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校長室から
Hello校長室74
■ラジオ体操第一は、13の運動があります。最初の伸びの運動は息を吸
いながら腕を前から上げ、息を吐きながら腕を横から降ろします。かかと
はあげません。どの運動もかかとを上げるか上げないかで困難さがちがい
ます。また、上げた腕は耳につけるかつけないかで見栄えの美しさがちが
います。ところで副校長先生は体育科の大ベテランです。加えて、大学で
徒手体操を専攻されたので、見事なラジオ体操を披露してくれます。写真
は、8番目の腕を上下に伸ばす運動です。副校長先生は、左足を横に開き
ながら、手先を肩に添え、脇をしめます。腕を体につけながら、素早く伸
ばします。伸ばす時にかかとが上がり、手先を肩に戻す時かかとを降ろし
ます。副校長先生の匠(たくみ)の技に感銘しました。二中生の皆さん、
私と一緒に究極の体操を目指しませんか。 (6月13日飯田芳男)
Hello校長室73
■「いかだながし」という競技は、中学校での定番競技です。小学校だと
「台風の目」に匹敵するでしょうか。1年生は「多摩川下り」という名称
で、ひと工夫されています。予行ですから告知はここまで!当日はおおい
にご声援をお願いします。さて、二中生の皆さん、今年の運動会のスロー
ガンは、「不撓不屈~輝け二中の絆~」です。不撓不屈とは、どんな苦労
や困難にもくじけないことです。辞書によっては「強い意志をもって」と
いう言葉が冒頭につきます。出典は中国の歴史書の漢書(かんじょ)です。
さて、わが人生、苦労や困難にくじけてばっかりです。何度も紹介した話
ですが、中1の時、朝6時に起きてラジオの基礎英語を聴く決意は、早起
きは体に悪いと思って2日でやめました。中2の時、両親とけんかをして
一生口をきかないという決意を固めました。でも「お寿司食べる?」と聞
かれ「ハイ」と返事をしました。わずか10分の絶交でした。二中生の皆
さん、どうか私を反面教師にしてください。 (6月12日飯田芳男)
Hello校長室72
■マッチをするシーンが理科の実験ではいきています。そのマッチで線香
に火をつけます。線香の炎が明るくなるのですから、試験管内にある気体
の正体はおわかりかと思います。今日の理科の授業は電源装置、薬品の他
にマッチと線香があります。電源装置は持ち運びしやすく、コンパクトな
大きさです。私の中学生時代とちがいます。私の頃は電気ショックをかけ
られるくらい大きいものでした。ただ、マッチは昔と同じでした。今日、
マッチの軸は先生が1本ずつ配っていました。安全管理が徹底されていま
す。二中生の皆さんはマッチをする体験は少ないでしょう。火は危険です
が使い方をきちんとすれば、なくてはならないものです。しかし、これほ
ど家庭で日常的に登場しなくなったものはないと思います。時代は確実に
ながれています。今日は帰宅したら「マッチ売りの少女」を読み返してみ
ようと思います。 (6月11日飯田芳男)
Hello校長室71
■ある学級で、ちょっとした視点の工夫でいろいろな見え方になるという
教材を学んでいました。右の絵は、若い女性の左のほほが描かれています。
でも教科書には、「年老いた女性がマフラーをかぶっているようにも見え
ます」とありました。私はなかなかそのように見えず、かなりあせりまし
た。そこで目を近づけて凝視して、ようやく年老いた女性の顔の輪郭に気
がつきました。先入観というか錯覚にまどわされてしまうことってあるの
ですね。ところで私の錯覚の定番は、廊下で尋ねられた「多摩ニュータウ
ン」と「たまに歌うんですね」を聴き間違えたことです。まっこれは、単
なるロウカ(老化)現象ですが…。 (6月10日飯田芳男)
Hello校長室70
■エッセイストの平松洋子さんが、7日の読売新聞夕刊で、鴨が隊列を
組んで飛ぶ様子を「秋の夕暮れ、鴨の隊列がゆんゆんと飛ぶ」と表現さ
れていました。「ゆんゆん」とはなかなか趣(おもむきが)があります。
平松さんは「何百何千羽の鴨が上空を飛ぶ、何だろうって全神経を傾け
る。すると、机の前では生まれない表現が湧く」と述べています。私は
まねができませんが、いろいろな表現を学んでいこうと思います。私の
令和の目標に「ボキャ貧脱却」を加えました。 (6月9日飯田芳男)
Hello校長室69
