日誌

校長室から

Hello校長室87


■初日の試験が終わると生徒は、校長室前で給食の予約をします。
その時はリラックスしているのと、校長の事をまったく気にしない
のか(日ごろから存在感がありません。)生徒同士の会話が楽しい
です。「さんが焼きって何?」「いいんじゃない 知らなくたって」
山の家で食べるような料理で、魚を焼いた献立ですね。小学校でも
登場した千葉県の郷土料理ですね。「プルコギって何?」「肉を、
のこぎりで切ったやつかな?」「ありがとう」この二人の会話に私
は感動しました。試験が終わったらプルコギが好きな本校の先生を
ご紹介したいです。試験の結果も飛び交っています。「おれ 英語
50点くらいかも」「うん 同じくらいだよ」美しい友情です。そ
こへ3人目の友人が登場しました。「おれ、社会ぜったいに80点
いったね!」「すごいじゃん」熱い友情です。でも社会は明日です。
                   (6月26日飯田芳男)

Hello校長室86


きびご飯と、さばのみそ焼きという給食でした。さばのみそ焼きや、
さばのみそ煮は、二中生の皆さんも好きな献立ではないでしょうか。
献立といえば、我が家は給食の献立表を冷蔵庫に貼って、夕飯が給
食と重ならないようにしています。でもたまに、家族の誰かが三食
カレーライスというこに遭遇します。さて、二中生の皆さんは、い
よいよ期末考査前夜ですね。夕飯は食べ過ぎず適度に、よくかんで
召し上がってください。その後勉強の追い込みですね。応援してい
ます。ところで試験前定番のお知らせです。石川県金沢市には、脳
の働きを良くするパン、頭脳パンが存在します。パンの味はパン屋
さん独自ですが、金沢製粉の頭脳粉(ずのうこ)を使うのが共通の
製法だそうです。金沢市に行ったら探してみませんか。しかし二中
生の皆さんは、今日頭脳パンを買いに行くより勉強したほうが断然
お得です。              (6月25日飯田芳男)

Hello校長室85


■写真は給食後の配膳室です。配膳員さんは一人ですが、生徒の気配
りで片付けが円滑です。ところで食事は多くの方が関わる大きな事業
です。食材の生産者、輸送関係者、卸売業の方々、栄養士、調理員、
食器の洗浄に関わる方等、お世話になる方をあげれば、枚挙にいとま
がありません。多くの方に感謝する意味で、俗説ですが「ごちそう様」
は「いただきます」より、「様」がつくから、ちょっとだけえらいと
いうことになんだか納得してしまいます。さて近頃、関税が、かから
なくなった関係でしょうか。輸入野菜や輸入果物の種類が豊富です。
私はリンゴのJAZZという銘柄をよくみかけます。ニュージーラン
ド産でした。立川や武蔵村山産のリンゴもおいしいです。リンゴ業界
も競争が激しくなりますね。業者さんは、人がどの食品を選ぶかがと
ても重要です。どう購買意欲を自社に引き付けるかが、売り上げ向上
のカギになります。厳しい現実です。さて、大人も大変ですが、二中
生の皆さんにとっては、試験勉強への意欲をどう維持するかが今後の
重要なカギになりますね。        (6月24日飯田芳男)

Hello校長室84


■二中と、二中に入学予定の各小学校をあわせて「二中校区」という
「学区」が構成されています。当然のように「校区」や「学区」と言
っています。しかし、21日の読売新聞夕刊を見て、違う名称がある
ことを知りました。東北、北海道の一部は「校下」、愛知・名古屋は
「聯区(れんく)」栃木は「結社」とのこと。記事では「秘密組織」
のようだと紹介していました。この記事のタイトルは「方言探偵団」
です。勉強になります。この話を北海道出身の先生に話したら、「な
まら勉強になりました」と言われました。 (6月23日飯田芳男)

Hello校長室83


■今日は夏至です。芒種と小暑の間が二十四節気の夏至です。先人は
夏の日差しが待ち遠しいと思ったのでしょう。先人は、地球温暖化を
予測しなかったのでしょう。でも季節の移ろいは大事にしたいもので
す。伊勢の二見興玉(ふたみおきたま)神社では夏至祭が行われると
ききました。スウェーデンでは夏至を祝う「ミッドサマーの祝日」が
クリスマスと並んで大切な祝日だそうです。大阪の友人は夏至には、
タコを食べると言ってました。稲の根が八方にしっかり張るようにと
いう願いが根拠とか。その友人、家にはタコ焼き器が生まれた時から
あるそうです。             (6月22日飯田芳男)

