日誌

校長室から

Hello校長室349


■庚子年(かのえねどし)も明けて74日経ちました。「ネズミは猫の姿を見る
と逃げ出す」と思いつつ歩いていると、敷地内に猫が三匹くつろいでいました。
きっと生徒を探していたのでしょう。以前は猫とネズミの戦いを見かけました。
「窮鼠猫を噛む(きゅうそねこをかむ)」ということわざがあります。逃げられ
ない窮地(きゅうち)に追い込まれたらネズミは猫に噛みつく、強いものに反撃
するという例えでもあります。子どもの頃、まったくのことわざ通りの光景に驚
いたものです。さて休業が続く学校です。猫もネズミも、♪ミミズだってオケラ
だってアメンボだってえ~♫二中生に会いたくて、キョロキョロしています。
                         (3月14日飯田芳男)

Hello校長室348


■事務室・職員室前の花壇の除草をしました。陽気がいいので左の写真のように
草が生えてきました。今朝、用務主事が「卒業式にはきれいな花壇にしたい」と
言って整備してくれました。卒業生にも在校生にもこの状況をなんとかしてあげ
たいのですが、もうしばらく辛抱してください。アンズの花は、皆さんの登校を
待ち切れずに満開となりました。二中生の皆さん、登校したら花や木々にも、机
や椅子にも声をかけてあげてください。       (3月13日飯田芳男)

Hello校長室347


■先人は、春は東から吹くやわらかな風にのって訪れるようです。『東風吹か
ば 匂い起こせよ梅の花 主なしとて春な忘れそ』これは、太宰府へ向かう菅
原道真の一首です。歌の解釈はともかく、この歌で「東風➡こち」と読んでも
らえている気がします。南風より東風のほうが粋(いき)な感じですね。さて
二中生の皆さん、休校でストレスもあるでしょうが、そこかしこにみられる春
を探しに行ってはいかがでしょうか。皆さんがいない校舎は冷えたままで春を
感じません。                  (3月12日飯田芳男)

Hello校長室346


■東日本大震災が起きた平成22年度は、上砂川小学校の校長をしていました。
平成23年3月11日午後2時46分、つけっ放しのテレビとポケットのガラ
携が緊急地震速報を流しました。校長室から職員室の放送設備まで小走りで向
かいました。冷静に行動できたのは「震度3か4位で、速報は誤報かも」とい
う気持ちがあったからです。ところが「校内一斉」というボタンを押そうとし
たら、職員室の壁がミシッと音をたてました。これは校舎が崩れると思いまし
た。でも児童の命を救わなければなりません。「机の下にもぐりなさい」「先
生方は落下物に注意しなさい」この言葉を5~6回繰り返しました。数分後に
「校庭に避難しなさい」と指示。校庭で来客対応していた副校長が点呼を始め
ました。私は一人でトイレ等で逃げ遅れた児童の捜索を行いました。余震の最
中に「これは児童を帰宅させられない」と判断しました。時折、小雪が舞いま
した。数名の教員に、600人近い児童のジャンパーを取りに行かせました。
同時に運動会でつかった学級表示のプラボードを取りに行かせ、引き渡しに備
えました。夜10時には最後の児童が保護者と帰っていきました。何年たって
も、被災された方々の事を思うと適切な言葉がでません。
                        (3月11日飯田芳男)

Hello校長室345


■東京大空襲から75年になります。B29爆撃機による2時間半の空襲は、
墨田区、江東区、台東区を中心に1665トンの焼夷弾が投下されたと言われ
ています。10万人が犠牲になりました。その後4月には、立川も空襲を受け
立川八小の先生がお亡くなりになりました。その時二宮金次郎像が吹き飛ばさ
れ、足が欠けてしまったまま放置されていました。私が八小の校長の時、金次
郎像は再興しました。地元の方々のおかげです。私の祖母は、東京の空が真っ
赤になったと言っていました。平和が続いてほしいです。
                        (3月10日飯田芳男)

Hello校長室344


■職員玄関の花が咲き始めました。いつもなら登下校の生徒たちが見てくれる
はずでした。無観客花壇になってしまい残念です。相撲、野球、マラソン等、
いろいろなスポーツが、無観客で行われています。テレビを見ているかぎりで
は、観客のいない競技は盛り上がりにかけますね。選手は周囲の応援で、大き
く成長や飛躍を遂げているのだと感じました。花壇の花も「きれいだね」と声
をかけてあげたら、ぐっときれいさに磨きがかかるのでしょう。今春の主役で
ある3年生には、エールがたくさん届くよう何とか努力します。
                         (3月9日飯田芳男)

