日誌

校長室から

Hello校長室407


■2年生が鎌倉での校外学習に向けて事前学習に入ります。私は平成になって
まもなくの頃、小学校5年生の担任として鎌倉に行きました。歴史の学習は、
6年で行います。しかしその学校では5年生が鎌倉に行くのが伝統です。どう
意欲づけをするか悩みました。思案の末、4月から鎌倉彫を題材に授業を進め
ました。5年生は近代工業と伝統工業の学習をするからです。でも私の持ちネ
タは自動車工場と小川の和紙、江戸風鈴です。鎌倉は初めての指導なので鎌倉
彫の指導を選びました。そして、自動車も和紙も風鈴も鎌倉彫も、「分業」と
いうのが重要なワードになることに気がつきました。それを学ばせようと思い
ました。でも子供たちが鎌倉学習に身を入れたのは「こま犬」を見てからでし
た。二中生の皆さん、調べ学習の参考にしてください。鳩サブレでもOK!
                        (5月11日飯田芳男)

Hello校長室406


■薬師寺の法話を担当するお坊さんは誰もがエンターテイナーです。高田好胤
(たかだこういん)さんの影響だと思います。高田さんは「修学旅行の生徒達
への法話」に力を入れたと思われます。薬師寺は檀家さんがないので、いわゆ
るお墓参りのお寺ではありません。お寺の運営(経営?)に工夫されたことは
著書にも記されていました。私も中学、高校時代に法話を拝聴しました。運良
く高田さんでした。「ヤクシジテンプルへようこそ」で始まり、30分笑いっ
ぱなしでした。この頃、著書にもある『かたよらない こだわらない とらわ
れない心』のお話をもう一度読み返しています。  (5月10日飯田芳男)

Hello校長室405


■歴史の教科書は読み物としても格別な味があります。山川出版社の詳説日本
史はまさに読みごたえのある一冊です。でも手あかがついているのは、自分が
興味をもったところだけです。私が中学の時興味をもったお方は、江戸幕府の
14代将軍徳川家茂(いえもち)です。授業で扱われない将軍です。慶福と書
いて「よしとみ」と名乗っていた時代もありました。イケメンの家茂は、奥様
の方が有名でドラマ化されたこともありました。短い生涯でしたがたくさんの
業績が紹介されています。二中生の皆さんと同じ年ごろで将軍職についたとも
いわれています。江戸幕府は、15人の将軍それぞれに功績があるのですが、
社会の授業では時間的に多くの人物を取り上げるわけにはいきません。ですが
興味をもった偉人に学ぶことも多いです。二中生の皆さんに、機会あれば、私
が選んだ「歴史教科書的地味でも偉大な方々リスト」をお知らせしたいです。
                         (5月9日飯田芳男)

Hello校長室404


■昨夜は、フラワームーンと称される満月に癒されました。今宵もほぼ満月
です。二中生の皆さんも眺めてみてください。さて相変わらず休業が続いて
います。平日は昼食も用意しなくてはなりませんから、ご家族も大変ですね。
お察しします。私は給食がないので、いつもそれなり?の昼食です。校長室
は多くの人が出入りします。ですから「食事中です」というプレートを出し
てシャットアウトもできません。食べ物を口にすると必ず電話が鳴ります。
口にケチャップやソースがついたときに限って来客があります。食事は3分
くらいですませないと、逆に2時間くらいかかってしまうことがあります。
来客があるので食後は一応、歯を磨きます。もちろん手も洗い、時にはハン
ドクリームを塗ります。手荒れの防止です。さらに時には歯ブラシにハンド
クリームをつけてしまいます。校長室もそれなり?のドラマがあります。
                        (5月8日飯田芳男)

Hello校長室403


■1年生の相談日も「密」にならぬよう、生徒のほうがソーシャルディスタ
ンスを心がけていました。生徒の生きる力に感心しつつも、コロナ禍の状況
の収束が待たれます。さて、休業が続く中、多くの行事が開催できません。
そのひとつ「離任式」を開くことができません。異動した教職員は、離任式
を迎えてその学校の任務を完結すると思っています。学校業界ならではの行
事です。感謝やお礼の気持ちを伝え合う意義ある機会です。今年は日程的に
むずかしく、私は離任式ができないことを気にかけています。別れはせつな
いものがあります。でも避けて通れないのも人生。別れを惜しむからこそ、
出会えてよかった!という気持ちを育むことができます。日頃から「あの人
どうしているかな」「あの子は元気かな」と、たくさんの思いが頭をよぎり
ます。1分くらいのこともあります。でも、そんな時間をもつことが、人と
ては大事なミッション……だと思います。     (5月7日飯田芳男)