Hello校長室82


■学級通信を読んでいて学ぶことは多いです。運動会で優勝して見え
る景色のことが綴られていました。何度もうなずきながら拝読しまし
た。また、保護者の方が寄稿している記事には目がうるみなました。
二中生の皆さん、学年だよりや学級だよりはどうか熟読してください。
時々、クスリと笑ってみたり、落ち込んだとき読めば「薬」にもなり
ます。私は担任時代、授業日は毎日学級だよりを発行していました。
宿泊の移動教室のときは、自費で購入した印刷機をバスに積み込み現
地で発行しました。今なら、それが何なのって感じですが、若かった
ということですね。そういえば、私が校長として勤務している学校で、
隣の学校の先生が学級だよりを綴じ込んでいるところに遭遇しました。
1年分を製本していたようです。感動しましたね。よその学校なのに。
学級だよりの発行にはドラマがつきものです。(6月21日飯田芳男)

Hello校長室81


■曇りや雨が多い梅雨の季節、外に遊びに行けないお子さんのひと
ことが名言カレンダーに載っていました。『おひさまは きょうも
はずかしがり屋さんみたい』なかなか味があります。二中生の皆さ
んの皆さんも、素敵な表現をしているはずです。多摩モノレールで
は五行歌を募集しています。私は毎年落選しています。二中生は何
度も入選しています。今年も私は応募します。五行にすべてをぶつ
けます。ところで二中生の皆さん、海の水はどうしてしょっぱいの
でしょう?おさかなさんが泣いたからです。どうです、この答え?
                    (6月20日飯田芳男)

Hello校長室80


■矢印が描かれた右の写真は、自転車置き場等を示すラインです。
矢印方向に、線がまっすぐです。3年生が引いてくれました。すば
らしい技術です。これだけのラインはなかなかひけません。また、
左の写真はゴールテープを持つ生徒です。走者が安全にゴールに入
るように少ししゃがんで、テープをすぐ離せるようにかるく持って
います。運動会は、選手の陰で多くのスタッフが匠(たくみ)の技
で支えました。まもなく2年生は職場体験に行きます。職場は、い
ろいろな役割をもった人で成り立っていることを学ぶはずです。そ
れこそ、何かの仕事に数十年うちこんでいる方々との出会いを大切
にしてください。いやあ、ここまで述べて、じゃあ私が数十年うち
こんだものって何があるんだろう……?自問自答が夜明けまで続き
そうです。              (6月19日飯田芳男)

Hello校長室79


■運動会での二中生の皆さんの活躍を嬉しく思います。前任校で
は、選抜リレーの選手と一緒に「教職員本気リレー」を展開して
いました。私も体育科女性の先生に命じられ三年間出場、いえ参
加していました。一人50㍍から100㍍がノルマでしたが、副
校長先生に私の分け前をさしあげ、私は30㍍程度を力走するに
とどまりました。それでも皆さんのご厚意でアンカーとして堂々
とゴールしました。ただあまりにも短い登場時間なので本部テン
ト内の来賓の方に、「校長先生、急にいなくなってどうされたの
ですか?教職員リレー盛り上がったわよ、先生に似た方がゴール
に倒れ込んできたの…。」と言われた時もありました。しかし、
二中生の皆さん私も三週間ほど秘密特訓をして、このレースに挑
んでいました。座学は完璧です。「短距離走入門」「実践バトン
パス」「陸上競技マガジン」等、数冊読破しました。実技面では、
モノレールの駅の階段で入念に走り込みをしました。うさぎ跳び
はやりませんでしたが、きちんと青春していましたっけ。絵文字:出張
                  (6月18日飯田芳男)

Hello校長室78


■運動会の順延を金曜日に決定しました。しかし「天気は神のみ
ぞ知る」であります。土曜日はあいにくの雨になりました。雨に
なってしまって、二中生の皆さん、本当にごめんさなさい。その
分今日は皆さんの勇姿にふれ感動しました。順位が今一歩の生徒
もいたかと思います。気にすることはありません。オリンピック
の創立者クーベルタン男爵の「参加することに意義がある」とい
う言葉をおくります。        (6月17日飯田芳男)

