日誌

校長室から

Hello校長室501


■お盆を迎えます。作家の三浦哲郎氏は『盆土産』という名作を残してい
ます。出稼ぎに出た父が東京から青森に戻る時、手土産に『えびフライ』
を持ってくるストーリーです。題名は「エビフライ」ではありませんよ。
家族は父が帰省することと、えびフライがお土産だということを知ってい
ます。息子は見たことも食べたこともない『えびフライ』を楽しみに父を
待ちます。嬉しくてつい姉に「えんびフライ」と発音していました。「ど
うしてえんびなのか?なぜ、えびが平仮名なのか?」 私は今年も答えを
考えています。一家は祖母と姉と父で4人家族、息子が小さい時母が亡く
なっています。息子は荏胡麻(えごま)で小魚を釣ってきました。父のお
つまみです。父の滞在時間はわずか一日半。冷凍えびフライを自ら揚げる
父、食べたえびフライのおいしさを母の墓に報告する家族に、私の心は大
きく動きます。父が東京に戻るバスに乗る時、息子は「さいなら」と言う
ところ、「えんびフライ」とつぶやきます。父は「また買ってくるけえ」
と答えバスは発車します。私は「悲しいシーン」としか表現できません。
何とももどかしいです。           (8月13日飯田芳男)

Hello校長室500


■「小学生版夏休みの生活のきまり」を再読していました。不思議なきま
りがありました。それは『午前10時までは友達の家に行かない』という
ものです。30年前はこれで容認されていたのですね。苦笑しました。そ
ういえば同じ頃のきまりに、早朝・夜間は電話をしないという内容もあっ
たような気がします。多くのご家庭で固定電話が玄関にあった年代です。
(あくまで私の主観ですが…。)どうして10時?だったのでしょうか。
私が中学生の時、夏休みの部活は涼しいうちに終えたいので午前10時か
らにしたいと顧問に伝えました。顧問に「夏は朝から暑いんだ!」と一喝
されたのを覚えています。確かにその通りですが、10時まで出かけない
という縛(しば)りがふっとんだので印象に残っています。思えばホント
に不思議なきまりでした。今やどの時間帯も暑いです。二中生の皆さん、
どうか体に気をつけてお過ごしください。   (8月12日飯田芳男)

Hello校長室499


■昨日は山の日でしたが、本来は8月11日だということです。海の日に
対応して制定されたようです。ただ昨日は、オリンピックの関連で祝日が
動いたようです。私はハッピーマンデーかと思っていました。でもどうや
ら違っていたようでした。夏休み中の祝日はつい意義を軽んじてしまいま
す。反省しています。さて猛暑が続いています。二中生の皆さん、暑さで
計画通りに行かなくても「あれもこれも…」と気を張らないことですね。
皆さんに寄り添うコメントですが、私は子供の頃から「気をぬく系」や、
「無理しない系」の心がまえは得意でした。夏休み終盤は母の頭にツノが
はえていました。              (8月11日飯田芳男)

Hello校長室498


■平成19年の生徒会誌を読んでいます。部活動の紹介では現在の二中に
存在しない部が登場しています。釣り部、文芸部、パソコン部、ハピネス・
ウイング・ペガサス企画という名称の部もありました。この部は、活動資
金を得るためにさまざまな商品を販売していたようです。ストラップの売
り上げが45万になって、車椅子12台を購入し、老人ホームに寄付した
と紹介されています。生徒会誌には二中のために尽力した生徒全員の熱い
思いがつまっていました。先輩が残した熱きドラマを、今や皆さんが受け
継いでいるのですね。            (8月10日飯田芳男)

Hello校長室497


■長崎の平和記念像の右手は、原爆の脅威を示しています。水平に伸ばし
た左手は平和を示し、右手と左手で長崎の過去と未来を表しているそうで
す。作者は、長崎出身の北村西望(せいぼう)氏です。晩年、武蔵野市、
井の頭公園内にアトリエをつくり制作活動をされていました。東京都名誉
都民でもいらっしゃいます。井の頭公園内には高さ9mの像の原型が鎮座
しています。二中生の皆さんも機会あればご覧ください。恒久の平和は誰
もが願うことですね。私も今日午前11時2分、心静かに平和を祈念しよ
うと思います。                (8月9日飯田芳男)

