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2021年2月の記事一覧
校長日誌 錦町の空から NO1794 (2021.2.17)
4年1組体育の授業風景
4年1組の体育授業。今回は「ティーボール」。読者の皆さん、「ティーボール」をご存じですか?日本ティーボール協会のHPにはこのような解説があります。
「ティーボールは、投手のいない野球、ソフトボールです。したがって、そのゲームは、打者が本塁プレートの後方に置いたバッティングティーにボールを載せ、そのボールを打者が打つことによって始まります。
打者は止まっているボールを90度のフェア地域に打つため、空振りやファウルはほとんどなく、打球は内野手や外野手方向へ頻繁に飛び、短時間(1ゲーム約30分)で全員が運動の基本的な動作である「打つ、捕る、投げる、走る」を楽しく学習できます。」
読者の皆さんは、もしかすると、「ソフトボール(普通のソフトボール)」や「ラケットボール」(テニスラケットを使ったベースボール型)」に取り組んだ方が多いのでは?え?「ティーボールをやっていた?」・・・失礼しました。私が最後に担任していた頃はラケットボールでした。
準備運動をガッチリ行い、その後、(素手で)キャッチボール。私たちの世代と違って、今の子供たちはベースボール型になれていません。全員がキャッチボールから始めます。ボールはもちろん、ウレタン製の柔らかいボール。
写真は、校庭で4チームが2チーム対抗で試合をしている様子。
ボールをティーの上に載せてバットで打つ。止まったボールなので、ねらいを定めれば、誰でもバットに当たります。
※実は、初めのうちは、当たらない子どももいましたが、「どこに立つと、ボールによく当たる?」「ボールにヒットするためのコツは?」等の声かけでみんなヒットするようになりました。
打った後、ベースランニング。回ったベースで得点が決まります。誰でも得点できるので、みんなが楽しんで取り組めます。
守備側は、ボールを捕ったら、アウトゾーンに走って(またはアウトゾーンにいるチームメイトに向かってボールを投げて)、アウトゾーンに入ればアウト。(そこまで踏んだベースまでの得点をゲットです。)
アウト、セーフの判定は、セルフジャッジ。セルフジャッジは、大人でも難しいのですが、子供たちはもめませんでした。昨年度はゲームを行うと、もっともめることが多かったと思いますが、1年の成長です。
担任は、ゲーム中繰り返し声かけをしていました。子供たちの良い判断(捕球した後、度のアウトゾーンに移動するのかという判断等)、良い動き(ボールの捕球のうまさ、投球の姿勢の良さ等)、めあてに沿った動き、チームメートへのポジティブな励ましの言葉を見付けたり、聞いたりすると、すかさず褒めたり、具体的な指導助言をしたり。体育ではこういう声かけが大切です。
校長日誌 錦町の空から NO1793 (2021.2.16)
昔体験①
3年生で昔の道具体験授業を行いました。講師は、立川市に在住の元小学校校長先生と立川市の皆さん。
元教員ですから、お話しはとても上手。子供たちに昔道具を見せて、今で言うと何になるかをクイズで出題。
気づいたことをノートに書きました。
子供たちの前には、たくさんの昔道具が。
さて、今日の給食です。
今日の給食メニュー:五穀御飯、コチュマヨチキン、切り干し大根ソース炒め、ホタテ卵スープ、牛乳
美味しゅうございました。
※鶏肉をコチュジャンとマヨネーズに漬け込み焼きます。中学校給食の人気メニューです。給食に使用しているマヨネーズには卵は使われていません。
校長日誌 錦町の空から NO1792 (2021.2.16)
音楽授業風景
3年生の音楽。音楽はコロナ禍の影響を一番受けた教科です。
当初は歌唱も合奏も全くできませんでしたが、マスク着用や加湿や換気、ディスタンスの確保、手指の消毒などでようやく一部のみスタートできています。
とはいえ、今年度は感染には関係のない、鑑賞に力を入れています。
今回は「ベートーベン」の「メヌエット」の鑑賞。
まず、ベートーベンについて簡単に紹介。子供たちからは「ベートーベン、じゃなくてベートーヴェンだよ。ウに点々。」という声が上がりました。その後、メヌエットの主役のバイオリン(3年生に「ヴァイオリンだよ。」って言われるかな?)の紹介。
「実は、バイオリンを持ってきてます。」と言うと、子供たちから歓声があがりました。ちょうどバイオリンを習っている子がいたので、弾いてもらいました。
メヌエットの旋律の変化を聞き取る学習。アとイの旋律の違いを聞き取りました。
