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日誌
校長室から
Hello校長室524
■今日はポーツマス条約の締結日です。日露戦争の終結を約束するきま
りを確かめたのが1905年9月5日でした。教科書には1894年の
日清戦争、1904年の日露戦争、1914年の第一次世界大戦と30
年の重い史実が、わずかに数ページ記載されています。小学校では主に
偉人について学び、中学高校では通史と言って時代のトピックスを追い
かけています。時々、もう少し深く史実にふれてみようかなと思います。
本当に「時々」なのが私の反省点です。 (9月5日飯田芳男)
Hello校長室523
■高校の先生のお話を伺い、私も進路に悩んだ中学三年の頃を思い出
していました。今日は高校の先生が、「高校を選ぶ基準って、卒業後
の進路か部活動かな?制服っていうのはあまりないかな?」と言って
いました。なんと、私は都立も私立も、志望校は「制服」で決めてい
ました。「3年間私服だったら私の服のセンスでは笑いものだな」と
か「ブレザーはネクタイがしめられないし…。」等、高校案内のぶ厚
い黄色い本をながめ、勉強以上に思案していました。しかし家族は私
に一喝!「そんなこと考えるヒマがあったら勉強しろ!」と。ごもっ
ともです。でもそんなことが若さの証(あかし)だったのですね。お
恥ずかしいです。 (9月4日飯田芳男)
Hello校長室522
■ゲリラ豪雨とかゲリラ雷雨は、地域が限定されることが多いです。
昨日はまさにそうで、立川駅は降っていませんでしたが国立駅は強い
雨でした。新宿方向の電車がスピードを落としたので気がついたので
すが、立川駅と国立駅の中間で、雨の境目をはっきり見ることができ
ました。いつかは、私の右肩はぬれずに、左肩はびしょびしょという
くらいの境界線を歩いてみたいなと思っています。「秘境を歩く!」
を今後の目標にしています。 9月3日(飯田芳男)
Hello校長室521
■先日、体育科の先生が校長室に来て、ペットボトルを見ながら「こう
すいですか?」と尋ねてきました。私はペットボトルなので「香水?」
と首をかしげました。体育科の先生はこの暑さで疲れがたまったのだと
思い、小さい子に伝えるように「これはねミネラルウオーターと言って
お水です」と心の中でつぶやきました。すると体育科の先生がまたもや
「香水ですよね」と言ってきました。そこで私はようやく気が付きまし
た。さすが体育科の先生です。教養のかたまりです。「硬水ですか?」
と尋ねていたのですね。私は自分の早とちりを詫びました。そして再び
我が人生でベストワンの聞き間違えを思い出しました。「たまに歌うん
です」と「多摩ニュータウン」を聞き違えたのです。どこに住んでるの
ですか?の答えが、私の耳には、はっきりと「たまに歌うんです」と聞
こえたのです。 (9月2日飯田芳男)
Hello校長室520
■『おいしい記憶』で賞をとったエッセイを読みました。8月30日読売
新聞に掲載されていました。筆者が高校に落ちた時、合格と聞き待ちえた
近所のおばちゃんが、手作りスポンジケーキを持ってきてくれたそうです。
続けて内容を紹介します。泣きじゃくる筆者と両手で×をするお母さん。
沈黙の中、おばちゃんが奇声をあげます。「わあーやってもうたあ」ケー
キにおばちゃんのメガネが落ちケーキの文字がつぶれました。その文字は
「…でとう」になっていたとか。「おめでとう」を見せないおばちゃんの
優しい荒業(あらわざ)だったと筆者は述べています。文末で、美味しさ
とは、「美しい心で届けられた味」だと結んでいます。読後、私は、自分
の『おいしい記憶』をたどっています。 (9月1日飯田芳男)
Hello校長室519
■学生時代、8月31日と言えばつらい思い出でしかありません。小学校
3年から6年までは、目に涙をためて宿題をやっていました。中学3年間
は、友人が扇風機もない我が家にやってきて分担しながら?取り組みまし
た。今年は異例の夏休みですから二中生の皆さんはとっくに宿題を終えた
と思います。サザエさんのカツオ君はたいがい宿題が終わらないのですが
私はとても身につまされています。夕べも宿題を忘れた夢をみました。大
人が「学生時代の宿題や試験の夢を見る」と言っていたのは本当でした。
教員になってからの失敗も多数あります。それも時々夢に出てきます。夢
は登場人物がばらばらで、ちょっと不思議です。今夜は、おいしくて楽し
くてカラフルな夢をみたいです。今日は野菜の日です。
(8月31日飯田芳男)
Hello校長室518
■生徒の筆記用具入れは楽しいものが多いです。以前は筆箱と言って児童
生徒はほぼ似たような形状の製品が使われていました。この頃は机の上に
垂直に立てるものや、動物の口を開けるタイプのものなど、形状やデザイ
ン共に多彩です。私は中学時代の筆箱を愛用しているので、もう30年位
使ってます。サバをよみました!ところで、筆を入れないのに筆箱と言っ
ているのは学校ではきっと私だけですね。もちろん、下駄を入れないのに
