日誌

校長室から

Hello校長室574


■10月の最終週になりました。中学1・2年生はこの時期から
学校生活にスピード感を抱くようです。1日を長く感じても1週
間は早く感じるわけです。小学校の時と違って、やや見通しがも
てるようになったからだと思います。私が中学の頃は、金曜から
日曜の夜までに猛烈なスピード感を感じていました。日曜は起床
したらすぐ夕方になってしまう気がしています。サザエさんの登
場の早いこと。ところで、サザエさんは51年前から放映されて
います。第1回目の放送がつい昨日のようです。二中生の皆さん、
私くらいの年になると50年はあっという間だと感じています。
                 (10月26日飯田芳男)

Hello校長室573


■今日は、元日から数えて299日目です。明日は300日です。
時は誰にも平等に刻まれていきます。ただ、後戻りはありません。
私は「今日より明日、明日は今日よりいいことがある」と思って
います。二中生の皆さんにとっても『絶好調の週』であることを
願っています。          (10月25日飯田芳男)

Hello校長室572


■週末の部活は試合がある部がいくつかあります。3年生はこの
週末も勉強にいそしんでいることでしょう。それぞれの週末です
が有意義にお過ごしだと思います。秋の日はつるべ落としです。
春も秋も日中時間に変化はないのですが、暗くなる時間が増える
と「この頃急速に日が短くなっている」と錯覚してしまうのかも
しれません。つるべ井戸は見かけなくなりましたね。テレビ等で
おなじみの笑福亭鶴瓶さんは、私は「つるべい」さんと思ってま
したが、『つるべ』さんなんですね。錯覚してました。
                 (10月24日飯田芳男)

Hello校長室571


■教育実習生の授業を見ていたら『伯方の塩』が登場しました。
CMのように「ハ・カ・ターのシオ!」と読んで学習意欲が喚起
されました。伯方の塩は伯方島の塩田製塩を残したいという消費
者運動の思いからその名がついたと言われています。伯方の塩に
ついて調べると半日以上かかります。しかしCMのおかげで音が耳
になじんでいます。ですから博多の塩と思った人がいても、おか
しくはありません。「伯方の塩」の伯方町は愛媛県です。福岡県
ではありません。勘違いしている人もいるはずです。ところで、
塩には賞味期限がありません。砂糖、アイスクリーム、ガム、梅
干し等も同様です。保存をきちんとしたらずーっと食べられるよ
うです。保存といえばアイスは、マイナス18度以下で保存する
から風味が損なわれないということになるのでしょう。伯方の塩
でとても勉強になりました。    (10月23日飯田芳男)

Hello校長室570


■「人の話を聞いてどう表現するかは、みんな次第。話を聞か
なきゃ勉強も無理だよ」顧問は部員に語ります。私は背中で聞
いています。部活動は生徒も顧問の先生にとっても良き変容の
場です。互いの気持ちがぶつかり合い中で成長していきます。
昼休みは張り詰めた気持ちがいやされる時でもあります。ちょ
うど鉄棒少年に出会いました。私も鉄棒にぶら下がり、学校を
さかさまに見てみたいなと思いました。たまには、物事の価値
判断のものさしを取りかえてみようと思います。
                (10月22日飯田芳男)

Hello校長室569


■2年生が瀬戸内地方を学んでいます。ネットでひくと瀬戸内
海事典に『海峡の内側』だとあります。明石海峡(明石の瀬戸)
から西を内(うち)と呼ぶそうです。これが瀬戸内の由来にな
っているようです。瀬戸内海のいくつかの島にぜひ行ってみた
いのですが、700以上あると聞いて驚いています。小豆島や
淡路島くらいしか知らないのですが、他にどんな島があるのか
少しずつ調べていこうと思います。私は、中学の時聞いていた
『瀬戸の花嫁』という曲が鮮明に思い出され、瀬戸内地方の学
習には今でも意欲的に取り組めそうです。明日また、2年生の
社会科を参観しようと思います。 (10月21日飯田芳男)

Hello校長室568


■秋刀魚(さんま)が豊漁という便りがきかれました。値段
も安くなってきそうで嬉しいです。ところで、小学校で魚の
絵を描かせると9割が左向きに描きます。不思議だなあと思
って久しいです。先日、魚を料理するとき、「頭を左向きに」
という説明がありました。利き手が右手の人が多いからでし
ょうか。そうでもないらしいです。二中生の皆さんも調べて
みると良いでしょう。ご家族が魚を盛り付けるとき頭を左に
置くと思います。魚屋さんの魚もたいがい左に向いてます。
興味深いです。         (10月20日飯田芳男)

