日誌

校長室から

Hello校長室129


■今日は「花の日」「鼻の日」です。とてもわかりやすい記念日です。バナナの
日でもあります。私のようなおじさんになると、バナナのエピソードだけで作文
用紙5枚くらい使えそうです。私が子どもの頃、バナナはとにかく値段が高かっ
たのです。4~5本ついた一房は、サラリーマンの平均所得の2.5%にあたりま
した。数千円したのです。50年以上前の話です。メロンやイチゴも高嶺(たか
ね)の花で我が家には登場しませんでした。当時の人気番組ひみつのアッコちゃ
んは、いとも簡単にメロンやイチゴ登場させるので、私も「テクマクマヤコ~ン」
などと猛練習していました。時々母が私のおでこに手をあてていました。なんだ
ったんでしょう??ところで1963年以降、グッとバナナの値段が下がります。
「そんなバナ(カ)ナ!」いえいえ本当です。バナナの輸入自由化です。この影
響である果物の消費量が下がります。二中生の皆さん、おわかりでしょうか?答
えはリンゴです。でも現在では、リンゴをはじめ、果物の消費量は伸びています。
生産者のご努力って偉大です。            (8月7日飯田芳男)

Hello校長室128


■74回目の広島原爆の日を迎えました。猛暑の中、凛と咲くコスモスをみると、
小学校4年生で学ぶ「一つの花」を思い出します。『どうしてお父さんはゆみ子
にコスモスを一つだけしか渡さなかったのでしょうか』必ずする私からの発問で
す。中学生になった二中生の皆さんは何と答えますか。私は今日、ふつうに時が
ながれていることをありがたく思っています。     (8月6日飯田芳男)

Hello校長室127


■サッカーの導入編としてラインサッカーがあります。二中生の皆さんも経験が
あると思います。しかし、ルールがまちまちで面白みに欠ける面があります。で
もそこが指導者の腕の見せ所です。私も年に数度、本当は毎回でなくてはいけま
せんが、チャイムがなっても「もっと続けたい!」という声をもらって一日中嬉
しかった経験があります。先日、小学校3年生を担任した時のクラス会がありま
した。40歳を過ぎた教え子のリクエストでラインサッカーをやりました。楽し
めました。私のような高齢者にぴったりでした。続いてドッジボールをやりまし
た。教え子は「dodgeは避ける、よける、かわすという意味って先生の口癖でし
たね」と。30年も前のことを覚えていてくれてありがたいです。「みんなも、
そのうち昨日の夕飯が何だったか覚えられなくなるぞ」と応えてきました。
                          (8月5日飯田芳男)

Hello校長室126


■二中生の皆さんの中には、何かを蒐集(しゅうしゅう)、コレクションを趣味
とする人もいるでしょう。趣味があるのはいいことです。私は大学生になる頃ま
で、郵便局の風景印を集めていました。と言っても都内の郵便局がほとんどでし
たが…。先日修学旅行で行った京都郵便局は舞妓さんがアレンジされていました。
ちょっと嬉しく、未使用のハガキにいただきました。私は子どもの頃から、牛乳
キャップからカブトムシ、カナブンまで、集めるのが好きで、集めては母に捨て
られていた歴史があります。今は神社・仏閣の御朱印を集めるのがトレンド(←
使い慣れない言葉です)ですが、私は、のめりこみそうでやらないようにしてい
ます。今は「お薬手帳」のページを増やすことに、ひそかにのめりこんでいます。   
                          (8月4日飯田芳男)

Hello校長室125


■サッカーでオウンゴールはメンバーに申し訳ないのですが、私も何度か経験し
ています。私の中学時代は単にミスキックと言っていたような気がします。何と
もストレートな表現です。ところで、相手のゴールに攻めていかないゲームに、
ポートボールというのがあります。地方ごとにルールは違いますが、私の頃は、
味方のゴールマンにボールをわたして得点となります。小学校でよく行われます。
大阪の堺市が発祥です。ポートというのは港です。港にボールを運んでくる意味
合いでしょうか。小学校3年生が良くやる競技です。二中のサッカー部の練習を
見ながら、我がポートボール人生を振り返ってしまいました。でもポートボール
は運動量が少なくてちょっと地味です。ゴール前にガードマンという役割があり
ます。寒風吹きすさぶ中、ガードマンとゴールマンは体が冷えまくりです。私は
常にそのどちらかを専門に担当していました。猛暑の中、我ながらいい思い出探
しになりました。                  (8月3日飯田芳男)