下駄箱と言っても私は違和感を感じていません。常に「レトロ」を背負っ
ています。古き名称も「いとをかし」です。 (8月30日飯田芳男)
Hello校長室517
■昨日の給食に鮭がでました。「サケ」か「しゃけ」か迷いますがどちらも
間違いではないようです。「サーモン」だとニジマスの意味合いがあります。
マスは英語でトラウト!海で養殖するとサーモントラウトと言うようです。
サケとシャケは同じですが、「サケとサーモンは別物だと思った方がいいで
す」と、かつて6年生と行った日光のニジマス研究所で聞いたような気がし
ます。なんだか鮭が食べたくなりましたね。今日は「焼肉の日」ですが…。
(8月29日飯田芳男)
Hello校長室516
■厳しい暑さの中、用務主事は室外機の中に入ってまで草むしりをします。
事務室前、職員室前は来客があり「学校の顔」でもあります。環境整備に尽
力する職員のおかげで教育活動の場がつくられています。手前みそですが見
えない場所で働く職員をアピールさせてもらいました。この暑さのせいか、
携帯用扇風機を持っている人が多いと思いました。どれだけ涼しいのかな?
一度手にしてみたいと思っています。私の父親は「暑い寒いと言うな」とい
うのが口癖でした。ある日私が大学生だった頃、父が「暑い!」と言った時
の録音に成功したことがありました。まだスマホはありません。ラジカセと
呼ばれるものです。夕飯の時それを聞かせてあげました。父は涼しい顔で、
「そのラジカセ、誰が買ってあげたんだっけ」と言い放ちました。絶句する
私。父は、さらに得意げに左手に持った団扇(うちわ)で顔をあおいでいま
した。今になって『左うちわ』ってあれか~、となつかしんでいます。
(8月28日飯田芳男)
Hello校長室515
■今日は立川駅を降りて、「いつもの道」と違うを歩きました。これだけで
たくさんの発見をしました。また、私は中央線で立川西国分寺を利用してい
ます。いつものことなのですが、景色を眺める視点を変えると新しい発見を
します。国立駅のホームが延長されているとか、「むさしの号」はトンネル
に入ったけど単線?なのか等、いつもの景色でも新しい発見があります。私
は校長室の前を通る教職員の足音で誰だかわかります。でも今日は、いつも
の足音なのに顔をあげたら違う先生でした。理由は簡単です。靴を変えてい
たのです。A先生とB先生の靴が同じになったのです。こうなると足音のリ
ズムで聞き分けるしかありません。これからは高度なテクニックを駆使して
いこうと思います。「いつもと同じ」では進歩がないのですね。
(8月27日飯田芳男)
Hello校長室514
■夜明けが遅くなりました。そして夕暮れが早くなりました。残暑が続いて
いますが着実にピークは過ぎています。そんな中、今朝は、ミンミンゼミが
元気に鳴いていました。「ミンミン」と鳴いていたのでミンミンゼミに間違
いないと思います。でも関西では山間部で鳴くセミです。ファーブル昆虫記
では「鳴くのはオス!」と記されていますが、二中生の皆さんもご存じでし
ょう。ミンミンゼミは私が近づくとパッと飛び立ちました。私のせいではな
くミンミンゼミは動いてメスを探す習性だからだと思います。アブラゼミは
私が近づいてもすぐには飛び立ちません。鳴いてメスを呼ぶタイプだからで
す。中学時代に読んだ「どくとるマンボウ昆虫記」の受け売りです。この本
に出会って渋谷の「志賀昆虫」というお店に行きました。世の中に「昆虫屋
さん」があるのを知って驚きました。以前も述べたのですが、小学生の時提
出した「アブラゼミだけ20匹」という昆虫採集は人生の傑作です。
(8月26日飯田芳男)
Hello校長室513
■日中かなり暑くても、早朝外に出てひんやりすると秋を感じます。さすが
にまだそんな日はありません。日中の暑さが朝も夜も続いています。秋風が
恋しいこの頃です。ところで、『秋風が吹く』と言いますが、秋風自体が吹
くのはおかしいという説があります。確かにそうですね。でもそうすると
『寄せる波』『潮が引く』等も、波を寄せているのは波ではないし、潮自体
が引いているのではないですね。ここが日本語のおもしろさなのでしょう。
金田一春彦先生は、「寄る波」「潮が引ける」ならOKと言っています。では
『秋風が吹く』は何と言いかえれば良いでしょうか??悩みます。
(8月25日飯田芳男)
Hello校長室512
■サルスベリのピンクの花がきれいです。百日紅と書きます。「ひゃくじつ
こう」と読みますがその名の通り、およそ100日は咲いているかのように
長く楽しめる花です。ツルツルして猿も滑ってしまいそうな名前ですが、こ
の木はとても登りやすいのです。また、別名「クスグリノキ」と呼ばれてい
ます。幹をくすぐってあげると自然に動きます。祖母も言ってました。私は
数百回くすぐっています。動いたところは見たことがありません。祖父は、
「コチョコチョの木」と呼んでました。数百回こちょこちょしたのに、動い
たところは見たことがありません。今年も挑戦します。夏の終わりまでに!