Hello校長室567


■『空にひかる星を 君とかぞえた夜 あの日も今日のよう
な 風が吹いていた あれから いくつもの季節こえて 時
を過ごし それでも あの想いを ずっと忘れることはない
大切なものに 気づかないぼくがいた…♪』合唱コンだけで
なく卒業式等でも歌われる『大切なもの』今年もどこかの学
級が歌ってくれます。大切なものに気がつかなかった僕は、
いったい何に気がつかなかったのでしょうか?考えながら聴
いているうちにいつも曲が終わっています。私が中学生の時
は、大切なものを考えてるゆとりがなかったように思います。
でも今は大切なものがたくさんあります。今なら大切なもの
が答えられます。でも「物」は一つもないのです。
               (10月19日飯田芳男)

Hello校長室566


■昨日は12月並みの気温だったとか。一日中雨でしたが、
今朝は日差しが心地良いです。止まない雨はないのですね。
と言っても、雨を心待ちにしていた人もいたことでしょう。
明けない夜もありません。今日も明日も良い一日であること
を願っています。       (10月18日飯田芳男)

Hello校長室565


■昼休みの校庭のにぎわいは小学校のほうが勝るかもしれま
せん。でも二中生もアクティブに校庭を駆け回る面々は健在
です。小学校には行間休みがあって、校庭で遊ぶ子供たちが
ひしめきあっています。私の小学校時代は1000人の児童
が校庭で遊んでいました。こまかなルールがなくても無事に
過ごせました。当時カバゴンこと、評論家の阿部進先生が、
「子供は遊びが仕事です」と言っていました。私はその教え
をずっーと守り続けました。  (10月17日飯田芳男)

Hello校長室564


■読売中高生新聞『君に贈る本大賞』の作品の中に『スロー
カーブをもう一球』という山際淳司さんの著作がありました。
スポーツ・ノンフィクションと呼ばれるジャンルの8編が収
録されています。甲子園を目指すスローカーブが得意な球児
の作品が本のタイトルになっています。このタイトルの作品
は、私が大好きな人生観「いつも直球勝負じゃ疲れるでしょ」
に通じます。30年前この話を、今は亡き母親にしたら、そ
のセリフは、いつも直球勝負で生活している人が言うのだと
説教されました。私の中学時代は、「真剣」とか「ひたむき」
とは無縁でした。さて、校長室に合唱曲が聴こえてきました。
どの学級も合唱祭委員が絶妙なスローカーブを投げています。
               (10月16日飯田芳男)

Hello校長室563


■今日は世界手洗いの日です。読売新聞は手洗いの表現を『ゴ
シゴシ キュッキュッ』としたそうです。コロナ禍で手洗いの
機会が増えました。私の洗い方は、『ゴニョゴニョ』あたりか
なと思います。ハッピーバースディーを歌いながら洗うのが良
いとも言われています。なるべく時間をかけ丁寧に洗おうと心
がけている昨今です。そんな日々ですが、「心を洗う」ことが
足りてないなあと反省しています。二中生の皆さんのように、
今日と違う自分を心がけたいです。「わたし発あなた行き」が
目標です。           (10月15日飯田芳男)

Hello校長室562


■私が中学生の時、10月14日はミスタープロ野球長嶋茂雄
選手の現役引退の日として覚えています。物覚えの良くない私
でさえ、この日16時57分「私は今日ここに引退しますが、
わが巨人軍は永久に不滅です」というセリフが記憶に残ってい
ます。野球ファンでなくても、巨人ファンでなくても泣きなが
らテレビに見入った人が多かったという報道がありました。私
の在学していた中学では、「あまりに悲しくて宿題ができませ
んでした」と言い放った生徒がいました。10月14日がくる
と時々思い出す光景です。わが立川二中も永久に不滅です。
                (10月14日飯田芳男)