Hello校長室343


■私が中学生というと40年以上も前になります。今日読売新聞の日曜版に、
森永乳業の「クリープ」が来年で発売以来60年になるという記事が載って
いました。中学の卒業式の日、友人宅でコーヒーにクリープを入れ「クリー
プを入れないコーヒーなんて…」というCMの真似をしたことが思い出され
ます。当時とても流行ったCMでした。友人4人で苦いコーヒーをクリープ
で甘くしていました。惜しんで夕方まで談笑しました。ただ、それ以降4人
がそろうことはありません。「いつかまた」で40年以上経っています…。
                        (3月8日飯田芳男)

Hello校長室342


■今日は消防記念日です。消防組織法が制定されたのが昭和23年の今日だと
いうことです。昭和25年に国家消防庁が消防記念日に制定しました。また、
今日はサウナの日でもあります。何となく語呂あわせでわかります。もうひと
つメンチカツの日でもあります。この制定理由も、語呂合わせがきっかけでも
あります。関西で、ミ(3)ンチ(シチ⇒7)というからです。ちょっと強引
ですが愉快ですね。週末も笑顔でお過ごしください。
                         (3月7日飯田芳男)

Hello校長室341


■3月2日で学校生活が止まってしまいました。教室では、机が泣いているか
のような寂寥感がただよっています。いつもの放課後とは雰囲気がちがいます。
ところで、今日発行の読売中高生新聞の記事を紹介します。タイトルは『一斉
休校で困ったこと』です。・こんなとき先生方の謎の団結力がはたらいて大量
の宿題が作られる(鹿児島中1男子)・今までで一番良いクラスだったけど、
今までで一番短いクラスだった(茨城中1男子)・47冊の教科書を、一日で
持ち帰った(千葉県中2男子)等、全国の中学生もいろいろと大変な思いがあ
るのですね。二中生の皆さんの気持ちもお察します。いい一日になりますよう
いつも願っています。               (3月6日飯田芳男)

Hello校長室340


■「すさまじきもの」という文を読み「ものすごい」と解釈しましたが、すさ
まじという漢字は「冷」だということをウィキペディアで知りました。清少納
言が「すさまじきもの」の代表例に「火のない火ばち」を挙げています。いい
所をついているなあと思いました。電気の入っていない電気こたつもそうです
ね。寒そうです。昨日中央線に乗っていたら、「混雑のため窓を開けてくださ
い」と車内アナウンスがありました。どなたかが開けてくれました。コロナ対
策です。「寒い!」なんて言う人はいませんでした。こんな時代を清少納言は
どう表現するのでしょか。            (3月5日飯田芳男)

Hello校長室339


■「背中で語る学年に」学年新聞の見出しです。いい言葉です。校風というの
はよき先輩がつくっていきます。先輩のふるまいで後輩が育ちます。一人一人
の背中は、二中のお手本といっても過言ではありません。私も皆さんのために
背中でものを語れるよう精進します。学年新聞にも学びました。ほめてあげら
れぬまま修了式を迎えてしまいます。ごめんなさい。(3月4日飯田芳男)

Hello校長室338


■本校の図書室にかわいいおひな様がありました。生徒がいない図書室で留守
を守っていました。三月三日は桃の節句です。私は梅、桃、あんず、川津桜の
区別が苦手です。これに蝋梅(ろうばい)が加わると狼狽(ろうばい)してし
まいます。我が家にもひな人形を飾りました。その脇にひしもちを置きました。
お菓子のですが…。ひしもちがひし形になったのは江戸初期、このころはヒシ
の実を入れたよもぎもちだったそうです。つまり緑。明治になってくちなしの
実が入ったもちが登場、赤、白、緑になったようです。三色の重ね方は地方に
よってそれぞれのようです。重ねる順番で景色の例えが違います。『雪の下に
は新芽が芽吹き、桃の花が咲いている』という光景なら、下から緑、白、赤の
順だそうです。ロマンがあります。そろそろ夕暮れです  (^^♪あかりを
つけましょ ぼんぼりに…♪            (3月3日飯田芳男)

Hello校長室337


■3年生のある教室も「卒業まであと1日」という表示に変わりました。寂し
いかぎりですね。授業最終日ということで、生徒の校長室前の談笑も少しシン
ミリした様子が感じられました。そういった時、人の心は目に表われると言い
ます。詩人の吉野弘さんは『目は、正直だ』と述べています。(2月29日読
売新聞コラムより)そして、「目」という字は、表裏もないし裏返しても逆さ
にしても目は目。(だから本物の)目は正直だという意味のことを付け足して
いました。勉強になりました。私も今から、自分の気持ちを表せない時、透き
通った目で語ろうと思います。おっと、職員室から笑い声がしています…。
                         (3月2日飯田芳男)     

