日誌

校長室から

Hello校長室278


■中川ひろたかさん作曲の「にじ」という曲がCMで流れています。♪庭のシャ
ベルが 一日濡れて 雨があがって くしゃみをひとつ 雲が流れて 光がさし
て 見上げてみれば ラララ 虹が虹が 空にかかって 君の君の気分も晴れて
きっと明日はいい天気♪つるの剛士さんも歌っていますが、幼稚園や保育園また
は、小学校の思い出を胸に、二中生の皆さんにもお似合いの歌詞です。八小の学
週発表会で歌った面々も受験勉強に忙しい頃かもしれません。雨の日も曇りの日
もありますが雲の上には太陽が輝いているものですね。 (1月3日飯田芳男)

Hello校長室277


■友人宅を訪れていただくお雑煮は、家々で違って二つと同じ味はありませんで
した。我が家は椎茸と鳥肉でだしをとるおすまし風です。餅はゆでておきます。
私の実家では、里芋が必ず入る醤油味のつゆで、餅は焼いてから投入(?)しま
すから、こげ目がちょっと恥ずかしいです。函館であずき入りの丸餅入りお雑煮
をいただきました。どうみてもお汁粉ですが「郷に入っては郷に従え」のごとく、
完食してきました。他にも、白みそや赤みその汁でいただいた事もありました。
福島県の会津のはずれで「こづゆ」をいただきました。これにはお餅が入ってい
ませんでした。いろいろな食文化を考えさせるお雑煮は趣のある一品です。以前
「おせちもいいけどカレーもね」というCMが流行りました。ウ~ン私は、三が
日はお雑煮を楽しんでいます。            (1月2日飯田芳男)

Hello校長室276


■多摩モノレールで通っていた時は、日の出や夕暮れのダイヤモンド富士に癒さ
れていました。今日は雲が多いながらも太陽が顔を出してくれました。二中生の
皆さんにとって、いい一年になってくれることを願いました。さて、三が日は独
特の雰囲気があります。それぞれの家で独自の過ごし方があることでしょう。私
は祖母、両親からお年玉をもらうのが楽しみでした。一年間をまかなう、きわめ
て有力な資金源(?)です。貴重です。お年玉をもらうときの祖母の名言は今も
忘れられません。「つうしんぼと卒業証書とお年玉は両手でもらうものだ」
                          (1月1日飯田芳男)

Hello校長室275


■今日の月齢は4.9、日の出は6:50、日の入りは16:37です。そして通算の日数
をしめす「通日」はなんと365です。読売新聞には、小林一茶の『うつくしや 
年暮れきりし 夜の空』が紹介されていました。昔と違って年末らしくないとは
言っても、大晦日は独特の一日だと思います。二中生の皆さんも、あと10年も
すれば「子どもの頃の年末の風情は良かった」なあんて、つぶやいていることで
しょう。さて、同じく読売新聞子どもの詩欄にも、今年をしめくくる作品が載っ
ていました。『鈴虫』という詩が良かったです。『ママ ママ 月の音!』これ
は2歳の子の作品です。鈴虫の鳴き声は月の音!負けました。明日からも私の心
の修行が続きます。               (12月31日飯田芳男)

Hello校長室274


■杉並の小学校で副校長の時に、ピンチヒッターで2年生の担任をしました。
給食前、「いただきます」直前に読み聞かせたのがこの「あげぱんくん」でし
た。作者直々(じきじき)にいただいた貴重な本でした。子どもたちはとても
よく聴いてくれました。今でも時々目を通しながら、二中生の給食時間を見守
っています。杉並は民間委託の給食でした。民間のシェフがあげパンを揚げて
くれました。まぶすのは砂糖。中央区の時は、調理員さんがきな粉で味付けを
してくれました。各地区のあげぱんで、それぞれの特色と思い出を味わってき
ました。二中生の皆さん、冬休みは家庭の味を思い切り堪能してくださいね。
私は昨日、家族のためにそばを打ちました。ぼそぼその出来で、誰も食べてく
れません。ひたすら私一人ですすっています。孤独のグルメです。
                       (12月30日飯田芳男)