Hello校長室561


■東京国立博物館が「桃山ー天下人の100年」を特集するよ
うです。『桃山文化』は権力者の「おれが おれが」が目立つ
文化です。当時のヒーロー秀吉は伏見城に長く住んでいました。
別名桃山です。信長は安土山の安土城に住んでいました。余談
ですが江戸幕府は豊臣秀吉の象徴「伏見城」があったというこ
とを消すために桃の木を植えました。江戸幕府は跡地に桃を植
えるのが得意でした。中野区の桃園もその名残と言われていま
す。ともあれ室町幕府が滅びた1573年頃から1603年の
江戸幕府成立の頃が安土桃山時代です。安土桃山文化というと
室町幕府滅亡からの30年間と江戸時代初めの70年間位が入
るようです。落ち着いた室町文化、整った雰囲気の江戸文化等、
時代の特色を文化で味わうのも楽しいです。
                (10月13日飯田芳男)

Hello校長室560


■給食はスパゲティーミートソースでした。予約が多かったよ
うに思います。小学校の給食には、ペスカトーレやボンゴレも
登場しているようです。でも私はナポリタンとミートソースで
じゅうぶんです。ついでを言えば、パスタと呼ばずにスパゲテ
ィーと言ってくれたほうが嬉しいですね。パスタはイタリア語
で麺類、650種類位あるそうです。スパゲティーは英語化し
たイタリア語らしいです。パスタのうちの一つがスパゲティー
のようです。昭和40年代にはパスタという言葉は使われてい
たとのことです。驚きました。私は令和でも「パスタを食べよ
うよ」とは言いません。「スパ食べようよ」とは言います。で
も、なぜか誰も応じてくれません。(10月12日飯田芳男)

Hello校長室559


■今日はリンゴの日です。映画にリンゴの歌が使われたのが
昭和20年の今日だとか。それを知って旬のリンゴを食べた
くなりました。社会科では、リンゴの消費量がある年から下
がる資料提示がつい最近まで定番でした。なぜリンゴの消費
が落ちたか?理由はバナナの輸入自由化です。でもリンゴ農
家の方は、そのことだけでなく幾多のピンチをチャンスにし
て今もがんばっています。台風が来ると農家の方にエールを
おくっています。どの地域にも被害がないことを祈ります。
                (10月11日飯田芳男)

Hello校長室558


■目の愛護デーの10日です。しかし私は「体育の日」の
イメージが消えません。体育と言えば本校の体育館は昭和
62年まで、プールとセットで校庭の西側にあったようで
す。ちょうど今の場所が、右側の写真では工事中になって
います。現体育館も30年以上経ったということですね。
校舎は二中生の汗と涙を受けとめてくれています。感謝!
              (10月10日飯田芳男)

Hello校長室557


■今日発行の読売中高生新聞『シゴトビト』はパティシエ
を特集していました。登場したのは41歳の菊地さんです。
お菓子作りのキーワードは「早く!」味見をしながら優雅
に…という仕事ではないそうです。下積み時代は洗い物や
クリームしぼりばかりの日々だったそうです。ちょっと、
うるっとして記事を読みました。私は先日、栗をペースト
状にしてパスタマシーンで、モンブラン状にしてみました。
市販のカステラの上にのせていただきました。味が…??
一生パティシエになれないと思います。 
               (10月9日飯田芳男)

Hello校長室556


■『平等じゃない でも不公平ではない』今日の名言です。
三人のお子さんを持つお母さんは、「ある一人だけ甘やか
せた時もあったけど、三人三様に甘えさせた」と述べてい
ます。担任だった私も同じようなことを言ってきました。
「困っている子には一番に寄り添うけど、誰が困っていっ
ても同じように寄り添う!」と。私は学級では首振り扇風
機のように全員と目を合わせ授業をしていました。特定の
児童、生徒でストップしないように…。平等が大事です!
と言いつつも、今週、一回も声をかけてない先生がいるこ
とに気が付きました。これから愛想をふりまきにいきます。
「は~あ~い 元気ですか??」 (10月8日飯田芳男)

Hello校長室555


■給食はソースかつ丼でした。ひじきもサツマイモのオレン
ジ煮もおいしかったですが主役はトンカツです。今日の予約
率は高かったようです。配膳室への搬入に時間がかかってい
たように思います。かつ丼と言えば、私はとき卵で煮たかつ
丼しか食べたことがありませんでした。しかし大人になって、
福島県の郡山で初めてソースかつ丼を食べました。驚きまし
た。福島の友人によれば「かつ丼は、子供のころからソース
かつ丼!」と言っていました。新潟と愛知の友人は、「味噌
かつ丼」と言っていました。かつ丼談義のケンミンショーに
なりました。『みんなちがって みんないい!』ですね。
                (10月7日飯田芳男)