Hello校長室402


■明日からも学校再開とはいかず、ただただ二中生の皆さんの健康を願うば
かりです。規則正しく生活している皆さんは、勉強だけでなく家事もこなし
ていることでしょう。先日、私は洗濯をしていて、家族と「洗剤の箱が大き
かったときは大変だったなあ」と昔話に花がさきました。そして、家事は炊
事洗濯ばかりではないなあと気が付きました。思えば、小さい頃からの「き
れいに食べる」「きれいに残す」や「自分で着替える」「自分の衣服をたた
む」ということは、大きな仕事であり家事のひとつだったと悟(さと)りま
した。そういえば保育園や幼稚園の先生方は、食事の終盤で子どもたちに欠
かさず「あつまれをしなさい」と声をかけています。「あつまれ」も「お支
度(したく)」も人生の基本だったのですね。   (5月6日飯田芳男)

Hello校長室401


■今日は菖蒲湯を楽しむご家庭も多いと思います。菖蒲湯の菖蒲はサトイモ
科です。本校の校章は花菖蒲でアヤメ科です。三枚の葉は「知」「徳」「体」
を表し、「中」という一字に「Ⅱ」が含まれています。大切にしたい校章で
す。ところで昔から、『いずれ(が)アヤメかカキツバタ』という慣用句が
使われていました。解釈はともかく、この表現の「アヤメ」は、平安の頃は
「花菖蒲」だったという説があります。花菖蒲、アヤメ、カキツバタは、と
ても似ています。さらに外国種の「アイリス(iris)」の花もそっくりです。
ちなみにアイリスオーヤマという会社は、「お客様との虹のかけ橋になりた
い」という思いを社名にしたそうです。ギリシャ神話で「虹の女神」を示す
のがアイリスなのだそうです。それはともかく、今後私は、花菖蒲、アヤメ、
カキツバタ、アイリスを見分ける「違いが分かる男?」を目指します。昨日
は本校の誕生日でした。なんと不覚にも忘れてました。(5月5日飯田芳男)

Hello校長室400


■4日は、平成19年からみどりの日になりました。「みどりの週間」から
発展した「みどりの月間」(毎年4月15日~5月14日)を中心にイベン
トが行われています。今年はちょっとさびしいみどりの月間です。ところで
二中には200本以上の木があります。みどりが豊富です。木の種類もさま
ざまです。桜がたくさんありそうですが、校歌の歌詞にもある松が多いのも
本校の特色です。どの松も幹が太く高さも見事です。高く立派でいられるの
は、縦横無尽に広がる根がしっかり幹を支えているからです。根にはいつも
「ごくろうさま」という気持ちを伝えています。私も二中を支える『根っこ』
にならねば……。いえ、私が支えられています。  (5月4日飯田芳男)

Hello校長室399


■昭和22年5月3日に日本国憲法が施行されました。これを記念して国民
の祝日にするということが昭和23年7月に決まりました。「憲法ができま
したよ」と知らせるのは『公布』で、前年の昭和21年11月3日でした。
二中生が活躍する中学生の主張大会の日でもある、文化の日です。ところで、
発布という言葉にも似た意味があります。発布は文章語、公布が法律用語で
対になる言葉が施行です。このことを小学校6年生に伝えるのが難しかった
なあと毎年反省しています。さて、昭和22年と言えば二中が開校された日
です。4月1日に開校したので憲法に例えて言えば、学校教育が開始された
日であり、言わば「施行」です。しかし、記録によれば初代校長先生がこの
年の4月19日に着任されています。1日から18日まで、教育活動が空白
期間だったはずがありません。ウ~ン、つい難題に着手してしまいました。
                         (5月3日飯田芳男)

Hello校長室398


■♫柱のきずは おととしの 五月五日の背くらべ…という歌を聴かなくな
りました。私は曲の中の「ちまき」が食べたくて親にせがんだものです。で
すが、親がつくってくれたのは「かしわもち」でした。それも葉っぱがない
かしわもち?でした。大人になってわかったのですが、柏の葉が大きくなる
のは5月から6月です。5月5日には手に入りにくいということに気がつき
ました。歌詞の柏餅は旧暦?にあわせたものだったのかもしれません。もち
ろん個人的見解です。立川八小には柏の木がありました。近所の人が「いた
だいていいですか」と言って持ち帰っていきました。持ち帰る方は、「かし
わの木は縁起がいい」と語っていました。加えて、花言葉が「愛は永遠にと
いうんですよ」と教えてもらいました。花と葉が落ちにくいからだそうです。
二中界隈でも柏の木を探してみます。       (5月2日飯田芳男)