Hello校長室77


■二中生の皆さんの中には、運動会の練習で足腰がパンパンにな
っていないでしょうか。もしそうならゆっくり休養してください。
それでも今日、部活に参加する生徒もたくさんいるのでしょう。
若いって素晴らしいです。でも身体も心もメンテナンスが大事で
すよ。そういえばミスタージャイアンツ長嶋茂雄氏は、肉離れの
選手に、「ウ~ン 彼はミートグッドバイですね!」とオリジナ
ル言語で励ましていました。その長嶋氏「雨降ってグランド固ま
る」という名言も残しています。「アイム失礼!」さらに笑った
名言です。             (6月16日飯田芳男)

Hello校長室76


■大相撲では勝負がつかない時「水入り」というルールがあります。休憩
がもらえるルールです。本校の運動会は順延になりました。まだスタート
していないのですから、「水入り」ではありません。でも、「雨」という
正真正銘の水入りになりました。お子さんを応援したいのに、月曜日では
来られないという、ご家族もいらっしゃるでしょう。生徒も残念がってい
ます。お察しします。お仕事の合間にお気持ちを寄せていただければ嬉し
いです。さて、昨日は本来なら前日、二中生の皆さんは各係で最後の追い
込みでした。美術部の皆さんも装飾関連の色塗りで大忙しでした。吹奏楽
部の皆さんは息のあった演奏でした。そしてテントの用意では飛ばないよ
うに固定したり、用具の準備や点検の係も丁寧に取り組んでくれました。
かげになって働いてくれる人のおかげで運動会は成り立っています。まさ
に「おかげ様」です。月曜日は絶好の天気になるように、「アメフラーズ」
というまじないを、となえまくります!    (6月15日飯田芳男)

Hello校長室75


■運動会の練習を眺めながら、私も中学時代に、土ぼこり舞うグランドで
全員リレーの練習に取り組んだことを思い出しました。個性の強い面々ば
かりで、練習は何度もぶつかり合いました。二中生の皆さんはどうでしょ
うか。さわやかに「きちんと青春」してほしいです。困ったことがあれば
校長室においでください。私が困った時は皆さん相談にのってください。
                      (6月14日飯田芳男)

Hello校長室74


■ラジオ体操第一は、13の運動があります。最初の伸びの運動は息を吸
いながら腕を前から上げ、息を吐きながら腕を横から降ろします。かかと
はあげません。どの運動もかかとを上げるか上げないかで困難さがちがい
ます。また、上げた腕は耳につけるかつけないかで見栄えの美しさがちが
います。ところで副校長先生は体育科の大ベテランです。加えて、大学で
徒手体操を専攻されたので、見事なラジオ体操を披露してくれます。写真
は、8番目の腕を上下に伸ばす運動です。副校長先生は、左足を横に開き
ながら、手先を肩に添え、脇をしめます。腕を体につけながら、素早く伸
ばします。伸ばす時にかかとが上がり、手先を肩に戻す時かかとを降ろし
ます。副校長先生の匠(たくみ)の技に感銘しました。二中生の皆さん、
私と一緒に究極の体操を目指しませんか。   (6月13日飯田芳男)

Hello校長室73


■「いかだながし」という競技は、中学校での定番競技です。小学校だと
「台風の目」に匹敵するでしょうか。1年生は「多摩川下り」という名称
で、ひと工夫されています。予行ですから告知はここまで!当日はおおい
にご声援をお願いします。さて、二中生の皆さん、今年の運動会のスロー
ガンは、「不撓不屈~輝け二中の絆~」です。不撓不屈とは、どんな苦労
や困難にもくじけないことです。辞書によっては「強い意志をもって」と
いう言葉が冒頭につきます。出典は中国の歴史書の漢書(かんじょ)です。
さて、わが人生、苦労や困難にくじけてばっかりです。何度も紹介した話
ですが、中1の時、朝6時に起きてラジオの基礎英語を聴く決意は、早起
きは体に悪いと思って2日でやめました。中2の時、両親とけんかをして
一生口をきかないという決意を固めました。でも「お寿司食べる?」と聞
かれ「ハイ」と返事をしました。わずか10分の絶交でした。二中生の皆
さん、どうか私を反面教師にしてください。  (6月12日飯田芳男)