Hello校長室554


■今はシャープペンシルを使う生徒がほとんどだと思います。
鉛筆を使う生徒がいたら、濃さは何がお気に入りか伺いたい
ですね。私はHBです。シャープペンシルの芯もHBがあり
ますが、昭和の人間としては鉛筆のHBに魅了されています。
鉛筆は黒鉛と粘土の割合で硬さを決めるようです。Hはハー
ドで硬さ、Bはブラックで軟らかさを示し、数字の大小でレ
ベルが違います。HBとHの間にFがあります。フィルムの
頭文字で「ひきしまった、しっかりした」という意味です。
見栄をはって時々買っていました。鉛筆のHBの濃さをネッ
トで調べたら「中庸(ちゅうよう)」とありました。ホッと
しました。私の性格&人柄と同じです???      
                (10月6日飯田芳男)

Hello校長室553


■校舎内にヤンマ系のトンボが飛んできました。私はギン
ヤンマかなと思いましたが自信はありません。豊作の象徴
であるトンボの、中でも王様級のヤンマは、創業者山岡さ
んの姓にもかけて「ヤンマーディーゼル株式会社」の社名
に使われています。またヤンマー1社提供の『ヤン坊マー
坊の天気予報』は2014年3月31日まで55年間続き
ました。私も大好きで♪ぼくのなまえはヤン坊…と歌いな
がら画面を見ていました。久々に思い出したので、今日は
この歌を歌いながら帰ろうと思います。私に近づかないで
くださいね。         (10月5日飯田芳男)

Hello校長室552


■今日はイワシの日だそうです。イワシの種類は、ほぼ3種
類でマイワシ、ウルメイワシ、「しらす」でおなじみ、稚魚
のほうが有名なカタクチイワシです。健康診断で私に必要な
カルシウム量の目安は、一日にカップ3杯分の牛乳が必要!
らしいです。せっかくですから今日は魚をいただこうと思い
ます。             (10月4日飯田芳男)

Hello校長室551


■職員玄関脇に温度計を設置しました。出勤時に「おはよ
うと」声をかけています。また、校庭南側は防球ネットの
支柱が立ちました。学校の安心安全を支えてくれることを
期待しています。さて学校にも正真正銘、キンモクセイの
香りがただよい始めました。ドルチェ&ガッパーナも良い
ですが自然の香りには秋を感じます。
               (10月3日飯田芳男)

Hello校長室550


■ここ数日は、太陽よりお月様が話題になります。太陽と
お月様ではどちらがえらいでしょう?小学校1年生は様が
つくからお月様のほうがえらいと言うのです。同様に「い
ただきますよりごちそうさまのほうがえらい」ということ
になります。ところで、今日は『人生ってお月さまと同じ
よね』という名言がカレンダーに載っています。月は大き
くなったり小さくなったりを繰り返します。作者は、人生
も楽しいことと、苦労が繰り返されるから月と同じようだ
と理由を述べています。つらい時は、満月に向かっている
と思うと体に力が入るそうです。私も同感です。
               (10月2日飯田芳男)

Hello校長室549


■今日は月齢13.7中秋の名月です。昨日の月齢は12.7右
の写真です。某陸上部の顧問の先生が「わーきれいな月」
とつぶやきました。ほぼ満月でした。ちなみに明日の月齢
は14.7です。明日のほうが十五夜と呼べる満月に近いとい
うことになります。今年は新月の瞬間が9月17日20時
で、太陰暦の8月1日となり、今日が太陰暦の8月15日
です。太陰暦の8月15日が中秋の名月というきまりなの
で今日が名月です。しかし天文学的には明日が満月です。
今朝は雨でしたが幸運にも夕方は晴れそうです。名月が見
られるかもしれませんね。私にもツキがありそうです。
               (10月1日飯田芳男)