■教育実習が授業をおこなっていたので足をとめました。真摯に生徒に
向き合っていました。立派です。二中生の皆さんの将来の姿かもしれま
せん。ところで、私にもこのういういしい教育実習生の頃がありました。
教育を熱く語る大学4年生でした。男子バレーボール部の顧問見習いも
やりました。初日からトスをあげただけで、つき指10本です。パソコ
ンがなかったので、黒板や模造紙を駆使して授業をしました。わずか二
週間のことでしたが最終日は、おいおいと泣いていました。平城京の授
業は今も夢に出てきます。一方的にしゃべり続けるすごい授業でした。
今教員をやっているのは、「中学校」が好きだったからかもしれません。
中学生の頃って、人生で一番「きっちり しっかり ほっこり ばっち
り」なんですよ! (6月8日飯田芳男)
Hello校長室68
■お昼前には雨になりました。出張からの帰り、自転車なのでカッパを
着たものの、ひざから下はびしょびしょになりました。でも二中生が運
動会の練習をしているので急いでもどってきました。放課後も運動会の
実行委員会もあり、意欲的に取り組んでいることを嬉しく思います。私
も濡れた洋服のまま、昼食もとらず事務仕事に復帰しました。出張の時
は片づけが遅れると業者さんに迷惑をかけるので予約をしないのです。
ところで濡れた背広は自然乾燥させています。私は6年生の家庭科を教
えていたので、文科省仕込みのアイロンかけの名手です。アイロンは、
後ろ側に重心をかけ、力を入れすぎず、すべらすようにかけるといいで
よ。(諸説ありますのでご留意)力をいれすぎないことも時には必要で
すね。 (6月7日飯田芳男)
Hello校長室67
■二中生の成長は素晴らしい!日一日と演技が上達していきますね。
立派です。「練習はうそをつかない」ピアニストの中村さんがよく述
べていらっしゃいました。当日だけでなく日ごろからの努力を大切に
したいです。私へのいましめでもあります。中学二年の時の担任が、
私の通知表の所見に「その場しのぎの行動が目立ちます」と書いてく
ださいました。ほめるとこが一つも書かれていない所見でした。当時
はそんな風潮だったんです。と言ったら亡き母が、「お前は欠点だら
けなんだ」とひとこと。おっしゃる通りです。「その場しのぎ…」何
十年経っても忘れられないお言葉です。以来心にとめて生きています。
(6月6日飯田芳男)
Hello校長室66
■ボランティア部の皆さんが花壇の整備をしてくれていました。あり
がたいことです。花と同じ目線で、腰をかがめての作業に感謝です。
活動の様子を拝見しながら、私が担任の時「家栽の人」という漫画で
授業をしたことを思い出しました。さいという字は「栽」と書く作品
です。植物を愛するように人を愛す、裁判所の判事さんが主人公です。
ですから裁判所の裁ではなく、栽培の「栽」があてられています。こ
の判事さんのように、私も時々花や木々に話しかけることがあります。
そうすると成長が早いのです。「大きくなったね」「きれいですね」
とほめてあげるとすくすく成長します。人も同じです。ほめられると
ぐっと成長します。校長先生も同じです。ほめられるともっと伸びま
す!木にも登ります!ところで、園芸家12か月という本の作者カレ
ルチャペックは、花を咲かせるために1年間みっちり畑仕事にいそし
みます。それはもう完璧な畑仕事です。そして1年後またすぐに畑を
整備します。完璧な畑を目指し、土を耕し始めます。でも12か月が
過ぎて、彼は大きな忘れものに気が付きます。それは「花をながめる
こと」でした。私も、大事なものをわすれないようにしようっと!
(6月5日飯田芳男)
Hello校長室65
■今日は旧むし歯予防デーです。現在はこの時期、歯と口の衛生週間
です。でも6月4日は、語呂合わせの良さもありますが、むし歯予防
の日として皆さんの記憶に残っていると思います。また他に蒸し料理
の日、蒸しパンの日が制定されています。また蒸しにちなんで「ロー
メンの日」もあります。長野県伊那市特産のメンです。特産といえば
宮城県白石市は温麺(ウーメン)です。どちらもおいしいメンです。
さて今日は、運動会の練習中、カッコウが鳴いていました。♪静かな
湖畔の森の陰から…のカッコウです。「閑古鳥が鳴く」の例えのカッ
コウですが、さびしいというより、さわやかな鳴き方でした。カッコ
ウには、むし歯がないはずです。 (6月4日飯田芳男)