日誌

校長室から

Hello校長室854


■4コマ漫画の主人公コボちゃんが、お母さんに「ねえ 先生」と呼びか
けるシーンを見ました。小さい子でなくてもいつも一緒にいる人の名前が
口から出てしまうことがあります。私もよく教室で児童に「お父さん!」
と呼びかけられたことがありました。今日は「先生!」と呼ばれたお母さ
んが何となく喜んでいる気がして微笑ましかったです。先日ある幼稚園に
学校だよりを届けに行きました。すると園児さんが、私に向かって、友達
同士でひそひそと「誰のお父さん?」と言い合っていました。私は「誰の
おじいちゃん?」と言われなかったことで、一日中背筋を伸ばし笑顔で過
ごせました。「人は、ほめて伸ばす」 学びました!(9月3日飯田芳男)

Hello校長室853


■九月は長月と言います。私は、30日までしかないのにどうして「長月」
なのか疑問でした。むしろ「短月」ではないでしょうか。でもそうなれば
2月 4月 6月 11月は言わば「にしむくさむらい」は、みんな短い
月です。さて、金田一春彦先生の名答は「夜長月」です。夜長月の略が、
長月だということです。さすがです。金田一春彦先生は、民俗学者の折口
信夫博士の説も紹介しています。9月は長雨の時季で「ながめ」という物
忌み(日常的な生活を控えること)の行われる月なので「なが月」とよば
れたのだろうとのことです。明日も雨かもしれませんね。
                       (9月2日飯田芳男)

Hello校長室852


■防災の日です。1923年(大正12年)9月1日午前11時58分に
マグニチュード7.9の関東大震災が発生しました。死者、行方不明者が、
10万人以上と言われています。当時の方々がどんなにか怖い思いしたか
と思うと胸が痛みます。私の祖母は、母がおなかの中にいて火災から逃れ
ようと必死に逃げたそうです。私がこの世にいるのは祖母のおかげという
ことになります。誰もが安全に過ごせるようあらためて祈念した一日です。
                       (9月1日飯田芳男)

Hello校長室851


■今日は「野菜の日」です。放送委員が「一日に必要な野菜は350g」
と紹介してくれました。学校給食課とのコラボ?で食育に関する放送を
行いました。旬の野菜をいただきたいですが幸せなことに、多くの野菜
は一年中手に入ります。野菜のおいしさをどんどん味わいたいです。野
菜がなくても私がごちそうだと思うのは、「しょうゆをひとっ垂らし」
しただけの炊き立てご飯です。シンプルですがしあわせの味です。
                     (8月31日飯田芳男)

Hello校長室850


■校庭のアブラゼミが最後の力をふりしぼっているかのように、元気に
鳴いています。天気予報は「明日から涼しくなる」と報じていました。
夏も峠を過ぎるとツクツクボウシの声が聞こえます。今年はまだ聞いて
いません。また、カナカナと鳴く蜩(ひぐらし)が夏の終わりと思って
いましたが、ものの本によれば、蜩は7月下旬から鳴いているそうです。
でもあの声のせつなさが、今では秋の季語になったとか。わかるような
気がします。さてツクツクボウシも秋の季語。どちらかを聞いたら秋の
入り口にさしかかったと言えそうです。  (8月30日飯田芳男)

Hello校長室849


■今日は文化財保護法が施行された日です。この法律は法隆寺が火災に
遭ったのがきっかけと言われています。焼肉の日でもありますが、文化
財に心を留めたいです。          (8月29日飯田芳男)

Hello校長室848


■6月のプール清掃時に副校長先生がヤゴを救出しました。もう少し段階
的な変化なら生徒に見てもらおうと思っていました。しかし変化は突然で
した。抜け殻を見ても校長室内にトンボはいませんでした。でもこんなに
大きくなって校長室のカーテンにへばりついていました。外に行きたかっ
たのでしょうか。花壇に放してあげました。今週のプール清掃でもヤゴを
救出しました。ヤンマや赤トンボも楽しく学び舎を飛び交ってほしいです。
                      (8月28日飯田芳男)