(8月24日飯田芳男)
Hello校長室511
■トムソーヤの冒険の主題歌『誰よりも遠くへ』の歌詞には、「…つらい時
も顔を空に向けろ」とあります。トムソーヤの冒険は、今の時代では型破り
なストーリーですが、主題歌は「くよくよせず前を歩こうよ」というハート
を伝えてくれます。この曲から「時には歩みをゆっくりさせてもいい!」と
教わりました。いい風が吹くまで待つのもありだと思いました。
(8月23日飯田芳男)
Hello校長室510
■始業式まであと二日です。私はこの年になっても、サザエさんのカツオ君
のように宿題に取り組んでいました。カツオ君はねじり鉢巻きでがんばるの
ですが、友達やマスオさんに頼って、最後はお父さんに「バッカモン!」と
叱られるのです。私も似たような学生時代でした。二中生の皆さんはそうい
うことはないと思います。夏休みの終わりに懸命に宿題を仕上げる姿を、私
は、『突貫の美学』と呼んでいました。父に「バッカモン!」と怒鳴られて
いたのは言うまでもありません。 (8月22日飯田芳男)
Hello校長室509
■アメリカのカリフォルニア州中部のデスバレーは、気温54.4度を観測した
とのことです。砂漠地帯の盆地で、谷底は海抜マイナス86mなので暑さの
逃げ場がないのが高温の原因と言われています。30度になっただけで疲弊
している私です。デスバレーに行ったら大汗かいたあと、溶けてしまうかも
しれません。ところで、スイカを食べるとき塩をかける人が少なくなったと
言われています。我が家はささっと塩をふりましたが、塩分補給になったの
かもしれません。大きなスイカを海や川で冷やしてみんなで一緒に食べると
格別でした。スイカの名産地♪という歌もなつかしいです。えっ 私だけ?
(8月21日飯田芳男)
Hello校長室508
■私の住んでいる区では小学生のネットボールという競技がさかんでした。
ネットボールはスパイクをしないので安全でした。バレーボールのいいとこ
取りのような競技なので人気がありました。多くの子が中学ではバレー部に
入部していました。私はレシーブしたボールを顔に当てるのが得意でした。
子供の頃、スポーツは何をやっても続きませんでしたが、スポーツもののテ
レビ番組は大好きでした。「アタック№1」と「サインはV」を見た次の日
はバレーの猛練習、「巨人の星」や「赤き血のイレブン」を見たら野球やサ
ッカーをしていました。特徴は放映された次の日しかやらないということで
す。さて今日は、バレー部の熱心な練習ぶりを拝見しました。顧問の指導を
誰もが素直に受け止めていました。感心しました。きっと強くなります!
