日誌

校長室から

Hello校長室660


■「さよなら僕たちの幼稚園(保育園)」という歌を口ずさ
む子どもに出会いました。幼稚園や保育園で練習しているの
でしょう。私もつい、園庭にさよならしたら、次に遊びに来
るときはランドセルだねと声をかけてあげたくなりました。
人は成長していくと、いろいろな思い出を背負っていきます。
でも時々、ちっちゃい時のいい思い出だけをふりかえるのも
いいかも知れません。食べ終わったらお皿の上で「あつまれ」
してたあの頃ってなつかしいですね。(1月22日飯田芳男)

Hello校長室659


■黒板の上に折り鶴がのっていました。3年生の教室です。
明日は、私立推薦入試です。昔から、鶴は、声が遠くまで届
くので、天の上に通じる存在と言われています。また、亀は
万年、鶴は千年と言われるように、おめでたい鳥です。教室
の鶴には「一人一人の希望が叶うように…。」という願いが
こめられているのでしょう。受験の日も思いがけないことが
起こるかもしれません。でも「鶴のひと声」は、3年生みん
なの声です。どんな困りごとも回避されることを確信してい
ます。心はいつも青空!     (1月21日飯田芳男)

Hello校長室658


■今日は大寒です。大寒は節分の日までのおよそ十四日間を
さすので、他の二十四節気とはやや、趣が違うと私は思って
います。お相撲で言えば横綱だと勝手に思っています。節分
の翌日に立春が控えています。厳しい試練の時期も春が来れ
ば少しホッとできるかと思います。今年の立春は2月3日で
す。節分が124年ぶりに2月2日です。春の訪れが早いほ
うがいいですね。3年生には人生で一番きれいな桜を見せて
あげたいです。         (1月20日飯田芳男)

Hello校長室657


■先日、電気釜が壊れて鍋でご飯を炊きました。小学校での
ご飯炊きは鍋で行いました。水をお米とほぼ同量に入れます。
ほぼ同量であって、やや多めに入れます。「やや」の部分は
企業秘密?いえ、経験に基づく目分量です。「赤子泣いても
蓋(ふた)取るな」を守り完成です。鍋でもご飯は炊けます。
ところで、関西では、煮ることを「炊く」と言います。鍋も
釜も気にかけないからだそうです。おでんを関西では「関東
ダキ(炊き)」と呼ぶようです。関西発の鶏の水タキも同様
です。北多摩出身の亡き父は、「ご飯を煮てくれ」と言って
ました。炊くと煮るは、イコールですね。生きた民俗学です。
                (1月19日飯田芳男)

Hello校長室656


■大学入学共通テストの漢字の書き取りは、頭の中で書き取
りをして、使い方が同じ語を選択するという出題でした。そ
の中に『エンヨウ』という語がありました。頭の中で『援用』
を思い浮かべ『援』が使われている語を選びます。援用は、
私が大学の授業で「証拠の援用」とか「時効の援用」で知っ
た言葉です。でも今回はどうやら「引用する」という意味で
使われたようです。30年以上出会ったことのない『援用』
とこんなかたちで出会えて驚いています。ともあれ、読書量
が問われるのが入試なんですねえ。私も今年は先ず、30冊
頑張ります!         (1月18日飯田芳男)