Hello校長室336


■亡き父は「1日(ついたち)」に、神棚に何やら手を合わせる等の儀式(?)
をしていました。そういえば修学旅行で行った神社でも「ついたち」の儀式を
見ることができました。どうやら「月次祭」と書いて「つきなみさい」という
儀式らしいです。それほで月の初めを大切にしていたのでしょう。今日は年度
の最終月の始まりです。時間は誰にでも平等に与えられ、時の刻まれ方も公平
平等です。しかし、このところ猛スピードで時間が動いています。来月の今日
は3年生が新たな生活を始めます。状況は混迷を極めていますが、輝く明日を
期して応援していきます。             (3月1日飯田芳男)

Hello校長室335


■閏年の29日です。私の記憶では、2月29日生まれの教え子は、たった一人
でした。誕生日のお祝いはどうしているかと尋ねたら、28日にやっていると言
っていました。ちょっとホッとしました。ちなみに昭和64年生まれの教え子に
出会ったことはありません。六日間だけの短い昭和64年でしたし。さて、この
一両日も数日とは言え、しばし記憶に残りそうです。 (2月29日飯田芳男)

Hello校長室334


■突然の休校決定で戸惑っています。3年生は義務教育最後の給食が終わってしま
いました。思いがけないかたちで終了なので申し訳ない気持ちです。部活もしばら
く休止です。とくに吹奏楽部は出演の機会が少なくなりました。本当にすみません。
しかし二中生の健康維持に向けた措置です。理解してください。皆さんは、試験が
終わりホッとしていることでしょう。どうか新たな気持ちで有意義にお過ごしくだ
さい。新たな歩みといえば、閉校が決まっている千葉県の常磐小の子供たちは、
「閉校まであと15日」と名残惜しく過ごしていました。それが今日「0日」にな
ってしまいました。いろいろなことがあった一日です。 (2月29日飯田芳男)

Hello校長室333


■「春は名のみの風の寒さや」で始まる早春賦の詩が、ぴたりとあてはまる今日の
天気です。金田一春彦先生は、「早春賦はこの時期の微妙な季節感をうまく伝えて
いる」とほめています。加えてこの時期を『春浅し』というのだと述べています。
冬は一番色彩のない季節だとか。「春・夏とすすむにつれて色彩が豊かになるから、
今が『春浅し』です」と金田一春彦先生の名解説を思い出しながら、校門で生徒を
迎えました。女子が「メッチャ サブー(寒い)」と言って通り過ぎました。
                          (2月27日飯田芳男)

Hello校長室332


■いろいろな意味で『結果を待つ』時期でもあります。どんな気持ちで時を過ごした
ら良いか、過去の経験が教材です。私もたくさんの教材が糧(かて)になっているの
ですが、時々、結果を待つまでにいらいらしたり、そわそわしたりしてしまいます。
私は電車を待つだけでも平常心を欠くときことがあります。歯医者さんの順番もそう
です。試験を待つとか、試験の結果を待つのも「ドキドキ」しますね。でもこういっ
た「ドキドキ」が自分の成長につながってきました。桜が咲くのをじっと待つのも良
いものです。喜びが増すからです。           (2月26日飯田芳男)

Hello校長室331


■えくてびあん3月号で「見えない川 みどり川」という豊泉氏のエッセイを拝読し
ました。豊泉氏によれば、二小の南側にある緑川は3416メートルの人工河川だそ
うです。1922年、陸軍飛行場の完成で雨水が周辺に流れ出すようになったとのこ
と。洪水解消のため1945年に米軍は排水路を作りました。1949年には、この
川は無名だったのに、緑町から始まっていたので「緑川」と命名されました。さらに
その後、いろいろな出来事があって1954年に、今のように川はふさがれてしまっ
たようです。このエピソードで、川は見当たらないのに、曙橋、東橋等の名前が残っ
ている理由がわかりました。橋を探してみるのも意義深いです。ブラタモリで調べて
ほしい「緑川」です。※えくてびあん誌は本校図書室で閲覧できます。
                           (2月25日飯田芳男)