(8月20日飯田芳男)
Hello校長室507
■私が中学生の時は、部活中に水を飲むのは厳禁でした。水禁止とうさぎ跳
びが当たり前のような頃です。私は野球部でした。下手でしたがピッチャー
とキャッチャー以外はどこでも守りました。つまり完璧に下手だったという
ことです。私はわりと率先して外野の球拾いをしました。ホームから100
mくらい離れた花壇周辺の球拾いを一手に引き受けていました。草ぼうぼう
の花壇の中に水道があったからです。おまけに冷たい井戸水です。球拾いを
しながら草陰でいただく水は最高においしかったのですが「水を飲んだのは
違反行為だぞ」という、もう一人の自分が私を責めました。今、休憩時間に
おいしそうに、かつ堂々と水を飲んでいる二中生をみるとホッとします。
(8月19日飯田芳男)
Hello校長室506
■暑さに負けないで練習に励む部活動の生徒に感心しています。私は早歩き
で出勤するのが精一杯です。いつも目の前に若者がいたら「追い抜こう!」
と小さな目標を立てます。しかし先日、歩行のスピードを上げて30秒もし
ないうちに後ろから来た人に追い抜かれました。小さな目標すら果たせず大
きなショックです。さてこんな私ですが俊足を発揮する場があります。それ
は立川駅3・4番ホームから5番ホームへ向かう階段です。スタートの号砲
は、「今度の東京方面は5番ホームから発車です!」というアナウンスです。
このアナウンス後、瞬時に私は3・4番ホームから5番ホームにダッシュで
す。あの大谷選手が盗塁するような華麗で美しい走りです。ゆうゆうセーフ
です。でも呼吸器系統は国分寺までダメージがあります。それにしても5番
ホームから発車って気が付かないものなんですよね。でも皆さんはマネしな
いでください。駆け込みはあぶないですし。 (8月18日飯田芳男)
Hello校長室505
■暑いとアイスクリーム屋さんは大盛況です。二中生の皆さんも世界40の
国に店舗を展開しているバスキン・ロビンス社のアイスを召し上がったこと
があると思います。えっありませんか?いえいえ、二中生の皆さんにはサー
ティワンと言ったほうがでおなじみですね!31日間違ったアイスを楽しん
でもらいたいというのが社名の由来です。創業者のバスキンさんとロビンス
さんのBとRのピンク色部分が31に見えるのも楽しいですね。でも冷蔵庫
の規格の関係で28種類や32種類のお店もあるようです。そういえばグリ
コのセブンティーンアイスはしっかり17種類です。ただ自販機によっては
商品の種類が違います。確かに泉体育館駅と吉祥寺駅とは種類が違います。
ここが会社の『マーケッティングという戦略』なのだと、読売中高生新聞が
紹介していました。アイスクリーム業界は熱いです。
(8月17日飯田芳男)
Hello校長室504
■開校前の二中の敷地は陸軍の関係施設と聞いています。敷地が広いので
戦後は、学校の緑化率を高めることに努めてきました。しかし、開校73
年を経て枯れかかった木々もみられます。残念ながら今年度は10本ほど
伐採してしまいました。台風や強風への備えです。ご理解ください。今回
の閉庁期間に施設の種々メンテナンスをほどこしました。一例としては、
酷暑の中主事さんによる校門のペンキ塗りでした。生徒がいない時も学校
はうごいています。 (8月16日飯田芳男)
Hello校長室503
■今年も終戦の日がやってきました。小学校4年で学ぶ「一つの花」には
お父さんが戦争に行く場面があります。お父さんと娘のゆみ子が別れる時、
お父さんはゆみ子にコスモスを一つだけ渡します。コスモスを一つ渡すと
お父さんはぷいといなくなってしまいます。お父さんはどうしてゆみ子に
コスモスを一つだけしか渡さなかったのでしょうか?今年もせつない一日
になります。 (8月15日飯田芳男)
Hello校長室502
■♪雨が あがった~よ お日様が出てきたよ 青い空のむこ~うには~
虹がかかったよ~♪と『虹のむこうに』を歌ってた教え子も、20歳台の
後半になったはずです。中学2年の理科の時間、先生が「黒い雲の時は、
激しい上昇気流のため大粒の雨がつくられる。それは雲の上にたまりがち。
ただし、水滴が多すぎたり上昇気流が弱まったりすると水滴は一気に落下し
大雨になる」と教えてくれました。よくわからなかった説明ですが、説得力
あるお言葉を今も覚えています。その先生が「夕立は2時間以内に終わる。
虹(2時)が出番を待つから…。」と言いました。そこは信じてません。
(8月14日飯田芳男)
Hello校長室501
■お盆を迎えます。作家の三浦哲郎氏は『盆土産』という名作を残してい
