日誌

校長室から

Hello校長室128


■74回目の広島原爆の日を迎えました。猛暑の中、凛と咲くコスモスをみると、
小学校4年生で学ぶ「一つの花」を思い出します。『どうしてお父さんはゆみ子
にコスモスを一つだけしか渡さなかったのでしょうか』必ずする私からの発問で
す。中学生になった二中生の皆さんは何と答えますか。私は今日、ふつうに時が
ながれていることをありがたく思っています。     (8月6日飯田芳男)

Hello校長室127


■サッカーの導入編としてラインサッカーがあります。二中生の皆さんも経験が
あると思います。しかし、ルールがまちまちで面白みに欠ける面があります。で
もそこが指導者の腕の見せ所です。私も年に数度、本当は毎回でなくてはいけま
せんが、チャイムがなっても「もっと続けたい!」という声をもらって一日中嬉
しかった経験があります。先日、小学校3年生を担任した時のクラス会がありま
した。40歳を過ぎた教え子のリクエストでラインサッカーをやりました。楽し
めました。私のような高齢者にぴったりでした。続いてドッジボールをやりまし
た。教え子は「dodgeは避ける、よける、かわすという意味って先生の口癖でし
たね」と。30年も前のことを覚えていてくれてありがたいです。「みんなも、
そのうち昨日の夕飯が何だったか覚えられなくなるぞ」と応えてきました。
                          (8月5日飯田芳男)

Hello校長室126


■二中生の皆さんの中には、何かを蒐集(しゅうしゅう)、コレクションを趣味
とする人もいるでしょう。趣味があるのはいいことです。私は大学生になる頃ま
で、郵便局の風景印を集めていました。と言っても都内の郵便局がほとんどでし
たが…。先日修学旅行で行った京都郵便局は舞妓さんがアレンジされていました。
ちょっと嬉しく、未使用のハガキにいただきました。私は子どもの頃から、牛乳
キャップからカブトムシ、カナブンまで、集めるのが好きで、集めては母に捨て
られていた歴史があります。今は神社・仏閣の御朱印を集めるのがトレンド(←
使い慣れない言葉です)ですが、私は、のめりこみそうでやらないようにしてい
ます。今は「お薬手帳」のページを増やすことに、ひそかにのめりこんでいます。   
                          (8月4日飯田芳男)

Hello校長室125


■サッカーでオウンゴールはメンバーに申し訳ないのですが、私も何度か経験し
ています。私の中学時代は単にミスキックと言っていたような気がします。何と
もストレートな表現です。ところで、相手のゴールに攻めていかないゲームに、
ポートボールというのがあります。地方ごとにルールは違いますが、私の頃は、
味方のゴールマンにボールをわたして得点となります。小学校でよく行われます。
大阪の堺市が発祥です。ポートというのは港です。港にボールを運んでくる意味
合いでしょうか。小学校3年生が良くやる競技です。二中のサッカー部の練習を
見ながら、我がポートボール人生を振り返ってしまいました。でもポートボール
は運動量が少なくてちょっと地味です。ゴール前にガードマンという役割があり
ます。寒風吹きすさぶ中、ガードマンとゴールマンは体が冷えまくりです。私は
常にそのどちらかを専門に担当していました。猛暑の中、我ながらいい思い出探
しになりました。                  (8月3日飯田芳男)

Hello校長室124


■昨日は、ベラルーシ新体操ナショナルチームの事前キャンプに行ってきました。
ベラルーシ共和国は、世界最北の内陸国で首都はミンスクという都市です。ベラ
ルーシ語とロシア語が公用語ということで、ヘッドコーチのイリーナ・レパスカ
ヤさんのお話は通訳の方がいないとわかりませんでした。コーチは、「立川に来
て良かった」と言ってくれました。嬉しいですね。私も来年のオリンピックは、
ベラルーシを応援しようと思いました。この機会にベラルーシという国とご縁が
できて良かったです。二中生の皆さんはベラルーシを訪れてみるといいですね。
ところで、日本は今午後4時53分です。ベラルーシは2日の午前10時53分
です。時差が6時間です。ベラルーシの皆さんは来年に備え、時差に慣れたとも
言っていました。湿気の多い東京の夏にも順応した言っていました。さすがです
ね。私は年に数度国内にいて時差ボケを体験しています。(8月2日飯田芳男)

