日誌

校長室から

Hello校長室507


■私が中学生の時は、部活中に水を飲むのは厳禁でした。水禁止とうさぎ跳
びが当たり前のような頃です。私は野球部でした。下手でしたがピッチャー
とキャッチャー以外はどこでも守りました。つまり完璧に下手だったという
ことです。私はわりと率先して外野の球拾いをしました。ホームから100
mくらい離れた花壇周辺の球拾いを一手に引き受けていました。草ぼうぼう
の花壇の中に水道があったからです。おまけに冷たい井戸水です。球拾いを
しながら草陰でいただく水は最高においしかったのですが「水を飲んだのは
違反行為だぞ」という、もう一人の自分が私を責めました。今、休憩時間に
おいしそうに、かつ堂々と水を飲んでいる二中生をみるとホッとします。
                       (8月19日飯田芳男)

Hello校長室506


■暑さに負けないで練習に励む部活動の生徒に感心しています。私は早歩き
で出勤するのが精一杯です。いつも目の前に若者がいたら「追い抜こう!」
と小さな目標を立てます。しかし先日、歩行のスピードを上げて30秒もし
ないうちに後ろから来た人に追い抜かれました。小さな目標すら果たせず大
きなショックです。さてこんな私ですが俊足を発揮する場があります。それ
は立川駅3・4番ホームから5番ホームへ向かう階段です。スタートの号砲
は、「今度の東京方面は5番ホームから発車です!」というアナウンスです。
このアナウンス後、瞬時に私は3・4番ホームから5番ホームにダッシュで
す。あの大谷選手が盗塁するような華麗で美しい走りです。ゆうゆうセーフ
です。でも呼吸器系統は国分寺までダメージがあります。それにしても5番
ホームから発車って気が付かないものなんですよね。でも皆さんはマネしな
いでください。駆け込みはあぶないですし。   (8月18日飯田芳男)

Hello校長室505


■暑いとアイスクリーム屋さんは大盛況です。二中生の皆さんも世界40の
国に店舗を展開しているバスキン・ロビンス社のアイスを召し上がったこと
があると思います。えっありませんか?いえいえ、二中生の皆さんにはサー
ティワンと言ったほうがでおなじみですね!31日間違ったアイスを楽しん
でもらいたいというのが社名の由来です。創業者のバスキンさんとロビンス
さんのBとRのピンク色部分が31に見えるのも楽しいですね。でも冷蔵庫
の規格の関係で28種類や32種類のお店もあるようです。そういえばグリ
コのセブンティーンアイスはしっかり17種類です。ただ自販機によっては
商品の種類が違います。確かに泉体育館駅と吉祥寺駅とは種類が違います。
ここが会社の『マーケッティングという戦略』なのだと、読売中高生新聞が
紹介していました。アイスクリーム業界は熱いです。 
                       (8月17日飯田芳男)

Hello校長室504


■開校前の二中の敷地は陸軍の関係施設と聞いています。敷地が広いので
戦後は、学校の緑化率を高めることに努めてきました。しかし、開校73
年を経て枯れかかった木々もみられます。残念ながら今年度は10本ほど
伐採してしまいました。台風や強風への備えです。ご理解ください。今回
の閉庁期間に施設の種々メンテナンスをほどこしました。一例としては、
酷暑の中主事さんによる校門のペンキ塗りでした。生徒がいない時も学校
はうごいています。             (8月16日飯田芳男)

Hello校長室503


■今年も終戦の日がやってきました。小学校4年で学ぶ「一つの花」には
お父さんが戦争に行く場面があります。お父さんと娘のゆみ子が別れる時、
お父さんはゆみ子にコスモスを一つだけ渡します。コスモスを一つ渡すと
お父さんはぷいといなくなってしまいます。お父さんはどうしてゆみ子に
コスモスを一つだけしか渡さなかったのでしょうか?今年もせつない一日
になります。                (8月15日飯田芳男)

Hello校長室502


■♪雨が あがった~よ お日様が出てきたよ 青い空のむこ~うには~
虹がかかったよ~♪と『虹のむこうに』を歌ってた教え子も、20歳台の
後半になったはずです。中学2年の理科の時間、先生が「黒い雲の時は、
激しい上昇気流のため大粒の雨がつくられる。それは雲の上にたまりがち。
ただし、水滴が多すぎたり上昇気流が弱まったりすると水滴は一気に落下し
大雨になる」と教えてくれました。よくわからなかった説明ですが、説得力
あるお言葉を今も覚えています。その先生が「夕立は2時間以内に終わる。
虹(2時)が出番を待つから…。」と言いました。そこは信じてません。
                       (8月14日飯田芳男)

Hello校長室501


■お盆を迎えます。作家の三浦哲郎氏は『盆土産』という名作を残してい
ます。出稼ぎに出た父が東京から青森に戻る時、手土産に『えびフライ』
を持ってくるストーリーです。題名は「エビフライ」ではありませんよ。
家族は父が帰省することと、えびフライがお土産だということを知ってい
ます。息子は見たことも食べたこともない『えびフライ』を楽しみに父を
待ちます。嬉しくてつい姉に「えんびフライ」と発音していました。「ど
うしてえんびなのか?なぜ、えびが平仮名なのか?」 私は今年も答えを
考えています。一家は祖母と姉と父で4人家族、息子が小さい時母が亡く
なっています。息子は荏胡麻(えごま)で小魚を釣ってきました。父のお
つまみです。父の滞在時間はわずか一日半。冷凍えびフライを自ら揚げる
父、食べたえびフライのおいしさを母の墓に報告する家族に、私の心は大
きく動きます。父が東京に戻るバスに乗る時、息子は「さいなら」と言う
ところ、「えんびフライ」とつぶやきます。父は「また買ってくるけえ」
と答えバスは発車します。私は「悲しいシーン」としか表現できません。
何とももどかしいです。           (8月13日飯田芳男)

Hello校長室500


■「小学生版夏休みの生活のきまり」を再読していました。不思議なきま
りがありました。それは『午前10時までは友達の家に行かない』という
ものです。30年前はこれで容認されていたのですね。苦笑しました。そ
ういえば同じ頃のきまりに、早朝・夜間は電話をしないという内容もあっ
たような気がします。多くのご家庭で固定電話が玄関にあった年代です。
(あくまで私の主観ですが…。)どうして10時?だったのでしょうか。
私が中学生の時、夏休みの部活は涼しいうちに終えたいので午前10時か
らにしたいと顧問に伝えました。顧問に「夏は朝から暑いんだ!」と一喝
されたのを覚えています。確かにその通りですが、10時まで出かけない
という縛(しば)りがふっとんだので印象に残っています。思えばホント
に不思議なきまりでした。今やどの時間帯も暑いです。二中生の皆さん、
どうか体に気をつけてお過ごしください。   (8月12日飯田芳男)

Hello校長室499


■昨日は山の日でしたが、本来は8月11日だということです。海の日に
対応して制定されたようです。ただ昨日は、オリンピックの関連で祝日が
動いたようです。私はハッピーマンデーかと思っていました。でもどうや
ら違っていたようでした。夏休み中の祝日はつい意義を軽んじてしまいま
す。反省しています。さて猛暑が続いています。二中生の皆さん、暑さで
計画通りに行かなくても「あれもこれも…」と気を張らないことですね。
皆さんに寄り添うコメントですが、私は子供の頃から「気をぬく系」や、
「無理しない系」の心がまえは得意でした。夏休み終盤は母の頭にツノが
はえていました。              (8月11日飯田芳男)

Hello校長室498


■平成19年の生徒会誌を読んでいます。部活動の紹介では現在の二中に
存在しない部が登場しています。釣り部、文芸部、パソコン部、ハピネス・
ウイング・ペガサス企画という名称の部もありました。この部は、活動資
金を得るためにさまざまな商品を販売していたようです。ストラップの売
り上げが45万になって、車椅子12台を購入し、老人ホームに寄付した
と紹介されています。生徒会誌には二中のために尽力した生徒全員の熱い
思いがつまっていました。先輩が残した熱きドラマを、今や皆さんが受け
継いでいるのですね。            (8月10日飯田芳男)

Hello校長室497


■長崎の平和記念像の右手は、原爆の脅威を示しています。水平に伸ばし
た左手は平和を示し、右手と左手で長崎の過去と未来を表しているそうで
す。作者は、長崎出身の北村西望(せいぼう)氏です。晩年、武蔵野市、
井の頭公園内にアトリエをつくり制作活動をされていました。東京都名誉
都民でもいらっしゃいます。井の頭公園内には高さ9mの像の原型が鎮座
しています。二中生の皆さんも機会あればご覧ください。恒久の平和は誰
もが願うことですね。私も今日午前11時2分、心静かに平和を祈念しよ
うと思います。                (8月9日飯田芳男)

Hello校長室496


■8月8日は笑いの日です。思わずパチパチと拍手したい記念日ですね。
そのパチパチという音が示すようにそろばんの日でもあります。何となく
いい一日が過ごせそうなゾロ目の日です。暑い日になりますがそれぞれの
場所で二中生が活躍してくれることを願っています。
                       (8月8日飯田芳男)

