日誌

校長室から

Hello校長室644


■私は以前、野球の選手がトリプルスリーを目指しているの
を聞いたことがありました。打率3割、30本のホームラン、
30盗塁です。巧打者であり、俊足でないと難しい目標です。
私は無謀にも、それにちなみ、30本の映画鑑賞、30作品
の物語か小説の読破、そして前年より3割減の片づけ、断捨
離に挑みました。なかでも3割減の片づけには苦労しました。
原因は、片付けの量というのが目分量だったからだと思って
います。でも目標というのは数字にたどりつくだけではあり
ませんね。「毎日最高の笑顔で締めくくる」なんていう目標
は目分量が一番です。人は日々いろいろな目標に向かっていま
す。そして実にたくさんのことを成し遂げています。……と、
私は勝手に自分をほめています?!  (1月6日飯田芳男)

Hello校長室643


■読売新聞のコボちゃんは、書き初めをまだやっていません
でした。私の子供のころのように泣きながら書くようになら
ない事を願っています。6年生の時は、始業式前日の夜に大
慌てでやりました。墨がなくて大泣き、半紙がなくて、また
大泣きです。母親が、閉店していた文具店に懇願して売って
もらい何とか完成。私の涙が落ちてにじんだ文字は、二度書
きして修正、翌日、何食わぬ顔で担任の先生に出しました。
先生は「塗ったでしょ」と笑っていました。その先生と出会
って50年、今年も年賀状が届きました。   
                 (1月5日飯田芳男)

Hello校長室642


■今日からお仕事の方も多いのでしょうが、朝の立川駅界隈
はひっそりとしてしていました。学校の花壇に水をあげると、
どの花からもゴクンゴクンという音が聞こえてきました。学
校は生徒がいないとコンクリートの箱のままです。校舎も、
「二中生の登校を心からお待ち申し上げています。」と言っ
ております。「始業式には笑顔もお忘れなくご持参ください」
という声もキャッチしました。   (1月4日飯田芳男)

Hello校長室641


■お雑煮の餅は「丸餅か四角なのか」毎年のように論じると、
亡き父が「そんなくだらないこと、まだ言ってるのか」とた
しなめていました。その根拠はあると言えばあります。江戸
時代、物流は文化の中心京都から江戸へながれていました。
京都から全国に広がった逸品は『くだりもの』とよばれてい
ました。一方、将軍のおひざ元江戸からの品は下りようがあ
りません。また、由緒がないということも影響したのか「ク
ダラナイもの」と粗悪品扱いされたこともあったようです。
でも、モチろん餅が京都発なのかは不明です。餅の論争は、
焼くのか煮るのかでも盛り上がります。私はどちらも好きな
のでヤキモチをやかれます。    (1月3日飯田芳男)

Hello校長室640


■江戸の頃から、年の初めに毛筆で恵方に向かって詩歌を
書くならわしがあったようです。それが『書初め』の由来
のようです。初めて書いた用紙は、左義長(さぎちょう)
で燃やすと言われています。栄町の愛宕神社のどんど焼き
のようなものです。あくまで私の推論です。私の書初めの
思いでは「涙」しかありません。始業式の前日、七日に、
泣きながら書いていました。   (1月2日飯田芳男)

Hello校長室639


■初日新年。明けましておめでとうございます。二中生の
皆さんにとって良い年であることを祈念します。寒さに耐
える二中の桜は、皆さんと一緒に春の訪れを待っています。
                (1月1日飯田芳男)

Hello校長室638


■井原西鶴の世間胸算用には、大晦日(おおつごもり)の
ドラマが描かれているそうです。でも通読したことはあり
ません。いつもの「知ったかぶり」です。ただ「一日千金」
というテーマのこの作品、大晦日は「勝負の日」だったら
しい?江戸庶民のドタバタぶりを、いつかは読んでみよう
と思いつつ、かるく40年以上経ちました。私が、年の終
わりにやり残したことは数知れず。でも気を取り直して、
366日目を普通にふつ~うに過ごします。二中生の皆さ
んが良い年を迎えられることを祈って…。 
              (12月31日飯田芳男)