Hello校長室72


■マッチをするシーンが理科の実験ではいきています。そのマッチで線香
に火をつけます。線香の炎が明るくなるのですから、試験管内にある気体
の正体はおわかりかと思います。今日の理科の授業は電源装置、薬品の他
にマッチと線香があります。電源装置は持ち運びしやすく、コンパクトな
大きさです。私の中学生時代とちがいます。私の頃は電気ショックをかけ
られるくらい大きいものでした。ただ、マッチは昔と同じでした。今日、
マッチの軸は先生が1本ずつ配っていました。安全管理が徹底されていま
す。二中生の皆さんはマッチをする体験は少ないでしょう。火は危険です
が使い方をきちんとすれば、なくてはならないものです。しかし、これほ
ど家庭で日常的に登場しなくなったものはないと思います。時代は確実に
ながれています。今日は帰宅したら「マッチ売りの少女」を読み返してみ
ようと思います。              (6月11日飯田芳男)

Hello校長室71


■ある学級で、ちょっとした視点の工夫でいろいろな見え方になるという
教材を学んでいました。右の絵は、若い女性の左のほほが描かれています。
でも教科書には、「年老いた女性がマフラーをかぶっているようにも見え
ます」とありました。私はなかなかそのように見えず、かなりあせりまし
た。そこで目を近づけて凝視して、ようやく年老いた女性の顔の輪郭に気
がつきました。先入観というか錯覚にまどわされてしまうことってあるの
ですね。ところで私の錯覚の定番は、廊下で尋ねられた「多摩ニュータウ
ン」と「たまに歌うんですね」を聴き間違えたことです。まっこれは、単
なるロウカ(老化)現象ですが…。     (6月10日飯田芳男)

Hello校長室70


■エッセイストの平松洋子さんが、7日の読売新聞夕刊で、鴨が隊列を
組んで飛ぶ様子を「秋の夕暮れ、鴨の隊列がゆんゆんと飛ぶ」と表現さ
れていました。「ゆんゆん」とはなかなか趣(おもむきが)があります。
平松さんは「何百何千羽の鴨が上空を飛ぶ、何だろうって全神経を傾け
る。すると、机の前では生まれない表現が湧く」と述べています。私は
まねができませんが、いろいろな表現を学んでいこうと思います。私の
令和の目標に「ボキャ貧脱却」を加えました。 (6月9日飯田芳男)

Hello校長室69


■教育実習が授業をおこなっていたので足をとめました。真摯に生徒に
向き合っていました。立派です。二中生の皆さんの将来の姿かもしれま
せん。ところで、私にもこのういういしい教育実習生の頃がありました。
教育を熱く語る大学4年生でした。男子バレーボール部の顧問見習いも
やりました。初日からトスをあげただけで、つき指10本です。パソコ
ンがなかったので、黒板や模造紙を駆使して授業をしました。わずか二
週間のことでしたが最終日は、おいおいと泣いていました。平城京の授
業は今も夢に出てきます。一方的にしゃべり続けるすごい授業でした。
今教員をやっているのは、「中学校」が好きだったからかもしれません。
中学生の頃って、人生で一番「きっちり しっかり ほっこり ばっち
り」なんですよ!              (6月8日飯田芳男)

Hello校長室68


■お昼前には雨になりました。出張からの帰り、自転車なのでカッパを
着たものの、ひざから下はびしょびしょになりました。でも二中生が運
動会の練習をしているので急いでもどってきました。放課後も運動会の
実行委員会もあり、意欲的に取り組んでいることを嬉しく思います。私
も濡れた洋服のまま、昼食もとらず事務仕事に復帰しました。出張の時
は片づけが遅れると業者さんに迷惑をかけるので予約をしないのです。
ところで濡れた背広は自然乾燥させています。私は6年生の家庭科を教
えていたので、文科省仕込みのアイロンかけの名手です。アイロンは、
後ろ側に重心をかけ、力を入れすぎず、すべらすようにかけるといいで
よ。(諸説ありますのでご留意)力をいれすぎないことも時には必要で
すね。                   (6月7日飯田芳男)