日誌

校長室から

Hello校長室684


■小学校の低学年を担任していた時は、Ēテレ「おかあさんと
いっしょ」で歌われる曲を子どもたちとよく歌いました。二中
生の皆さんも覚えている歌があることでしょう。さて、放課後
雨が上がりました。東の空に虹がかかりました。『にじのむこ
うに』という曲がぴったりの空になりました。虹の上にはたく
さんの笑顔が輝いています。    (2月15日飯田芳男)

Hello校長室683


■昨夜の地震では、特に宮城県や福島県での被害が報じられてい
ます。被害に遭われた方々にはお見舞い申し上げます。二中生の
皆さんも驚いたことでしょう。ご家族やご親戚の方々にも被害が
ないことを祈っています。東日本大震災の余震がいまだに続いて
いるので油断できません。引き続き、気をひきしめています。
                  (2月14日飯田芳男)

Hello校長室682


■二中までの道すがら、河津桜が一輪咲いていました。こぶしの
つぼみもふくらんできました。「春近し」の景色は毎年同じはず
です。でも私は、春の訪れの感じ方が毎年微妙に違います。3年
生の皆さんはいかがでしょう。春は冬より暖かいはずです。
                  (2月13日飯田芳男)

Hello校長室681


■『西向く侍 小の月』という言葉があります。2月4月6月9
月そして11月は31日までありません。古代ローマのユリウ
ス暦は、1年365日を12月に割り振ると、31で割っても
30で割っても割り切れません。そこで奇数の月は31日、偶
数の月は30日にしました。また、この暦のスタートは3月で
した。最後の2月は29を割り振りました。このあと、ローマ
の政治家の力関係で調整されます。7月も8月も31にしたら、
2月にしわ寄せがきたようです。ユリアスの英語名はジュリア
スです。ジュリアス・シーザーの影響は大きかったのですね。
でも2月29日生まれの皆さん、もっと意義ある由来があるよ
うです。いずれまた。とにかく応援していますよ。
                 (2月12日飯田芳男)

Hello校長室680


理科の授業で駒込ピペットが活躍中です。右の写真、机上の帽子
付きスポイトは地味ながら実験には欠かせません。都立駒込病院
の第5代院長二木先生が考案されたと聞いています。駒込病院が
伝染病の専門病院だったので、安全に検体を検査するために考案
されたようです。英語でもドイツ語でもKomagome Pipetteと表
記され、存在感を発揮しています。この実験の名わき役にいつも
感謝しています。          (2月11日飯田芳男)

Hello校長室679


■私立の一般入試は、今日からの三日間に集中しています。今
日の私は、仕事の合間合間に「うまくいきますように」と祈っ
ています。教室にいた生徒もきっと同じ気持ちです。ある教室
の掲示板には、『落ち着け…落ち着くんだ』『見つけてあげる
よー 君だけのやる気スイッチ』『頑張って 応援しています』
と、熱いメッセージが並んでいました。重圧に押しつぶされそ
うになっても、大丈夫です。応援しています。誰もひとりぼっ
ちではないのです。        (2月10日飯田芳男)

Hello校長室678


■私はこの頃笑顔が足りないなと反省しています。ということで
「♪いつでもスマイルしようね…」という曲を聴くようにしてい
ます。とてもいい曲なので、50代以上の人に「ボブディランが
スマイルを歌っていたんだよ」と言いふらしていました。伝える
と「え~あのボブディランがね~。意外だねえ。」と好感触です。
しかし、最近気が付きました。なんとホフディランの曲でした!
明日からは誠実に生きていこうと思います。
                    (2月9日飯田芳男)