ます。出稼ぎに出た父が東京から青森に戻る時、手土産に『えびフライ』
を持ってくるストーリーです。題名は「エビフライ」ではありませんよ。
家族は父が帰省することと、えびフライがお土産だということを知ってい
ます。息子は見たことも食べたこともない『えびフライ』を楽しみに父を
待ちます。嬉しくてつい姉に「えんびフライ」と発音していました。「ど
うしてえんびなのか?なぜ、えびが平仮名なのか?」 私は今年も答えを
考えています。一家は祖母と姉と父で4人家族、息子が小さい時母が亡く
なっています。息子は荏胡麻(えごま)で小魚を釣ってきました。父のお
つまみです。父の滞在時間はわずか一日半。冷凍えびフライを自ら揚げる
父、食べたえびフライのおいしさを母の墓に報告する家族に、私の心は大
きく動きます。父が東京に戻るバスに乗る時、息子は「さいなら」と言う
ところ、「えんびフライ」とつぶやきます。父は「また買ってくるけえ」
と答えバスは発車します。私は「悲しいシーン」としか表現できません。
何とももどかしいです。 (8月13日飯田芳男)
Hello校長室500
■「小学生版夏休みの生活のきまり」を再読していました。不思議なきま
りがありました。それは『午前10時までは友達の家に行かない』という
ものです。30年前はこれで容認されていたのですね。苦笑しました。そ
ういえば同じ頃のきまりに、早朝・夜間は電話をしないという内容もあっ
たような気がします。多くのご家庭で固定電話が玄関にあった年代です。
(あくまで私の主観ですが…。)どうして10時?だったのでしょうか。
私が中学生の時、夏休みの部活は涼しいうちに終えたいので午前10時か
らにしたいと顧問に伝えました。顧問に「夏は朝から暑いんだ!」と一喝
されたのを覚えています。確かにその通りですが、10時まで出かけない
という縛(しば)りがふっとんだので印象に残っています。思えばホント
に不思議なきまりでした。今やどの時間帯も暑いです。二中生の皆さん、
どうか体に気をつけてお過ごしください。 (8月12日飯田芳男)
Hello校長室499
■昨日は山の日でしたが、本来は8月11日だということです。海の日に
対応して制定されたようです。ただ昨日は、オリンピックの関連で祝日が
動いたようです。私はハッピーマンデーかと思っていました。でもどうや
ら違っていたようでした。夏休み中の祝日はつい意義を軽んじてしまいま
す。反省しています。さて猛暑が続いています。二中生の皆さん、暑さで
計画通りに行かなくても「あれもこれも…」と気を張らないことですね。
皆さんに寄り添うコメントですが、私は子供の頃から「気をぬく系」や、
「無理しない系」の心がまえは得意でした。夏休み終盤は母の頭にツノが
はえていました。 (8月11日飯田芳男)
Hello校長室498
■平成19年の生徒会誌を読んでいます。部活動の紹介では現在の二中に
存在しない部が登場しています。釣り部、文芸部、パソコン部、ハピネス・
ウイング・ペガサス企画という名称の部もありました。この部は、活動資
金を得るためにさまざまな商品を販売していたようです。ストラップの売
り上げが45万になって、車椅子12台を購入し、老人ホームに寄付した
と紹介されています。生徒会誌には二中のために尽力した生徒全員の熱い
思いがつまっていました。先輩が残した熱きドラマを、今や皆さんが受け
継いでいるのですね。 (8月10日飯田芳男)
Hello校長室497
■長崎の平和記念像の右手は、原爆の脅威を示しています。水平に伸ばし
た左手は平和を示し、右手と左手で長崎の過去と未来を表しているそうで
す。作者は、長崎出身の北村西望(せいぼう)氏です。晩年、武蔵野市、
井の頭公園内にアトリエをつくり制作活動をされていました。東京都名誉
都民でもいらっしゃいます。井の頭公園内には高さ9mの像の原型が鎮座
しています。二中生の皆さんも機会あればご覧ください。恒久の平和は誰
もが願うことですね。私も今日午前11時2分、心静かに平和を祈念しよ
うと思います。 (8月9日飯田芳男)
Hello校長室496
■8月8日は笑いの日です。思わずパチパチと拍手したい記念日ですね。
そのパチパチという音が示すようにそろばんの日でもあります。何となく
いい一日が過ごせそうなゾロ目の日です。暑い日になりますがそれぞれの
場所で二中生が活躍してくれることを願っています。
(8月8日飯田芳男)
Hello校長室495
■今日は二十四節気のひとつ立秋です。暦の上では秋が始まる日です。