子供たちは、聞き取ったことをまず身体で表現。アの旋律は、両手を緩やかに左右に動かして、表現。それに対して、イの旋律は、首を小刻みに上下に動かして表現。
楽しみながらの、子供たちらしい表現方法。
最後に、アとイの旋律の違いを言葉で表現。
こうして、言語表現することが鑑賞で大切なところ。
新しい指導要領では「言語活動を重視」しています。国語や外国語はもちろん、音楽でも言語活動を重視していきます。
校長日誌 錦町の空から NO1791 (2021.2.15)
新入生保護者会
先週の金曜日の午後、新1年生の保護者会を開催しました。コロナ禍で開催の有無から話し合いました。(資料を配付するだけでお帰りいただく案もありました。)しかし、体育館でディスタンスをとれること、感染状況がやや落ち着きを見せ始めていること、子供たちと接点がないこと、様々なお知らせは直接お話しする方が有効であることから、開催をすることにしました。(ただし、開催時間をぐっと短縮することにしました。)
今年もほとんどの新入生保護者が参列してくださいました。毎年100名近くの児童の保護者が足を運んで、学校の説明に耳を傾けてくださるのはうれしいことです。
ちなみに、私も冒頭にお話しをさせていただきましたが、皆さんのお話の聞き方が素晴らしく、とっても話しやすかったです。
さて、今日の給食です。
今日の給食
今日の給食メニュー:ご飯、鯖の塩焼き、インゲンのごま和え、けんちん汁、牛乳
美味しゅうございました。
校長日誌 錦町の空から NO1790 (2021.2.15)
土曜日深夜の地震、驚きましたね。東京も(立川も)大きく揺れて、揺れ始めは、「これは大地震になるかな?」と思いました。
その後、震源が福島県沖とわかり、いまだに東日本大震災の災禍が襲ってきていることに自然の力の怖さを感じざるを得ませんでした。
震源地に近いお住まいの皆さんにお見舞い申し上げます。
1年1組国語授業風景
1年生の国語「ことばをみつけよう」の単元です。この単元も前号(1789号)の2年生の国語同様、語彙を広げる単元です。
教科書は最初は開きませんでした。なぜなら、教科書には答えがあるからです。もちろん、教科書を使って、どんどん教える方法もありますが、「考える」「引き出す」を大切にするため、教科書を使わず、板書をして1つ1つ子供たちと考えました。
例として板書したのは
「かばんの中には~がいる」
「はちまきの中には~がいる」
「ぶたいの中には~がいる」
「いわしの中には~がいる」
の4つ。それぞれ子供たちから「あ、かばんの中には、かば がいる」「はちまきの中には、はち がいる」「ぶたいの中には ぶた がいる」「いわしの中には わし がいる」と答えが出ました。
ここで、「はちまきの中には まき がいる」「いわしの中には 岩 がいる」という答えも出ましたが、検討をし、「~がいる」という時には、「生き物が入る」となり、「薪」も「岩」も生き物じゃないから、これは答えとしてはふさわしくないとなりました。※「槙さん」「巻さん」「お岩さん」という名前の級友がいた場合には、もちろんOKでしょうが・・。
続いて、「~がある」の検討に入りました。子供たちからは「あ、~がいる の時は生き物で、 ~がある の時は物です。」という定義が出されました。
このように、教え込めば5秒で終わるところを、しっかり考えさせ、子供たちからまとめの言葉も引き出すのが授業です。(教え込んだ内容はすぐに忘れますが、気づいたことは忘れません。)
反応が良いのは良いことですが、じっくり考え、「本当のその答えで良いのか?」を検討するのが授業です。
じっくり板書でやりとりしてから、教科書を開いて確認。
板書をして、ノートを書いて・・・タブレットが導入されても、板書をする、ノートを書く、と言う作業は、大切です。
校長日誌 錦町の空から NO1789 (2021.2.14)
2年2組国語授業風景
今日の授業の単元は「似た意味 反対の意味の言葉」。楽しみながら語彙を増やすには格好の単元です。教科書には答えが書いてあるため、教科書を使わずに、答えのない教科書をテレビに投影して授業を進めます。
まず「似た意味と反対の意味の言葉のそれぞれの定義をわかりやすく教えます。その後、それぞれを例を挙げました。(似た意味=「話す」と「言う」等)
教科書に出されていた「しばる」の似たい意味の言葉を考え、発表。
子供たちからは「むすぶ」「たばねる」と出されました。こうして全体で共有することで、語彙が全体に広がります。(※私は「ゆわく」を思い浮かべましたが、もしかすると、子供たちどころか、若い先生方は「ゆわく」と言わないのかな?)