Hello校長室397


■Hello校長室394の暗号は「ステイホーム」でした。二中生の皆さ
んは解読できたことと思います。ポケベル世代の方々は容易に解読されたよ
うです。3年数学科の某先生は新たな課題づくりに挑戦していることでしょ
う。さて、令和の幕開けから1年が経過しました。去年の今日は、期待感で
心が躍りました。コロナ禍に見舞われている昨今ですが、今までがそうであ
ったように、人々は努力を重ねて難局を乗り越えてきました。これからはき
っと回復傾向に転じていくと思います。この頃つい下を向いて、背中を丸め
て歩いていました。季節は初夏、いつのまにかクールビズの開始です。今か
ら上を向いて歩きます。そして、鯉のぼりを100匹見つけます。鯉のぼり
にもマスクをつけてあげましょう。        (5月1日飯田芳男)

Hello校長室396


■一昨日の暗号文の答えは学年の先生の許可が出たら正解をお知らせします。
さて二中生の皆さんの今日はどんな一日だったのでしょうか。私は「こうい
う時期にどう過ごすかが人としての差が出る」ような気がして、日々小さな
めあてをもって過ごしていますが、容易なことではありません。でも二中生
の皆さんがもってる力をさらに伸ばすという仕事があるので、少し先を見通
して歩みを進めています。時計をもどせればそうしたい4月です。
                       (4月30日飯田芳男)

Hello校長室395


■今日は昭和の日です。天皇誕生日が昭和の日になって10数年経ち、私も
ようやく認識してきました。ようやくというのも平成元年から平成18年ま
で今日は「みどりの日」だったからです。みどりの日が5月4日になったの
は諸説あるようです。私は大型連休の存続に影響力があったからかなと推測
しています。そしてこの時期、5月1日を開校記念日にしていた学校は、今
どうしているか、ちょっと気にしています。しかし今年は、休日が多くても
歓迎しにくい状況です。ふつうに、普通に、過ごせる日々を願っています。
                       (4月29日飯田芳男)

Hello校長室394


■3年生の相談日でした。熱心に問題の解き方を質問する生徒が多かったよ
うに思います。職員室前の廊下から生徒の声が聞こえ学校らしさを実感しま
した。5月は相談日を設けるのではなく、通常の学校生活が戻ることを願う
ばかりです。先生方も長引く休校と言っても、再開に向けて教材準備に余念
がありません。では二中生の皆さん、ここで数学科130先生からの出題で
す。ちなみに130で先生の姓を表します。出題とは、『次の暗号文を解読
せよ』というお達しです。さて暗号文です。33441265-73です。
「ー」は、引き算の「ひく(マイナス)」ではなく、伸ばし棒です。ヒント
は、「数字二つでカタカナになる」ということです。いかがでしょう。今の
皆さんの状況も手がかりになる暗号文ですね。  (4月28日飯田芳男)

Hello校長室393


■電車内の「中つり広告」が減っています。この時期はたくさんの広告で車
内を見渡せば飽きずに過ごすことができました。しかしこの頃は車内が寂し
くなりました。たしかに学校のオープンキャンパスもないし、デパートの物
産展もあるわけがないですからね。イベントがないというのはこんなところ
にも影響があるのですね。このようにいろいろなできごとが「人生初!」で
す。二中生の皆さんも「人生初」の経験の中、不自由な生活に苦労している
のことでしょう。お察しします。もちろん、皆さんが日々健康であることを
願っています。私もさすがにマスクの生活に慣れてきました。さらに出勤し
たら手洗いとうがいです。この生活にも慣れてきました。今日もマスクをし
たままコップの水を口にもっていきました。マスクが顔の一部です。
                       (4月27日飯田芳男)

Hello校長室392


■生徒会誌あけぼのを読むことがあります。平成19年の冊子には、釣り部
の紹介がありました。また、パソコン部が文字入力コンクールで入賞したこ
とが掲載されていました。最近は発行されていませんが、1948年に創刊
されています。本校の生徒会活動の歴史が凝縮されています。令和2年度の
スタートは数度、仕切り直しとなっています。月曜から、少しでもいい風が
吹くことを願っています。           (4月26日飯田芳男)

Hello校長室391


■読売新聞の4コマ漫画コボちゃんは、妹のミホちゃんに翼(つばさ)をつ
けてあげる話題でした。「鳥はいいな どこにも飛んでいけて」のセリフで
はじまります。人はなぜか「鳥になりたい」願望をもちます。もちろん私の
勝手な推論です。しかし、1年に数回「鳥になりたい 空を飛びたい」とい
う児童や生徒の作文に目がいきます。自由になりたいとか広く世界を眺めた
い気持ちがそうさせるのでしょうか。少なくとも私はそうでした。私の少年
時代、風呂敷をマントがわりにして、こたつから飛び降りました。空を飛べ
ると思って…。するとこたつの足が1本折れました、こたつはぺシャンと倒
れています。恐ろしい父が帰ってきたので、私はこたつに入り、折れた足を
ささえていました。5分くらいで手がけいれんしてきました。すると父が、
お茶を飲みながら私に用事を言いつけました。仕方なくというか、意を決し
てこたつを離れました。飯田少年は先を見通して行動できません。こたつは
スローモーションビデオのように…かたむきました。以来、鳥になろうとは
思いません。                 (4月25日飯田芳男)