しかし今日は「立秋とは名ばかりの暑さです」このフレ-ズを今日は何
度も耳にする一日だと思います。いつもなら、「夏休みも佳境です」と
か「そろそろ宿題にとりかかります」という会話が交わされるころです。
ところが今年はそんな風情(ふぜい)?もないままに夏休みが過ぎてい
ます。都内の中学では本日1学期終業という地区があると聞いています。
二中より短い夏のところもあります。セミも一生懸命声を出しています。
いつもの夏のセミしぐれです。ちょっと嬉しく思います。
(8月7日飯田芳男)
Hello校長室494
■1945年8月6日午前8時15分広島に原爆が落とされました。
爆心地から500メートル以内では、ほとんどの方が命を落としたと
言われています。1945年3月の東京大空襲を経験した祖母は、3
月の寒さでも火傷の痛みを取るため隅田川に飛び込んだと言っていま
した。その祖母が「それで終われば原爆はなっかたのに」と話した内
容の重さを理解したのは中学生になってからでした。また、私が立川
に赴任した時は父が、「東京大空襲のあと4月が立川だった」と教え
てくれました。確かに4月24日は大きな空襲でした。八小の先生方
も亡くなった時です。くりかえしたくないですね。戦争は二度とあっ
てはなりません。 (8月6日飯田芳男)
Hello校長室493
■校庭に散水するのは、おおいに気遣いが必要です。周囲に人がいな
いことを確かめなくてはなりません。しかし、スプリンクラーを稼働
させたいと思う時は、風が強い日ばかりです。いくら人や車に水がか
からないように気を付けても、気ままなお水さんはあっちへ行ったり
こっちへ来たり…となります。何度かお詫びに出向いた経験がありま
す。昨日は熟練の体育科教員の操作で、そういうこともなく水をまく
ことができました。ただ「焼け石に水」の状態で、まいた直後はいい
のですが長くは続きません。打ち水効果はあるので適宜散水をさせた
いです。テントを設置して熱中症の対応もしています。水飲み場の増
設もお願いしていますが、当面は現状のやりくりでご容赦ください。
二中生が健康安全な日々を過ごせるよう、いつもながら願っています。
(8月5日飯田芳男)
Hello校長室492
■夏のお祭り等では露店をまわって、あれを買いたい、これを食べよ
うと思案しながら歩くのが楽しいものです。ところで露店は露天とも
表記しますが露天商となると、「天」の字をあてると金田一春彦先生
が述べています。どっちでもいいというわけではないのですね。漢字
の勉強に終わりはありません。もちろん、バスケットやサッカーのゴ
ールも、どっちでもいいわけがありませんね。しっかりゴールを目指
してほしいです。私も、人生のゴールを間違えないようにしています。
(8月4日飯田芳男)
Hello校長室491
■今日は昭和60年に制定された「ハチミツの日」です。ハチミツは
平安時代にすでに宮中への献上品として使われていたと言います。私
はハチミツを食す機会はありませんが、はちみつレモンは時々飲みま
す。ハチミツは私には高価なイメージがあります。ところで、くまの
プーさんは食いしん坊です。ハチミツを手に入れる旅に出るエピソー
ドが有名です。そういえばハチミツマーヤも有名でしたっけ?いえ、
ミツバチマーヤでした。それに、ミツバチハッチとみなしごハッチも
有名で混乱します。このややこしい話題がホームページの不具合につ
ながったのでしょうか? (8月3日飯田芳男)
Hello校長室490
■土一揆は、「どいっき・つちいっき」と読みます。室町時代には、
農民による一揆が多く科書にも紹介されています。この言葉の読みを
【どいっぱつ】と読み違える生徒もいます。前任校で、たまたまこの
場面に遭遇しました。「どいっぱつ」と生徒は読みました。でも教室
はシーンと静かなままでした。先生だけが興奮して「きちんと読みま
しょう!」と、うながしていました。実は、私こそが中学時代、大き
な声で「どいっぱつ」と読んで笑われました。梅雨が明けると思い出
すひとコマです。 (8月2日飯田芳男)
Hello校長室489
■二中の西側の門、競輪場方面に渡る時、私は一時停止を怠りがちで
時々自分自身でハッとしています。たまに「のどかな住宅街の道路」
というイメージが頭をよぎるからですね。でもバス通りなんですね。
気をつけます。私は折りにふれてこの場所をはじめ、通学路の安全対
策を各方面にはたらきかけています。しかし具体策には今一歩及んで
ない現状です。今後も努力を続けます。「交通安全」はいつもこころ
がけなくていけないことです。二中生が、いつも安心安全に過ごせる