続いて、「美しい」の似た意味の言葉を考えました。子供たちから「きれい」が出されましたが、いろいろな答えが出てきました。担任は、うなずいたり、褒めたり、勘違いがあると、軽くいなしたり、明らかな誤答があると、「みんな、~はどう?」と全体に返したり・・・。サクサクとテンポ良く授業が進みます。
挙手の仕方はみんな天井に突き刺さんばかりの挙げ方。
最後に「見る」の似た意味の言葉を考えました。「ながめる」「のぞく」が出てきて、2年生の語彙力に少々驚きました。
反対の意味の言葉については、担任は、「大きい」に対して「大きくない」と「~ない」と否定する言葉は、反対の意味の言葉にはならないことを確認してから、「小さい」などの言葉を引き出していました。
校長日誌 錦町の空から NO1788 (2021.2.14)
4の3学級活動授業風景
4年3組の教室で学級活動「ぼくの私の情報モラルルールを提唱しよう」の授業が行われました。
まずめあてをみんなで共有。
次に、子供たちの多くがはまっているネットゲームでありがちな課金(子供たちではいかんともしがたい額になります)について話し合いました。
黒板を活用してアナログで学んだ後(アナログは大切です)、子供たちは自分のタブレットを開き、前の時間までのメモをもとに「自分が考える情報モラルルール」を入力。
タブレットの活用を進めます。
入力の際の助けになるように、常に黒板にはキーボードとローマ字入力表を掲示。(デジタルとアナログのハイブリッド)。※ローマ字は、タブレット学習には必須技能です。
各自が入力したルールは、班ごとに色別の付箋紙となってクリップボードに貼り付けられ、随時確認が可能。(一目見て分かる、こういうところが、タブレットのメリットですね。)
各自の入力や班ごとに意見を確認する時間が終わったら、教室の大画面テレビに班ごとのクリップボードに投影してクラス全体で共有。
個人⇒ペアやグループ⇒全体・・・という授業形態は、タブレットでも黒板でも同じ。
最後は、みんなの意見を参考にして、「ぼくの私の情報モラルルール」プレゼン資料になるスライドに入力して終了。(この次の時間にプレゼン資料をもとに発表)
※タブレットを活用した教育活動は、短期的には「休校対応」ですが、中長期的には、「これからの時代に即応した、個別・協働的な学び」のための取組みです。
校長日誌 錦町の空から NO1787 (2021.2.13)
1年3組授業風景
1年3組の体育の授業風景を紹介します。ボール蹴りゲーム「ゴーゴーゴール」
です。
準備運動をガッチリ行った後、ボールタッチの練習。
ボール蹴りゲームの様子。
(ルールについて:攻めチームは、一番奥にあるゴールゾーン目指してドリブルし、カラーコーンの間にボールを通すことができれば得点。守りチームは、ディフェンスゾーン内に来た攻めチームのボールをとにかく外に蹴り出す。)
攻めチームで得点できた子は、すぐに赤玉を専用の入れ物に入れます。得点が可視可でき、子供たちのモチベーションアップにつながります。
2チームの入れ物に入っている赤玉の数を担任が確認して、結果(勝敗)確認、終了のあいさつをします。学年は変わっても、ゲームの初めと最後にはしっかり挨拶。
1ゲーム終わった後、専用ボードを使って作戦タイムを行います。
2ゲーム終わった後は、めあてに対してどのくらいできたかを一人一人自己評価して、3段階のどれかにシールを付ける。(一番良い評価が多かったです。)
最後の振り返り。(うまくいった作戦や、上手に点を取れた子のことを発表させ、クラス全体で共有しました。)
めあてをもって取り組み、最後にしっかりめあてについて振り返りをすることを三小の体育は大切にしています。
振り返りが終わった後のボード。(振り返りで発表したことを記入して残す。1人1枚貼ったシールは、最高自己評価が最多でした。)
校長日誌 錦町の空から NO1786 (2021.2.12)
今日の給食
5年2組の国語授業の様子をお知らせします。
今回は「複合語」についての学習。複合語には「和語+和語(例:帰り着く)」、「和語+漢語(例:売れ行き好調)」、「漢語+漢語(例:絶賛発売中)」、「漢語+外来語(例:義理チョコ)」、「和語+外来語(例:コーヒー牛乳)」、「外来語+外来語(例:スタートライン)」があることを1つ1つ子供たちと例を確認しながら進めました。(上記の例は私が勝手につくったものです。)
この後、複合語について、個人作業。教科書や辞書を活用して、6つの種類の複合語を探してノートにまとめました。苦労していたのは、「和語+外来語」。一人の子が「名前にすれば良いんだ~。」と気付きました。(例:関口メンディのような)
個人作業の後は、級友と交流。級友が書いたものを見て、「ああ~、そうか~!」とノートに書き留めていました。
最後に、全員で交流。
複合語って、身の回りにたくさんあるのに、意外と気付かないでいますね。
さて、今日の給食です。
今日の給食メニュー:麻婆野菜丼、中華スープ、チョコプリン、牛乳
美味しゅうございました。
校長日誌 錦町の空から NO1785 (2021.2.12)
全校朝会
2月8日(月)の全校朝会の様子です。
恒例の6年生による挨拶。
私の講話は、「自学自習」。教えてもらうのをただ待つのではなく、自分で調べることが勉強では大切、と伝えました。その中でも今回は国語辞書について話しました。
4年生の辞書取組みで、ポストイットがいっぱいになっている辞書を紹介しました。
そして、国語辞書を活用する意義と分からないことを自分で調べて行く姿勢の素晴らしさを伝えました。
イチロー選手の言葉も紹介し、三小から「国語辞書のイチロー選手」が出てくるかもしれない、との期待を伝えました。
国語辞書の活用で、ますます自学自習の姿勢が身についていく、と思います。
講話の後、市の縄跳び大会で5級合格となった3年生を表彰しました。
こちらもコツコツ続けてきた成果ですね。