Hello校長室495


■今日は二十四節気のひとつ立秋です。暦の上では秋が始まる日です。
しかし今日は「立秋とは名ばかりの暑さです」このフレ-ズを今日は何
度も耳にする一日だと思います。いつもなら、「夏休みも佳境です」と
か「そろそろ宿題にとりかかります」という会話が交わされるころです。
ところが今年はそんな風情(ふぜい)?もないままに夏休みが過ぎてい
ます。都内の中学では本日1学期終業という地区があると聞いています。
二中より短い夏のところもあります。セミも一生懸命声を出しています。
いつもの夏のセミしぐれです。ちょっと嬉しく思います。
                      (8月7日飯田芳男)

Hello校長室494


■1945年8月6日午前8時15分広島に原爆が落とされました。
爆心地から500メートル以内では、ほとんどの方が命を落としたと
言われています。1945年3月の東京大空襲を経験した祖母は、3
月の寒さでも火傷の痛みを取るため隅田川に飛び込んだと言っていま
した。その祖母が「それで終われば原爆はなっかたのに」と話した内
容の重さを理解したのは中学生になってからでした。また、私が立川
に赴任した時は父が、「東京大空襲のあと4月が立川だった」と教え
てくれました。確かに4月24日は大きな空襲でした。八小の先生方
も亡くなった時です。くりかえしたくないですね。戦争は二度とあっ
てはなりません。             (8月6日飯田芳男)

Hello校長室493


■校庭に散水するのは、おおいに気遣いが必要です。周囲に人がいな
いことを確かめなくてはなりません。しかし、スプリンクラーを稼働
させたいと思う時は、風が強い日ばかりです。いくら人や車に水がか
からないように気を付けても、気ままなお水さんはあっちへ行ったり
こっちへ来たり…となります。何度かお詫びに出向いた経験がありま
す。昨日は熟練の体育科教員の操作で、そういうこともなく水をまく
ことができました。ただ「焼け石に水」の状態で、まいた直後はいい
のですが長くは続きません。打ち水効果はあるので適宜散水をさせた
いです。テントを設置して熱中症の対応もしています。水飲み場の増
設もお願いしていますが、当面は現状のやりくりでご容赦ください。
二中生が健康安全な日々を過ごせるよう、いつもながら願っています。
                     (8月5日飯田芳男)

Hello校長室492


■夏のお祭り等では露店をまわって、あれを買いたい、これを食べよ
うと思案しながら歩くのが楽しいものです。ところで露店は露天とも
表記しますが露天商となると、「天」の字をあてると金田一春彦先生
が述べています。どっちでもいいというわけではないのですね。漢字
の勉強に終わりはありません。もちろん、バスケットやサッカーのゴ
ールも、どっちでもいいわけがありませんね。しっかりゴールを目指
してほしいです。私も、人生のゴールを間違えないようにしています。
                     (8月4日飯田芳男)

Hello校長室491


■今日は昭和60年に制定された「ハチミツの日」です。ハチミツは
平安時代にすでに宮中への献上品として使われていたと言います。私
はハチミツを食す機会はありませんが、はちみつレモンは時々飲みま
す。ハチミツは私には高価なイメージがあります。ところで、くまの
プーさんは食いしん坊です。ハチミツを手に入れる旅に出るエピソー
ドが有名です。そういえばハチミツマーヤも有名でしたっけ?いえ、
ミツバチマーヤでした。それに、ミツバチハッチとみなしごハッチも
有名で混乱します。このややこしい話題がホームページの不具合につ
ながったのでしょうか?          (8月3日飯田芳男)

Hello校長室490


■土一揆は、「どいっき・つちいっき」と読みます。室町時代には、
農民による一揆が多く科書にも紹介されています。この言葉の読みを
【どいっぱつ】と読み違える生徒もいます。前任校で、たまたまこの
場面に遭遇しました。「どいっぱつ」と生徒は読みました。でも教室
はシーンと静かなままでした。先生だけが興奮して「きちんと読みま
しょう!」と、うながしていました。実は、私こそが中学時代、大き
な声で「どいっぱつ」と読んで笑われました。梅雨が明けると思い出
すひとコマです。             (8月2日飯田芳男)

Hello校長室489


■二中の西側の門、競輪場方面に渡る時、私は一時停止を怠りがちで
時々自分自身でハッとしています。たまに「のどかな住宅街の道路」
というイメージが頭をよぎるからですね。でもバス通りなんですね。
気をつけます。私は折りにふれてこの場所をはじめ、通学路の安全対
策を各方面にはたらきかけています。しかし具体策には今一歩及んで
ない現状です。今後も努力を続けます。「交通安全」はいつもこころ
がけなくていけないことです。二中生が、いつも安心安全に過ごせる
毎日であってほしいです。         (8月1日飯田芳男)

Hello校長室488


■枕草子の暗唱に取り組んでいる生徒がいます。名文名著の暗唱は、
いいものだなと思います。中学生で覚えた文章は一生ものです。どん
どん挑戦するといいでしょう。小学校では「雨ニモマケズ」を取り上
げることが多いです。ある日から、教室で落ち着かない小学校2年生
の男子を校長室で預かったことがあります。お説教の代わりに「雨ニ
モマケズ」を暗唱させました。すぐ覚えていく様子に感心したもので
す。その児童の卒業後、中学の校長としても指導しました。「雨ニモ
マケズ言える?」と声をかけると得意げに「もちろんです」と答えて
いました。私も嬉しくなりました。「暗唱は自信をつける!」のです。
私ですか?昨日の夕飯を覚えていません。 (7月31日飯田芳男)

Hello校長室487


■1組の生徒が「しおり」を作ってくれました。苦労のあとがしのば
れ完成度が高い一品です。さて、いただいたしおりを机上に置いて、
しばし事務仕事をしていたら緊急地震速報をキャッチしました。校長
室は危機管理上、消音中ながら、NHKのデータ放送をかけています。
今日は、消音中のテレビからもけたたましい音がなりました。私のス
マホもマナーモードですがサイレン?orチャイムが大きく鳴り響きま
した。9時36分、ほぼ同時に副校長が全校放送し、生徒は身の安全
を守る体制をとりました。しかし今日は5分経っても揺れがありませ
ん。しかし、テレビからもしばらくアナウンスがありませんでした。
おそるおそる教室を見回りました。ふだんなら教室に行くことはでき
ません。でも今日は速報の誤り?もあり、生徒の見事な避難を確認す
ることができました。生徒の安全確保の姿勢は立派でした。緊急地震
速報を受けたらとにかく身を守ることを指示します。安全はすべてに
優先します。              (7月30日飯田芳男)  

Hello校長室486


■『五月雨を集めて早し最上川』降り続く梅雨の雨を一つに集めたよ
うに、なんとまあ最上川のながれのすさまじいことだと詠んだ芭蕉は
1600年代にすでに最上川の急流に思いを寄せていたのですね。川
の氾濫(はんらん)は住民にとってとても不幸なことです。昨日そし
て今日も山形方面は大きな被害に見舞われたようです。松尾芭蕉だっ
たらこの水害をどうとらえるのでしょうか。ともあれ、これ以上被害
が大きくならないことを祈るばかりです。 (7月29日飯田芳男)

Hello校長室485


■枕草子は、「春はあけぼの」でおなじみの古典の名著です。しかし、
二中のためにあるような冒頭の書き出しです。でもこの「あけぼの」
は曙町ではなく、夜がほのぼの明けようとする頃を指すようです。さて
作者の清少納言の呼び方は、いったん「清」で止めて、少納言と続ける
ようです。少納言はスナイモノモウシと呼ぶこともあるようです。ちょ
っと混乱するのでこの話題は避けます。大納言とか中納言もあるのかな
と思ったのですがしっかり存在しますね。大納言の方が偉いと思います。
虎屋のようかんも、大納言のほうがお値段が高いですから。ところで、
清少納言の「少納言」は、政府の位?お名前?どっちでしょう。調べて
みます!!                (7月28日飯田芳男)

Hello校長室484


■給食の予約機前でのお悩みが聞こえてきました。「感想文ってどう書
いたらいいの~。」「ウッソー 私もわかんない」「まじ?やべえ!」
ではお答えします。①齊藤孝先生の『誰でも書ける最高の読書感想文』
(角川文庫)を読む。②最後まで読み続ける本を選ぶ。③4色ボールペ
ンの緑で線を引きながら読む。④人の文を写す。200字くらいで可。
⑤カレンダーに夕飯のメニューを書き、何がどんなふうにおいしくて、
明日は何が食べたいかを加え、最後に「ごちそうさまでした。」と記す。
以上①~⑤のうちどれかひとつ、4週間続けるといいですよ。そのうち、
起承転結が整った名文が苦も無く完成します。応援しています。
                     (7月27日飯田芳男)