Hello校長室123


■今日から8月です。私は、子供のころ、8月になると「夏休みは終わった」
と覚悟を決めます。そして猛然と宿題にとりかかります。ところが心の弱い私
は、3日も過ぎると「まだ夏休みはたっぷりある」と開きなおります。そして
15日に、また相当な決意で宿題や勉強にとりかかります。しかしとにかく心
の弱い私は20日ごろになって「休みにやり残したことがある。休みじゃない
とできないことがある。」と言ってのらりくらり8月30日を迎えます。30
日は、なんと31日の予定を組むのです。分刻みのスケジュールで宿題をこな
す予定をたて「明日は早起きだ!」と言って、あきれる家族をしり目に、早め
に就寝です。31日の夕方、宿題の5割を残し「明日は始業式だけだ。2日が
締め切りだ」と一方的に決めてペースダウンします。今は全国?の中学校が、
始業式の日が宿題の提出日です。きっと私のせいかもしれません。二中生の皆
さんは、どうか私を見習わないで、「きちんと青春」してください。
                         (8月1日飯田芳男)

Hello校長室122


■手帳に将棋の藤井聡太さんのお母さんの話をメモしていました。平成29年
6月8日の毎日新聞の記事です。藤井さんが小学校2年の時、谷川浩司9段と
対局、飛車角落ちのハンデをもらっても、藤井さんが負けそうになりました。
すると谷川さんは「引き分けにしようか」という優しい提案をしてくれました。
直後に、藤井さんは盤を抱えて号泣したそうです。お母さんは周りに謝りなが
ら藤井さんを駅まで引きずっていって帰宅の途についたそうです。お母さんは
「勝負への執念に驚きました。」と語っていました。私は藤井さんの粘り強さ
に学びました。私のめも(眼も)うるんだメモでした。
                        (7月31日飯田芳男)

Hello校長室121


■7月29日読売新聞こどもの詩は、4歳の男の子のつぶやきが掲載されてい
ました。『起きてください 朝ですよ おひさま電気がつきました』みずみず
しい感性ですね。二中生の皆さんもそうですが、子供たちは、私にはない、豊
かな表現力があります。うらやましいです。私はいつあいさつや文章を求めら
れてもいいように、ちょっとした話題や言葉をメモしておきます。しかし、引
用はできますが、豊かな表現力っていうと…疑問符、・・?ですね。ところで
私は読書感想文が苦手で、小・中・高校と苦労しました。でも、ようやくこの
頃感想文の極意を会得しました。感想文の上達法は『作品をしっかり読む!』
これにつきます。私はナント!本を読まずに書いていたのです。二中生の皆さ
んは私のマネをしないで、ゆっくりかつ、粘り強く読み進めてください。読む
力がつくと書けます!              (7月30日飯田芳男)

Hello校長室120


■梅雨明け宣言が発表になりました。受験勉強に追われる3年生は、季節が進ん
でいくと緊張感もひとしおでしょうが、心配することはありません。誰もが乗り
越えてきました。夏の甲子園を目指す面々は、鍛錬を重ねしっかり冬を過ごしま
した。受験では、夏を制するものが結果を出すといわれてきました。私は、どの
季節も、のほほんと過ごしてしまいました。この年になっても後悔しています。
二中生の皆さんはすでに校長を越えています。応援していますよ。ところで、柔
道部員の勇姿にふれ、私が中学の頃流行っていた、柔道一直線というドラマうを
思い出しました。♪柔(やわら)の道に いのちをかけた 男の意地が 火と燃
える よるな さわるな はじけてとぶさ ああ柔道一直線♩主題歌がスラスラ
出てきます。でもこの記憶力は何の役にもたっていません。
                         (7月29日飯田芳男)

Hello校長室119


■吹奏楽部の演奏会場の「ルネ小平」前の郵便ポストです。小平市には36本
の丸いポストがあるそうです。その中でひときわ大きいのがこのポストです。
2m77㎝です。郷愁を感じるポストです。二中生の皆さんは四角いポストが
おなじみでしょうが、以前は丸ポストばかりでした。立川市内にはとっても小
さなポストがあります。どうぞさがしてみてください。私も暑中お見舞いのハ
ガキが完成したら、丸いポストに投函してみようと思います。小暑の7月7日
から立秋の前日8月7日までが「暑中見舞い」それ以降、処暑の9月7日頃ま
でが「残暑見舞い」だと、中学の恩師が口癖にしていました。恩師からのハガ
キも、私の中学時代の思い出も、今はセピア色になりました。
                        (7月28日飯田芳男)