Hello校長室548


■給食は他人丼でした。親と子に見立てた親子丼に対して、
牛肉と玉ねぎと卵で作ったのが他人丼です。今日の給食は
豚肉でしたが「牛肉でスタート」が通説のようです。関東
では開化丼とも呼ばれました。ともあれ、おいしくいただ
きました。二中生の皆さん、お味はいかがでしたか?とこ
ろで我が家では、ひんぱんにあげ玉と油あげをのっけたど
んぶりが登場してました。おそば屋さんでムジナ丼と呼ば
れていて驚きました。母の発明による飯田丼!かと思って
ました。思えばキツネもタヌキも実は同類ですね。子供の
頃の私は、ご飯の上に味噌汁をかけて食べるのも好きでし
た。完全な他人どん!です。でも祖母には上品ではないと
叱られていました。祖母はつっけんどん!でした。
               (9月30日飯田芳男)

Hello校長室547


■学校でほのかにキンモクセイの匂いがただよったような
気がしました。でも「そんなはずはない」と打ち消したら
あの甘い香りは消え去っていきました。彼岸花もゆっくり
鑑賞していないのに、もうキンモクセイが登場したのでは
趣(おもむき)がありません。1年があまりにもあっけな
く過ぎていくのは寂しいです。私の経験では中学2年の秋
から中学校生活はスピード感が増します。7歳の子の1年
より、14歳の子の1年間は早く感じます。「1年間の生
活を14回も繰り返すと、見通しがもてるから1年を早く
感じる」と、祖母が言ってました。45歳の私は(思いっ
きりサバ読み)45回も似たような1年間を経験している
のでマッハの速度で月日がながれます。『日々充実』を心
がけます。         (9月29日飯田芳男)

Hello校長室546


■給食は『さんまのおろししょうゆかけ』でした。そして
カボチャのサラダと、ごぼうのきんぴらは茎わかめ入りで
す。私は今シーズン初めてさんまをいただきました。高価
だと聞いています。栄養士さん、ありがとうございます。
ある生徒が「キクわかめ」と言っていた「クキわかめ」も
大変おいしくいただきました。私は葉っぱの方のわかめは
よく食べますが茎と言われる「芯」をいただく機会はあり
ません。茎は食物繊維とカルシウムが豊富だとか。さんま
と茎わかめで、昭和レトロな表現ですが元気モリモリです。
「キクわかめ」と言った生徒は「菊」を連想したのでしょ
うか。季節を感じるのは楽しいものです。時代を感じるの
はもっと楽しいです。     (9月28日飯田芳男)

Hello校長室545


■今年も271日経ちました。また急な秋の深まりで詩人
の高田敏子さんの作品『忘れ物』を読み返すことを失念し
てしまいました。『入道雲にのって 夏休みはいってしま
った サヨナラのかわりに 素晴らしい夕立をふりまいて』
冒頭だけ味わうと、過ぎ行く夏を惜しむ作品と思えます。
でも三連目は『だがキミ! 夏休みよ もう一度 もどって
こないかな 忘れものをとりにさ』と綴られています。私
は毎年この詩が意味する『忘れ物』を探しています。
                (9月27日飯田芳男)

Hello校長室544


■井上靖氏の作品冒頭に『私は八月の終わりから九月の初
めへかけての、夏の終わりのごく短い何日かが好きである。
ことにその期間の海浜が好きである。』という一節の物語
があります。題名は「晩夏」です。今頃の季節は気に留め
なければ通り過ぎていきます。夏と秋の間の微妙な移ろい
を楽しむのもいいものです。中学生の頃はこの微妙な季節
感に気づきません。でも、心をたがやしてくれています。
大人になると思い出されるものです。それが楽しいのです。
               (9月26日飯田芳男)

Hello校長室543


■校門のアベリアが花をつけています。道路や生垣に使わ
れているので良くみかけるのですが、花の名前がわかりま
せんでした。でも今日、用務主事が事務主事から聞き出し
アベリアと判明しました。とても嬉しかったです。和名は
「ハナツクバネウツギ」です。花衝羽根空木と書きます。
スイカズラ科ツクバネウツギ属とのことです。日頃から、
用務主事が手入れをしています。校門の両サイドに何気な
く植えてあります。アベリアの花言葉はなんと『強運』で
す。試合や試験の時「うまくいきますように」と話しかけ
るといいですね。さて月末で給食の予約機前がにぎわって
います。予約が「うまくいきますように」校長室から祈っ
ています。         (9月25日飯田芳男)