Hello校長室390


■坂本九さんの名曲「上を向いて歩こう」をリレー形式でつなぐ取り組みが
紹介されていました。私はこの曲を耳にするとなぜか前向きな気持ちになり
ます。♪…涙がこぼれないように 泣きながら歩く 一人ぼっちの夜…とい
う悲しいフレーズもあるのですが曲を聴き終えると、まさに「上を向いて歩
いていかなくては…」と笑顔になります。つらさを乗り越えたら、手が届く
ところに「しあわせがあるよ」と教えてくれるからです。あわせて「自分ら
しく生きなさい」って言ってもらえているような気がして前向きになれます。
私もこの曲で、コロナ対応に尽力する方々を応援させていただきます。
                       (4月24日飯田芳男)

Hello校長室389


■シャープがマスクを製造しているようですが、工場は三重県多気町(たき
ちょう)だと知りました。確か液晶パネルを作っていたと記憶していました。
でも今は亀山工場の方が記憶に新しいです。しかし、多気工場は、「ちりの
ひとつも存在しないクリーンルーム」に定評があったと聞きました。という
ことはマスク製作にもぴったりなんだなあと納得しました。液晶テレビ「ア
クオス」等、電化製品で著名なシャープです。マスク製作にも企業なりのこ
だわりと理念があるのでしょう。ところで二中生の皆さんも愛用するシャー
プペンの創業者は、家電のシャープの創業者でもあります。早川徳次さんと
言います。私が中学生の頃、祖母がたまに「早川式の繰出鉛筆を使わせて」
と言ってましたね。祖母が勝手につけたオリジナル製品名かと思っていたら、
なんと特許名が「早川式繰出鉛筆」でした!!  (4月23日飯田芳男)

Hello校長室388


■『花は盛りに、月は隈(くま)なきをのみ見るものかは。…』徒然草の一節
です。兼好法師は、「花は満開の時だけを、月は曇りがないのだけを見るもの
であろうか、いやそうではない。」と述べています。二中の校庭はたくさんの
花が咲いています。満開の時がいいなあと思いますが、兼好法師は、見えない
月や、すだれを垂らして室内にこもり、春が移り行くのを知らずにいるのも趣
(おもむき)があると言います。見るべき価値がたくさんあると言っているの
かなと思います。兼好法師さん、さすがです。私は盛りをとっくに過ぎました
が、こんな私でもどこに価値があるか職員に聞いてみます。「なさそうです」
って言ったのはどなたですか?         (4月22日飯田芳男)

Hello校長室387


■今年度は、「昨年度の教科書は保管しておいてください」とよびかけていま
す。3月の休校に対応するためですが、私は大人になっても国語や歴史の教科
書をとっておいて、たまにながめていました。今は時々「花曇りの向こう」と
いう作品を読んでいます。読後は、つい駄菓子屋さんを探してしまいます。歌
手の川嶋あいさんも「旅立ちの日に」の歌詞に「放課後行った常連の店 いつ
もの駄菓子屋忘れないで…♪」と、駄菓子屋さんを登場させてくれています…。
実は私は、教科書の名作より駄菓子屋さんに郷愁を感じています。二中生の皆
さんの心のポケットには何が入っていますか?!  (4月21日飯田芳男)

Hello校長室386


■年間計画だと今日は朝礼の予定でした。つたない話しですが「キリの理容室」
の本から引用する予定でした。主人公神野キリさんが人気理容室を開く夢を追
うストーリーです。「夢を追う」って素敵なことです。いずれ春らしくアレンジ
してお伝えします。週が変わりました。少しずつ前へ進める週にしたいです。
世は相変わらずのコロナ禍ですが、これからは事態が好転するといいなと思いま
す。いい夢は粘り強く追っかけていきます。    (4月20日飯田芳男)

Hello校長室385


■今日は「飼育の日」です。私は小学校教員時代、なりてのない飼育委員会の
顧問を10年以上やってきました。休日にニワトリやウサギにエサをやるのは
結構しんどいものがありました。でもそんな経験で、金魚やメダカをふやすこ
とに魅了され何年か挑戦してきました。第三世代くらいになった金魚は、今も
立川六中にいます。もらった先生は「とんだキンギョ迷惑」ですね。生きもの
の世話は大変ですが楽しみもあります。我が家に帰宅後、水槽に近づくと金魚
が飛び跳ねます。ご主人様のお帰りがわかるんですね!!いえ、ありえません。
信じないでください(´∀`)            (4月19日飯田芳男)