Hello校長室330


■住野よるさんの著書「君の膵臓をたべたい」は衝撃的なタイトルですが、図書室が
舞台にもなっている青春小説です。「キミスイ」は3年前映画化されました。その時
のビブリオバトルの授業は何人もの生徒が「キミスイ」を紹介していました。この作
品のヒロインは図書委員です。私は小・中・高と図書委員で大学失業後、2年ほど、
アルバイトですが図書館に努めたことがあります。自分が選書した本を利用者が手に
してくれると嬉しかったです。ニーズに応えるって、やりがいがあります。さて、こ
の頃、積水ハウスのCMを凝視しています。映像に多摩モノレールが映るからです。
私のニーズに応えたCMです。             (2月24日飯田芳男)

Hello校長室329


■今日の読売新聞のコラムに『ダイヤモンドサッカー』の話題が載っていました。
昭和40年代はテレビ東京のこの番組でしか、世界のサッカーを見ることができませ
んでした。私も毎週月曜、夜10時過ぎから熱心に視聴したものです。三浦知良選
手もこの番組に影響を受け、中学の進路調査の第一希望には『ブラジル』と書いて
担任の先生を仰天させたと記事にありました。担任が「留学は99%無理」とカズ
選手に告げると、「可能性は1%あるんですね?その1%を信じます」と答えたそ
うです。春一番が吹きました。希望の春が近づいています。(2月23日飯田芳男)

Hello校長室328


■「眺める」「返却する」「鍛錬」「丁寧」「浸る」昨日の都立入試で出題された
漢字の読みの出題です。書き取りは「射る」「暮らす」「群れ」「輸送」「背景」
でした。これだけで20点です。二中生の皆さんは、落ち着いて解答できたと確信
しています。漢字は、一年間毎日10字ずつ学習したら3650字です。本番では
10字ですから、効率が良くないかもしれません。でも出題されることがわかって
いる分野なので、コツコツと取り組む意義はあります。そうは言っても受ける身は
容易な気持ちではありません。お察しします。誰にも桜は咲きます。
                          (2月22日飯田芳男)

Hello校長室327


■ボランティア部がペットボトルのキャップを集めています。私も協力しました。
次回は3月になってからだということです。今後も協力したいです。アルミ缶もす
ぐにご協力できます?!企画から実行までボランティア部の皆さんに感謝です。さ
て休み時間の校長室前は、3月の給食予約でにぎわいをみせています。チキンカツ
カレーが人気のようです。たいがい友人同士で予約機に向かいます。でも先生同士
が校長室前の予約機に群がることはありません。先生数名が「やっぱりカツカレー
だね」なんて言いながら予約していたら楽しすぎますね。週末の我が家はカレーで
す。二中生の皆さんはどんなメニューの食卓でしょうか。とりわけ3年生の皆さん
はお疲れだと思います。誰もが良い結果をいただけるように祈っています。
                          (2月21日飯田芳男)

Hello校長室326


■今日の給食はキューバ料理、フリカセデポーヨでした。鶏肉とジャガイモのトマ
ト煮こみです。フリカッセというフランスの家庭料理が由来とのことです。おいし
くいただきました。フランスとキューバの関連が気になりましたが後日にします。
左の写真はビブリオバトルの授業のひとコマです。2007年に考案された知的書
評合戦ビブリオバトルは、学校教育に導入されています。中学全国大会は2018
年が1回目でした。立川市の大会は春休みです。多くの参加を期待したいですね。
授業では3分間で本を紹介します。「読みたくなるなあ」と思わせる話し方が難し
いですね。二中の図書館でスタンドバイミーを、授業観察をしながら眺めています。
今日は貸し出されていました。私のおすすめ本を生徒の誰かが読んでくれているの
は嬉しいです。                   (2月20日飯田芳男)

Hello校長室325


■「あなたと話すことが一番の心のリハビリ」今日の名言カレンダーのひと言です。
誰かに悩みを話すと自分の心が軽くなることがあります。また、誰か一緒に笑ってく
れる人がいると、体中の血が入れ替わったように新しい自分に変身します。『相手』
がいるっていいことなんですね。もちろん適度な関係が大事です。私は中学の頃は、
祖母の話相手をしていました。でも友人がくるとすぐ出かけてしまいました。その時
の祖母の悲しそうな顔を時々思い出します。この名言のおかげで、今日は、誰にでも
優しく接することができました。しかし職員室から「ウッソー」というつぶやきが聞
こえました。                     (2月19日飯田芳男)