Hello校長室124


■昨日は、ベラルーシ新体操ナショナルチームの事前キャンプに行ってきました。
ベラルーシ共和国は、世界最北の内陸国で首都はミンスクという都市です。ベラ
ルーシ語とロシア語が公用語ということで、ヘッドコーチのイリーナ・レパスカ
ヤさんのお話は通訳の方がいないとわかりませんでした。コーチは、「立川に来
て良かった」と言ってくれました。嬉しいですね。私も来年のオリンピックは、
ベラルーシを応援しようと思いました。この機会にベラルーシという国とご縁が
できて良かったです。二中生の皆さんはベラルーシを訪れてみるといいですね。
ところで、日本は今午後4時53分です。ベラルーシは2日の午前10時53分
です。時差が6時間です。ベラルーシの皆さんは来年に備え、時差に慣れたとも
言っていました。湿気の多い東京の夏にも順応した言っていました。さすがです
ね。私は年に数度国内にいて時差ボケを体験しています。(8月2日飯田芳男)

Hello校長室123


■今日から8月です。私は、子供のころ、8月になると「夏休みは終わった」
と覚悟を決めます。そして猛然と宿題にとりかかります。ところが心の弱い私
は、3日も過ぎると「まだ夏休みはたっぷりある」と開きなおります。そして
15日に、また相当な決意で宿題や勉強にとりかかります。しかしとにかく心
の弱い私は20日ごろになって「休みにやり残したことがある。休みじゃない
とできないことがある。」と言ってのらりくらり8月30日を迎えます。30
日は、なんと31日の予定を組むのです。分刻みのスケジュールで宿題をこな
す予定をたて「明日は早起きだ!」と言って、あきれる家族をしり目に、早め
に就寝です。31日の夕方、宿題の5割を残し「明日は始業式だけだ。2日が
締め切りだ」と一方的に決めてペースダウンします。今は全国?の中学校が、
始業式の日が宿題の提出日です。きっと私のせいかもしれません。二中生の皆
さんは、どうか私を見習わないで、「きちんと青春」してください。
                         (8月1日飯田芳男)

Hello校長室122


■手帳に将棋の藤井聡太さんのお母さんの話をメモしていました。平成29年
6月8日の毎日新聞の記事です。藤井さんが小学校2年の時、谷川浩司9段と
対局、飛車角落ちのハンデをもらっても、藤井さんが負けそうになりました。
すると谷川さんは「引き分けにしようか」という優しい提案をしてくれました。
直後に、藤井さんは盤を抱えて号泣したそうです。お母さんは周りに謝りなが
ら藤井さんを駅まで引きずっていって帰宅の途についたそうです。お母さんは
「勝負への執念に驚きました。」と語っていました。私は藤井さんの粘り強さ
に学びました。私のめも(眼も)うるんだメモでした。
                        (7月31日飯田芳男)

Hello校長室121


■7月29日読売新聞こどもの詩は、4歳の男の子のつぶやきが掲載されてい
ました。『起きてください 朝ですよ おひさま電気がつきました』みずみず
しい感性ですね。二中生の皆さんもそうですが、子供たちは、私にはない、豊
かな表現力があります。うらやましいです。私はいつあいさつや文章を求めら
れてもいいように、ちょっとした話題や言葉をメモしておきます。しかし、引
用はできますが、豊かな表現力っていうと…疑問符、・・?ですね。ところで
私は読書感想文が苦手で、小・中・高校と苦労しました。でも、ようやくこの
頃感想文の極意を会得しました。感想文の上達法は『作品をしっかり読む!』
これにつきます。私はナント!本を読まずに書いていたのです。二中生の皆さ
んは私のマネをしないで、ゆっくりかつ、粘り強く読み進めてください。読む
力がつくと書けます!              (7月30日飯田芳男)