Hello校長室384


■今日の読売新聞のコラムは、「空欄にあてはまる言葉を入れなさい」という
出題を話題にしていました。四文字熟語の空欄をうめる出題。『用意□□』の
正解は?という出題です。正解はもちろん「周到」、珍答例は『ドン』です。
ウ~ン。解答者のお気持ちをお察しします。30年前は『□肉□食』の空欄を
うめる問題で、焼と定をいれた解答が伝説として語られていました。私自身の
珍答は、(数年に一度述べますが)『ひじを骨折したとき添えるものは?』
正解は副木(ふくぼく)、またはそえ木ですが、私は「まくら木」。 担任に
「おまえの腕は線路か」と言われました。     (4月18日飯田芳男)

Hello校長室383


■校長室のアレンジメントフラワーも終演となりました。まさに『花のいのち
は短くて苦しきことのみ多かりき』とは、林芙美子が、花の命を人生に例えた
(私の推測です‥。)短詩です。この言葉には思い出があります。隣の席の友
人が、「林芙美子が紡(つむぎ)ぎだす言葉は、迫力あるね。この間、ピザを
食いながら読んだけどすごいね」と言いました。私は、林芙美子も、紡ぐとい
う言葉も、それが迫力あることも感じないし、ましてピザも食べたことないし
衝撃を受けました。「もっと勉強しなくっちゃ。そしていつかピザをたべたい」
45年前の国語のノートのはじっこに、そう書いてありました。
                        (4月17日飯田芳男)

Hello校長室382


■出勤すると、校庭のハナミズキが私にだけ微笑んでくれます。そう思うように
しています!ピンクや白の花は桜が見ごろを終えた頃から、ぐっと存在感を発揮
してくれます。桜をアメリカに送った際、返礼にいただいたのがハナミズキのよ
うです。また一青窈(ひととよう)さんが歌うハナミズキの歌は、同時多発テロ
の被害に見舞われたお母さんが、幼い娘さんにおくったメッセージであると言わ
れています。歌詞にある『♪君と好きな人が百年続きますように…』は、お母さ
んと娘さんとの愛情が百年以上続くようにという意味だと解釈しています。日々
大きな課題が向かってきます。「果てない波」かもしれませんが、世界中のハナ
ミズキの微笑みが押し返してくれるような気がしています。
                         (4月16日飯田芳男)

Hello校長室381


■コロナ禍が早く「しゅうそく」してほしいと強く思います。この気持ちを皆さ
んに伝える時、「終息」か「収束」で迷います。NHK放送文化研究所の説明で
は、「しゅうそく宣言」のように完全に終わるなら「終息」で、感染状況が落ち
着く様子を言うなら「収束」を用いるとのことです。病気自体について「収束す
る」と言う表現はしないようです。コロナ菌を完全制圧したら「終息」、新型肺
炎の感染状況が社会的に落ち着いてきたら「収束」ということです。ところが、
NHKさんがどちらでも良い例を3例挙げています。そのうち1例を述べます。
「新型肺炎の問題が、早くシューソクしてほしい」という文例では終息も収束も
OKとか。ちょっとやっかいな文例です。でもコロナ禍の結果は「終息」「収束」
のどちらでも歓迎ですね。人々の健康、安全を願うばかりです。
                         (4月15日飯田芳男)

Hello校長室380


■この頃「ソーシャル ディスタンス」(social distance)という言葉が使わ
れています。「社会距離」という意味があるそうです。公衆衛生戦略をあらわす
用語とするとソーシャル ディスタンシングという語が適切らしいですね。ここ
数日の知識です。コロナ禍のせいで「人生初」という言葉にふれることが多いで
す。さて二中生の皆さん、「コロナ禍」って読めますか?中高年の代表である私
は今更聞けず日夜悶々としていました。これは「コロナか」とふつうに読めばい
いということがわかりました。「禍(わざわい)」は、人為的ミスなどで起きた
凶事なんですね。一方「災い(わざわい)」は、防ぎようのない元凶(げんきょ
う)にもたらされたものを指すようです。天災がまさにそうですね。コロナは、
人の知恵と工夫で防げるといえるのかもしれません。期待したいです。そんなこ
とを考えながら、ソーシャルディスタンスで電車に乗ろうとしたら、直前でドア
が閉まりました。とんだ禍(わざわい)です!!   (4月14日飯田芳男)

Hello校長室379


■学習相談や書類を持ってきた生徒で、少しだけ校舎がにぎやかになりました。
でも感染防止に努め、短時間の対面です。生徒の登校に応じて消毒も欠かせませ
ん。インフルエンザでは雨が降るとほっとしたものですが、コロナは相当手ごわ
いので気温や天候にすがることができないようです。とにかく日々生徒・保護者
の皆さんの健康を願うばかりです。医療に従事されている保護者の方もいらっし
ゃいます。どうかお身体を大事にしていただきたいと思います。また経済的にや
りくりが大変なご家庭もおありでしたらご相談にのります。平凡な日常がとても
しあわせであることを実感しています。       (4月13日飯田芳男)