Hello校長室324


■今日は昨日より寒く感じます。全国の校長先生が大好きな「三寒四温を繰り返して
春が来る」という言葉通りの日となりました。三日ほど寒さが続きそのあとで、四日
ほど暖かい日が続く春先の気候の様子を指す言葉ですね。ただ使い方としては元々、
中国北東部、朝鮮半島北部の気候を示す言葉だったそうです。でも日本では1~2月
に使うのがふさわしいという説が有力です。さて今日は18日、あっという間に2月
も半ばを過ぎました。しかし子供が「もう2月が半分以上過ぎたね」なんて言いませ
んね。まして乳幼児が「1月行く、2月逃げる、3月去る」なんて言いません。生き
ることに一生懸命だからです。私?この言葉、連発してます。
                           (2月18日飯田芳男)

Hello校長室323


■生徒会朝礼がありました。いつものように放送委員が、体育館後方からマイク音量
のチェックを行っています。右の写真では、赤い矢印を顔の前に置き「音量下げて」
という指示をしています。OKの時は「◎」の表示板を掲げています。陰になって働
く人がいるので晴れの舞台が整います。ありがとうございます。ところで、左の写真
の大きな目玉のような機械が、体育館のエアコンです。『ぐっぴーバズーカー』とい
います。9機設置されました。二中の仲間入りです。暑いとき、寒いとき、二中生の
ようにしっかり働き、誰からも愛されるエアコンでいることを期待します。
                           (2月17日飯田芳男)

Hello校長室322


■正月休みに教え子の応援に全国高校サッカーの会場に行きました。どちらも優劣を
つけらない好ゲームでした。勝敗はPK方式での決着となりました。4番目の選手ま
でで4対3です。後攻の選手が決めれば5対4で決着です。ところが勝利目前の5番
手はゴールを外しました。6番手は両チームが決めて5対5です。7番目の選手は先
攻が外しました。後攻はゴールキーパーがキッカーです。スタンドは静まり返りまし
た。見事ゴールが決まりました。両チームが号泣しています。数分後両チームが並ん
でスタンドにあいさつに来ました。応援席でも涙をこぼす人が目立ちました。負けた
ら終わりの世界でこれだけ力をだした経験は、誰もが一生忘れないだろうなと思いま
した。私は時々、自分がなまけそうになると、あのシーンを思い出しています。
                           (2月16日飯田芳男)

Hello校長室321


■今日は株式会社国立音楽院が制定した「次に行こうの日」です。「つ〈2〉ぎにい
〈1〉こう〈5〉」私が大好きな強引な語呂あわせです。1月5日は果物のイチゴの
日ではなく、「15歳を応援する日」だそうです。果物のイチゴに関する記念日は、
どうやらなさそうです。今は一年中おいしいイチゴをいただくことができます。私が
小学生の頃は5月頃が旬でした。それも値段が高いものでしたので、我が家は、少量
のイチゴに牛乳と砂糖をかけ、イチゴつぶしスプーンでつぶして食べました。今はあ
りえません。麦茶に砂糖を入れていた我が家でした。お恥ずかしい話です。では「次
に行きましょう!」                  (2月15日飯田芳男)

Hello校長室320


■暖かくなりました。いよいよ全国の校長先生が大好きな、嵐雪の句が登場
する時期になりました。『梅一輪一輪ほどのあたたかさ』という句です。こ
の「ウメ」の読み方は、私が小学校のゲストティチャーで招いた金田一春彦
先生は、「ンメ」と発音するのが正しいと述べていました。でもこの頃(平
成11年頃)はウメと発音する人が増えたと言ってました。金田一春彦先生
は、この傾向は歓迎すべき変化だと著書でも述べています。さて今日本校の
先生が生徒に「あと十分ね」と声かけをしました。「あとじゅっぷん」とい
う文字通りの発音です。ふと私は、「じっぷん」と言うべきだろうと思いま
したが打ち消しました。こだわりません。時はながれていますから。  
                       (2月14日飯田芳男)

Hello校長室319


■日本で誰もが一斉に「苗字」をつけるようになったのは、明治八年2月13日
です。金田一春彦先生によれば、多くの庶民が、その土地の物知りや、庄屋さん
に駆け込んで苗字をつけてもらったそうです。庄屋さんも、そうそう良い苗字が
思いつかず、「松があるから松木さん、川の前だから前川さん」ということもあ
ったというエピソードが「ことばの歳時記」にありました。私は飯田ですから、
その論法でいくと、田んぼの近くに住んでいたからかもしれません。でもまあ、
使い込んだ苗字ですから一応?愛着はあります。ところで、私は出席簿順がいつ
も上位でした。時には1番でした。しかし小学校1年の時40人中35番でした。
五十音順なのに。私の名前が「はんだ」と読まれたという衝撃的な理由からでし
た。5月頃、誰も気づかぬうちに1番に変更になりました。のどかな時代でした。
                          (2月13日飯田芳男)