Hello校長室542


■3歳児健診で「動物はどれ?」と聞かれたお孫さんは、
ネコとイヌを指ささなかったそうです。どうして?と聞く
と「ネコとイヌは動物じゃないよ だっていつもおばあち
ゃんと一緒だもん」と答えたそうです。一緒に暮らす動物
は家族なんですね。3歳のお子さんの感性に目が潤みます。
私は中2の時、死んだカブトムシを土に埋めてお墓をつく
るつもりで学校に行きました。帰宅後カブトムシがいませ
ん。虫かごも消えてました。母が「ゴミにだしといたよ~」
とひとこと。この3歳のお子さんの言葉で私の暗い過去も
ふきとびました。      (9月24日飯田芳男)

Hello校長室541


■私が祖母に「学校の成績を上げるにはどうしたら良いか」
とたずねると「毎日、履物(はきもの)をそろえる!」と
答えがかえってきました。すると続けて、「心がそろうと
はきものもそろうから。」と小学校の先生のようなことを
付け加えました。これは禅の言葉で『脚下照顧(きゃっか
しょうこ)』と言います。他の人に向かって理屈をこねる
より、先ず自分の足元を見て自分のことをよく反省しなよ。
って言う意味のようです。さらに祖母は「そうするとぬぐ
時にそろえるようになる。はく時に心がみだれない。つま
り勉強の構えができる。」と。今日のニ中生、列がななめ
にそろっていました。心がそろった!
               (9月23日飯田芳男)

Hello校長室540


■秋分の日です。うるう年の時は22日と思っていたら、そ
う簡単な理由ではないようです。国立天文台が説明していま
す。二中生の皆さん、ぜひ理科の先生にお尋ねください。私
は秋分の日は23日、敬老の日は15日、成人の日も15日
のイメージが強いです。教え子の秋さんは9月23日生まれ
敬(たかし)さんは9月15日生まれ、成さんは1月15日
生まれでした。祝日が移動しても覚えているものです。いえ
いえ忘れなくてはいけません。究極の個人情報でした。
                (9月22日飯田芳男)

Hello校長室539


■敬老の日です。以前の私は「こどもの日」のヒーローだと
思っていましたがいつの間にか「敬老の日」こそが私の祝日
のように思えてきました。永六輔氏が紹介した言葉に『子供
叱るな来た道だもの 年寄笑うな行く道だもの』があります。
中学生の時にはどうってことない言葉ですが、今では文意を
しっかりかみしめています。この頃エレベーターで下に向か
う時「⇓」下のボタンを押さずに、「⇑」のように上のボタン
を押す自分がいます。「早く俺の所に来い!」と、エレベー
ターに命令している自分が情けないです。気品や落ち着きを
もち年をとりたいです。     (9月21日飯田芳男)

Hello校長室538


■私は、秋の七草がなかなか覚えられません。ハギ、キキョ
ウ、クズ、フジバカマ、オミナエシ、オバナ、ナデシコです。
今年もウイキペディアで確かめました。山上憶良は、七草の
なかで、朝貌(あさがお)を詠んでいます。でもそれがキキ
ョウだというのが定説のようです。秋の七草は万葉集の頃か
ら存在したようですね。春の七草は「食」を楽しみ、秋の七
草は「見る」ことを楽しむと言われています。私はくずもち
やおはぎを連想し、たっぷり「食」がそそられています。
                (9月20日飯田芳男)

Hello校長室537


■卒業アルバム用の写真撮影のためカメラマンさんは大忙し
です。生徒を笑顔にする巧みな話術と共に、あちらこちらで
シャッターの快音を響かせていました。私も撮っていただき
ました。メイクさんに化粧をしてもらい、スタイリストさん
に衣装を用意…なんてことはありません。カメラマンさんか
らの「はい 笑顔で ゆったり」という注文に応じ、3分ほ
どで終了しました。3年生のために、教職員には見せたこと
のない最高(?)の笑顔を用意させていただきました。3年
生の皆さん、まだまだたくさんの思い出作りに精をだしてく
ださい。あっ、カメラマンさん、どうか私の写真に最高(?)
の修正技術をかましてください。 (9月19日飯田芳男)

Hello校長室536


■読売中高生新聞で「司書の先生が選んだとっておきの一冊」
というコーナーがあります。その中で『あさひなぐ』という
作品が紹介されていました。主人公は、東島(とうじま)旭
(あさひ)15歳高校1年です。「なぐ」というのは薙ぐと書
き、刃物などで横に切り払う様子を言います。つまり、なぎ
なたをかっこよく振る姿です。作品が有名なので二中生の皆
さんには説明不要だと思います。33巻にわたるコミックで
すが、どれか1巻読んでみてください。元気になれますよ。
私は女子中・高生にまじり、映画を見ました。青春がよみが
えりました。しかし館内での周囲からの視線は厳しいもので
した。「おじさん、なぜここに…」と。中・高生の心を知る
にはリスクも背負います。    (9月18日飯田芳男)