Hello校長室120


■梅雨明け宣言が発表になりました。受験勉強に追われる3年生は、季節が進ん
でいくと緊張感もひとしおでしょうが、心配することはありません。誰もが乗り
越えてきました。夏の甲子園を目指す面々は、鍛錬を重ねしっかり冬を過ごしま
した。受験では、夏を制するものが結果を出すといわれてきました。私は、どの
季節も、のほほんと過ごしてしまいました。この年になっても後悔しています。
二中生の皆さんはすでに校長を越えています。応援していますよ。ところで、柔
道部員の勇姿にふれ、私が中学の頃流行っていた、柔道一直線というドラマうを
思い出しました。♪柔(やわら)の道に いのちをかけた 男の意地が 火と燃
える よるな さわるな はじけてとぶさ ああ柔道一直線♩主題歌がスラスラ
出てきます。でもこの記憶力は何の役にもたっていません。
                         (7月29日飯田芳男)

Hello校長室119


■吹奏楽部の演奏会場の「ルネ小平」前の郵便ポストです。小平市には36本
の丸いポストがあるそうです。その中でひときわ大きいのがこのポストです。
2m77㎝です。郷愁を感じるポストです。二中生の皆さんは四角いポストが
おなじみでしょうが、以前は丸ポストばかりでした。立川市内にはとっても小
さなポストがあります。どうぞさがしてみてください。私も暑中お見舞いのハ
ガキが完成したら、丸いポストに投函してみようと思います。小暑の7月7日
から立秋の前日8月7日までが「暑中見舞い」それ以降、処暑の9月7日頃ま
でが「残暑見舞い」だと、中学の恩師が口癖にしていました。恩師からのハガ
キも、私の中学時代の思い出も、今はセピア色になりました。
                        (7月28日飯田芳男)

Hello校長室118


■大型扇風機が活躍しています。暑さが本番を迎えます。この扇風機の存在は
大きいです。私が中学の頃、家庭でエアコンの存在が皆無でした。電車やバス
もそうでした。夏休みに近所の図書館に行って勉強や宿題をやっていました。
今思うとエアコン目当てでした。同じことを考える人は多く、9時の開館時に
はいつも大行列でした。また、我が家では当時数台の扇風機が冷房装置でした。
我が家にもこんな大型扇風機があったら良かったです。さて、このところ小さ
な扇風機を持ち歩いている人がいます。私も手に入れたいと思っています。 
                        (7月27日飯田芳男)

Hello校長室117


■昨日の記事で「ハチの巣」という名称の由来が「?」でした。真相としては
部屋のパーテーションが「ハチの巣様式」だったことが有力です。各学校には
特色ある名前がついている部屋(教室)があるものです。これもある学校です
が「機器管理室」という部屋がありますが、私は勝手に「危機管理室」と思っ
ていました。先入観を抱いてしまうと、とんでもない勘違いにつながります。
二中生の皆さんようなクリアーな頭脳がうらやましいです。さて、今日の名言
カレンダーのひとこと。『ガンバレがお空をとんでいる』です。部活の試合を
応援する声が近所まで響いたようです。そこで3歳の娘さんが発した名言でし
た。二中生の皆さんが友達を応援する「ガンバレ」は、いつも、青空に舞って
います。                    (7月26日飯田芳男)

Hello校長室116


■北多摩中学校吹奏楽祭で、吹奏楽部の「バビロン川のほとりで」を聴いてき
ました。部員の気持ちが一つになった演奏でした。写真や動画は撮れませんか
ら皆さんにお伝えできなくて残念でした。吹奏楽部の皆さん、ありがとうござ
いました。さて今日はハチの巣を撤去してもらいました。用務主事は日々環境
整備に余念がありません。「整備」も「整美」も行っています。用務主事は、
「生徒の皆さんがハチにさされては大変」ということで、すぐに撤去というこ
とになりました。二中生の皆さんも気をつけてください。ところで市内には、
「ハチの巣」というネーミングのお部屋をもっている学校があると聞きました。
開校以来「ハチの巣」と言われているお部屋です。どうしてこのネーミングな
のでしょうか? では、本日はこれで!!     (7月25日飯田芳男)