Hello校長室318


■読売新聞こどもの詩に、中1女子の「冬の朝」という詩が掲載されていました。
紹介します。『部活の朝練があるから 朝早くに家を出る 友達と合流して
くっつき合って歩いてく 白い息をいっぱい出して 毎朝大笑いしている
そんな時間が一番好きだ』という内容です。「そんな時間が一番好きだ」のところ
が輝いてますね。私も中学の時は友達と談笑するのが至福の時でした。この詩を
かみしめるように読んで、中学校生活をやり直したいと思いました。ところで、
中学時代は、友人との待ち合わせで「アポを取る」なんて誰もしなかったのを思
い出しました。詩にあるように、友達とタイミングよく合流していたのが常でし
た。また、会いたい時は家の前で「い い だ クン!」等と吠えまくっていま
した。呼べば必ず友人が出ててきます。いないなんてあり得ませんでした。そう
いえば、そのころ私の父はこう言ってました。「子供に予定はない!」と。
                         (2月12日飯田芳男)

Hello校長室317


■時々、NHK教育テレビを見ます。3チャンネル見た?等と言っていたら近頃
Eテレと呼ばれています。2011年、平成23年にEテレがチャンネル名に採
用されています。私が子どもの時、「明るいなかま」は、道徳の時間の人気番組
でした。今笑点の座布団運びで人気の山田隆夫さんが出演していました。番組を
見て道徳的価値を学んだかは別にして(?)、今も覚えているのでいい番組だっ
たと思います。祝日はテレビ番組が平日バージョンのことが多く新鮮です。今日
は建国記念の日です。祝日の意義も学び直そうかなと思います。
                         (2月11日飯田芳男)

Hello校長室316


■私が私立高校入試の日は大雪でした。電車はノロノロでした。3時間も前に家
を出ましたがぎりぎりの到着でした。40年以上前のことです。遅刻しても試験
は普通にはじまりました。遅れても受けられましたが、試験開始時刻の繰り下げ
などない時代でした。親が送ってくれるわけでもないですから会場に行くまでが
闘いでした。入試に無関心な両親が「雪がひどいから明日にすれば」と言ってま
した。こんな両親で救われました。プレッシャーはありません。試験の出来は良
くなかったです。しかし握りしめた受験票、番号は「222」 落ちないことを
確信しました。数奇な運命はここから始まったのです。(2月10日飯田芳男)

Hello校長室315


■毎年のことですが、市民体育大会の閉会式で「立川市民歌」を歌います。私は
歌詞カードを見て歌いますが、諸先輩は大きな声で歌詞を見ずに歌います。この
頃、小中学校で指導していませんが、皆さんどこで習得されたのでしょう。明る
いメロディーの歌です。その歌詞で立川が「大立川」と歌われています。そうい
えば、八小の校歌には、「大砂川」という歌詞があります。郷土への愛着が歌詞
に表れています。砂川七番の駅に、ウド農家の切り絵が掲げられています。思わ
ず足をとめました。今宵満月も郷土を照らすことでしょう。(2月9日飯田芳男)

Hello校長室314


■今日は2(ツー)と8(バキー)の語呂合わせで椿(つばき)の日だそうです。
毎回述べますが、この強引な語呂合わせが好きです。長崎の五島列島は椿の自生
が大島と並んで多いそうです。「きへんに春でつばき」こちらはロマンある漢字
のへんとつくりです。「春」で構成される漢字はたくさんあります。調べてみた
いと思います。さて、週末です。勉強や部活に忙しいとは思いますが心と身体を
休めてほしいです。週末は「カレーライス」というお宅は結構あります。我が家
がそうなんです。                  (2月8日飯田芳男)

Hello校長室313


■読売新聞1月7日の17ページは、出版社の全面広告でした。「いじわるばあ
さん」が物申す広告でした。漫画家の長谷川町子さんにはサザエさんだけでなく
いじわるばさんやエプロンおばさんという四コマ漫画の代表作があります。両作
品のおば様は、弱い者の味方で、日常のもめ事をユーモアをまじえて解決してく
れます。この日の広告では、いいじわるばさんが、三つの言葉を言っています。
『ヤなことは見えない』『メンドーなことは話さない』『ツゴウのわるいことは
聞こえない』と言っています。どうやらそれが長寿の秘訣というのが広告の意図
だと私は解釈しました。私は時々、この三つの言葉通りの一日を過ごしています。
                          (2月7日飯田芳男)