Hello校長室483


■アナウンサーも誤読する漢字を読んでいました。「一段落」は。いち
だんらく、「出生率」は、しゅっしょうりつが正解でした。三色すみれ
は、さんしきすみれが正解だそうです。お蕎麦屋さんの「のれん」には、
「生そば」と書いてあります。本来はそば粉だけで作るので「きそば」
と読むそうです。「なまそば」とは読まないのですね。この本によれば
「読むのが難しいのは小学校1・2年生の漢字!」だとか。「西域」は
「さいいき」と読むそうです。そういえば「西京焼き」は「さいきょう
やき」です。献立表もじっくり読もうと思います。
                     (7月26日飯田芳男)

Hello校長室482


■今日は「かき氷の日」だとか。当時の山形の最高気温が出た日にちなん
だと言われています。私はかき氷と言えば「氷イチゴ」が大好きでした。
シロップで舌が真っ赤になるのも好きでした。今はいろいろな味が楽しめ
ますが氷イチゴのみで今も勝負しています。関係ないですがスパゲティー
もナポリタンで勝負です。さて連休中も部活や勉強に忙しい二中生でしょ
う。試合に勝利した野球部の他、各部員ご活躍ですが、連休後半も身体に
気をつけ過ごしてほしいですね。       (7月25日飯田芳男)

Hello校長室481


■スポーツの日です。しかし思い切り身体を動かそうとしても、配慮事項
が多いこの頃ですね。手、指の消毒も欠かせない日が続いていますが私も
「もう一回洗おう」と自分に言いきかせ、実行しています。さて、本来な
ら今日はオリンピック開会式でした。二中生も7人制ラグビー、車椅子バ
スケット等の観戦を楽しみに待つ頃でした。来年に期待したいですね。私
は「体育の日」の方がなじんでいるのですが、新たな「スポーツの日」も
大事にしようと思います。          (7月24日飯田芳男)

Hello校長室480


■避難訓練の計画の時は『大地震』を想定します。読み方は「おおじしん」
ですが、つい「だいじしん」と読んでしまいがちです。NHKのアナウン
サーはしっかり「おおじしん」と述べていたので、私もそれを思い出して
読み方には気をつけています。『GoTоトラベル』も言った後でトラブルに
ならないように細心の注意を払っています。さて、今日は海の日です。海の
水がしょっぱいのはなぜ?と私が問いかけました。おさかなさんの涙があふ
れているから…。小1の男子が教室でつぶやきました。   
                       (7月23日飯田芳男) 

Hello校長室479


■授業中、自分の考えを発表している生徒の、みずみずしいほどの感性に
触れ嬉しく思う時があります。YesかNoで答えるだけでなく理由や根拠が
言えると素晴しいと思います。発言は勇気がいりますね。気持ちはわかり
ます。勇気ある発言と言えば、今日の東京新聞、幼稚園の視力検査の記事
を紹介します。先生「これ何に見えますか?」 園児「もっと大きくして
くださ~い」                (7月22日飯田芳男)

Hello校長室478


■給食の予約機の前で、面談があることを気にかけている生徒同士の会話
が、漏れ聞こえてきました。「お母さんにテストの点を言ってないんだよ
なあ」「廊下を走って先生に注意されたんだよなあ」等、サザエさんとこ
のカツオ君のような話題でした。「でも大丈夫!つらいひと時も始まれば
必ず終わるから…。」と声をかけたくなりました。(7月21日飯田芳男)

Hello校長室477


■「ママ『あゆみ』って誰?」小学校1年生のあゆみちゃんは、自分の名
前が書かれた通知表に驚いたようです。今日の名言カレンダーに載ってい
ました。初めての通知表が『あゆみ』で、あゆみちゃんはとてもびっくり
したことでしょう。ほほえましいですね。小学校1年生の感性は新鮮です。
私が小1の担任の時は、所見にも特に心をこめました。文章を書く欄です。
学校生活の記念すべき1年目の通知表ですから緊張しました。その子の入
学式からの成長の「歩み」を思い出しながら作成します。1年生の子が、
大人になって読み返してくれるかなと期待しながら作成していました。
                      (7月20日飯田芳男)

Hello校長室476


■屋根には雨どいがあります。のきさきに横に取り付ける樋(とい)は、
軒樋(のきどい)と言うそうです。屋根から垂直に下に雨水を流す樋(と
い)は、竪樋(たてどい)と言うそうです。たてどいは、地面に近い方が
劣化しやすいと思っていました。劣化したら、下の部分を適度な大きさの
筒状のものを変えれば修理完了だと思います。でもコボちゃんの妹、ミホ
ちゃんは、筒を製作しているおじいちゃんのかたわらで、おじいちゃんが
大事にしている尺八を差し込みました。このあとどういう展開になるか…、
考えないことにしました。          (7月19日飯田芳男)

Hello校長室475


■二中は生徒数のわりに手洗い場が限られています。校庭には水飲み場の
設置をお願いしていますが、校舎内の水道の増設は容易ではありません。
その中で、生徒の皆さんは工夫して利用してくれてありがたいです。写真
は黒板ふきクリーナを洗ってくれている場面です。掃除に熱心なことはと
てもいいことです。私も見習います。さて、雨の土曜になりますが週明け
まで、皆さんの心の中に栄養がたくわえられるよう願っています。
                      (7月18日飯田芳男)

Hello校長室474


■給食は麻婆ナス、ジャガイモとベーコンのソテー、キャベツと小松菜の
ごま和えでした。麻婆ナスのからさがピリリと心地良かったです。麻婆の
麻は、陳さんという姓のあばたのおばさんというのが定説です。麻(ま)
のおばさん(婆)が作った豆腐料理が陳麻婆豆腐とのことです。しびれる
くらいからい麻婆豆腐はマーラー豆腐というそうです。給食では出ません
ね。献立のリクエスト希望があれば1年生の皆さんなら、給食課にリクエ
ストができます。イケメンの私はつけ麺をリクエストする予定です。
                      (7月17日飯田芳男)

Hello校長室473


■夏の食べ物ソウメン。金田一春彦先生はソーメンとは書きません。そのソ
ウメンは素麺と書きます。ところが昔は索麺と書いたそうです。そそっかし
い人がいて素麺と書き間違えたのが起こりだそうです。間違えがそのまま呼
び名、あるいは漢字にあてられる例は多いようです。どっちが正しいか論争
になるのはいいですが、人間関係にひびが入らぬことを祈るばかりですね。
先月の給食予約ナンバーワンは「冷やし中華」でした。9月の1位はカレー
ソーススパゲティーだと思います。メンクイの私が言うのですから間違いな
いはずです。                 (7月16日飯田芳男)

Hello校長室472


■『「つ」が取れるまで、あとひとふんばり』昨日の名言カレンダーの文面
です。あるお母さんが、ご自身のお母さんからいただいた応援メッセージだ
そうです。「一つ、二つ、三つ…九つ。10歳になったら「つ」が取れて、
体も丈夫になり、次第に手が掛からなくなるよ」と勇気づけられ、励まされ
たようです。二中の皆さんはまさに「つ」が取れた年齢です。保育園や幼稚
園のころから比べると立派になったのがよくわかります。私は祖母に「自分
一人で大きくなったと思ってはいけないよ」と言われ続けました。その意味
がこの年になってようやく、少しだけ…わかったような気がします。
                       (7月15日飯田芳男)

Hello校長室471


■ボランティア部員は、あいさつ運動に取り組んでいます。ありがたいこと
です。「おはよう~」と文にすると、とにかく「おはよう」ですが、目と目
を合わせたあいさつのやりとりからは、温かさが伝わってきます。大きな声
でなくても、ぺこりと頭を下げるだけでもお互いの温もりを感じます。また、
ランニングをしている生徒がピースをしてくれると、「がんばれ、オリンピ
ック目指してね!」等と声をかけたくなります。人生の春真っただ中の生徒
の表情は誰もが美しいのです。夢や希望があるからでしょう。私も今日は、
立川駅まで走って帰り途中でピースをしてみようと思います。たぶん表情は
うつろです。                 (7月14日飯田芳男)

Hello校長室470


■私はテストが返却されると先輩たちがそうしたように、問題と答えをきち
んとファイルしました。そして10日間くらいかけて、正解をノートに書い
ていきます。先輩たちがそうしたように。中三の夏休みはその正解を書いた
3年間分のノートを新しいノートに写します。先輩たちがそうしたように。
思えば勉強の仕方を先輩が教えてくれたような気がします。学校生活でつら
いことがあると、ミスタープロ野球長嶋茂雄氏の名言に大笑いし、元気をと
りもどしました。『 Ī live in Tokyo を過去形にしなさい!』長嶋氏
の解答は『 Ī live in Edo 』 先輩たちが教えてくれました。
                       (7月13日飯田芳男)