Hello校長室378


■テレワークと言われ、意味を調べてみました。この期(ご)に及んで聞けない
テレワークです。tele=離れた所と work=働くを合わせた造語だということを
改めて知りました。類語のtelecommuting(テレコミューティング)とは、情報
通信技術を活用し時間や場所の制約を受けずに柔軟に働く形態ということもウイ
キペディアで知りました。今まで「テレ」は電話のことだと思っていました。チ
コちゃんに叱られたらテレ笑いでごまかします。   (4月12日飯田芳男)

Hello校長室377


■今日はガッツポーズの日だそうです。昭和49年の今日ボクシングのガッツ
石松選手がKO勝ちをしました。そのときのガッツ石松選手のポーズを、記者
さんがガッツポーズと名付けたのがきっかけだそうです。ガッツは「根性」と
訳されます。でもそれは英語の俗称でスラングのようなものだと、英語科の先
生が教えてくれました。辞書をひくと「内臓」とあります。焼肉屋さんのメニ
ューにくわしい私は最初から知っていました。ところで根性と内臓のつながり
は何でしょうか?調べてみます。正解したら私のガッツポーズがHP上にアッ
プされます。                  (4月11日飯田芳男)

Hello校長室376


■4月10日は京都の今宮神社の奇祭、「やすらい祭」が行われる日だと、
雑誌で読んだことがあります。3年生が京都の学習をするころなのになあと
思うと少しさびしいです。「やすらえ、花や」が、やすらい祭の由来のよう
です。花とはズバリ桜です。桜の花を稲の花と見立て、これが早く散って、
凶作を防ごうとしたというのが祭りの始まりのようです。散る桜の花びらを
撒いたらコロナが終息するといいのですが……。とにかく感染しないように
免疫力をつけたいですね。笑顔が一番かな?!  (4月10日飯田芳男)

Hello校長室375


■昨夜もスーパームーンが輝いていました。新学期がスタートしていたら、
心地よい疲れがお月様に癒されていたなと思いつつ眺めていました。休業日
が延長されて妙な疲弊感が漂う日が続いています。新学期開始4日めになる
のに校舎は静まり返っています。時々うぐいすの鳴き声が聞こえます。いつ
もの猫ちゃんも体を休めに来ています。校庭の木々も少しずつ緑が増えてき
ました。季節の移ろいに気づく人は、心にゆとりがある人か中高年のどちら
かです。私?中高年の代表です!今日は、元日から数えて100日目です。
こんな話題は中高年しかしません。        (4月9日飯田芳男)

Hello校長室374


■1年生の皆さんが、二中での生活を始められないことを申し訳なく思って
います。家族と話をしたり、本を読んだりして気持ちを切り替えてほしいで
すね。前へ進めない日々を、どうかもう少しこらえてくださいね。私は中学
の頃、自暴自棄な生活をしていました。今とは別の意味で、思うように前へ
進めない時が多々ありました。そんな時祖母が「後ろに進むのも同じ一歩だ」
と言って励ましてくれました。今はとても理解できます。後ろに行ったら、
前へ行くのに倍の努力が必要だということを!   (4月8日飯田芳男)

Hello校長室373


■小学校1年生の入学式の定番ソング「1年生になったら~」は、まどみち
おさんが作詞し、山本直純さんが作曲しました。1966年に発表された童
謡です。私は♪友だち100人できるかな♪のフレーズが好きで、この歌詞
は大きい声で歌っていました。100人の友だちと富士山の上でおにぎりを
食べるってやってみたいですね。この曲の3番の歌詞は「100人で笑いた
い」です。私はこの歌詞も好きです。世界中を奮(ふる)わせたいですね。
笑いでね!                   (4月7日飯田芳男)

Hello校長室372


■すがすがしい青空が新年度のスタートを祝福してくれました。令和2年度
の初日は、クラスの名簿の精読で始まりました。生徒は、手渡された名簿で
担任名や自分の氏名や、友人をしっかり確かめていました。学校の配布文書
でこんなにも食い入るように読まれたものはないと思います。生徒にとって
大きな関心事だったのでしょう。生徒の意欲的な姿が印象的な一日でした。
コロナ対応で皆さんには不自由な思いをさせてしまいますが、なんとか工夫
しながら教育活動を展開します。545名、一人一人の成長を後押ししてい
きます。                    (4月6日飯田芳男)