Hello校長室312


■新潟に雪マークがついていました。災害にならない程度に雪が降ってほしいと
思っています。夏の水不足まで影響しますから。さて、今朝は電車内で「ダブル
ダレ」の記事を見ました。「!?」をダブルダレと言うそうです。!は、アマダ
レ、?は、ミミダレです。で、順序は「!?」が一般的ですが、「?!」も間違
いではないそうです。私は疑問に思った後で驚くタイプですから「?!」を多用
しています。!はびっくりマークと言ってましたが、エクスクラメーションとい
うのが本名みたいなものらしいです。この手の記号は実にたくさんあるんですね。
ホントにびっくりです!               (2月6日飯田芳男)

Hello校長室311


■2月5日は2と5で「ニコ!」だから「笑顔の日」だそうです。強引な語呂あ
わせが好きです。なかなか笑顔で一日中過ごすのは難しいものです。でも何とか
心がけたいです。笑顔を。先日クラス会で「飯田先生が、一日中笑顔でいるって
大人は大変なんだよって言ってましたけど、今実感してます。」と語った児童が
いました。児童といってもすっかりおじさんです。小学生にそんな夢のないこと
を言ってしまって反省しました。ただ、その子が実感しているなら大人って大変
かもしれません。しかし、二中生の皆さん、大丈夫!怖い顔と笑顔では、笑顔の
ほうが強いんです。                 (2月5日飯田芳男)

Hello校長室310


■体育大会の時にしか稼働しない朝礼台は、生徒が談笑する場になります。そして
時には心をむなしくして「悟(さと)りを開く」場所にもなります。今日も三人の
生徒が夕日を眺めています。この後おもむろに夕日に向かって走り始めました。何
かをつかんだのでしょう。いえ、ただ「集合!」の合図があっただけでした。さて
今日は立春です。春が立ちます。民俗学者の柳田国男先生は、「立つ」というのは
現れるという意味だと言っています。さらに「一日は、ついたちと読みます。新月
がはじめて現れる日だから、『たつ』と言います。夕立は『龍(りゅう=雷)』が
現れることなんです。」と補足してました。ともあれ二十四節気のスタートは立春
です。いいことがありそうです。            (2月4日飯田芳男)

Hello校長室309


■中学生東京駅伝では本校から8名の選手が参加してくれました。お疲れさまでし
た。2キロを6分~7分位で駆け抜けるのですから見事です。50自治体の選手の
誰もが完走したのことも立派です。さてジェイコムさんが実況してくれて、今年も
増田明美さんとお会いしました。私は折り返し地点にいたのですが、周囲は実況中
継をスマホで見ていました。聞けば「ど・ろーかる」というアプリを活用していた
とのことでした。年々便利になるものですね。大会の裏側ではたくさんの方々が働
いています。いい大会でした。選手の皆さん、そしてスタッフの皆さんにも感謝し
ています。                      (2月3日飯田芳男)

Hello校長室308


■今日は、第11回中学生東京駅伝大会の応援に行きます。女子は10時、男子は
13時のスタートです。本校から男子が1名、女子が7名参加します。出走者は、
当日のメンバー構成によるようですが、12月から練習に取り組んできた、選手の
皆さんにエールをおくります。女子は30キロ、男子は42,195キロを立川国
際を含めた10校でタスキをつなぎます。ジェイコムチャンネルで9:30から、
生中継するそうです。「2並び」のこの日、各選手の健闘を祈ります。
                           (2月2日飯田芳男)

Hello校長室307


■スキー教室の食事はバイキング形式でした。このバイキングという言葉は私の頭
を混乱させます。和食も洋食も「なんでもあり」を想起してしまうからです。そん
なワクワク感の中、私はおしゃれなカレーを入れる容器「カレーソースポット」の
和風ドレッシングを、カレールーだと思ってしまいました。そこで「ご飯を半分残
し、このカレーをかけよう」と、緻密な計画をたてました。しかしある先生が野菜
にかけたのを見て、ドレッシングだと理解しました。「カレーもあるね」なあんて
つぶやかなくて良かったです。ましてご飯にかけたら、毎年「笑える話」となって
語り継がれたと思います。とにかくホッとしました。でも嵐が過ぎたところでドラ
マが始まりました。フレンチドレッシングにイチゴジャムを投入してしまった先生
が登場したのです。ヨーグルトと勘違いしたと思われます。「見て見ぬふり」をす
るか、あるいは注意をするか私は葛藤しました。「走れメロス」状態です。「すっ
ぱいけどおいしい」と、コメントされたらどうしようかとか「校長先生もどうぞ」
と勧められたらどう答えるか?手に汗をにぎる食事となりました。さて結末は…。
ご想像ください。                   (2月1日飯田芳男)