Hello校長室469


■新聞の書籍案内に『小学校1・2年生の漢字を使って読めない言葉』が載
っていました。その中で「三和土」が出題されていました。読み方は「たた
き」です。赤土、砂利などに消石灰とにがりを混ぜたもので、土間の床に使
われたのが「たたき」のようですね。今は玄関で靴を脱ぐ場所がたたきと呼
ばれています。そういえば「たたきで靴をトントンするな」と祖母は口を酸
っぱくして言っていました。さて思いがけず「三つの和をなす土の謎がとけ
ました。」かつおやアジのたたきとは違うのですね。 
                       (7月12日飯田芳男)

Hello校長室468


■『昔は雷さえ鳴れば梅雨は明けるに決まっていた』という高齢の女性の言葉
は、夏目漱石の三四郎にあるそうです。11日の読売新聞編集手帳で紹介され
ていました。今年は災害につながった雨が続き何ともやりきれません。明日が
今日より少しでもいい一日になるように願っています。いつもより強く…です。
                        (7月11日飯田芳男)

Hello校長室467


■江戸末期から続く朝顔市は、今年で71年目になるようですが残念なことに
中止になっています。私が子供のころは、夏休みにアサガオの観察をしたもの
ですが、今では、5月から9月上旬まで花の観察をしているところもあるよう
です。ところでアサガオは、夏に限らず日本の代表的な花です。では、果物な
ら何でしょうか?金田一春彦先生は「りんご」と言っています。日本では「桃」
だとか。似ても似つかないものに例えられることが名誉ということになるよう
です。パイナップルはりんごに似ていないですし、山桃はいちごのようです。
似てなくても堂々とマルがもらえる一例です。    (7月10日飯田芳男)

Hello校長室466


■私が中学生の時、試験監督にどんな先生が来るのか、結構気にかけていま
した。その日の授業の時間割の先生が来るのかと思うと、そうでもなかった
り…誰が来るのかが不思議でした。こんなことを気にしているより『試験に
集中!』に決まっていますが、私には気になる項目でした。今は業界人なの
でカラクリがわかりますが、そんなに重い理由はないようです。ところで、
どのクラスでも、偶然担任の先生が監督に入ることがあります。担任が監督
だと生徒は安心感を抱いて、落ち着いて受験しているような気がします。担
任冥利につきますね。では明日は、どこかのクラスに私がいきましょうか?
                       (7月9日飯田芳男)

Hello校長室465


■中学に入学して初めての定期考査を迎えたときは、勉強の仕方がわからず
混乱していました。『中1コース』『中1時代』という学習雑誌があって、
テスト対策の記事がありましたが、私にピタリとあてはまる記事は見当たり
ませんでした。中学校生活に慣れてくると勉強イコール暗記だと思い、とに
かく覚えまくりました。今この年になって、朝何を食べたか思い出せません。
中学の時の暗記力はすごかったとうぬぼれています。二中生の皆さん、試験
初日は帰宅後の午後も大切です。私は「ひと眠りして起きたら朝だった!」
という経験を何度やったか。「Get up! It´s  seven o´clock」を夢に
みます。                    (7月8日飯田芳男)

Hello校長室464


■先日、七夕生まれの娘さんが七夕生まれの方と結婚されたという記事を読み
ました。また、豪雨被害の熊本で、ご主人を一晩探している奥様が報じられて
いました。私は、ハラハラしながら画面を見ていましたが、翌日無事にご主人
と対面できたシーンが映りほっとしました。その後、ラジオを聴いていたら、
安住紳一郎アナが、109歳のおばあちゃんを見舞うお孫さんのメールを読み
あげていました。お孫さんは、おばあちゃんが105歳になった頃、「あなた
はどちら様ですか」と尋ねられてしまったそうです。でも、ふるさとから来た
友人になりきって面会。おばあちゃんが、「また来てくれたね」と話すように
なってくれたのが嬉しいという内容でした。「孫ではなくなってしまったけれ
ど友人になれた」という文を安住アナは、泣きながら読みました。生放送です。
7月7日の雨もいいものです。           (7月7日飯田芳男)

Hello校長室463


■「すべては五分五分」が作家、池波正太郎さんの人生観だそうです。良い
こともそうではないことも、トータルすれば半々と私は解釈させていただき
ました。報道では今日も豪雨の被害を伝えています。被災された方々は目の
前の出来事に対応することで精一杯だと思います。お見舞い申し上げるしか
できないのがもどかしいです。今の私には何ができるか自問自答していなが
ら月曜日を過ごしています。           (7月6日飯田芳男)

Hello校長室462


■熊本・鹿児島の豪雨被害に遭われた方々には心よりお見舞い申し上げま
す。今後も被害が大きくならないように祈るばかりです。経験や勘が通用
しにくくなった昨今、私は、常に「想定外」を想定しておかなくてはなら
ないと気を引き締めています。さて二中生の皆さんは、考査前の日曜日で
勉強に追われていることでしょう。「学べる時間」があるのは、しあわせ
なことでもあります。応援しています。     (7月5日飯田芳男)

Hello校長室461


■石英(セキエイ)は、二酸化ケイ素が結晶してできた鉱物で、六角柱状
のきれいな自然結晶をなすことが多いと教科書にありました。中でも自然
結晶で無色透明なものを水晶と言うそうです、右の写真は理科の先生に見
せてもらった水晶の原石です。そして石英がクオーツ、水晶がクリスタル
と呼ぶことも教わりました。昔、水晶は「水精」と呼ばれていたそうです。
パワーストーンは水晶にはじまって水晶に終わると言います。二中生の皆
さん、ぜひ水晶のパワーで期末考査の勉強をがんばってください。 
                       (7月4日飯田芳男)

Hello校長室460


■一昨日の強風で、職員室前の花梨(かりん)の木から実が落ちてしまい
ました。のど飴でおなじみですが、バラ科の植物で本当にのどに効く成分
をもっていると言われています。「カリンポリフェノール」という成分を
ふくんでいるそうです。ピンクの花がつくのが卒業式の頃です。もっと良
く鑑賞してあげたかったです。食べ頃は秋から冬で実が黄色くなるようで
す。少し早く落下した実に、「今日までありがとう」と伝えました。
                       (7月3日飯田芳男)

Hello校長室459


■国文学者の金田一春彦先生は、『日本の日記帳には天気を記入する欄が
ある』と著書で述べています。天気欄は外国にはあまりないのでしょうか。
金田一先生は、「日本人は昔から天気を気にかける民族だ」と論評してま
した。四季があるから日本人は天気に敏感なのですね。晴れと同じように
雨も大事にするのも国民性だと思います。私が望む天候は、災害がもたら
されないような雨の降り加減で、かつ温暖で、さわやかで、時々雪もまじ
って寒くない心地良い天候です。これこそ究極の「無理なお願い」ですね。
                       (7月2日飯田芳男)

Hello校長室458


■今年は「うるう年」で366日あります。半分なら183日です。今日
は元日から数えて183日です。ちょうど前半が終了し、明日からは後半
戦です。学校再開後まだひと月です。今年はまさに「禍(わざわい)」の
年です。さて半分といえば今日は『半夏生(はんげしょう)』です。夏至
から数えて11日目にあたる日、もしくはその日から5日間といわれてい
ます。半夏(はんげ)の花が咲くから半夏生という説と半夏生という毒草
が半分だけ白く、まるで「半化粧」に見えるからという説の二つがあるそ
うです。「半夏生の日以降は田植えをしない」という目安があるそうです。
半夏生とは、その年の後半戦に緊張感をもって臨む日かもしれません。私
の個人的見解です。             (7月1日飯田芳男)

Hello校長室457


■『琴線(きんせん)にふれる』という意味は、物事に感動したり共鳴し
やすい心情を、琴の糸が触れて鳴る様子に喩(たと)えた表現です。確か
に琴の音色には心ひかれるものがあります。最近『琴線にふれる』ことを
「怒りをかう」と誤ってとらえる方もいます。それは「逆鱗(げきりん)
にふれる」が的確だと思います。逆鱗って、竜にある1枚だけさかさまの
うろこのことらしいです。ここにふれると竜がおおいに怒るという伝説に
由来します。私もまだまだ修行中です。琴線にふれる日々を大事にします。
                      (6月30日飯田芳男)

Hello校長室456


■「初めに話しかけてくれた子を忘れないで」名言カレンダー、28日の
言葉です。私が中学1年の時、入学したその日に、最初に話しかけてくれ
た友人の名を今でも覚えています。でも人生でたった一回その年だけです。
入学や初出勤等、初めての日は緊張するものです。「みんなにとけこめる
かな?」という不安を抱くハートは、経験を重ねていくうちに「ぶ厚く」
なっていきます。だからこそ、初めて話しかけてくれた相手を大切にしな
くてはいけませんね。私は、勇気をふりしぼって他人に話しかける時があ
りますが、人に話を聞いてもらって不安が解消する時もあります。ハート
の厚さは誰もが同じなのかもしれません。   (6月29日飯田芳男)

