日誌

2021年8月の記事一覧

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2214 (2021.8.11)

校長日誌 錦町の空から NO2214 (2021.8.11)

 先生方の研修①ー外国語研修ー

 夏休みは先生方にとって、休暇を取ってしっかり休む期間であるのと同時に、研修を積むことができる好機でもあります。
 今年の研修は、まず外国語研修から始まりました。

講師は聖学院大学教授の東仁美先生。演題は「言語活動の充実と学習評価」。
本校には、外国語の専科がいて、指導教諭で、専門性が高いのですが、この演題で講演会(研修会)をしていただいのは、昨年度から完全実施された新しい学習指導要領で、「言語活動の充実」は、どの教科でも大切なポイントであり、かつ学習評価は、外国語の学習評価も他教科の学習評価も、おおもとの考えは同じだからです。
学習指導要領をもとに、しっかりと理論と実践的な評価(「~のような場合、評価はABCのどれが妥当か?」等)を学びました。
私が印象的だったのは、小学校英語は、ちょうど小学生にサッカーを習わせるようなものである、という説明です。
「ゲームの前に、まずは基礎練習→まずはパスやドリブル、シュート練習をガッチリ行ってからうまくなったら、ゲーム」という考え方は、子供たちが飽きてしまうし、技術の必要性を感じない。
まずゲームをやってみて、うまくいかないことを感じさせて、「何が必要か」を話し合わせて、「ああ、やっぱりサッカーのゲームを楽しむためには、パスやドリブルの練習も必要だ」と感じさせると、基礎練習にも主体的に取り組む。
外国語も同じで、ひたすら単語を覚えさせたり、単語や文を書かせたり、暗唱させたりしていると、子供たちは英語の必要性を感じない。
まずは(先生とALT→先生と子供→子供同士で)コミュニケーションをとる→必要性を感じさせてから、必要な指導を行うのがよい、と説明してくださいました。
2学期の指導や評価に反映していけそうです。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2213 (2021.8.10)

校長日誌 錦町の空から NO2213 (2021.8.10)

 おいしい顔

 1学期最後の給食は、子供たちの大好きなカレーライス。低学年の最後の給食の様子を紹介します。
最後の給食ということで、栄養士さんがいろいろな思いも伝えていました。

子供たちに「給食、おいしいですか?」と質問。どのクラスでも「は~い!」「おいしいです!」の反応が返ってきました。
7月28日に給食が出たのは、私の40年の教員生活でもちろん初めてです。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2212 (2021.8.9)

校長日誌 錦町の空から NO2212 (2021.8.9)

 子供たちは、夏休みの課題に取り組んでいますでしょうか?「まだまだ夏休みは長い」と思っていると、あっという間に「明日は始業式」という状況になってしまいます。
「明日からやろうと40回言うと、夏休みは終わります」という言葉がありましたね。

 今日は8月9日。長崎に原爆が投下された日です。国や都や市は、原爆投下の午前11時2分に1分間の黙とうをささげることになっています。私も行います。

 今日は、終業式の日に担任が各クラスであゆみを渡した様子を紹介します。
1年生のあゆみ渡し
2年生のあゆみ渡し
3年生のあゆみ渡し
4年生のあゆみ渡し

一人一人に成長した点、伸びた点と課題を伝えていました。子供たちに対面で直接伝えていくことは大切です。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2211 (2021.8.8)

校長日誌 錦町の空から NO2211 (2021.8.8)
 
 終業式⑥ー校長講話②ー
 私が子供たちに話した内容です。太字が私のコメントです。

4年生のあゆみから

・漢字の学習に意欲的で、毎回の小テストで好成績を残しました。日々の授業や家庭学習で、地道な努力をこつこつと積み上げることができている印象です。

勉強に近道はないですね。こうやってコツコツと努力していくことが成長するコツなんですね。

・読書に大変意欲的に取り組み、3万ページ読破を達成して大変驚かされました。

読書は、心にも、頭にも大きな栄養をくれます。夏休みはぜひとも読書をしてください。

・授業時の参加意欲、態度が素晴らしいといつも感心していました。教師の方をしっかり見て、よく聞き、よく考えました。

友達の話、先生の話をしっかり聞くことができる人が人から信頼されるし、勉強ができるようになりますね。

 