Hello校長室637


■大晦日は主役級の扱いを受けますが、私は一流のわき役
である12月30日が大好きです。今日がなければ明日は
ないのですから大切です。でもまあ…そう思うとどの日も
重要ですね。365日なり、366日なりすべてが意義あ
る日々ばかりです。過ぎ行く日を、人との出会いと同じよ
うに愛でていこうと思います。 (12月30日飯田芳男)

Hello校長室636


■正月飾りの千両を調べていたら、千両役者という言葉が
気になりました。こちらは1年に千両を超える収入を得る
歌舞伎役者さんが語源らしいです。歌舞伎の役者さんの紹
介は1枚目が主役、2枚目がご想像通り、3枚目の役者さ
んはひょうきんな方を掲示したようです。歌舞伎の七代目
團十郎さんは、先代の得意な歌舞伎演目18種を選んで演
じたようです。ここから得意なことを十八番、「おはこ」
と言うようですね。私は中学の時、区の演劇コンクールの
出演者に抜擢され熱演。あとで「大根役者だね」と母に言
われました。大根役者の意味は調べたくありません。
              (12月29日飯田芳男)

Hello校長室635


■28日は多くの企業が仕事納めかもしれませんね。同じ
意味でも、お役所は御用納めと言います。微妙に違うのが
日本的です。郵便貯金と銀行預金もその類(たぐい)でし
ょうか。私の頭でも貯金と預金は理解できました。ぐっと
難易度が上がるのは、お正月用のお飾りに使われる千両と
万両の違いです。千両は、葉っぱがギザギザで、葉の上に
赤い実がつきます。万両もギザギザの葉のものも見られま
すが実のつき方が千両と違います。模範解答になってませ
んね。反省!さらに混迷をきわめるのは、十両も一両も存
在することです。ところで四種となったら、見分け方、わ
かりますか?あとは皆さんにお任せします!!  
              (12月28日飯田芳男)

Hello校長室634


■二中から国立駅方向に歩くと国分寺市光町が登場します。
その界隈に新幹線通りがあります。鉄道総合技術研究所が
あった関係からでしょうか、住宅街に線路跡があって趣が
ある光町です。その手前に「ポッポみち」があります。思
わぬ「歴史」に遭遇する小径(こみち)です。小さな旅は
大きな学びをうみます。   (12月27日飯田芳男)

Hello校長室633


■徳川家康の誕生日は新暦で1542(1543の文献あ
り)年1月31日ですが、旧暦では天文11年12月26
日です。小さい頃は竹千代という名前でした。誕生日が二
つあったり、新暦、旧暦の換算が二説あり、幼い時の名前
があったり、歴史マニアの方にとっては、調べ甲斐のある
偉人ですね。クリスマスが終わると私の頭に家康が登場し
ます。           (12月26日飯田芳男)

Hello校長室632


■小学校5年の担任をしていた時、12月25日に転校す
る児童が通知表を受け取りに来ないという事がありました。
お父様の急な転勤のため25日正午過ぎに東京駅を出発す
ることになりました。携帯電話のない時代、終業式後、校
長に休暇願を出し、東京駅のホームに向かいました。それ
を聞きつけた学級の男子全員が「ぼくたちも行く」という
ことになり15人を引き連れて東京駅に向かいました。涙
のお別れになりました。ホームで見知らぬ人が写真を撮っ
てくれました。何と16枚学校に送ってくれました。封筒
には住所がありません。親切な方がいたものです。25日
になると思い出します。45歳くらいの教え子です。休暇
願いを出したのですが、よくあの時の校長先生が「気をつ
けて行ってきなさい」と快諾してくれたなあと懐かしんで
います。          (12月25日飯田芳男)  