Hello校長室115


■陸上部員の俊足ぶりに見とれていました。もし私があそこまで走ったら、
体中ずたずたになってしまうかなと考え、いつものように、二中生の皆さん
の若さをうらやましく思った次第です。そして誰もが左回りに走るものだな
と感慨にふけりました。1912年のルールは「lefthand inside』でした。
つまり左手を内側に走るというルールです。右回りより好記録が出やすいそ
うです。根拠は諸説あるそうですが、人は左回りを好むそうです。スーパー
やコンビニも商品配置は「左回り」を考慮するそうです。某メーカーの主力
靴商品「瞬足」は左右非対称にしたので話題になりました。それも左回りの
レースが一般的だからだとか。でも競馬は左右両レースありますね。興味深
いです。私もさきほど右回りで走りました。好記録は出ません。左回りもや
ってみました。やはり好記録は出ません。これは加齢のせいですね。
                       (7月24日飯田芳男)

Hello校長室114


■小学校の先生から、今年の水泳は気温が低い日が多く、なかなか実施でき
なかったと伺いました。でも今日は日差しもあり蒸し暑さも感じます。明日
からは、むしろ熱中症が心配されるくらいの好天になるようです。ところで
夏といえばあさがおです。先週は小学校からあさがおを抱えて帰る保護者を
東京中で見かけました。ちょっとオーバーでしたか?この頃のあさがおは、
9月になっても咲いていますね。そして観察も容易で、1年生には最適の教
材です。さて、7月19日の名言カレンダーの言葉はこれでした。『ぼくは
あさがおをきびしくそだてる!』あさがおに水をやらない小1男子が、担任
に言い放った言葉だそうです。         (7月23日飯田芳男)

Hello校長室113


■右の写真のように、高尾山からは都心見えます。有料の望遠鏡が置いて
あるあたりは、絶好のビューポイントでした。以前勤めていた学校には、
「富士山をめざす会」がありました。その格好の練習場(?)が高尾山と
きいていました。もちろんその学校の遠足は高尾山です。私も引率で4年
間お付き合いしました。練習を重ねて当時の児童・生徒は今は富士山に登
っていると思います。私は富士山に登ったことはありません。でもおかげ
で朝礼の講話で「買い物や散歩のついでにふらっと富士山に登る人はいま
せん。準備が必要です。大きな挑戦の時はとにかく準備が必要です」と使
わせてもらっています。しかし全身筋肉痛の私の状態からすれば、高尾山
も準備が必要です。             (7月22日飯田芳男)

Hello校長室112


■懐中電灯のあかりだけで、緊張して山を登った二中生141名の皆さん、
お疲れさまでした。中学生が、夜を徹して何かをするってないですね。良
い経験だと思います。生徒への水の補給や、軽食、おやつの配布等、38
回のノウハウは見事でした。T前校長先生、二小T校長先生も健脚のご披露
ありがとうございました。さすがです。そして3年生の脚力をみながら、
若さをうらやましく思います。        (7月21日飯田芳男)

Hello校長室111


■私は、小学校6年生を担任すると、学級活動で「ほめことばのシャワー」
を行っていました。ひと月に一度行い、全員の言葉を教室に掲示します。
学級で騒動が起きた時は、なかなか「プラスの言葉」が見つかりません。
相手の立場に立ったり、お互い様ということに気がついたりして、ようや
く「プラス言葉」に変換できます。猛烈なけんかをしかけた児童が、「ぼ
くのわがままを直してくれた○○君ありがとう」とか、「おはようって言
ってくれたのにあいさつできなくてごめんね」等。意図的ですが思いやり
の気持ちを体感させたかったのです。ある年の卒業式の朝、教卓に「飯田
先生、感謝の気持ちって、誰かに使えば使うほど、自分の心の中で増える
んですね。」というメモ書きが置いてありました。グッときました。昨日
の終業式講話に引用しました。       (7月21日飯田芳男)

Hello校長室110


■昨日の夕方、転んでしまった男性を介抱してくれた生徒がいたと思いま
す。奥様から本日、「感謝しています」というお電話をいただきました。
ちょっといい話です。嬉しいですね。心当たりの生徒はどの先生でもかま
いません。声をかけてください。私からもお礼を述べたいです。さて、終
業式になりました。梅雨が明けぬままに夏休みになります。ところが市内
では、来週や再来週、終業式を迎える学校もあります。終業式はさまざま
でも、学生が少なくなり、私が乗る通勤時の電車はだいぶすいてきました。
中央線ではドアに張り付いて外も見られます。国立と立川の間では、本校
屋上に掲げた校名看板が、木立の陰にホントに一瞬、わずかに見えます。
楽しみな一瞬なんです。           (7月19日飯田芳男)