Hello校長室535


■桔梗の花が見頃だそうです。9月13日の読売新聞が瑞穂町
の青と赤の桔梗を紹介していました。花の下が三つに分かれて
いるのが特徴です。二中生の皆さんも探してみてください。も
うしばらくすると彼岸花も見頃を迎えます。私が中学生の時は
花に興味がありませんでした。若さがあり、日々前を向いて歩
いていたからです。今の私は、下を向いて歩いているので花に
目がいきます。さて定期考査が終わりました。「どいっぱつ!
ができなかったあ」という人。いつか「どいっき(土一揆)」
という正解をゲットできます。ゆっくり歩くのもいいものです。
                 (9月17日飯田芳男)

Hello校長室534


■八相縁起(はっそうえんぎ)という言葉があります。先日紹
介した「信楽(しがらき)のたぬき」が八つの縁起を表してい
ます。①笑顔 ②笠 ③大きな目 ④大きなお腹 ⑤通い帳 
⑥徳利(とっくり)⑦金袋 ⑧太いしっぽ この八つが災難や
悪事から身を守ってくれているとされています。たぬきは見事
に八つを兼ね備えているということです。通い帳というのは、
お金の出し入れを記録した帳簿です。確かに身を守りますね。
また、太いしっぽが縁起がいいのは「何事もしっかり終わる」
という意味があるからだそうです。さて二中生の皆さん、実は
私がこの八つを兼ね備えています。ですから明日の定期考査も
Goodjob!            (9月16日飯田芳男)

Hello校長室533


■私が中学の定期考査になると歌ってた「♪人間なんて ラララ
ララ…」の曲がCMで流れていてなつかしくなりました。楽しく
試験勉強するためには歌の力も借りていました。でも二中生の皆
さんには「(聴き)ながら勉強」はおすすめしません。集中しな
いといけません。ところで、西野カナさんの名曲『Have a nice
 day』には『がんばれ私! がんばれ今日も! いってきます
 いってらっしゃい』という歌詞があります。この曲がめざまし
テレビで流れていた頃、この歌詞を呪文のように唱(とな)え、
無理やり元気に出勤していました。私に元気がない時は「応援ソ
ングを借りる」というのが私のトリセツです。
                  (9月15日飯田芳男)

Hello校長室532


■給食は生徒に人気がある中華丼でした。配送の車が学校を出て
いくまでに時間がかかりました。予約が多かったと思います。う
ずらの卵が2個写真に写っています。きっとみんな平等(?)に
同じ数だったことでしょう。ちょうど先週は給食の予約で校長室
前はにぎやかでした。ある日2~3人で来て一人がじっくり選ん
でいると、「秒で決めてよ~」というセリフが聞こえてきました。
秒でという意味は1秒のことでしょうか?あるいは3秒それとも
10秒?と思いを巡らせていたら「そっこーで決めようよ」とい
う声も聞こえました。私の頭が「速攻!」と反応するまでに5秒
はかかったと思います。若者言葉への反応が鈍い私です。さて、
明日は定期考査です。二中生の皆さんは帰宅後、速攻で勉強です
ね。秒で寝ないでくださいね。がんば~れ!  
                  (9月14日飯田芳男)

Hello校長室531


■朝晩は幾分涼しさを感じます。少しずつ秋が進んでいきます。
二中の校庭は桜や松がメジャーですが、PTA広報の表題になっ
ている金木犀も存在感があります。来月には良い香りが漂うこと
でしょう。登場まで地道に準備するあたり、学び舎の二中生と似
てるところもあります。また、新たな週が始まります。私は先週
と違う「いい人」になりたいと思ってウン10年です!
                  (9月13日飯田芳男)