Hello校長室847


■剪定(せんてい)作業後の枝から、新しい芽が育っています。高いところ
に葉をつけるタイサンボクにしては珍しく、低い場所に新芽が顔を出しまし
た。栄養は水と太陽だけですが、肥沃な土と支える根のおかげで葉が青々と
しています。開校から74年経っても多くの木々が元気です。創立期の先輩
方が校庭整地をしてくれたおかげです。木々はコロナ禍なのを知っているの
でしょうか。私たちをじっと見守ってくれることをありがたく思います。私
は時々、木々に話しかけています。皆さんに笑われないよう、そっと。
                       (8月27日飯田芳男)

Hello校長室846


■体育館でドッジボールが行われていました。ボールはソフトタイプのもの
で突き指の心配のないものでした。dodgeはドッジと英語表記するのでドッ
ジボールと言います。「身をかわす」という意味です。私が得意気に述べる
十八番の話題です。1年に1回は「ドッジボール」であり「ドッチボールで
はありません」と解説をしてます。ドッヂと表記しても濁点になれば間違い
ではないようです。ただフライングディスクのドッヂビーは、チに濁点をつ
けるようです。生徒の歓声を聞きながら、ドッジボールに明け暮れた子供時
代をなつかしみました。           (8月26日飯田芳男)

Hello校長室845


■昨日は任務を終えたブルーインパルスが本校上空に現れました。今日か
らの新学期にエールを届けに来てくれた…ような気がしました。さていよ
いよ2学期です。私が中学の頃は、遅寝遅起きの夏休みを過ごしていたの
で、始業式は気持ちを奮い立たせて登校しました。「学校が始まるのはつ
らいけど、カレンダーが進まないと、大人になれないもんね」とぶつくさ
言っていました。たくさんの通過点を乗り越えて大人への階段を上ります。
私の経験を踏まえ、二中生の皆さんを応援しています。 
                      (8月25日飯田芳男)

Hello校長室844


■時々花壇の花にホースで水をかけています。いつもはボランティア部の
皆さんがやってくれていますね。ありがとうございます。ところで水やり
と言えば「じょうろ」です。じょうろは「如雨露」と書きます。昨日の夕
刊に銅製ジョウロを愛用している作家さんの記事を拝読。作家さんの愛用
ジョウロの水の出方は、「雨、露の如く(ごとく)美しく、繊細。」なの
だそうです。如雨露から、繊細で美しい水を浴びたらさぞ植物は喜ぶでし
ょう。校長室のジョウロは100円です。大量に水が出ます!今から心を
入れかえ、やさしく水をそそぎます。私は最近まで「ジョウゴ」かと思っ
ていました。それは漏斗と書くようです。「ろうと」と読んでもよいので
しょう。まちがってたらごめんなさい。水に流してください。
                      (8月24日飯田芳男)

Hello校長室843


■昨夜の月は月齢が13.5でした。昨日も今日もほぼ満月です。月に少し
雲がかかっていましたが「スタージョンムーン」を鑑賞しました。チョ
ウザメのことをスタージョンと言います。魚の王様です。8月22日の
21時03分に月が最大になりました。その上に木星が輝いています。
この時期は「木星と土星が月に寄り添う」そうで、「土星?」と家族に
言ったら、「木製!」と怒声(?)が返ってきました。でもどっちかな
あ?今夜また調べてみようと思います。もしかしてアンタレス?  
                     (8月23日飯田芳男)

Hello校長室842


■今日は「ハイ チーズの日」だそうです。写真の運営会社が制定した
とのことです。今でこそ笑顔で撮影されますが、明治生まれの祖母らの
写真は笑顔の人物がいません。「きちんとして写真を撮ってもらいなさ
い」と祖母は口癖のように言っていました。世界の『ハイ チーズ』を
調べてごらん?自由研究をやっていない教え子によく言っていた定番の
セリフです。サザエさんのカツオ君もあわてる今日この頃です。
                     (8月22日飯田芳男)

