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カテゴリ:校長日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1448 (2020.8.24)

校長日誌 錦町の空から NO1448 (2020.8.24)

 2学期準備②-不審者対応訓練-
 
 保護者の皆様、本日は引き取り訓練です。11時40分~12時で行います。事前に発出された文書をご確認の上、お子さんの引き取りをお願いします。
 
 さて、不審者対応訓練ですが、今年は立川警察は来ませんでした。ということで、毎年不審者役の先生を置いているのですが、今年は不審者役は置かず、エアーで行いました。(毎年不審者役の先生があまりに演技がうまく、対応する先生方が「迫力ありすぎ」との評価で、本番さながらの訓練ですが、それはまた来年。)

不審者が学校に侵入した、という放送(暗号ですが)が各クラスに流れます。

担任は、まず子供たちを落ち着かせます。(今回は子供たちが教室にいるつもりの「エアー訓練」。その後、すぐにドアを閉め、鍵をかけます。

次に前のドアを閉め、鍵をかけます。
最後に、気配を消すべく、子供たちと静かに不審者が去るか、拘束されるのを待ちます。この間、手の空いた教職員が不審者に対応します。(場合によっては、さすまたで距離をとって、警察の到着を待ちます。)大切なのは、できる限り子供たちのいる場所に近づけないことです。

不審者が侵入したらすぐに警察へ連絡。直通ですので、すぐに繋がり、警察が急行してくれます。教室と職員室(本部)は電話で連絡を取り合います。(不審者を確認しながら)。

不審者が去ったり、拘束されて連行されたら、全員が廊下で人員確認。子供たちの心身の状況も確認します。
エアー訓練でしたが、先生方は真剣に取り組みました。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1447 (2020.8.24)

校長日誌 錦町の空から NO1447 (2020.8.24)

 2学期準備

 8月21日(金)は、先日お知らせしたように、1日かけて2学期の始業準備をしました。職員会議で2学期の様々な行事や学習等々について確認したり、話したりしました。感染症対策会議を行い、変更する点、確認する点を共有しました。
 先生方の仕事分担毎に集まって協議もしました。また、子供たちについての話を全校で共有しました。こういう1つ1つを全員で共有することが学校では大切です。「あの子は、○年○組の子供。でも、私たち三小全員で見守る子供。」という意識をもって臨みます。
 午前中のはじめには、不審者対応訓練を行いました。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1446 (2020.8.23)

校長日誌 錦町の空から NO1446 (2020.8.23)

 明日は始業式

 史上最短の夏休みが本日終わります。
 子供たちの元気な登校を教職員一同、楽しみにしています。
 感染症の専門家の皆さんは、「今は第二波のピークが落ち着いてきたところ」との評価ですが、まだコロナ前の元の通りにはできません。
 明日は、家を出る前に検温し、カードに記録していただき、登校したら、(三密を避け)整列して校舎入場を待ち、教室入室前に手を洗い、担任から健康観察を受け・・・という流れは1学期と同じです。
 少しずつ元の状態に戻していきますが、とりあえずは、「新しい学校の生活様式」でスタートします。ご理解とご協力をお願いします。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1445 (2020.8.23)

校長日誌 錦町の空から NO1445 (2020.8.23)

 情報を鵜呑みにしない③
(前号より)


さあ、これが本時の山場です。デマを拡散した人が悪いことは当然として、そのデマを鵜呑みにしない力を子供たちがつけていくことを目指します。「情報を見極める力を試す」のです。
持参したのは、テレビで放映された、コロナ真っ盛りの5月の町の情報。コロナ真っ盛りなのに、人出が非常に多いことを危惧するテレビの情報(映像)を見ました。
「おかしいと感じるところはない?」と担任が問いました。


子供たちは3人グループでタブレットの映像を見ながら、互いに何が変かを話し合いました。「5月なのに、マスクしている人が少ないよ。」「5月は暑かったのに、長袖の人がいるよ。」等々。

3人組でいろいろ話した後、全体で共有。子供たちはハンバーガー店の『てりたま』に注目しました。そこで、担任がてりたまは、3月4日から4月上旬までの限定発売であることを伝えました。子供たちはビックリ。

この後、ある市のHPで「偽サイトに注意!」という情報が掲載されていたことに触れ、「偽サイトにはアドレスの最後が『.tk』となっていることが多い」と伝えました。
とどめは、ある有名人がネットで誹謗中傷され、自らの命を絶つという悲劇に触れ、「情報は、上手に使うと素晴らしい道具になるけれど、周囲に流されたりすると、悲劇を生むので、お互いに悲しい思いをしないような使い方をしよう」と伝えて授業を終えました。

情報を鵜呑みにしない、というのは、これからの時代に必須の力となってきます。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1444 (2020.8.22)

校長日誌 錦町の空から NO1444 (2020.8.22)

 情報の信憑性を確かめる②
 (前号より)

授業風景。導入は、算数の問題から入って、「答えの『根拠となるもの』が大切である」ことを確認。次にめあての確認をして、「連想ゲーム」。いろいろな言葉からキーワードとなる言葉を当てるゲームです。

子供たちは「コロナ」がキーワードであることを言い当てました。さすが6年生。

コロナのせいで休校となって、子供たちが家でどんなことをしていたか、担任ならではのアプローチ。その中から、家事の手伝い(夕食でスパゲッティを茹でるお手伝い)で、なぜスパゲッティを茹でるときに塩を入れるのかを確認。子供たちは、「健康のためには、塩を入れない方が良いのではないか?」と疑問を呈していました。大切なのは「それ本当?」と疑ってみること、確認してみることであること。

「デマ」について考えました。熊本地震の時に、ライオンが動物園から逃げ出した、というネットニュースが出ました。その映像を見て、担任が「なぜデマと分かるのか?その根拠は?」と子供たちに問いました。

子供たちはいろいろ気付いていきます。それを1つ1つ全員で確認していきます。

実はこの映像は、映画の一部を切り取ったということを知らせました。ここで担任は「一次情報」と加工された「二次情報」という言葉を教えました。「情報が正しいかで間かを見極めるには?」との担任の問いに、子供たちは「すぐに信用しない」「自分でネットなどで調べる」「誰かに聞く」など答えました。
担任は、デマの情報を流した人が捕まったことを知らせ、デマの情報を拡散すると、多くの人が翻弄され、その情報を流した人は裁かれることを伝えました。