Hello校長室455


■今日は貿易記念日です。1859年の今日、横浜、長崎、函館(箱館)
を開港することを公布したことに由来するそうです。米、英、仏、露。
オランダという5か国限定ですが、鎖国中の江戸幕府にしては英断でした
ね。しかしのちに、安政の大獄につながります。前年の日米修好通商条約
締結から波乱の幕末となります。大老、井伊直弼になった気分で一日を過
ごします。                 (6月28日飯田芳男)

Hello校長室454


■ゴッホの『ひまわり』が上野と新宿で公開されると、読売新聞が紹介し
ていました。私は、ゴッホの「最期の手紙」という映画を見忘れていまし
た。「見ておけば良かった」と後悔していました。また、教科書でしか見
たことがない名画なので、ぜひ鑑賞したいと思いながら記事を読みました。
今朝の収穫は、ゴッホのフルネームを知ったことです。『フィンセント・
ファン・ゴッホ』です。ライバルのゴーギャンについても調べてみようと
思います。                 (6月27日飯田芳男)

Hello校長室453


■生徒が「ごみを掃除する」と言っていました。別の生徒は「教室を掃除
する」と言いました。「ごみ」をの「を」は対象物を、「教室を」の「を」
は場所を表します。ある日本人が外国で「髪を刈ってください」を『Pl
ease cut my head off』と床屋さんに伝えたそうです。床屋さん
は仰天したそうです。これは床屋さんが「頭を切り落としてくれ」と解釈し
たのではないでしょうか。日本人なら、「頭を刈ってください」と「髪を
切ってください」の意味は同じと理解できます。私は中学の英語の授業で、
先生に「ガラスを最初に割ったのは誰だ?」と聞かれ、アイアム ブレック
ファーストと答えました。ブレックファーストは朝食という意味です。でも
「最初に壊した」という意味で答えました。教室中笑いに包まれました。
しかし英語の先生は「ブレックファーストには飯(めし)だ!という意味」
もあると言ってくれました。英語の先生の、飯だ=飯田のフォローに今も
感謝しています。              (6月26日飯田芳男)

Hello校長室452


■数学の授業を見ていたら、先生が生徒に「分数、苦手な人?」と、なげか
けていました。数名が挙手し、ある生徒は「通分しなくてはいけないから」
と答えました。私も同感です。プラスとマイナスが混じったうえに、通分と
約分が求められる分数はやっかいですね。分数同士のわり算も逆数が登場す
るから慎重に計算しなくてはなりません。とは言っても、私は、加減乗除、
どれも得意なものはないですねえ…。でも今皆さんと、二中で過ごしている
ことを考えると、重ねれば重ねるほどプラスになる足し算が一番好きですね。
努力も思い出も、良き人との出会いも、まだまだ一生足し算です。
                       (6月25日飯田芳男)

Hello校長室451


■第一生命のサラリーマン川柳ベスト10に『パプリカを 食べないわが子
が踊ってる』という作品がありました。私もパプリカをめったに食べたこと
がありません。なす科のとうがらし属で原産地は中・南米ということをさき
ほど知りました。果重が(←この言葉もさきほど知りました。)100㌘以
下がなんとピーマンと呼ぶそうです。昨年は小学校の運動会ではパプリカが
人気でしたが、確かに「踊るけど食べない」傾向はあったように思います。
サラリーマン氏は目のつけどころが見事でした。第1位は『我が家では最強
スクラム 妻・娘』でした。共感しています。  (6月24日飯田芳男)

Hello校長室450


■例年なら市内の小学校で「ホタル観賞」が開催される頃です。今年は休校
もあり、平家ボタルがとばなかったのでしょう。残念です。ところで、平家
ボタルに対して大きめのホタルは、源氏ボタルと言います。民俗学者の柳田
国男先生は、本来は「験師(げんじ)ボタル」と言ったと著書で述べてます。
昔、民衆にとって崇高の的(まと)であった山伏に例えて、大きなホタルの
見事さをほめて、この名を贈ったそうです。それにつれて小さいホタルは、
しゃれで平家ボタルと言われるようになったとか。チコちゃんに聞いてみた
いところです。今年はプールのヤゴも救出できませんでした。ヤゴはどこに
行ってしまったのでしょうか?それもチコちゃんに聞いてみたいです。
                       (6月23日飯田芳男)

Hello校長室449


■東京での部分日食は雲が多く観察は難しかったようです。二中生の皆さん
はどうだったでしょうか。さて新しい週がはじまりました。北風(?)が肌
にしみる月曜日になりました。今朝は延期になっていた学級の写真を撮りま
した。カメラマンさんは、生徒に「私が、コアラの‥と言ったら、皆さんは
マーチ」と言ってくださいと提案していました。なるほど、「マーチ」と言
えば、口元がゆるみます。「チーズ!」より斬新(ざんしん)ですね。私の
小・中学校時代の写真は、中指がピンと伸びた「気をつけ!」のポーズばか
りです。「チーズ」なんて言う生徒はいませんでした。おまけに厳しい先生
ばかりで、「しゃべるな!声が写真に入る」と言われ続けました。二中生の
撮影はゆったりと時間が過ぎました。      (6月22日飯田芳男)

Hello校長室448


■今日は夏至です。そして16:00-18:30ごろ部分日食という報道
がありました。私も、目を保護しながら安全に観察したいと思います。晴れ
るといいのですが…。二十四節気の夏至と日食が重なりました。気象予報士
の森田さんは1648年以来、372年ぶりのことだと言っていました。そ
の森田さんが、次回の夏至と日食が重なる日を調べてくれました。次回は、
2802年だそうです。長生きしようと思います。(6月21日飯田芳男)

Hello校長室447


■「beat the eggs」6月18日の読売新聞・町で使える英会話に出てた
文です。『卵を泡立てる』という訳だそうです。mixではないのが「生きた
英語」らしくて嬉しいです。小学校でも英語を学び、中学でも英会話はもち
ろん、二中生の皆さんも「ビートザエッグ」くらいどうってことないと思い
ます。私は高校時代、ビルの片隅から登場したウイッキーさんから逃げまく
った思い出があります。「ヘ~イ ボーイ!」と言われ、逃げた姿が全国に
放映されたのも青春の思い出です。       (6月20日飯田芳男)

Hello校長室446


■たまねぎの鱗片(りんぺん)を顕微鏡で観察すると?思いがけない世界が
広がったようで生徒は満足気にレンズをのぞいていました。準備に手間がか
かりますが、先生としては本物を肉眼で見せたいこだわりがあるのでしょう。
先日の理科の授業では「塩化コバルト紙」が使われていました。水分を吸収
すると赤くなるそうです。ということは雨の日は湿度が高いので、外に持っ
ていくと色がかわりますか?と理科の先生に質問したかったのですが、ちょ
っと勇気がなくやめました。私の顔が赤くなりそうでした。
                       (6月19日飯田芳男)

Hello校長室445


■イギリスと日本の時差は9時間です。経度0度0分0秒と定義された基準の
子午線は本初子午線と呼ばれています。専門家によれば、0度0分とは言って
も0秒ではないようです。ともあれ経度15度で時差1時間ですから、日本の
位置を、明石市を通る東経135度の子午線を「標準」にして計算してみると
135÷15で9時間の時差が求められます。ところで、明石市は東経135
度の線を通るというのが理由で「子午線の町」と言われています。でも神戸市
西脇市 小野市 丹波市 京都の福知山市も135度の線が通ります。明石市
が有名なのはなぜでしょう?それは、1910年に、明石市が標準時子午線の
標識を立てたからという飯田少年の説が有力です。私が中1の時社会の授業で
答えました。合っているかわかりませんよ~?ちなみに「赤道の色は?」と聞
かれ「赤」と答えた中1時代です。       (6月18日飯田芳男)

Hello校長室444


■オリパラ給食として中国の逸品「油淋鶏」が登場、加えて今日は、市内中学
の生徒が考案した卵ともやしの中華炒めでした。給食時に調理場の栄養士さん
が来校していて生徒の食事の様子を見てくださいました。栄養士さんにとって
は、生徒が「おいしい!」と言ってくれるのが何よりのプレゼントでしょう。
また、6月は食育月間であり、あさって19日は食育の日です。そこで19日
の給食は、「まごは(わ)やさしい」メニューになっているそうです。まめ、
ごま、わかめ、やさい、さかな、しいたけ、いもの7種類です。これらを1回
の食事でひとつは取り入れようという提案が、メニューに反映されているそう
です。成績向上にも良さそうですね。私も中学の頃から、「まごは(わ)やさ
しい」を実行していれば良かったです。      (6月17日飯田芳男)

Hello校長室443


■スパゲッティミートソース、フレンチサラダ、キノコのソテー、甘夏缶とい
う給食でした。1年生は容器にパスタが入っていることに不思議そうでした。
学校全体では、昨日のゆかりご飯には申し訳ないですが、昨日より30食も多
く予約が入っていました。どのメニューも栄養士さん、調理員さんが心を込め
て調理しています。家庭からのお弁当とバランスをとりながら召し上がってく
ださい。ところで、副担任の先生方の給食はそれぞれが配膳室に取りにきてい
ます。小学校とちがうところですね。学校生活が始動し、1年生には不思議な
ことが多く、とまどっていることでしょう。でも大丈夫!誰もが通った道です。
                        (6月16日飯田芳男)