Hello校長室631


■サンタクロースはソリに乗ってやってきます。ソリを
引っ張るのはトナカイです。今日の名言は「トナカイさ
んがいるからサンタさんも来られるんだよね」でした。
このソリの漢字は「橇」です。難しい漢字です。年1回
しかお目見えしないですね。さて、ソリをひく8頭のリ
ーダーは、オスのルドルフです。諸説ありますが赤鼻の
トナカイ、ルドルフが9頭めになります。ところでルド
ルフの鼻と私のだんごっ鼻は似ています。あっ 調べな
いでください!!    (12月24日飯田芳男)

Hello校長室630


■寒さが厳しいものの青空で一日が始まりました。ここ
数日は、地域やPTAの方に加え、生徒もあいさつ運動
に加わっています。ありがたいことです。一日の始まり
はあいさつからですね。さて、その一日の始まりですが、
国語学者の金田一春彦先生が、『昔の人は、日が沈んだ
時に一日が始まると思っていた』と、何かの本に書いて
おりました。その証拠が全国方言辞典にあるそうです。
「おとといの晩」を「昨日の晩」と言っている例がこの
辞典に載っているそうです。夜が一日の始まりだと想像
してみますが…。ちょっと混乱しますね。ひょっとする
と、クリスマスよりクリスマスイブが盛り上がるのは、
この理由からですかね?? (12月23日飯田芳男)

Hello校長室629


■昨夜は木星と土星が400年ぶりに接近すると聞いて
いました。今夜も見られるという記事が新聞に載ってい
いたので南西の空を見上げてみようと思います。近頃は
中学生が新聞を読まないようです。きっとスマホやタブ
レットの電子媒体の機会が多いのでしょう。私が中学生
の時は新聞の天気図をノートに貼り、「動く天気図」と
言いながらノートをパラパラめくって悦に入っていたり、
四コマ漫画を見たり毎日愛読していました。当時10チ
ャンネルの日本教育テレビ(現テレ朝)の番組が授業で
活用されていて、学級のテレビ係の私が時刻をチェック
していました。とにかく日々の生活に新聞は必携でした。
今は昔のできごとです。  (12月22日飯田芳男)

Hello校長室628


■今日は冬至です。朝のあいさつ運動で始まりました。
日の出はまだ少し遅くなりますが、日暮れはピーク時よ
り4分遅くなってきます。日暮れだけは、ほんのりと春
が近づく気配を感じます。カボチャにゆず湯がおなじみ
ですが、地方によってはさまざまな過ごし方があります。
調べてみようと思います。さて、二中の冬至はごまだれ
肉うどんとジャガイモのそぼろ煮でした。ジャガイモの
方は、本校1年生が応募しました。おいしくいただきま
した。         (12月21日飯田芳男)

Hello校長室627


■今年も355日目になりました。二中生の皆さんなり
に年末らしさを感じていることでしょう。私は日々反省
ばかりですが、「明日は良い日に!」を心がけて新しい
週を迎えようと思います。 (12月20日飯田芳男)

Hello校長室626


■『家事は最良の子育て』と祖母が母に言っていました。
我が家は男ばかりの三人兄弟だったので、亡き祖母や母
の戦略にはまり風呂掃除や食器洗い等を日常的に担当し
ていました。とりわけ12月の週末は、大掃除に駆り出
されていました。今は「大掃除は気候の良い時に」とい
う考え方もあります。当時は、大掃除と言えば師走の風
物詩でした。私も二中生の皆さんに範を示すためにも、
片付けに手をつけ始めないと…。決意を実行にうつす難
しさの方は、しっかり体得しています。  
             (12月19日飯田芳男)

Hello校長室625


■生徒の成長を毎日垣間見るのですが、この頃行ってい
る3年生との面接では特にそう思います。SDGs(エス
ディージーズ)持続可能な開発目標に自分の考えを述べ
たり、コロナ対策の方策を述べたり、15歳は立派だな
と感心しています。たまに「立川第二中学校の校長先生
のお名前は?」という質問に絶句する生徒がいます。発
信力のある校長にならなければと思っている今日この頃
です。          (12月18日飯田芳男)