Hello校長室496


■8月8日は笑いの日です。思わずパチパチと拍手したい記念日ですね。
そのパチパチという音が示すようにそろばんの日でもあります。何となく
いい一日が過ごせそうなゾロ目の日です。暑い日になりますがそれぞれの
場所で二中生が活躍してくれることを願っています。
                       (8月8日飯田芳男)

Hello校長室495


■今日は二十四節気のひとつ立秋です。暦の上では秋が始まる日です。
しかし今日は「立秋とは名ばかりの暑さです」このフレ-ズを今日は何
度も耳にする一日だと思います。いつもなら、「夏休みも佳境です」と
か「そろそろ宿題にとりかかります」という会話が交わされるころです。
ところが今年はそんな風情(ふぜい)?もないままに夏休みが過ぎてい
ます。都内の中学では本日1学期終業という地区があると聞いています。
二中より短い夏のところもあります。セミも一生懸命声を出しています。
いつもの夏のセミしぐれです。ちょっと嬉しく思います。
                      (8月7日飯田芳男)

Hello校長室494


■1945年8月6日午前8時15分広島に原爆が落とされました。
爆心地から500メートル以内では、ほとんどの方が命を落としたと
言われています。1945年3月の東京大空襲を経験した祖母は、3
月の寒さでも火傷の痛みを取るため隅田川に飛び込んだと言っていま
した。その祖母が「それで終われば原爆はなっかたのに」と話した内
容の重さを理解したのは中学生になってからでした。また、私が立川
に赴任した時は父が、「東京大空襲のあと4月が立川だった」と教え
てくれました。確かに4月24日は大きな空襲でした。八小の先生方
も亡くなった時です。くりかえしたくないですね。戦争は二度とあっ
てはなりません。             (8月6日飯田芳男)

Hello校長室493


■校庭に散水するのは、おおいに気遣いが必要です。周囲に人がいな
いことを確かめなくてはなりません。しかし、スプリンクラーを稼働
させたいと思う時は、風が強い日ばかりです。いくら人や車に水がか
からないように気を付けても、気ままなお水さんはあっちへ行ったり
こっちへ来たり…となります。何度かお詫びに出向いた経験がありま
す。昨日は熟練の体育科教員の操作で、そういうこともなく水をまく
ことができました。ただ「焼け石に水」の状態で、まいた直後はいい
のですが長くは続きません。打ち水効果はあるので適宜散水をさせた
いです。テントを設置して熱中症の対応もしています。水飲み場の増
設もお願いしていますが、当面は現状のやりくりでご容赦ください。
二中生が健康安全な日々を過ごせるよう、いつもながら願っています。
                     (8月5日飯田芳男)

Hello校長室492


■夏のお祭り等では露店をまわって、あれを買いたい、これを食べよ
うと思案しながら歩くのが楽しいものです。ところで露店は露天とも
表記しますが露天商となると、「天」の字をあてると金田一春彦先生
が述べています。どっちでもいいというわけではないのですね。漢字
の勉強に終わりはありません。もちろん、バスケットやサッカーのゴ
ールも、どっちでもいいわけがありませんね。しっかりゴールを目指
してほしいです。私も、人生のゴールを間違えないようにしています。
                     (8月4日飯田芳男)

Hello校長室491


■今日は昭和60年に制定された「ハチミツの日」です。ハチミツは
平安時代にすでに宮中への献上品として使われていたと言います。私
はハチミツを食す機会はありませんが、はちみつレモンは時々飲みま
す。ハチミツは私には高価なイメージがあります。ところで、くまの
プーさんは食いしん坊です。ハチミツを手に入れる旅に出るエピソー
ドが有名です。そういえばハチミツマーヤも有名でしたっけ?いえ、
ミツバチマーヤでした。それに、ミツバチハッチとみなしごハッチも
有名で混乱します。このややこしい話題がホームページの不具合につ
ながったのでしょうか?          (8月3日飯田芳男)

Hello校長室490


■土一揆は、「どいっき・つちいっき」と読みます。室町時代には、
農民による一揆が多く科書にも紹介されています。この言葉の読みを
【どいっぱつ】と読み違える生徒もいます。前任校で、たまたまこの
場面に遭遇しました。「どいっぱつ」と生徒は読みました。でも教室
はシーンと静かなままでした。先生だけが興奮して「きちんと読みま
しょう!」と、うながしていました。実は、私こそが中学時代、大き
な声で「どいっぱつ」と読んで笑われました。梅雨が明けると思い出
すひとコマです。             (8月2日飯田芳男)