Hello校長室442


■ゆかりご飯、さんが焼き、ほうれんそうともやしのごまあえ、切り干し大根
と刻み昆布の煮つけ、リンゴ缶が給食のメニューでした。1年生のある学級で
は、予約した給食と持参した昼食の生徒の割合は半々でした。給食はおいしい
ですか?とたずねると、どの生徒も「おいしい」と答えてくれました。野菜の
種類が多いので、給食を喜んでいただいてほしいです。ゆかりご飯は保育園で
も人気があるそうです。商標登録された「ゆかり」は広島市の三島食品がその
名をつけたとも言われています。また、『紫の ひともとゆゑに 武蔵野の 
草はみながら あはれとぞ見る』(古今和歌集 読み人知らず)この歌のよう
に 緑(ゆかり)のあるものとして、むらさき草が詠われているところから、
ゆかり(縁)の色は紫色を言うようになったそうです。ですから、紫子さんは
「ゆかりこ」さんとお読みになるそうです。    (6月15日飯田芳男)

Hello校長室441


■子供の頃、夏休みの昼下がり、トマトやスイカにかぶりつき小腹を満たして
いました。数分流しっぱなしの井戸水につけただけですが、トマトやスイカか
ら、じゅうぶん涼しさを味わうことができました。キンキンに冷やすよりも、
ほどよい涼感が、身体にちょうど良かったなとなつかしんでいるこの頃です。
月曜からの学校生活も、緊張しすぎず「ほどよい」準備が、ハートにちょうど
良いと思います。                (6月14日飯田芳男)           

Hello校長室440


■さだまさしさんの『♪梅雨のあとさき』という曲の一節を口ずさむ頃になりま
した。そんなことをしているのは私だけだと思います。そして毎年述べているこ
とが、歌詞に登場する『トパーズ色の風』とは何か?です。二中生の皆さんにと
っては、「何の話題?」と言ったところですが、私の世代では、梅雨?と言われ
て連想するものは、かたつむり、あじさい、そしてこの曲です。今日も雨音を聴
きながらトパーズ色について考察してみます。「雨音って言ったら『ショパンの
調べ』ですよ。」という声が職員室の片隅から聞こえてきました。
                         (6月13日飯田芳男)

Hello校長室439


■今日の読売中高生新聞「ROUTE五七五」コーナーの作品を紹介します。くすっ
と笑える作品です。『オンライン 授業中に 母の怒声』「あるある」と思える
名句です。オンラインではいろいろな音が入ったり、突然家族が映ったり、ハプ
ニングがつきものです。この作者のご家庭ではお母様の声が入ってしまったので
しょう。アナログの時代では想像ができなかったシーンです。でもお母さんの声
くらい許してあげたいですね。さて月曜から通常登校です。こんな句も掲載され
てました。『学校が こんなに楽しみ 異常事態』いかがでしょう?学校再開を
待ちわびた心境ですね。作者は照れくささもあって「異常事態」と表現したので
しょう。いつの時でも学校は楽しみな場所であってほしいです。
                         (6月12日飯田芳男)

Hello校長室438


■関東地方が梅雨入りとなりました。昨年は6月7日のような気がします。気が
します‥というのも去年の手帳のメモだからです。気象庁の活字から引用したわ
けでもありません。私がメモをするのは、春一番、梅雨入り、大雪、木枯し1号
です。時々、雹(ひょう)が降ったとか、38℃になったとかメモをしています。
メモをする意味はないですが、「去年の今日は大雪かあ」「春一番が吹かない年
だったあ」と思いにふけるだけの遊びは、高貴な味わいです。私は、物を購入し
た日をメモするクセがあって、家族からひんしゅくをかっています。ひんしゅく
のついでに言うと、中学の時は、先生の話を聞きながらノートをとるのが苦手で
したね。ただ、書くことは大事だなと思います。書いて覚え、でも、書いて忘れ、
また思い出し‥。つい忘れてしまうこともありますね。ですが、人生は忘れる事
のほうが大事です。                (6月11日飯田芳男)

Hello校長室437


■私は絵画やデザインが苦手で…と言っても苦手なものばかりですが、模写する
ことも不得手です。美術室にはモデルの顔が並んでいます。表情が白ということ
がデッサンの練習には大事なことなのだそうです。目の書き方も影のつけかたも
丁寧に練習する必要があるようです。授業や部活の準備としても「先生が描いて
みせる」ということが必要なんですね。二中の「美の巨人たち」はセンスをみが
き、作品を世界に発信することでしょう。私は恥はかいても、絵を描くことはあ
りません。鑑賞に専念しています。         (6月10日飯田芳男)

Hello校長室436


■私は4年間ほど、小学生が学ぶ立川市科学センターのセンター長を担当してい
ました。指導員の先生方がトップレベルの専門家でしたのでとても勉強になりま
した。プラネタリウムやイカの解剖、残堀川のガサガサ体験等、教わった指導の
ポイントは今も役に立っています。きっと二中生の中にもセンター員の経験があ
る生徒もいることでしょう。センターは「ぶっかせいち」すべての講座がそろっ
ていました。物理・化学・生物・地学で「ぶっかせいち」、どれも大事な学問で
す。ある先生が「飯田先生、今どきの先生の中には、物理を学ばないで教師をや
ってるんだから困ったもんだー。」と嘆(なげ)いておりました。「そうですね
~。」と、私は小さな声で返事をしました。物理を学ばないで高校を卒業したの
は、なんと私です。物理学は苦手です~!       (6月9日飯田芳男)

Hello校長室435


■花壇がにぎやかになりました。PTAのご担当者の皆さま、関係の皆さまの
おかげです。生徒も教職員も目をとめていました。花を愛(め)でるのは心地
良いことですね。そんな機会をいただき幸せです。さて好天に恵まれた月曜日、
グランドではクラウチングスタートによる、短距離走が行われていました。ク
ラウチングとは、「かがむ」という意味です。反対語はスタンディングスター
トです。体育実技指導書によれば、クラウチングスタートは利き足が前にくる
そうです。スタンディングスタートは利き足が後ろにくるのが一般的だそうで
す。もちろん生徒の実態に応じて、実際は「やりやすいほうで」ということで
しょう。私は常に利き足が後ろです。もし私が中学の時、このことを知ってい
れば今頃、クラウチングスタートの第一人者として短距離業界の大御所として
君臨していたかもしれません。早速、クラウチングで人生をやり直します。
                         (6月8日飯田芳男)

Hello校長室434


■『イチジク、にんじん、さんしょにしいたけ、ごぼうに、ろーま』~山口県
下関に伝わる数え歌を読売新聞が紹介していました。(5日夕刊)ロウマ菊と
よばれたこの野菜は「春菊」のことだそうです。地中海原産でシルクロードを
経て伝わったらしいですから、下関あたりではそのまま「ろーま」と呼ばれて
食されていたのでしょう。興味深い数え歌です。私の子供時代は、「いちにい
さんまのしいたけ れっこん ぽっこん…」と歌っていました。何という歌で
しょう!? 恥ずかしいです!誰にでもふり返りたくない過去があるものです。
                         (6月7日飯田芳男)

Hello校長室433


■今日は「いけばなの日」です。習い事は6歳の6月6日に始めると良いと言わ
れているからでしょうか。今年の1月にできた新しい記念日です。私はいけばな
はやりませんが、副校長時代に、体育館の壇上に飾る花を生けた経験があります。
発注するのを忘れたのです。花屋のご主人は当日用事があって花瓶に生ける時間
がないとのことでした。当日の朝、とりあえず花を受け取り、私が壇上の花瓶に
生けました。…というより入れました。テキストはご主人から渡された写真です。
とりあえず必死に花を入れました。保護者は私を花屋さんだと思ったと思います。
花屋のご主人は、開式30分前に到着、私の作品を大胆に修正していきました。
6歳の6月6日に、のほほんと過ごしたツケは、人生の随所に発揮されています。
                           (6月6日飯田芳男)

Hello校長室432


■名言カレンダーに『雨の日はラッキーな日』とありました。雨の日は1年のうち
で晴れの日より少ないからラッキーというのが理由のようです。前向きな考え方が
できるのは素晴しいですね。災害をまねくような雨は嫌ですが、たまに降る雨なら
受け入れなくていけないのですね。でも、私はなぜか人生の大事な日が雨ばかりの
ような気がします。私は小学校、中学、高校、大学と、入学式はすべて大雨です。
傘をさしている4枚の写真は感動的です。さて東京もまもなく梅雨入りでしょうか。
二中の花壇を整備してくださる皆さんのために、せめて土日は晴れてほしいです。
                            (6月5日飯田芳男)