Hello校長室371


■時々「あかるい仲間」という、道徳のテレビの主題歌を口ずさんでしまい
ます。『♪あいつを はじめて 知った時 じろりとにらんだ だけだった
いやなかんじとおもったけれど はなしのわかるやつだった…♪』明日から
新学期。良き出会いが待っています。一生の友人が登場するかもしれません。
                        (4月5日飯田芳男)

Hello校長室370


■4月4日は、ピアノ調律の日だそうです。Aprilの頭文字が、調律
の基準音Aの音と同じだからとのことです。Aの音はラの音です。ラの音の
周波数は440ヘルツですから、こちらの語呂合わせも関係があるかもし
れませんね。ところで、2016年本屋大賞に選ばれたのは、ピアノ調律
師が主人公の「羊と鋼の森」という作品でした。映画化もされました。私
は映画終了後、山崎賢人さんになりきって映画館を出ていきました。映画
を見たあとは、いつも主人公の仕草をまねてトイレに向かいます。
                       (4月4日飯田芳男)

Hello校長室369


■今日の読売中高生新聞は、「新中1生、新高1生の春のしくじりは?」
という記事でした。二編紹介します。『自己紹介で言った好きな食べ物が
あだ名になった』『学生証の写真を撮るときに寝癖がついたままだった』
とありました。私も経験ありの出来事です。さて、新1年生の皆さんは、
入学に際して心の準備は万全だと思います。「初めて」って緊張しますね。
心配しないでくださいね。私が初めて副校長になった時、初出勤の前の日
は眠れませんでした。でも私が二中に初出勤する前の日は爆睡しました。
心ってたくましくなるんです。         (4月3日飯田芳男)

Hello校長室368


■「かすみ」も「おぼろ」も、春の風物がぼんやりと霞(かす)んだ様子を
表す言葉です。かすみなら昼間、おぼろなら夕方から夜と教わった記憶があ
ります。6年生を担任したとき、親子で「おぼろ月夜」の二部合唱ができた
らカセットテープ(時代が古い!)に録音してきてというお願いをしたこと
があります。「♪菜の花畑に入り日うすれ 見渡す山の端、かすみ深し…」
3人がテープを持参し、学級で聴いてみました。3組ともとても見事な父と
子、母と子の二部合唱でした。新学期を迎えると思い出します。私は一年中、
景色が霞んで見えます。完璧な老化現象です。   (4月2日飯田芳男)

Hello校長室367


■「四月一日」と書いて「わたぬき」さんという姓の方がいらっしゃいます。
由緒あるお名前にいつもながら感心していました。冬の寒さがぬける4月、
衣服から綿を外した今日この頃を「わたぬき」といったという説もあるよう
です。金田一春彦先生は「八月一日」という姓の読み方を「ほづみ」さん、
「日月」で「たちもり」さんという姓の読み方も紹介しています。金田一先
生は、エープリフールの日にちなんだ話題ですが「ウソではありません」と
述べていました。                (4月1日飯田芳男) 

Hello校長室366


■3月31日で学年が終わります。卒業証書の日付通り3年生は今日まで
本校に籍があります。小学校の卒業証書は3月25日の日付かもしれませ
ん。慣例上のことかもしれません。もっと微妙なのは4月1日生まれの方
の小学校入学の事例です。法律で4月1日時点で満6歳になった翌日は、
ひとつ上の学年になると決められています。4月1日生まれと4月2日生
まれでは1学年違うことになります。微妙な人生の選択です。でも、この
規定のおかげで、2月29日生まれの方も毎年ひとつずつ年を取ることに
なります。私は3月生まれです。この年になると、「誕生日でひとつ年が
減る制度」を導入してほしいと思ってしまいます。 
                      (3月31日飯田芳男)

Hello校長室365


■満開の桜に雪が降ると折れないかどうか心配です。幹が曲がっている桜
も多いのでちょっと気になります。桜は、川沿いに植えられていることも
多いようです。川面に倒れかかっている桜も多いなあと思います。玉川上
水の学習では、「花びらが水の消毒になる」という予想が多いのですが、
真偽はわかりません。さて、まもなく4月、♫東京で見る雪はこれが最後
ねと…♪ 「なごり雪」を心の中で歌いながら出勤します。
                      (3月30日飯田芳男) 

Hello校長室364


■予報通りの雪となりました。多摩北部に大雪警報がでたそうです。事故
や災害につながらないよう祈っています。ところで多摩北部と言われると
私はひそかに「北多摩郡」という表示を思い出します。多摩地区の○○市
が○○町と称されたとき、北多摩郡、南多摩郡、西多摩郡は三多摩と呼ば
れていました。昭和40年代の天気予報は「三多摩方面では…」というア
ナウンスがあったような気がします。そしてあの頃は、積雪30センチ位
の雪が数度となく降った気がします。というように昔のことはスラスラと
出てきます。「後ろ向き人間」の私は、名残りの雪を眺め、ひたすら過去
を振り返ります。              (3月29日飯田芳男)