Hello校長室489


■二中の西側の門、競輪場方面に渡る時、私は一時停止を怠りがちで
時々自分自身でハッとしています。たまに「のどかな住宅街の道路」
というイメージが頭をよぎるからですね。でもバス通りなんですね。
気をつけます。私は折りにふれてこの場所をはじめ、通学路の安全対
策を各方面にはたらきかけています。しかし具体策には今一歩及んで
ない現状です。今後も努力を続けます。「交通安全」はいつもこころ
がけなくていけないことです。二中生が、いつも安心安全に過ごせる
毎日であってほしいです。         (8月1日飯田芳男)

Hello校長室488


■枕草子の暗唱に取り組んでいる生徒がいます。名文名著の暗唱は、
いいものだなと思います。中学生で覚えた文章は一生ものです。どん
どん挑戦するといいでしょう。小学校では「雨ニモマケズ」を取り上
げることが多いです。ある日から、教室で落ち着かない小学校2年生
の男子を校長室で預かったことがあります。お説教の代わりに「雨ニ
モマケズ」を暗唱させました。すぐ覚えていく様子に感心したもので
す。その児童の卒業後、中学の校長としても指導しました。「雨ニモ
マケズ言える?」と声をかけると得意げに「もちろんです」と答えて
いました。私も嬉しくなりました。「暗唱は自信をつける!」のです。
私ですか?昨日の夕飯を覚えていません。 (7月31日飯田芳男)

Hello校長室487


■1組の生徒が「しおり」を作ってくれました。苦労のあとがしのば
れ完成度が高い一品です。さて、いただいたしおりを机上に置いて、
しばし事務仕事をしていたら緊急地震速報をキャッチしました。校長
室は危機管理上、消音中ながら、NHKのデータ放送をかけています。
今日は、消音中のテレビからもけたたましい音がなりました。私のス
マホもマナーモードですがサイレン?orチャイムが大きく鳴り響きま
した。9時36分、ほぼ同時に副校長が全校放送し、生徒は身の安全
を守る体制をとりました。しかし今日は5分経っても揺れがありませ
ん。しかし、テレビからもしばらくアナウンスがありませんでした。
おそるおそる教室を見回りました。ふだんなら教室に行くことはでき
ません。でも今日は速報の誤り?もあり、生徒の見事な避難を確認す
ることができました。生徒の安全確保の姿勢は立派でした。緊急地震
速報を受けたらとにかく身を守ることを指示します。安全はすべてに
優先します。              (7月30日飯田芳男)  

Hello校長室486


■『五月雨を集めて早し最上川』降り続く梅雨の雨を一つに集めたよ
うに、なんとまあ最上川のながれのすさまじいことだと詠んだ芭蕉は
1600年代にすでに最上川の急流に思いを寄せていたのですね。川
の氾濫(はんらん)は住民にとってとても不幸なことです。昨日そし
て今日も山形方面は大きな被害に見舞われたようです。松尾芭蕉だっ
たらこの水害をどうとらえるのでしょうか。ともあれ、これ以上被害
が大きくならないことを祈るばかりです。 (7月29日飯田芳男)

Hello校長室485


■枕草子は、「春はあけぼの」でおなじみの古典の名著です。しかし、
二中のためにあるような冒頭の書き出しです。でもこの「あけぼの」
は曙町ではなく、夜がほのぼの明けようとする頃を指すようです。さて
作者の清少納言の呼び方は、いったん「清」で止めて、少納言と続ける
ようです。少納言はスナイモノモウシと呼ぶこともあるようです。ちょ
っと混乱するのでこの話題は避けます。大納言とか中納言もあるのかな
と思ったのですがしっかり存在しますね。大納言の方が偉いと思います。
虎屋のようかんも、大納言のほうがお値段が高いですから。ところで、
清少納言の「少納言」は、政府の位?お名前?どっちでしょう。調べて
みます!!                (7月28日飯田芳男)