5年生のあゆみから

・給食で嫌いな魚も粘り強く食べきれるようになりました。時間はかかっても残すまいとする姿は、SDGsの観点からも素晴らしいと思います。

SDGsについて皆さんもよくテレビで見たり、聞いたりすると思います。身近では給食を残さない、ということがSDGsで、地球にやさしい行動なのです。

・国語の「みんなが過ごしやすい町へ」の学習のまとめとして、ファーレ立川の歴史や名称の由来などを調べて、報告書にまとめました。

せっかく立川に住んでいるのだから、立川市について詳しく話せるようになることは立川市民として大切ですね。

・「ジェンダー平等」の学習を通して、小さいころ感じていた、男は青、女は赤、と感じていた感覚が、学習を進めていき、知ることでそれぞれの違いを受け入れていくことが大切であり、自分が社会の中で感じる違和感を大切にしていこうという気持ちをもちました。

男の子は「青色」、女の子は「赤」じゃないといけない、と思っている人は大人でも多いです。でも、今はそんな時代ではありません。色で男女を分けたり、人が違うことを大げさに言ったりするような人になっていない三小の子供たちは新しい時代の人たちです。

6年生のあゆみから

・6年生として下級生にやさしく接することができました。縦割り班遊びでは、フルーツバスケットをやったとき、座れていない2年生に空いているところを教えてあげたり、席を譲ってあげたりしていました。

6年生は、コロナでも、本当によく最高学年らしい、思いやりのある行動をしています。皆さんの見本ですね。

・友達にやさしく声をかけることができました。頑張っている友達には、「すごいね」「やるじゃん。」と、温かい言葉をかけています。

友達にプラスの言葉、ふわふわ言葉をかけられる人って素晴らしいですね。

・社会科の税金の学習のまとめでは、立川市の全金の使い道で特に期待するものについて、「放課後子ども教室の整備」を選び、自分の考えを表現しました。働く親が多いことについて触れながら、子供にとっても保護者にとっても、安心である事業だと、立川市民としての自分の考えをしっかりとまとめることができました。

立川市にどうかかわっていったら、立川市がもっともっと住みやすい町になるのかを考えていくのが市民科です。

 
次に、三小の皆さん全体の1学期の様子です。

①挨拶がよくできています。朝の「おはようございます」帰りの「さようなら」だけでなく、廊下であっても「こんにちは」と挨拶できるのは、三小の良さ。

 

②コロナにならないための「あいてますか」の約束をしっかり守れていました。おかげで、学校がお休みになることもありませんでした。

 

③三小の決まりやクラスのルールをよく守っていました。ですから、校長先生が学校を回っていても、ルール違反で人に迷惑をかける人がほとんどいませんでした。

 

④思いやりのある言葉や行動が学校のあちこちで見られ、聞かれました。

 

⑤自分の考えをもてるようになってきました。自分の考えをもてることはとても大切です。

 

⑥自分の考えに理由をつけて話せる人が多くなりました。

 

⑦話し合いをしているときに、仲間の意見をしっかり聞いて、力を合わせて良い考えを出そうとする場面がたくさんありました。

 

⑧タブレットに慣れ、上手な使い方をしていました。

 コロナで不便なこともたくさんありましたが、皆さんよく頑張っていました。
 あゆみをもらうときに、よく頑張ったところとともに、2学期頑張ってほしい、課題も話してもらったと思います。夏休みにその課題にぜひ取り組んでください。
 夏休みを元気に、楽しく、充実したものになるようにしてください。