Hello校長室431


■暑くなりました。衣替えが年々早くなってきた昨今です。6月1日は「衣替え」
と杓子定規に言っていた頃がなつかしいです。衣替えは旧暦の4月1日に行われた
そうです。『いづれのおん時にか 女御・更衣あまたさぶらひ(い)たまひ(い)
ける中に…』というように、源氏物語には天皇の衣替えを担当する女官が登場しま
す。貴族文化を学びながら宮中の様子を思い浮かべるのもいいですね。おととい、
2年生の社会科の授業で出てきたシーンでもあります。古き歴史を訪ねながら、今
を見つめることは、『いとおかし』です。        (6月4日飯田芳男)

Hello校長室430


■家庭科の課題であった料理のレシピは力作、名作が目白押しでした。どのレシピ
からもおいしさと真心が伝わってきました。提出してくださりありがとうございま
ました。そのメニューは、二中生の皆さんの日常に花を添える食事になることでし
ょう。私は得意のレシピは持ち合わせませんが、両親に叱られて、泣きながら食べ
たカレーライスがつい食べたくなり作っています。食事は食材以外の要因でも心に
残る味になるようです。時々『理想の生活レシピ』を手に入れたいと思っています。
                           (6月3日飯田芳男)

Hello校長室429


■紫陽花がきれいに咲いているところが増えました。紫陽花は前年にハサミを入れ
ると翌年は花が小さくなります。黙って手を出さないと枝も花も大きくなります。
この「黙って見ている」というのが難しいのです。人とのかかわり方も同じですね。
適度な距離が大切です。さてソーシャルディスタンスに努めているのが教室です。
人数が限られていて寂しいですが、同じ空間で学びあうというのはいいものだなあ
と感じました。教室での心の通い合いは意外と目に見えるものです。生徒の変容を
先生が、すぐ「わかってあげられる」のもいいですね。二中生の皆さんが大きく育
ってくれることが私の願いです。            (6月2日飯田芳男)

Hello校長室428


■私の検温生活も3か月目になります。おでこにピッとあてる体温計が学校にあり
ます。どうして測れるのでしょうか。文科系の私には説明がつきません。この体温
計は食品の温度も測れるようです。さらに不思議です。なんとか解明したいです。
さて今日から学校が再開されました。昼頃登校のグループも、校門にいる私に笑顔
で「おはようございます」と言ってくれました。ちょっと芸能界みたいです。私も
「おはよう」と返しました。分散登校というかたちですが、学校には、にぎわいが
もどりました。生徒の下校時生徒の後姿を見て、私は「明日もがんばろう!」と、
決意を新たにしました。そして、あの体温計を心にピッとあてました。かなり熱く
なっていました。                   (6月1日飯田芳男)

Hello校長室427


■古風に言えば、今日は5月の晦日(つごもり)です。元日から数えて151日と
なりました。このうち学校休業日が6割になろうとは、年の初めには予想もつきま
せんでした。しかし、明日からいよいよ再開です。今、元巨人軍監督長嶋茂雄さん
と同じ気持ちです。『いつもずっと思っていることは現実になっていきます。良い
ことを常に思っていましょう。ー長嶋茂雄名言集より』 (5月31日飯田芳男)

Hello校長室426


■今年も「関東地方環境美化運動の日」がやってきました。530にちなみ、通称
「ゴミゼロ」の日です。各地のごみの日と混同されがちですが、元祖ゴミゼロの日
です。私が以前中央区に勤めていた時、ごみゼロ運動の一環で学区だった日本銀行
周辺の道路を児童と空き缶等を集めた思い出があります。思い出と言えば当時日本
橋の橋洗いにも参加し、地域の方々と道路をタワシでゴシゴシこすったこともあり
ました。得難い経験です。私は、一応?ごみ減量を一年中心がけています。でも、
なかなか成果がでません。今日から、…数百回目の決意ですが…心を新たに取り組
みます。                      (5月30日飯田芳男)

Hello校長室425


■医療従事者の方々への感謝をこめ、ブルーインパルスが大空を駆けたとのことで
す。私もコロナ禍に立ち向かう方々に、心から感謝している次第です。さて、月曜
日から学校は再開です。学校がいつもの日常に回復するよう尽力します。今日29
日の花は野ばらです。花言葉は「新たな旅立ち」です。野ばらを探しながら退勤し
ようと思いますが、花より団子、空腹時は食べ物が浮かんできます。金曜日です!
カレーのお宅もあるのでしょう?中学の頃、カレーにしょうゆをかけていた父が恥
ずかしかったです。                 (5月29日飯田芳男)

Hello校長室424


■生徒の自己紹介カードを読んでいます。どの生徒からも新年度に向けた意気込み
が伝わってきます。自分を客観的にみつめ、他人に発信することは照れくさいもの
です。でも誰もが素直に、そしてさわやかに自分を紹介していました。中学生らし
く好感がもてました。ところで、私の自己紹介です。……「誰にでも優しい」とか
「怒らない」「きれい好き」「いばらない」~おっとっと!ほんの数秒で職員室か
ら、ものすごいブーイング&非難の嵐が止みません…!さて、気を取り直してお伝
えします。二中生の皆さんは、これからもずっと、自分らしくお過ごしください。
みんな二中の宝です。                (5月28日飯田芳男)

Hello校長室423


■今日は小松菜の日です。小(5コー)松(2ツー)菜(7ナ)という語呂合わせ
です。かなり難解な語呂合わせですが、堺市の株式会社しものファームの制定です。
小松菜と言えば、江戸川区小松川の特産品です。大阪府の会社が制定したのが意外
です。香取神社に鷹狩りにきた吉宗が、名前がなかった小松菜を気に入り「小松川
で取れた野菜なら小松菜だ」と名付けたと言われています。小松菜が中国から来た
のが奈良時代頃、小松川に小松菜が伝わったのが鎌倉時代です。ずいぶん長い間、
無名だったのが不思議です。余談ですが(いつも余談ばかりです)祖父がほうれん
草と小松菜をつくる農家でした。祖父は小松菜には細かい網目の網をかけていまし
た。ほうれん草には何もかけていませんでした。「なぜ?」と祖父にたずねました。
答えは「小松菜は鳥の大好物。ほうれん草は、ポパイしか食べない。」とつぶやく
だけでした。祖父はツイッターやってたかも?    (5月27日飯田芳男)

Hello校長室422


■ソーシャルディスタンスを保つため、本校の水道前にも、スーパーマーケット等
でおなじみの足型マークを設置しています。新しい生活様式を啓発していこうと思
っています。今日も授業の準備に余念がない先生方です。先生方は、二中生の皆さ
んとの授業を待ち望んでいます。来週から分散登校にはなりますが学校に「にぎわ
い」がもどることを楽しみにしています。にぎわいと言えば、ある生徒が同音異義
語の成果を校長室前で言い合っていました。思考 施行 指向等、語彙力が増える
きっかけになります。尊敬する金田一春彦先生は、同音語を言い合う遊びを紹介し
ていました。例えば中央線、私は電車の中央線を思い浮かべただけですが、道路の
センターラインのことでもあります。さらには、背広の縦のラインも中央線と言う
そうです。スマホでは味わえない遊びです。     (5月26日飯田芳男)

Hello校長室421


■農家の畑ではジャガイモの花が咲いていました。しかし、学校の教材園や花壇は
休校の影響で土だけが見えています。小学校では、ジャガイモ、サツマイモ、ひま
わり、インゲン、ゴーヤに稲など、植えなくてはならない植物がたくさんあります。
今年は小学校1年生のアサガオの観察はどうなっているのかなと、あちこちの小学
校を通るたびに思い浮かべます。二中生の皆さんがアサガオを観察したころよりも
種も鉢も、ものすごく進化していますよ。気がつけば紫陽花もスタンバイ完了です。
                          (5月25日飯田芳男)

Hello校長室420


■読売新聞都民版に『立川のサファリ』という記事が載っていました。動物病院の
看板として、キリンのオブジェが住宅街に存在しているという記事でした。近くに
はゾウもいるそうです。市内のどこにあるのでしょうか。訪れてみようと思います。
二中のある学級では、数字を塗りつぶすと、ドラえもんが浮かび上がる学級便りが
発行されています。担任のアイデアに敬服しました。気持ちが和(なご)む「もの」
にふれるのはいいものです。             (5月24日飯田芳男)

Hello校長室419


■月曜から日照時間がゼロだったとか。直射日光が苦手だった教え子は過ごしやす
かったのかなと思っていました。「晴れたらいい」「曇りがちょうどいい」等々。
天気は憎まれることもありますが、誰にでも平等に接してくれています。明日から
はまたいろいろなことが起こるのでしょうが、大変なことよりも、良いことの方が
多いに決まっています。今日は少しの日差しが絶妙です。(5月23日飯田芳男)