Hello校長室484


■給食の予約機前でのお悩みが聞こえてきました。「感想文ってどう書
いたらいいの~。」「ウッソー 私もわかんない」「まじ?やべえ!」
ではお答えします。①齊藤孝先生の『誰でも書ける最高の読書感想文』
(角川文庫)を読む。②最後まで読み続ける本を選ぶ。③4色ボールペ
ンの緑で線を引きながら読む。④人の文を写す。200字くらいで可。
⑤カレンダーに夕飯のメニューを書き、何がどんなふうにおいしくて、
明日は何が食べたいかを加え、最後に「ごちそうさまでした。」と記す。
以上①~⑤のうちどれかひとつ、4週間続けるといいですよ。そのうち、
起承転結が整った名文が苦も無く完成します。応援しています。
                     (7月27日飯田芳男)

Hello校長室483


■アナウンサーも誤読する漢字を読んでいました。「一段落」は。いち
だんらく、「出生率」は、しゅっしょうりつが正解でした。三色すみれ
は、さんしきすみれが正解だそうです。お蕎麦屋さんの「のれん」には、
「生そば」と書いてあります。本来はそば粉だけで作るので「きそば」
と読むそうです。「なまそば」とは読まないのですね。この本によれば
「読むのが難しいのは小学校1・2年生の漢字!」だとか。「西域」は
「さいいき」と読むそうです。そういえば「西京焼き」は「さいきょう
やき」です。献立表もじっくり読もうと思います。
                     (7月26日飯田芳男)

Hello校長室482


■今日は「かき氷の日」だとか。当時の山形の最高気温が出た日にちなん
だと言われています。私はかき氷と言えば「氷イチゴ」が大好きでした。
シロップで舌が真っ赤になるのも好きでした。今はいろいろな味が楽しめ
ますが氷イチゴのみで今も勝負しています。関係ないですがスパゲティー
もナポリタンで勝負です。さて連休中も部活や勉強に忙しい二中生でしょ
う。試合に勝利した野球部の他、各部員ご活躍ですが、連休後半も身体に
気をつけ過ごしてほしいですね。       (7月25日飯田芳男)

Hello校長室481


■スポーツの日です。しかし思い切り身体を動かそうとしても、配慮事項
が多いこの頃ですね。手、指の消毒も欠かせない日が続いていますが私も
「もう一回洗おう」と自分に言いきかせ、実行しています。さて、本来な
ら今日はオリンピック開会式でした。二中生も7人制ラグビー、車椅子バ
スケット等の観戦を楽しみに待つ頃でした。来年に期待したいですね。私
は「体育の日」の方がなじんでいるのですが、新たな「スポーツの日」も
大事にしようと思います。          (7月24日飯田芳男)

Hello校長室480


■避難訓練の計画の時は『大地震』を想定します。読み方は「おおじしん」
ですが、つい「だいじしん」と読んでしまいがちです。NHKのアナウン
サーはしっかり「おおじしん」と述べていたので、私もそれを思い出して
読み方には気をつけています。『GoTоトラベル』も言った後でトラブルに
ならないように細心の注意を払っています。さて、今日は海の日です。海の
水がしょっぱいのはなぜ?と私が問いかけました。おさかなさんの涙があふ
れているから…。小1の男子が教室でつぶやきました。   
                       (7月23日飯田芳男) 

Hello校長室479


■授業中、自分の考えを発表している生徒の、みずみずしいほどの感性に
触れ嬉しく思う時があります。YesかNoで答えるだけでなく理由や根拠が
言えると素晴しいと思います。発言は勇気がいりますね。気持ちはわかり
ます。勇気ある発言と言えば、今日の東京新聞、幼稚園の視力検査の記事
を紹介します。先生「これ何に見えますか?」 園児「もっと大きくして
くださ~い」                (7月22日飯田芳男)

Hello校長室478


■給食の予約機の前で、面談があることを気にかけている生徒同士の会話
が、漏れ聞こえてきました。「お母さんにテストの点を言ってないんだよ
なあ」「廊下を走って先生に注意されたんだよなあ」等、サザエさんとこ
のカツオ君のような話題でした。「でも大丈夫!つらいひと時も始まれば
必ず終わるから…。」と声をかけたくなりました。(7月21日飯田芳男)