Hello校長室677


■今日は少し冷え込み、三寒四温の機会が振り出しにもどったよう
な気がします。当然ですがまだ冬なんでね。私が高校入試の時も、
前日は暖かく晴れた日でした。でも当日は都心で積雪30㎝。東京
では大雪です。余裕をもって試験会場に向かったのですが、電車が
止まった時間もあって遅刻しました。携帯電話がなく、ざっくりと
した交通情報しかない時代です。「困ったら電話をかける」という
指導もない時代でした。もちろん危機管理という言葉も一般的では
ありません。悲劇は続き、親も余分なお金を持たせてくれないので、
他の交通機関で行く発想もありませんでした。文の数行では足りな
いくらいの出来事がありました。やっとの思いで試験を終えました。
でもあの日は高校側も通っていた中学も、そして私の親も特に大騒
ぎすることもなく一日が終わりました。しかし、私にとっては人生
初のドラマチックな一日でした。なにしろ真夏の持久走後のような
形相で受験しましたから。そんな体験から、いつも受験生に出会う
と「無事に会場に行ってください」と願わずにはいられないのです。
                    (2月8日飯田芳男)

Hello校長室676


■時間の進み方は誰にも平等ですが、時の流れを「早く(速く)感
じる」とか「遅く感じる」ということはありがちではないでしょう
か。例えば、中学校生活は2年生の秋を過ぎると「あっという間」
だったという感想を耳にします。私もそうでした。私は今になって、
中学では見通しをもって生活するべきだったと反省しています。さ
て「日曜日はあっという間に過ぎる」を実感して数十年、今日こそ
は充実した一日にして明日につなげようと思います。
                    (2月7日飯田芳男)

Hello校長室675


■河津桜の開花がまもなくです。街路樹として都内でも見かけます。
ソメイヨシノより早く咲くので話題になることも多いです。私は梅、
桃、あんず、そして河津桜も容易に区別がつきません。毎年悩みま
すが、図鑑では咲く時期がヒントになると書かれています。しかし、
札幌に行ったとき、5月でしたが梅。桃。桜がいっぺんに咲いていて
驚きました。春を探すには今がベストだと思います。    
                     (2月6日飯田芳男)

Hello校長室674


■雪をかぶった富士山が実に雄大です。富士山が高いのは言うまで
もなく、すそ野が広く大きいからです。この富士山に登ろうと思え
ば周到な準備が必要です。ちょっとパンを買いに行くついでに、サ
ンダル履きで登るわけにはいきません。自分の夢の実現も「ちょっ
とついでに…」では叶わないのですね。準備をしっかりして上を目
指したいものです。私は二中生の皆さんの土台作りに力を尽くして
います。ゆっくりでも上を向いて歩みを進めてください。私は頂上
制覇をとっくにあきらめ、ひたすら下山しています。
                    (2月5日飯田芳男)

Hello校長室673


■春一番が吹きました。去年は2月22日だったような気がしま
す。こんな最速の春一番は聞いたことがありません。春の訪れは
嬉しいですが、強風で被害がでないことが「一番!」です。とこ
ろで、昨日は隣の中高一貫校が入試でした。受験生と保護者の方
が、本校の南側(東側)の門から入ってこられました。「一貫校
の門は隣にありますよ」と声ををかけたら苦笑されていました。
かなり時間に余裕があったので笑顔でした。でも、切羽詰まった
時刻でしたら動揺してしまいますね。最近は、二中生が入試会場
を間違えないよう寝る前に呪文をとなえてます。
                   (2月4日飯田芳男)

Hello校長室672


■立春になりました。暦の上では春です。昭和59年は2月5
日が立春でした。2月4日でない立春はこの年以来です。そし
て、くどいようですが2月3日の立春が124年ぶりとなりま
す。二中生の皆さんは立春に関心がないと思います。八十八夜
も二百十日も、立春から数えますが、皆さんは立春より「青春
をどう過ごすか」が気になりますよね。気持ちはわかります。
青春とは年齢ではなく、心の様相を言うのですよ。
                  (2月3日飯田芳男)