Hello校長室363


■雪の予報が出てしまいました。でも3月の東京の雪は驚くに値しません。
時々経験があるからです。私が小学校の教員の時、昭和63年4月7日、飯
能の山に実地踏査に行きました。300m程度の低山です。当時練馬区の小
学校の先生は、春の遠足の下見はこの日に行くことが多かったのです。実地
踏査を終えた先生方は、「明日はゼッタイ雪だ」と言っていました。夕方、
冷たい小雪に見舞われたからです。その通りに翌8日は、桜が開花したまま
大雪になりました。校庭では、重い雪で桜の木が折れていました。4年生の
担任だった私は児童と雪かきをしました。忘れられない大雪でした。今でも
その子たちは、「昭和最後の春の雪」をなつかしく語っています。
                       (3月28日飯田芳男)

Hello校長室362


■マスオさんや、ジャムおじさん役でおなじみの増岡弘さんがお亡くなりにな
りました。八小や南砂小ではPTAの講演会で話されたので、ご存じの方も多
いと思います。八小では講演後子供たちに、校内放送でDJをやってください
ました。あのお声が聞けないのは残念です。増岡さんは、サザエさんの声優の
方々とは仲が良く「よくタラちゃんとはお酒を飲む」とおっしゃっていました。
私が「まだ赤ちゃんなのにお酒が飲めるんですね」と言うとガハハと笑ってい
ました。サザエさん一家もアンパンマン達も別れを惜しんでいるのでしょうか。
桜が散り始めました。              (3月27日飯田芳男)

Hello校長室361


■時節柄、卒業アルバムをめくっている児童生徒も多いと思います。思い出の
写真は、ふとした時に眺め、つい長い時間をかけてしまうことがあります。気
持ちがなごむひと時は嬉しいものですね。以前はフィルムで撮影していました。
仕事がひと段落したら、学校の暗室にこもり、先輩の先生に教わりながら現像
をしたものです。プリントは子供たちにプレゼントしていました。給料の大半
を写真に費やし「貯金ができなかったぞ」と教え子には語っています。でも、
写真やビデオ以上に、心に刻まれた思いこそが「思い出」ですね。頭の中で振
り返りながら楽しんでいます。脳の中というのは、楽しい思い出だけが上書き
されていくようです。             (3月26日飯田芳男)

Hello校長室360


■ボランティア部の皆さんがお世話をしていたチューリップも、春を告げてく
れました。♪さいた さいた チューリップの花が…♪と歌ったのは、確実に
4月だったような気がします。でも、本校のチューリップは今が旬です。この
歌詞にあるような「♪ならんだ ならんだ 赤 白 黄色」のチューリップは
わずかで、今ではいろいろな色が楽しめます。さて、チューリップも寒い冬を
じっと耐え開花します。何と健気(けなげ)な花でしょう。球根の中を分析し
たことはありませんが、春が訪れるとしっかり私たちの目を楽しませてくれる
センサーは見事です。私は新たに担任になった4月、「たんぽぽ」を歌わせて
いました。♪雪の下の ふるさとの夜つめたい 風と土の中で 青い空を夢に
見ながら 野原に咲いた 花だから…♪というのが冒頭の歌詞です。どんな
(きれいな)花よりも、たんぽぽをプレゼントをしたい理由が歌われています。
この頃、足を止めて花を眺めるゆとりがありませんでした。反省です。
                        (3月25日飯田芳男)

Hello校長室359


■給食の予約機を囲んで談笑する光景から、「学校が息を吹き返したな」と感
じました。校内放送による修了式は寂しいですが、生徒の登校する姿があった
ので良しとしようと思います。またまた休みに突入しますが、健康な生活がで
きる日常に感謝したいです。3年生がいなくても4月からは1・2年生に期待
します。私は、2年から3年になった時とても緊張しました。おもいがけず?
心を入れ替えることができて、今があるような気がします。ステージが変わる
ということは大切なのですね。風が冷たい修了式の日でした。
                       (3月24日飯田芳男)

Hello校長室358


■校庭の桜は満開でした。在校生の皆さん、明日は桜を愛(め)でてあげてく
ださい。今朝、読売中高生新聞のトップ記事は「藤田ニコル」さんでした。藤
田さんが、から揚げをプロデュースしたという記事です。NIKOKARAの
商品化まで7か月かかったそうです。記事は、『4月は心機一転できる時。み
んなも私みたいに、やりたいことに挑戦してみて!!中高生の皆さん!』と、
ニコルさんからのエールを紹介していました。私はと~ても元気になりました。
中高年の皆さん!と読み込んでいたからです。   (3月23日飯田芳男)