Hello校長室477


■「ママ『あゆみ』って誰?」小学校1年生のあゆみちゃんは、自分の名
前が書かれた通知表に驚いたようです。今日の名言カレンダーに載ってい
ました。初めての通知表が『あゆみ』で、あゆみちゃんはとてもびっくり
したことでしょう。ほほえましいですね。小学校1年生の感性は新鮮です。
私が小1の担任の時は、所見にも特に心をこめました。文章を書く欄です。
学校生活の記念すべき1年目の通知表ですから緊張しました。その子の入
学式からの成長の「歩み」を思い出しながら作成します。1年生の子が、
大人になって読み返してくれるかなと期待しながら作成していました。
                      (7月20日飯田芳男)

Hello校長室476


■屋根には雨どいがあります。のきさきに横に取り付ける樋(とい)は、
軒樋(のきどい)と言うそうです。屋根から垂直に下に雨水を流す樋(と
い)は、竪樋(たてどい)と言うそうです。たてどいは、地面に近い方が
劣化しやすいと思っていました。劣化したら、下の部分を適度な大きさの
筒状のものを変えれば修理完了だと思います。でもコボちゃんの妹、ミホ
ちゃんは、筒を製作しているおじいちゃんのかたわらで、おじいちゃんが
大事にしている尺八を差し込みました。このあとどういう展開になるか…、
考えないことにしました。          (7月19日飯田芳男)

Hello校長室475


■二中は生徒数のわりに手洗い場が限られています。校庭には水飲み場の
設置をお願いしていますが、校舎内の水道の増設は容易ではありません。
その中で、生徒の皆さんは工夫して利用してくれてありがたいです。写真
は黒板ふきクリーナを洗ってくれている場面です。掃除に熱心なことはと
てもいいことです。私も見習います。さて、雨の土曜になりますが週明け
まで、皆さんの心の中に栄養がたくわえられるよう願っています。
                      (7月18日飯田芳男)

Hello校長室474


■給食は麻婆ナス、ジャガイモとベーコンのソテー、キャベツと小松菜の
ごま和えでした。麻婆ナスのからさがピリリと心地良かったです。麻婆の
麻は、陳さんという姓のあばたのおばさんというのが定説です。麻(ま)
のおばさん(婆)が作った豆腐料理が陳麻婆豆腐とのことです。しびれる
くらいからい麻婆豆腐はマーラー豆腐というそうです。給食では出ません
ね。献立のリクエスト希望があれば1年生の皆さんなら、給食課にリクエ
ストができます。イケメンの私はつけ麺をリクエストする予定です。
                      (7月17日飯田芳男)

Hello校長室473


■夏の食べ物ソウメン。金田一春彦先生はソーメンとは書きません。そのソ
ウメンは素麺と書きます。ところが昔は索麺と書いたそうです。そそっかし
い人がいて素麺と書き間違えたのが起こりだそうです。間違えがそのまま呼
び名、あるいは漢字にあてられる例は多いようです。どっちが正しいか論争
になるのはいいですが、人間関係にひびが入らぬことを祈るばかりですね。
先月の給食予約ナンバーワンは「冷やし中華」でした。9月の1位はカレー
ソーススパゲティーだと思います。メンクイの私が言うのですから間違いな
いはずです。                 (7月16日飯田芳男)

Hello校長室472


■『「つ」が取れるまで、あとひとふんばり』昨日の名言カレンダーの文面
です。あるお母さんが、ご自身のお母さんからいただいた応援メッセージだ
そうです。「一つ、二つ、三つ…九つ。10歳になったら「つ」が取れて、
体も丈夫になり、次第に手が掛からなくなるよ」と勇気づけられ、励まされ
たようです。二中の皆さんはまさに「つ」が取れた年齢です。保育園や幼稚
園のころから比べると立派になったのがよくわかります。私は祖母に「自分
一人で大きくなったと思ってはいけないよ」と言われ続けました。その意味
がこの年になってようやく、少しだけ…わかったような気がします。
                       (7月15日飯田芳男)

Hello校長室471


■ボランティア部員は、あいさつ運動に取り組んでいます。ありがたいこと
です。「おはよう~」と文にすると、とにかく「おはよう」ですが、目と目
を合わせたあいさつのやりとりからは、温かさが伝わってきます。大きな声
でなくても、ぺこりと頭を下げるだけでもお互いの温もりを感じます。また、
ランニングをしている生徒がピースをしてくれると、「がんばれ、オリンピ
ック目指してね!」等と声をかけたくなります。人生の春真っただ中の生徒
の表情は誰もが美しいのです。夢や希望があるからでしょう。私も今日は、
立川駅まで走って帰り途中でピースをしてみようと思います。たぶん表情は
うつろです。                 (7月14日飯田芳男)