毎日であってほしいです。 (8月1日飯田芳男)
Hello校長室488
■枕草子の暗唱に取り組んでいる生徒がいます。名文名著の暗唱は、
いいものだなと思います。中学生で覚えた文章は一生ものです。どん
どん挑戦するといいでしょう。小学校では「雨ニモマケズ」を取り上
げることが多いです。ある日から、教室で落ち着かない小学校2年生
の男子を校長室で預かったことがあります。お説教の代わりに「雨ニ
モマケズ」を暗唱させました。すぐ覚えていく様子に感心したもので
す。その児童の卒業後、中学の校長としても指導しました。「雨ニモ
マケズ言える?」と声をかけると得意げに「もちろんです」と答えて
いました。私も嬉しくなりました。「暗唱は自信をつける!」のです。
私ですか?昨日の夕飯を覚えていません。 (7月31日飯田芳男)
Hello校長室487
■1組の生徒が「しおり」を作ってくれました。苦労のあとがしのば
れ完成度が高い一品です。さて、いただいたしおりを机上に置いて、
しばし事務仕事をしていたら緊急地震速報をキャッチしました。校長
室は危機管理上、消音中ながら、NHKのデータ放送をかけています。
今日は、消音中のテレビからもけたたましい音がなりました。私のス
マホもマナーモードですがサイレン?orチャイムが大きく鳴り響きま
した。9時36分、ほぼ同時に副校長が全校放送し、生徒は身の安全
を守る体制をとりました。しかし今日は5分経っても揺れがありませ
ん。しかし、テレビからもしばらくアナウンスがありませんでした。
おそるおそる教室を見回りました。ふだんなら教室に行くことはでき
ません。でも今日は速報の誤り?もあり、生徒の見事な避難を確認す
ることができました。生徒の安全確保の姿勢は立派でした。緊急地震
速報を受けたらとにかく身を守ることを指示します。安全はすべてに
優先します。 (7月30日飯田芳男)
Hello校長室486
■『五月雨を集めて早し最上川』降り続く梅雨の雨を一つに集めたよ
うに、なんとまあ最上川のながれのすさまじいことだと詠んだ芭蕉は
1600年代にすでに最上川の急流に思いを寄せていたのですね。川
の氾濫(はんらん)は住民にとってとても不幸なことです。昨日そし
て今日も山形方面は大きな被害に見舞われたようです。松尾芭蕉だっ
たらこの水害をどうとらえるのでしょうか。ともあれ、これ以上被害
が大きくならないことを祈るばかりです。 (7月29日飯田芳男)
Hello校長室485
■枕草子は、「春はあけぼの」でおなじみの古典の名著です。しかし、
二中のためにあるような冒頭の書き出しです。でもこの「あけぼの」
は曙町ではなく、夜がほのぼの明けようとする頃を指すようです。さて
作者の清少納言の呼び方は、いったん「清」で止めて、少納言と続ける
ようです。少納言はスナイモノモウシと呼ぶこともあるようです。ちょ
っと混乱するのでこの話題は避けます。大納言とか中納言もあるのかな
と思ったのですがしっかり存在しますね。大納言の方が偉いと思います。
虎屋のようかんも、大納言のほうがお値段が高いですから。ところで、
清少納言の「少納言」は、政府の位?お名前?どっちでしょう。調べて
みます!! (7月28日飯田芳男)
Hello校長室484
■給食の予約機前でのお悩みが聞こえてきました。「感想文ってどう書
いたらいいの~。」「ウッソー 私もわかんない」「まじ?やべえ!」
ではお答えします。①齊藤孝先生の『誰でも書ける最高の読書感想文』
(角川文庫)を読む。②最後まで読み続ける本を選ぶ。③4色ボールペ
ンの緑で線を引きながら読む。④人の文を写す。200字くらいで可。
⑤カレンダーに夕飯のメニューを書き、何がどんなふうにおいしくて、
明日は何が食べたいかを加え、最後に「ごちそうさまでした。」と記す。
以上①~⑤のうちどれかひとつ、4週間続けるといいですよ。そのうち、
起承転結が整った名文が苦も無く完成します。応援しています。
(7月27日飯田芳男)
Hello校長室483
■アナウンサーも誤読する漢字を読んでいました。「一段落」は。いち
だんらく、「出生率」は、しゅっしょうりつが正解でした。三色すみれ
は、さんしきすみれが正解だそうです。お蕎麦屋さんの「のれん」には、
「生そば」と書いてあります。本来はそば粉だけで作るので「きそば」
と読むそうです。「なまそば」とは読まないのですね。この本によれば
「読むのが難しいのは小学校1・2年生の漢字!」だとか。「西域」は
「さいいき」と読むそうです。そういえば「西京焼き」は「さいきょう