Hello校長室273


■年末は新聞が薄くなります。いえ新聞記者さんすみません。そんな気がした
だけです。新聞のテレビ欄は時間と時間の線がなくなり、長編の番組が目白押
しです。年末らしさを感じます。さて、年末と言えば掃除。掃除をするとなつ
かしいものが目に入り、片づけの手がとまることがあります。校長室を片づけ
ていると、学校の歴史を語る貴重な品が登場することがあります。72年間の
歩みは偉大です。風景、人、建物。すべてが少しずつ変化しています。では、
変わらないものはなんでしょうか。それを考えながらゆっくり年を越そうと思
います。年末は本欄も短いです。人のことは言えません。
                       (12月29日飯田芳男)

Hello校長室272


■晴れの日も、雨の日もあります。天気は人がどうのこうの操作できません。
せめて気持ちだけは「いつも青空」でありたいです。と、まあそんな心意気で
学級通信「いつも青空」を10年くらい発行していました。先日、その1年分
を綴じた学級通信を開いてみました。自己満足の結集というか、独りよがりと
いうか恥ずかしいものでした。無理やり読者にしてた面々も40歳前後、二中
生の皆さんのご両親の年代でしょうか。さて、今年も大詰め、私はやり残した
ことばかりですが、あきらめず着手していこうと思います。まだあと4日もあ
りますし。心はいつも青空です。        (12月28日飯田芳男)

Hello校長室271


■生徒がいないと「二中正門ストリート」がとても広く感じます。いちょうの
葉が落ち北風に耐えています。ところで武蔵野には立派な防風林を見かけます。
冬のからっ風を防ぐ知恵ですね。風と言えば、作家の遠藤周作さんがフランス
にいた時、「日本の家は紙と木で作られているけど大丈夫?」と聞かれた話を
思い出しました。遠藤氏は「だから大変なんだ!強風の時は、飛んでいかぬよ
う必死におさえて、運悪く飛んでいった時は、あきらめてまた新しいのを作る
んだ」と答えていました。私が中学生の時読んだジョークです。いまでも笑っ
てしまいます。でも40年以上経過しています。二中生の皆さんは現代のジョ
ークと比べて、違いがわかりますか? ♪Nescafé Gold Blend!! 
                       (12月27日飯田芳男)

Hello校長室270


■部分日食なので何度か校長室から空を見上げていました。空はどんよりして
います。日食かなと思いきや、曇っているだけのようです。残念です。このま
ま日の入りになりそうです。さて、今日は大正からはじめて昭和に変わった日
です。昭雄さんや昭一さんというように「昭」がつくと昭和のはじめのお生ま
れかなと推測してしまいます。この頃はちょっと読みにくいお名前も増えてき
ました。先日、兄に「読めなくて、校長泣かせのお名前が増えてね」という話
をしました。兄は返事をしませんでした。兄は「和助」と書いて「たかひろ」
と読みます。ふつうは読めません。家族泣かせです。
                       (12月26日飯田芳男)

Hello校長室269


■12月22日の読売新聞投稿欄は、「息子の小鍋で熱々ラーメン」という題
がついていました。鍋は20年前に大学生の息子さんが下宿生活で使ったもの
だとありました。ちょっとへこんで茶色の汚れのついた鍋は、ご実家の台所の
棚にもどっていたようです。出番が少なかった鍋は、投稿者であるお母さんが
お年をめして大活躍しているという内容です。ある日久々にラーメンを作り、
鍋ごとテーブルに置き、直接鍋からラーメンをすすったそうです。お母さんの
感想は「湯気でメガネが曇って、見えないままほおばったラーメンはおいしか
った」とのこと。私のハートも熱々になる投稿でした。私が中学の時、父が、
ラーメンを作ってくれました。ラーメンは、どんぶりに父の親指が入って運ば
れてきました。私の熱々ラーメンの思い出です。 (12月25日飯田芳男)