Hello校長室470


■私はテストが返却されると先輩たちがそうしたように、問題と答えをきち
んとファイルしました。そして10日間くらいかけて、正解をノートに書い
ていきます。先輩たちがそうしたように。中三の夏休みはその正解を書いた
3年間分のノートを新しいノートに写します。先輩たちがそうしたように。
思えば勉強の仕方を先輩が教えてくれたような気がします。学校生活でつら
いことがあると、ミスタープロ野球長嶋茂雄氏の名言に大笑いし、元気をと
りもどしました。『 Ī live in Tokyo を過去形にしなさい!』長嶋氏
の解答は『 Ī live in Edo 』 先輩たちが教えてくれました。
                       (7月13日飯田芳男)

Hello校長室469


■新聞の書籍案内に『小学校1・2年生の漢字を使って読めない言葉』が載
っていました。その中で「三和土」が出題されていました。読み方は「たた
き」です。赤土、砂利などに消石灰とにがりを混ぜたもので、土間の床に使
われたのが「たたき」のようですね。今は玄関で靴を脱ぐ場所がたたきと呼
ばれています。そういえば「たたきで靴をトントンするな」と祖母は口を酸
っぱくして言っていました。さて思いがけず「三つの和をなす土の謎がとけ
ました。」かつおやアジのたたきとは違うのですね。 
                       (7月12日飯田芳男)

Hello校長室468


■『昔は雷さえ鳴れば梅雨は明けるに決まっていた』という高齢の女性の言葉
は、夏目漱石の三四郎にあるそうです。11日の読売新聞編集手帳で紹介され
ていました。今年は災害につながった雨が続き何ともやりきれません。明日が
今日より少しでもいい一日になるように願っています。いつもより強く…です。
                        (7月11日飯田芳男)

Hello校長室467


■江戸末期から続く朝顔市は、今年で71年目になるようですが残念なことに
中止になっています。私が子供のころは、夏休みにアサガオの観察をしたもの
ですが、今では、5月から9月上旬まで花の観察をしているところもあるよう
です。ところでアサガオは、夏に限らず日本の代表的な花です。では、果物な
ら何でしょうか?金田一春彦先生は「りんご」と言っています。日本では「桃」
だとか。似ても似つかないものに例えられることが名誉ということになるよう
です。パイナップルはりんごに似ていないですし、山桃はいちごのようです。
似てなくても堂々とマルがもらえる一例です。    (7月10日飯田芳男)

Hello校長室466


■私が中学生の時、試験監督にどんな先生が来るのか、結構気にかけていま
した。その日の授業の時間割の先生が来るのかと思うと、そうでもなかった
り…誰が来るのかが不思議でした。こんなことを気にしているより『試験に
集中!』に決まっていますが、私には気になる項目でした。今は業界人なの
でカラクリがわかりますが、そんなに重い理由はないようです。ところで、
どのクラスでも、偶然担任の先生が監督に入ることがあります。担任が監督
だと生徒は安心感を抱いて、落ち着いて受験しているような気がします。担
任冥利につきますね。では明日は、どこかのクラスに私がいきましょうか?
                       (7月9日飯田芳男)

Hello校長室465


■中学に入学して初めての定期考査を迎えたときは、勉強の仕方がわからず
混乱していました。『中1コース』『中1時代』という学習雑誌があって、
テスト対策の記事がありましたが、私にピタリとあてはまる記事は見当たり
ませんでした。中学校生活に慣れてくると勉強イコール暗記だと思い、とに
かく覚えまくりました。今この年になって、朝何を食べたか思い出せません。
中学の時の暗記力はすごかったとうぬぼれています。二中生の皆さん、試験
初日は帰宅後の午後も大切です。私は「ひと眠りして起きたら朝だった!」
という経験を何度やったか。「Get up! It´s  seven o´clock」を夢に
みます。                    (7月8日飯田芳男)