Hello校長室671


■124年ぶりに「2日の節分」です。二中生の皆さんのポケ
ットに「福」がたくさん入ります。今日入らなくても、数日後
までに、二中生の皆さん全員に福が訪れます。私と出会ったの
ですから間違いありません。つらくても、うまくいかないこと
があっても…、ピンチはチャンス!次はいいことがあります。
神様は、その人が乗り越えられる試練を与えます。美しい川の
流れに、ゆらゆらと水面を進む葉が沈む時があります。でも、
大きな岩が、流れに合わせてころころ転がることもありま~す!
                  (2月2日飯田芳男)

Hello校長室670


■二月を「光の春」ということがあります。まだ寒いのですが、
春の訪れをいち早く実感したいので、私にとっては嬉しい呼び
名です。「三寒四温」という言葉も使われる頃になります。冬
型の気圧配置が続かなくなり、寒い日が3日続き、次に暖かい
日が4日続いて春が近づくときに使われます。でもこのような
天気は一冬(ひとふゆ)に一度あるかないかということです。
大学の授業で、「三寒四温」は2月いっぱい、長くて3月中旬
までの用語だと教わった記憶があります。でも、春ばかりほめ
ると冬将軍に叱られますね。厳しい冬があってこその春です!
                  (2月1日飯田芳男)

Hello校長室669


■今日の新聞に中学受験の皆さんを励ますメッセージが掲載
されていました。昨年合格した先輩達からのひと言でした。
『全力答求』『終わった科目のことは忘れる』等、胸が熱く
なる言葉ばかりでした。つらいこともきついことも、始まれ
ば終わります。初晦日(はつみそか)の一日、二中生の皆さ
んは上を向いて歩いていることでしょう。  
                (1月31日飯田芳男)

Hello校長室668


■トラックを走る時、カーブを左まわりで駆け抜けます。
自然に左まわりを選びます。左回りで走ると何となく安心
します。そういえば私は、スーパーマーケットやコンビニ
もつい左まわりで移動している気がします。ジェットコー
スターは、不安を承知で右まわりを採用することもあるよ
うです。回転寿司も右まわりが多い気がします。私は山手
線に乗る時は、左まわりが多いです。あっ……信じないで
くださいね。         (1月30日飯田芳男)

Hello校長室667


■今朝は日の出の頃まで月が輝いていました。月齢14.9の
今年初めての満月でした。月の入りが7時8分でしたから、
太陽も月も輝いていたことになりますね。太陽は「動」の
輝き、月は「静」の輝きだと思います。さて昨日は雪が降
りました。多くの先生から、5時間目は生徒の視線が雪に
向いていたと報告がありました。でも先生方は、次回の雪
の時は、雪よりも魅力のある授業をお届けするはずです!
               (1月29日飯田芳男)

Hello校長室666


■『サラリーマン川柳優秀100句』が発表されていました。
二中生の皆さんが気に入った句は何でしょうか。私が自分の
ことだと思った句は『お父さん マスクも会話も よくずれ
る』という作品でした。「お父さん」を「校長」に置き換え
てもまさに私です。先日、ある先生に「鬼滅の刃」を「奇抜
の刃」と連呼してしまいました。その先生は、話題を変えた
かのように「寒くなりましたね」と言って、私の前から立ち
去りました。          (1月28日飯田芳男)

Hello校長室665


■保健室には、湯たんぽがあります。湯たんぽは『湯湯婆』と
書きます。パソコンは何でも漢字変換できそうですが、湯たん
ぽはなかなか変換できません。校長室前で生徒が友人に「おな
かが冷えるから『あんか』を借りようか」と言っていました。
ん?養護教諭が炭をおこしているのかと思い、笑ってしまいま
した。そういえば電気あんかもありますから、生徒は『湯たん
ぽ』のイメージで言ったのかもしれません。私の実家は、練炭
(れんたん)の堀こたつでした。練炭をおこすかたわらで、父
のあんかの炭をおこしていました。今時、練炭や、炭を使うあ
んかを使っている家は少ないでしょうね。ちなみに、あんかは
『行火』と書きます。すぐ漢字変換できました。
                 (1月27日飯田芳男)