Hello校長室841


■教え子と再会し、小学生のお子さんの自由研究の話となりました。ほ
んの立ち話程度の時間でしたが「新聞の天気図をノートに貼り、感想を
書かせてます」と言われて私の顔が赤らみました。私が教え子に伝授し
た自由研究だったからです。私が子供の時は、ノートに貼った天気図を
パラパラ漫画のようにめくり、「雲の動きがわかります」と自己満足し
ただけでした。でも天気図のスクラップは、自由研究の題材が思いつか
ない児童によく教えていました。「超アナログの取り組みだね」と教え
子に言ったら「昭和のにおいがしますね」と笑ってくれました。「私の
アブラゼミ20匹の昆虫採集の話は、お子さんと奥さんに言わないでね」
と懇願しました。             (8月21日飯田芳男)

Hello校長室840


■『土近く朝顔咲くやけさの秋』高浜虚子の名句です。朝はとても涼し
いのでちょっと早起きすると首筋が冷たいです。でも中学の時はこの頃
宿題をやってなくて、首筋どころか背筋が寒くなっていました。時間よ
止まれと毎年歌っていた中学時代でした。  (8月20日飯田芳男)

Hello校長室839


■小学校1年生で読む「くじら雲」を、二中生の皆さんも覚えていると
思います。今朝空に浮かんだ雲はくじら雲のようでした。教科書では
「くじらはあおい空の中を、元気いっぱい進んでいきます」とあります。
私は時々青い空や青い海に向かって飛び出したいと思う時があります。
私も空を泳げるかなと思って、タクシーを止めるようにくじら雲に手を
上げました。すると、ぐんぐんスピードをあげて私の目の前から去って
いきました。私は気を取り直してせっせと働くことにしました。
                     (8月19日飯田芳男)

Hello校長室838


■サルスベリの赤い(紅い)花を見ると「夏だなあ」と思います。でも、
サルスベリは百日紅と書くように、初夏から三か月くらいは花が咲いて
います。10月初旬でも咲いています。そのころは「秋だなあ」と思わ
ないから不思議です。サルスベリは名前に反して登りやすいです。いえ
あくまでも私の体験です。木登りは降りるのがむずかしいです。祖母は
私に木登りをさせまいとして「サルスベリの木の幹をくすぐると、木が
喜んで動くんだよ」と教えてくれました。祖母は「何度もやるんだよ」
と必ず言いました。私は何度もくすぐりました。するとサルスベリは、
確かに動きます。自分が動くからなんですよね。「何度もやる!」これ
がおばあちゃんの知恵なんですね。この話題、6~7年掲載してます。
「夏だなあ」と思います。         (8月18日飯田芳男)

Hello校長室837


■今日はパイナップルの日だそうです。私が中1の時、英語の先生の
「パイナップル」の発音に感動したのを覚えています。私は「ナ」を強
く発音するのですが、英語の先生は「パ」を強く言って「パイナプール」
と言っていました。美しい発音を真似て、母親に「パイナプール」と数回
言ったら、母は私のおでこに手を当てました。(8月17日飯田芳男)

Hello校長室836


■旧のお盆が過ぎていきました。北海道の知人が「終戦の日が過ぎると
短い秋が来る」と言ってました。私は、一般の大学を出て、通信教育で
小学校の教員免許を取りました。そこで知り合った北海道、長野、広島
佐賀の友人は今も仲がいいです。でも皆、豪雨の被害に遭っています。
東京よりひと足早い秋の訪れを感じる間もなく、豪雨という重い課題を
背負わされた知人たちです。「ちょっとだけ顔を上げて!」とメールを
うちました。              (8月16日飯田芳男)

Hello校長室835


■76回目の終戦の日です。平和はありがたいですが、普通の生活がどれ
ほど大変か苦労はつきません。心はいつも青空でありたいです。
                      (8月15日飯田芳男)