Hello校長室464


■先日、七夕生まれの娘さんが七夕生まれの方と結婚されたという記事を読み
ました。また、豪雨被害の熊本で、ご主人を一晩探している奥様が報じられて
いました。私は、ハラハラしながら画面を見ていましたが、翌日無事にご主人
と対面できたシーンが映りほっとしました。その後、ラジオを聴いていたら、
安住紳一郎アナが、109歳のおばあちゃんを見舞うお孫さんのメールを読み
あげていました。お孫さんは、おばあちゃんが105歳になった頃、「あなた
はどちら様ですか」と尋ねられてしまったそうです。でも、ふるさとから来た
友人になりきって面会。おばあちゃんが、「また来てくれたね」と話すように
なってくれたのが嬉しいという内容でした。「孫ではなくなってしまったけれ
ど友人になれた」という文を安住アナは、泣きながら読みました。生放送です。
7月7日の雨もいいものです。           (7月7日飯田芳男)

Hello校長室463


■「すべては五分五分」が作家、池波正太郎さんの人生観だそうです。良い
こともそうではないことも、トータルすれば半々と私は解釈させていただき
ました。報道では今日も豪雨の被害を伝えています。被災された方々は目の
前の出来事に対応することで精一杯だと思います。お見舞い申し上げるしか
できないのがもどかしいです。今の私には何ができるか自問自答していなが
ら月曜日を過ごしています。           (7月6日飯田芳男)

Hello校長室462


■熊本・鹿児島の豪雨被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げま
す。今後も被害が大きくならないように祈るばかりです。経験や勘が通用
しにくくなった昨今、私は、常に「想定外」を想定しておかなくてはなら
ないと気を引き締めています。さて二中生の皆さんは、考査前の日曜日で
勉強に追われていることでしょう。「学べる時間」があるのは、しあわせ
なことでもあります。応援しています。     (7月5日飯田芳男)

Hello校長室461


■石英(セキエイ)は、二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物で、六角柱状
のきれいな自然結晶をなすことが多いと教科書にありました。中でも自然
結晶で無色透明なものを水晶と言うそうです、右の写真は理科の先生に見
せてもらった水晶の原石です。そして石英がクオーツ、水晶がクリスタル
と呼ぶことも教わりました。昔、水晶は「水精」と呼ばれていたそうです。
パワーストーンは水晶にはじまって水晶に終わると言います。二中生の皆
さん、ぜひ水晶のパワーで期末考査の勉強をがんばってください。 
                       (7月4日飯田芳男)

Hello校長室460


■一昨日の強風で、職員室前の花梨(かりん)の木から実が落ちてしまい
ました。のど飴でおなじみですが、バラ科の植物で本当にのどに効く成分
をもっていると言われています。「カリンポリフェノール」という成分を
ふくんでいるそうです。ピンクの花がつくのが卒業式の頃です。もっと良
く鑑賞してあげたかったです。食べ頃は秋から冬で実が黄色くなるようで
す。少し早く落下した実に、「今日までありがとう」と伝えました。
                       (7月3日飯田芳男)

Hello校長室459


■国文学者の金田一春彦先生は、『日本の日記帳には天気を記入する欄が
ある』と著書で述べています。天気欄は外国にはあまりないのでしょうか。
金田一先生は、「日本人は昔から天気を気にかける民族だ」と論評してま
した。四季があるから日本人は天気に敏感なのですね。晴れと同じように
雨も大事にするのも国民性だと思います。私が望む天候は、災害がもたら
されないような雨の降り加減で、かつ温暖で、さわやかで、時々雪もまじ
って寒くない心地良い天候です。これこそ究極の「無理なお願い」ですね。
                       (7月2日飯田芳男)

Hello校長室458


■今年は「うるう年」で366日あります。半分なら183日です。今日
は元日から数えて183日です。ちょうど前半が終了し、明日からは後半
戦です。学校再開後まだひと月です。今年はまさに「禍(わざわい)」の
年です。さて半分といえば今日は『半夏生(はんげしょう)』です。夏至
から数えて11日目にあたる日、もしくはその日から5日間といわれてい
ます。半夏(はんげ)の花が咲くから半夏生という説と半夏生という毒草
が半分だけ白く、まるで「半化粧」に見えるからという説の二つがあるそ
うです。「半夏生の日以降は田植えをしない」という目安があるそうです。
半夏生とは、その年の後半戦に緊張感をもって臨む日かもしれません。私
の個人的見解です。             (7月1日飯田芳男)