Hello校長室418


■東京スカイツリーが開業して22日で8周年だそうです。東武伊勢崎線は浅草
駅と東武動物公園駅間、押上駅と曳舟駅間で東武スカイツリーラインという路線
愛称名がつきました。2012年3月からです。同じころ最寄駅である業平橋駅
は「とうきょうスカイツリー駅」になりました。伊勢物語で有名な在原業平が歌
を詠んだのが業平神社の業平塚だと言われています。業平橋は今もあるので、橋
の上で伊勢物語を開いてみようと思います。開業の年に、社会科見学で立川八小
の児童を引率しました。初めて訪れた私は舞い上がり、学習そっちのけで天空の
パノラマに酔いしれました。引率業務を忘れ、在原業平に「喝!」を入れられた
はずです。本来は電波塔ですが、つい高さを楽しんでしまいます。高さはムサシ
で覚える634メートルです。私は視力検査がわりに多摩モノレールからながめ
ています。                    (5月22日飯田芳男)

Hello校長室417


■読売新聞編集手帳に『ポケットいっぱいの秘密』という曲の歌詞が解説されて
いました。『あなた草の上 ぐっすり眠ってた 寝顔やさしくて 好きよってさ
さやいた』最初の文字を並べると、「あ ぐ ね す」となります。作詞家の方
は、歌手のアグネスチャンさんのアグネスを示したとのことです。昭和49年に
曲が世の中に出てから、長いこと誰にも気づかれなかったそうです。二中生の皆
さんのお父さん、お母さんが知っている曲です。話題にしてみてください。また、
今日の記事に、もうひとつ秘密がありました。段落行頭の言葉を、五つを紹介し
ます。『ことばの魔術師 ロングヘア 長いこと 最近 連日』です。さて行頭
の文字を拾ってみてください! いかがでしょう?  さすが記者さんです。
                         (5月21日飯田芳男)

Hello校長室416


■まもなく花が植えられます。町の方々からの寄贈です。ありがたいです。その
ために花の移動や草取り、そして整地までやっていただきました。有志の皆さん、
ありがとうございました。花を愛(め)でることはステキなことです。写真右の
二人の青年は、スコップを片づけに行く足取りが、かろやかです。達成感がひし
ひしと伝わってきました。「校長はやらないの?」というメッセージも伝わって
きましたあ。それはともかく、学校再開に向けて、文字通り花を添えていただき
有志の皆さんに感謝です。             (5月20日飯田芳男)

Hello校長室415


■読売新聞連載の『コボちゃん』の作者、植田まさしさんが読売新聞の紙面でも
登場していました。『漫画家が今社会に貢献できることは少ないかもしれない…
読者が新聞を広げた時に、少しでもなごめるような作品を届けていきたいと思っ
ています。』と語る植田さんの記事に、思わず「いつもなごんでいます」と答え
てしまいました。植田さんは、すべての登場人物のセリフは、「自分なら何と言
うか」と考えているそうです。感銘を受けました。私はいつも、漫画家植田さん
のお人柄を、コボちゃんを通して感じています。ご自身がどんな心情でも、読者
をクスッと笑わせてしまう植田さんは、さすがプロです。(5月19日飯田芳男)

Hello校長室414


■緑が濃くなり、中央線から本校の校名が見えなくなってしまいました。気候が
良くなり、きれいに咲いているバラをながめながら二中に向かっています。ボタ
ンも見ごろだと言われています。以前はボタンが匂わなかったと歳時記に出てい
ました。どんなボタンの絵も、蝶(チョウ)が飛んでいる絵を見かけないからだ
という説明には思わず納得してしまいました。今のボタンはほのかに匂うようで
す。ところで、花には花言葉がありますが、誕生花も決められています。花によ
っては複数の日の誕生花である場合もあります。ボタンがまさにそうで人気があ
る証拠ですね。二中生の皆さん、気に入った誕生花を覚えておくことをおすすめ
します。友人との会話に花が咲きます!!      (5月18日飯田芳男)

Hello校長室413


■1年生は、時間割表を手にして、中学生になったと自覚を新たにすることでし
ょう。教科ごとに先生が違ったり、曜日によって担任の先生の授業がなかったり
することは、小学校では経験がないことだと思います。さてこの時間割ですが、
作成する先生には多くの苦労があります。枠は一日6時間授業で、平日5日間で
30コマです。40人近くの先生が、教室で、はちあわせしないように組まなく
てはなりません。習熟度別の授業もあります。また、講師の先生は曜日が限定さ
れます。こんなに制約の多い中で作成していることに、担当の先生には身内なが
ら感謝しています。二中生の皆さん、汗と涙?がつまった時間割です。お付き合
い、よろしくお願いいたします。          (5月17日飯田芳男)

Hello校長室412


■ボランティア部の皆さんのおかげで、今も花壇のにぎわいが保たれています。
腰をかがめて作業してきた皆さんに、いつも感謝をしています。それぞれの花の
美に心をとめています。俳人松尾芭蕉は、私のような凡人の視点をはるかに超越
した自然の機微をとらえ、名句を世におくってきました。芭蕉は1689年の3
月27日(新暦で今日))「奥の細道」に旅立ったのです。それにちなんで今日
は「旅の日」だそうです。『月日は 百代(はくたい)の 過客(かかく)にし
て 行(ゆ)きかふ(こう) 年も また旅人なり。』この序文を私は中学の時、
「月日は永遠の旅人であり、過ぎてはやってくる年もまた旅人である」と解釈し
たような気がします。月日と言えば中学時代はカレンダー的な意味合いしか知り
ませんでした。でも今なら、ちょっとキザですが「青春」と答えるつもりです。
                         (5月16日飯田芳男)

Hello校長室411


■箸の持ち方がきれいな人に出会うとうらやましく思います。私は時々、子供が
使う「矯正箸」で自分の持ち方を修正しています。小学校1年生では箸の持ち方
を教えます。中央区に勤務していた時に、和食の料理人に箸の持ち方を教わりま
した。その方は左利きの方でしたが、右利きの児童にも左利きの児童にも丁寧に
教えてくれました。6年生をもった時は、シェフからナイフとフォークのご指導
をいただきました。児童は上手でしたが私はフォークを右手に持ち替えて、オレ
ンジをいただきました。シェフは、スプーンとフォークでパスタを食べる方法も
伝授してくれました。これも私には難しかったです。石川県の金沢市の元祖金沢
カレーのお店は、特注の先割れスプーンでいただくそうです。これなら私もきれ
いな所作でいけそうです。昨日1年生が「週末はカレーです

Hello校長室410


■江戸時代中期、正徳の治(しょうとくのち)という政治を行った新井白石は
カラスの語源は「黒し(くろ)し」と言ったそうです。金田一春彦先生が紹介
しています。クロが鳴き声、「ス」はカケスやホトトギスなどの「ス」で鳥を
意味するそうです。金田一先生によれば、スズメ、ツバメ、カモメといった、
「メ」のつくものは、上の語は鳴き声のまねらしいです。言われてみればスズ
メは「スズ」と鳴くように聞こえます。私には「チュチュッ」と聞こえる気が
しますが…。ツバメは「ツバ!」と鳴くのでしょうか?カモメは「カモ!」と
鳴いているのでしょうか。ヒヨドリのヒヨ、チドリのチも鳴き声なんだそうで
す。カッコウは、ずばり鳴き声です。ではウグイスは?「フークイス」と鳴く
からウグイスも鳴き声を表す名前なんですね。5月10日から16日はバード
ウイーク、私は鳥が鳴くまで待つタイプです。   (5月14日飯田芳男)

Hello校長室409


■新聞や本をたばねる時「スズランテープ」を使用する人も多いと思います。
ウィキペディアによると、スズランテープは伊藤忠サンプラス株式会社の商標
だということです。名前の由来は、「生産工場が札幌にあったので、札幌市の
花のスズランという名称になったと推測される」とありました。詳細は不明の
ようです。商標登録されているようですが、私は、こういうテープ全部をスズ
ランテープと呼んでいます。あさはかでした。似た話で、私が教員になった時
「ホチキス」はマックス社の商標なので、ステープラーと呼ぶようにと先輩の
先生に助言されました。でもどうやらそれは誤りのようで、「ホチキス」とか
「ホッチキス」と呼んでも、とがめられないようです。ところでホッチキスは
「ホッチキス社」を創業したホッチキス親子が発明したという俗説があります。
ともあれ、便利なスズランテープもホッチキスも可愛がっていこうと思います。
                        (5月13日飯田芳男)

Hello校長室408


■先生方は教材作りに余念がありません。また、皆さんへのお便りの作成にも
熱心です。先ほど「ノータイトル」という学級通信を読ませてもらいました。
「慎」という通信も熟読、それぞれに生徒の良いところを認め、励ましている
記述に私も嬉しく思いました。1年生の廊下には自己紹介カードが掲示されて
います。力強く抱負が述べられていました。立派でした。老婆心ながら「初心
忘るべからず」です。この言葉には「その時の」という言葉が続きます。思い
立ったその時、人は最高の笑顔を見せるものです。私は初めて教壇に立った日
に、無断で児童を引率し、2時間ほど近所の公園で遊びました。小学校2年生
の児童達でした。帰校後は校長先生、学年主任の先生にしっかりしぼられまし
た。当然ですね。               (5月12日飯田芳男)