Hello校長室530


■小学校3~4年生の担任を何度か経験したことがあります。私
にとっては音楽の授業が大変な鬼門の学年でした。3年生では、
この時期に「秋の子」を歌わせていました。♪すすき~の中の子
 イチニの3人…という歌です。音楽素人の私のオルガン伴奏が
廊下に響きます。そのうち、あちこちからクスクスと笑いが…。
なにしろ鬼の形相(ぎょうそう)で弾いていますから、児童には
滑稽(こっけい)見えたと思います。児童も笑いをかみころして
いて、歌えるわけがありません。おまけに和音がワンパターン。
9月になると思い出す悲惨なエピソードです。
                  (9月12日飯田芳男)

Hello校長室529


■『たぬきの焼き物』が玄関先にあると思わず「今日はいいこと
あるな」と思って通り過ぎます。二中生の皆さんはこのたぬきを
見たことがあるでしょうか。「信楽(しがらき)焼(やき)タヌ
キ」と言います。陶芸家の藤原銕造(ふじわらてつぞう)さんが
作ったのが最初と言われています。たぬきは「他を抜く」「太っ
腹で冷静」という意味合いをもつそうです。また、信楽たぬきが
もつ徳利(とっくり)は、「人徳を身につける」に通じるそうで
す。かぶっている笠は「災難から身を守る」という意味だそうで
す。私は、「他を抜く」というのは勝ち抜いていくとか選ばれる
という意味なのかなと想像しました。飲食店の入口でも見かける
からです。このたぬきを見つけると、二中でいいことが起きます。
今日は二つ(二匹?二頭?)見つけました!
                  (9月11日飯田芳男)

Hello校長室528


■今日は「重陽の節句(ちょうようのせっく)」です。旧暦9月9日
は、菊が美しく咲く頃なので、別称『菊の節句』です。重陽の所以
(ゆえん)は、奇数が重なることが縁起がいいとされた中国で、一番
大きい9が重なったからだという説が有力です。我が家では、祖母が、
3月に仕舞った母のひな人形をもう一度飾る「後(あと)のひな」と
いう風習を実践していました。「大人のひな祭りだよ。」と笑ってい
ました。真相はおおいに不明です。でも、あちこちに菊の節句の風習
は残っています。立川市小学校給食では菊花蒸しが登場しています。
Bブロックは今日、Aブロックは明日です。今日の中学給食は栗おこ
わでしたが、来年はぜひ二中生に、白と黄色の菊花蒸しを食べさせた
いです。栄養士さんよろしくお願いします。 (9月9日飯田芳男)

Hello校長室527


■給食は、カレーソーススパゲティ、ポトフ、ビタミンサラダ、型抜
きチーズでした。給食の野菜は日々平均すると120gです。1日に
350g必要としますから給食で3分の1は確保できます。ありがた
いことです。自宅からお弁当を持ってくる人も、ご家族が栄養バラン
スを考えてくれていると思います。二中生の皆さんの中には、四食く
らい食べても平気な人がいるでしょう。食べ盛り、育ち盛りの皆さん
がうらやましいです。何でも食べて身体と心に栄養を、たっぷり摂っ
てほしいですね。皆さんの夕飯は何でしょう。楽しみですね。私は、
早くも今朝の食事が思い出せずうろたえています。
                     (9月8日飯田芳男)

Hello校長室526


■台風9・10号で被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げ
ます。今日は立川も時折激しい雨となっています。災害につながらな
いことを祈るのみです。今朝の生徒会朝礼は放送で行いました。金曜
日に放送で行うことをきめました。「月曜日の天候は不安定」という
予報がでていたからです。もちろん予報はあくまで予報です。先の事
を予測するのは難しいです。しかし今回気象庁は、きっぱり台風への
早めの対応を呼びかけていました。『安全はすべてに優先する』まさ
にその通りだと思います。         (9月7日飯田芳男)

Hello校長室525


■「テレビを時計代わりに…」と言う大人がいます。忙しい朝はテレビ
画面の時刻表示は役に立ちます。この時刻が変わる瞬間はテレビ各局で
微妙に違いがあり、興味深いです。例えば48分が49分になる時は、
右から左に変わるのですが、49分から50分になる時は二つの数字が
上から下に変わるテレビ局もあります。また5時59分が6:00にな
る時はそれぞれがド派手にひっくり返るテレビ局があります。私は番組
を見ないで、時刻表示の変化を楽しんでいます。でもこの楽しさに同調
した友人は誰もいません。ちなみに私の愛読書は、新田次郎さんの作品、
『孤高の人』(新田次郎著)です。      (9月6日飯田芳男)