日誌

校長室から

Hello校長室847


■剪定(せんてい)作業後の枝から、新しい芽が育っています。高いところ
に葉をつけるタイサンボクにしては珍しく、低い場所に新芽が顔を出しまし
た。栄養は水と太陽だけですが、肥沃な土と支える根のおかげで葉が青々と
しています。開校から74年経っても多くの木々が元気です。創立期の先輩
方が校庭整地をしてくれたおかげです。木々はコロナ禍なのを知っているの
でしょうか。私たちをじっと見守ってくれることをありがたく思います。私
は時々、木々に話しかけています。皆さんに笑われないよう、そっと。
                       (8月27日飯田芳男)

Hello校長室846


■体育館でドッジボールが行われていました。ボールはソフトタイプのもの
で突き指の心配のないものでした。dodgeはドッジと英語表記するのでドッ
ジボールと言います。「身をかわす」という意味です。私が得意気に述べる
十八番の話題です。1年に1回は「ドッジボール」であり「ドッチボールで
はありません」と解説をしてます。ドッヂと表記しても濁点になれば間違い
ではないようです。ただフライングディスクのドッヂビーは、チに濁点をつ
けるようです。生徒の歓声を聞きながら、ドッジボールに明け暮れた子供時
代をなつかしみました。           (8月26日飯田芳男)

Hello校長室845


■昨日は任務を終えたブルーインパルスが本校上空に現れました。今日か
らの新学期にエールを届けに来てくれた…ような気がしました。さていよ
いよ2学期です。私が中学の頃は、遅寝遅起きの夏休みを過ごしていたの
で、始業式は気持ちを奮い立たせて登校しました。「学校が始まるのはつ
らいけど、カレンダーが進まないと、大人になれないもんね」とぶつくさ
言っていました。たくさんの通過点を乗り越えて大人への階段を上ります。
私の経験を踏まえ、二中生の皆さんを応援しています。 
                      (8月25日飯田芳男)

Hello校長室844


■時々花壇の花にホースで水をかけています。いつもはボランティア部の
皆さんがやってくれていますね。ありがとうございます。ところで水やり
と言えば「じょうろ」です。じょうろは「如雨露」と書きます。昨日の夕
刊に銅製ジョウロを愛用している作家さんの記事を拝読。作家さんの愛用
ジョウロの水の出方は、「雨、露の如く(ごとく)美しく、繊細。」なの
だそうです。如雨露から、繊細で美しい水を浴びたらさぞ植物は喜ぶでし
ょう。校長室のジョウロは100円です。大量に水が出ます!今から心を
入れかえ、やさしく水をそそぎます。私は最近まで「ジョウゴ」かと思っ
ていました。それは漏斗と書くようです。「ろうと」と読んでもよいので
しょう。まちがってたらごめんなさい。水に流してください。
                      (8月24日飯田芳男)

Hello校長室843


■昨夜の月は月齢が13.5でした。昨日も今日もほぼ満月です。月に少し
雲がかかっていましたが「スタージョンムーン」を鑑賞しました。チョ
ウザメのことをスタージョンと言います。魚の王様です。8月22日の
21時03分に月が最大になりました。その上に木星が輝いています。
この時期は「木星と土星が月に寄り添う」そうで、「土星?」と家族に
言ったら、「木製!」と怒声(?)が返ってきました。でもどっちかな
あ?今夜また調べてみようと思います。もしかしてアンタレス?  
                     (8月23日飯田芳男)

Hello校長室842


■今日は「ハイ チーズの日」だそうです。写真の運営会社が制定した
とのことです。今でこそ笑顔で撮影されますが、明治生まれの祖母らの
写真は笑顔の人物がいません。「きちんとして写真を撮ってもらいなさ
い」と祖母は口癖のように言っていました。世界の『ハイ チーズ』を
調べてごらん?自由研究をやっていない教え子によく言っていた定番の
セリフです。サザエさんのカツオ君もあわてる今日この頃です。
                     (8月22日飯田芳男)

Hello校長室841


■教え子と再会し、小学生のお子さんの自由研究の話となりました。ほ
んの立ち話程度の時間でしたが「新聞の天気図をノートに貼り、感想を
書かせてます」と言われて私の顔が赤らみました。私が教え子に伝授し
た自由研究だったからです。私が子供の時は、ノートに貼った天気図を
パラパラ漫画のようにめくり、「雲の動きがわかります」と自己満足し
ただけでした。でも天気図のスクラップは、自由研究の題材が思いつか
ない児童によく教えていました。「超アナログの取り組みだね」と教え
子に言ったら「昭和のにおいがしますね」と笑ってくれました。「私の
アブラゼミ20匹の昆虫採集の話は、お子さんと奥さんに言わないでね」
と懇願しました。             (8月21日飯田芳男)

Hello校長室840


■『土近く朝顔咲くやけさの秋』高浜虚子の名句です。朝はとても涼し
いのでちょっと早起きすると首筋が冷たいです。でも中学の時はこの頃
宿題をやってなくて、首筋どころか背筋が寒くなっていました。時間よ
止まれと毎年歌っていた中学時代でした。  (8月20日飯田芳男)

Hello校長室839


■小学校1年生で読む「くじら雲」を、二中生の皆さんも覚えていると
思います。今朝空に浮かんだ雲はくじら雲のようでした。教科書では
「くじらはあおい空の中を、元気いっぱい進んでいきます」とあります。
私は時々青い空や青い海に向かって飛び出したいと思う時があります。
私も空を泳げるかなと思って、タクシーを止めるようにくじら雲に手を
上げました。すると、ぐんぐんスピードをあげて私の目の前から去って
いきました。私は気を取り直してせっせと働くことにしました。
                     (8月19日飯田芳男)

Hello校長室838


■サルスベリの赤い(紅い)花を見ると「夏だなあ」と思います。でも、
サルスベリは百日紅と書くように、初夏から三か月くらいは花が咲いて
います。10月初旬でも咲いています。そのころは「秋だなあ」と思わ
ないから不思議です。サルスベリは名前に反して登りやすいです。いえ
あくまでも私の体験です。木登りは降りるのがむずかしいです。祖母は
私に木登りをさせまいとして「サルスベリの木の幹をくすぐると、木が
喜んで動くんだよ」と教えてくれました。祖母は「何度もやるんだよ」
と必ず言いました。私は何度もくすぐりました。するとサルスベリは、
確かに動きます。自分が動くからなんですよね。「何度もやる!」これ
がおばあちゃんの知恵なんですね。この話題、6~7年掲載してます。
「夏だなあ」と思います。         (8月18日飯田芳男)