やき」です。献立表もじっくり読もうと思います。
(7月26日飯田芳男)
Hello校長室482
■今日は「かき氷の日」だとか。当時の山形の最高気温が出た日にちなん
だと言われています。私はかき氷と言えば「氷イチゴ」が大好きでした。
シロップで舌が真っ赤になるのも好きでした。今はいろいろな味が楽しめ
ますが氷イチゴのみで今も勝負しています。関係ないですがスパゲティー
もナポリタンで勝負です。さて連休中も部活や勉強に忙しい二中生でしょ
う。試合に勝利した野球部の他、各部員ご活躍ですが、連休後半も身体に
気をつけ過ごしてほしいですね。 (7月25日飯田芳男)
Hello校長室481
■スポーツの日です。しかし思い切り身体を動かそうとしても、配慮事項
が多いこの頃ですね。手、指の消毒も欠かせない日が続いていますが私も
「もう一回洗おう」と自分に言いきかせ、実行しています。さて、本来な
ら今日はオリンピック開会式でした。二中生も7人制ラグビー、車椅子バ
スケット等の観戦を楽しみに待つ頃でした。来年に期待したいですね。私
は「体育の日」の方がなじんでいるのですが、新たな「スポーツの日」も
大事にしようと思います。 (7月24日飯田芳男)
Hello校長室480
■避難訓練の計画の時は『大地震』を想定します。読み方は「おおじしん」
ですが、つい「だいじしん」と読んでしまいがちです。NHKのアナウン
サーはしっかり「おおじしん」と述べていたので、私もそれを思い出して
読み方には気をつけています。『GoTоトラベル』も言った後でトラブルに
ならないように細心の注意を払っています。さて、今日は海の日です。海の
水がしょっぱいのはなぜ?と私が問いかけました。おさかなさんの涙があふ
れているから…。小1の男子が教室でつぶやきました。
(7月23日飯田芳男)
Hello校長室479
■授業中、自分の考えを発表している生徒の、みずみずしいほどの感性に
触れ嬉しく思う時があります。YesかNoで答えるだけでなく理由や根拠が
言えると素晴しいと思います。発言は勇気がいりますね。気持ちはわかり
ます。勇気ある発言と言えば、今日の東京新聞、幼稚園の視力検査の記事
を紹介します。先生「これ何に見えますか?」 園児「もっと大きくして
くださ~い」 (7月22日飯田芳男)
Hello校長室478
■給食の予約機の前で、面談があることを気にかけている生徒同士の会話
が、漏れ聞こえてきました。「お母さんにテストの点を言ってないんだよ
なあ」「廊下を走って先生に注意されたんだよなあ」等、サザエさんとこ
のカツオ君のような話題でした。「でも大丈夫!つらいひと時も始まれば
必ず終わるから…。」と声をかけたくなりました。(7月21日飯田芳男)
Hello校長室477
■「ママ『あゆみ』って誰?」小学校1年生のあゆみちゃんは、自分の名
前が書かれた通知表に驚いたようです。今日の名言カレンダーに載ってい
ました。初めての通知表が『あゆみ』で、あゆみちゃんはとてもびっくり
したことでしょう。ほほえましいですね。小学校1年生の感性は新鮮です。
私が小1の担任の時は、所見にも特に心をこめました。文章を書く欄です。
学校生活の記念すべき1年目の通知表ですから緊張しました。その子の入
学式からの成長の「歩み」を思い出しながら作成します。1年生の子が、
大人になって読み返してくれるかなと期待しながら作成していました。
(7月20日飯田芳男)
Hello校長室476
■屋根には雨どいがあります。のきさきに横に取り付ける樋(とい)は、
軒樋(のきどい)と言うそうです。屋根から垂直に下に雨水を流す樋(と
い)は、竪樋(たてどい)と言うそうです。たてどいは、地面に近い方が
劣化しやすいと思っていました。劣化したら、下の部分を適度な大きさの
筒状のものを変えれば修理完了だと思います。でもコボちゃんの妹、ミホ
ちゃんは、筒を製作しているおじいちゃんのかたわらで、おじいちゃんが
大事にしている尺八を差し込みました。このあとどういう展開になるか…、
考えないことにしました。 (7月19日飯田芳男)
Hello校長室475
■二中は生徒数のわりに手洗い場が限られています。校庭には水飲み場の
設置をお願いしていますが、校舎内の水道の増設は容易ではありません。
その中で、生徒の皆さんは工夫して利用してくれてありがたいです。写真
は黒板ふきクリーナを洗ってくれている場面です。掃除に熱心なことはと
てもいいことです。私も見習います。さて、雨の土曜になりますが週明け
まで、皆さんの心の中に栄養がたくわえられるよう願っています。
(7月18日飯田芳男)