                    (2月9日飯田芳男)

Hello校長室677


■今日は少し冷え込み、三寒四温の機会が振り出しにもどったよう
な気がします。当然ですがまだ冬なんでね。私が高校入試の時も、
前日は暖かく晴れた日でした。でも当日は都心で積雪30㎝。東京
では大雪です。余裕をもって試験会場に向かったのですが、電車が
止まった時間もあって遅刻しました。携帯電話がなく、ざっくりと
した交通情報しかない時代です。「困ったら電話をかける」という
指導もない時代でした。もちろん危機管理という言葉も一般的では
ありません。悲劇は続き、親も余分なお金を持たせてくれないので、
他の交通機関で行く発想もありませんでした。文の数行では足りな
いくらいの出来事がありました。やっとの思いで試験を終えました。
でもあの日は高校側も通っていた中学も、そして私の親も特に大騒
ぎすることもなく一日が終わりました。しかし、私にとっては人生
初のドラマチックな一日でした。なにしろ真夏の持久走後のような
形相で受験しましたから。そんな体験から、いつも受験生に出会う
と「無事に会場に行ってください」と願わずにはいられないのです。
                    (2月8日飯田芳男)

Hello校長室676


■時間の進み方は誰にも平等ですが、時の流れを「早く(速く)感
じる」とか「遅く感じる」ということはありがちではないでしょう
か。例えば、中学校生活は2年生の秋を過ぎると「あっという間」
だったという感想を耳にします。私もそうでした。私は今になって、
中学では見通しをもって生活するべきだったと反省しています。さ
て「日曜日はあっという間に過ぎる」を実感して数十年、今日こそ
は充実した一日にして明日につなげようと思います。
                    (2月7日飯田芳男)