Hello校長室306


■いろいろな部活がありますが、ドッジボール部の紹介がありました。今日の読売
中高生新聞の記事です。昭和女子大学付属中・高のドッジボール部の記事が掲載さ
れていました。ドッジは「かわす」という意味があります。ドッチビーという競技
は意図的に「ドッチ」と表記しているようです。「部活の惑星」シリーズでの掲載
ですがドッジボール部は2回目の掲載です。「遊びじゃない」ドッジボールの記事
は興味深いです。図書室に常備しますから一読してみてください。この新聞は私が
購入し寄贈しています。どうか活用してください。一面トップは「本田翼さん」で
す。電車の中で読むと乗客の視線を感じます。     (1月31日飯田芳男)

Hello校長室305


■くどいようですが、南魚沼と立川の景色がさほど変わりません。写真を見比べ
ると雪不足がわかります。人の思い通りの天候にはなりません。降ってほしい時
の雪や雨も、時には迷惑千万の扱いになります。また、いつも晴れなら良いかと
いうとそうでもありません。天気にさからうわけにはいかないですね。さて明日
は2年生が都内の名所を訪ねる校外学習に出かけます。そこで2年生に、日本に
は上り坂と下り坂ではどちらが多いですか?と質問しました。「上り坂」にやや
手が上がりました。う~~ん、一休さんに聞いてくれればいいのですが…。      
                         (1月30日飯田芳男)

Hello校長室304


■うっすら土が見えるゲレンデです。宿舎前で地元の方が、「雪解けの水が少な
くなりそうで、米作りが心配です」と語っていました。宿舎から見る八海山には
雪がまばらでした。何度も言うようですが六日町は、「これから春です」という
光景でした。その中で懸命にレッスンを受けた1年生は上達を続け、三日目は、
かなり上の方からシュプールを描いていました。私はリフトで上がり、リフトで
降りることを4往復し、乗り方も降りかたも上達しました。係の方もほめてくれ
ました。でも単なるウオーキングのおじさんかと思われたはずです。
                         (1月29日飯田芳男)

Hello校長室303


■新潟県六日町は、南魚沼という地にあります。コシヒカリの美味しさはじゅう
ぶん知られているところです。今はその水田が、雪におおわれているはずですが、
今年h、多くの水田に雪はないそうです。スキー場周辺の田も、雪はありません。
昨日スキー場にトラックで雪が運ばれてきました。不思議な光景でした。温暖化
は、そこかしこに見られ着実に進んでいます。ともあれ、スキー教室は、最終日
になりました。新潟県にも親しみました。関越自動車道で帰京します。私が小学
生の頃、「東越道」という仮称でした。                     (1月28日飯田芳男)

Hello校長室302


■都立の推薦を気にかけながらスキー場にいます。東京の天候も気になりますね。
多くの人と気持ちを寄せ合いながら日々過ぎていきます。誰もがいい一日だった
と思えるのが理想です。どこにいても二中生の身を案じています。ここムイカリ
ゾートスキー場の方々は雪の行方を案じてくれています。ほどほどに雪があるの
でご心配には及びません。縁あって利用するスキー場との出会いで、きっと良い
ことがあると思っています。安全に過ごせるのが一番です。
                                                                            (1月27日飯田芳男)

                                     

Hello校長室301


■スキー移動教室に来ています。関越トンネルを抜ければ、そこは雪国のはずで
すが、そうではありませんでした。湯沢や六日町は水田の水はひたひたで、周囲
は春を待つかのような、雪のない光景です。スキー場の方は、一部の雪はトラッ
クで運んできたそうです。明日も特段、雪の予報は出ていません。むしろ東京の
方が気になりますね。私は日焼けして東京に戻るかもしれません。
                                                                            (1月26日飯田芳男)

Hello校長室300


■二中生の皆さんも、週末くらいホッとしてくれていると嬉しいですね。気が張
っていると肩がパンパンになっているものです。「肩の力を抜いて~!」と言う
のは理にかなっているのですね。また、人は人間関係の調整にも気を遣うもので
す。私もそうです。「エ~~、校長が…シンジラレナイ」と職員室から声があが
りました。立川が舞台の「凪のおいとま」で、我聞さんが「空気はよむものじゃ
なくて吸って吐くものだ」と言ってました。人は人。深呼吸をしたら、ゆっくり
歩けばいいと思います。              (1月25日飯田芳男)