Hello校長室457


■『琴線(きんせん)にふれる』という意味は、物事に感動したり共鳴し
やすい心情を、琴の糸が触れて鳴る様子に喩(たと)えた表現です。確か
に琴の音色には心ひかれるものがあります。最近『琴線にふれる』ことを
「怒りをかう」と誤ってとらえる方もいます。それは「逆鱗(げきりん)
にふれる」が的確だと思います。逆鱗って、竜にある1枚だけさかさまの
うろこのことらしいです。ここにふれると竜がおおいに怒るという伝説に
由来します。私もまだまだ修行中です。琴線にふれる日々を大事にします。
                      (6月30日飯田芳男)

Hello校長室456


■「初めに話しかけてくれた子を忘れないで」名言カレンダー、28日の
言葉です。私が中学1年の時、入学したその日に、最初に話しかけてくれ
た友人の名を今でも覚えています。でも人生でたった一回その年だけです。
入学や初出勤等、初めての日は緊張するものです。「みんなにとけこめる
かな?」という不安を抱くハートは、経験を重ねていくうちに「ぶ厚く」
なっていきます。だからこそ、初めて話しかけてくれた相手を大切にしな
くてはいけませんね。私は、勇気をふりしぼって他人に話しかける時があ
りますが、人に話を聞いてもらって不安が解消する時もあります。ハート
の厚さは誰もが同じなのかもしれません。   (6月29日飯田芳男)

Hello校長室455


■今日は貿易記念日です。1859年の今日、横浜、長崎、函館(箱館)
を開港することを公布したことに由来するそうです。米、英、仏、露。
オランダという5か国限定ですが、鎖国中の江戸幕府にしては英断でした
ね。しかしのちに、安政の大獄につながります。前年の日米修好通商条約
締結から波乱の幕末となります。大老、井伊直弼になった気分で一日を過
ごします。                 (6月28日飯田芳男)

Hello校長室454


■ゴッホの『ひまわり』が上野と新宿で公開されると、読売新聞が紹介し
ていました。私は、ゴッホの「最期の手紙」という映画を見忘れていまし
た。「見ておけば良かった」と後悔していました。また、教科書でしか見
たことがない名画なので、ぜひ鑑賞したいと思いながら記事を読みました。
今朝の収穫は、ゴッホのフルネームを知ったことです。『フィンセント・
ファン・ゴッホ』です。ライバルのゴーギャンについても調べてみようと
思います。                 (6月27日飯田芳男)

Hello校長室453


■生徒が「ごみを掃除する」と言っていました。別の生徒は「教室を掃除
する」と言いました。「ごみ」をの「を」は対象物を、「教室を」の「を」
は場所を表します。ある日本人が外国で「髪を刈ってください」を『Pl
ease cut my head off』と床屋さんに伝えたそうです。床屋さん
は仰天したそうです。これは床屋さんが「頭を切り落としてくれ」と解釈し
たのではないでしょうか。日本人なら、「頭を刈ってください」と「髪を
切ってください」の意味は同じと理解できます。私は中学の英語の授業で、
先生に「ガラスを最初に割ったのは誰だ?」と聞かれ、アイアム ブレック
ファーストと答えました。ブレックファーストは朝食という意味です。でも
「最初に壊した」という意味で答えました。教室中笑いに包まれました。
しかし英語の先生は「ブレックファーストには飯(めし)だ!という意味」
もあると言ってくれました。英語の先生の、飯だ=飯田のフォローに今も
感謝しています。              (6月26日飯田芳男)

Hello校長室452


■数学の授業を見ていたら、先生が生徒に「分数、苦手な人?」と、なげか
けていました。数名が挙手し、ある生徒は「通分しなくてはいけないから」
と答えました。私も同感です。プラスとマイナスが混じったうえに、通分と
約分が求められる分数はやっかいですね。分数同士のわり算も逆数が登場す
るから慎重に計算しなくてはなりません。とは言っても、私は、加減乗除、
どれも得意なものはないですねえ…。でも今皆さんと、二中で過ごしている
ことを考えると、重ねれば重ねるほどプラスになる足し算が一番好きですね。
努力も思い出も、良き人との出会いも、まだまだ一生足し算です。
                       (6月25日飯田芳男)