日誌

学校のできごと

こっ、これは・・・・。


校長先生の7月の「錦町の空から」で、職員が体罰防止
の服務研修を行ったことは報告していただきました。
そして、みんなで考えた合言葉は
「ちょっと待て、子どもの話は聞いたかな?」
です。1年間職員室に掲示して、戒めにします!

教材室などの教材置き場も、1学期末に整頓されました。
授業が始まると多少ごちゃごちゃしますが、今はすっきり
整理整頓です。三小の悩みは空き教室や、倉庫が少なすぎ
るところですが、工夫して頑張ってます。

こっ、これは・・・。肝試しか、ナイトハイクに使うの
でしょう。これを真っ暗なところで見たら・・・・。

ボランティアの方々、忘れられない夏。


音楽室の、トランペット。年代物ですが、きちんと
手入れをされて保管してあります。この夏、豪雨の
西日本。泥まみれになった楽器を、分解・清掃・使
えるように直す。しかも、これをボランティア
(無償)でやっている、楽器屋さんがいると、新聞
に載っていました。すごい!音楽専科の先生に手入
れの値段を聞いてびっくり!音楽の力でみんなを元
気にさせてくれるのですね。

無事に、見つかってよかったですね。水があったのが
よかったのだとか。そして、このボランティアのおじ
さんもいい味を出していましたね。これまでのボラン
ティア活動が紹介されていましたが、すごい方ですね。
そして、発見の前日、お母さんが子供に呼びかけた放
送には、涙が出ました。「でてきてー!」と、懸命に
放送で呼びかけていました。心からの言葉でしたね。

心のこもった6年生の教室の一部です!


6年生の教室。卒業までの主な予定と、足跡がひと目で
わかります。じっくり見ていると「団結」という言葉が
思い浮かびました!2学期は6年生のさらなる活躍が今
から楽しみです!

これまた別の6年生の教室。なんて読むのかな。
一つ一つの漢字に、みんなの思いが込められてい
ます。憧れの6年生が学校を動かします!

これまた、違うクラスの教室。「すみません」や「ごめんなさい」
そして、「ありがとう」も、大事な挨拶なのですね。たった一言で
仲間になれる。「あいさつは魔法の言葉」ですね。
9月からも、「オアシスサ・ゴー」です。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO305 (2018/08/16)

校長日誌 錦町の空から NO305 (2018/08/16)

 何が幸せか?②

 (前号より)
 バルセロナにいた頃のあるとき、我が家で簡素なパーティーを行いました。
 そこへ招待したスペイン人が案の定遅れてきました。
 私は定番の「エスパニョール!!(やっぱり、スペイン人だよな~。)」を繰り出すと、笑いながら、そのスペイン人は切り返してきました。
「俺たちスペイン人は『生きるために働く』。でも君たち日本人は『働くために生きている』。」
 この言葉は強烈でした。妙に納得。そして、考えさせられました。
 幸せって何だろう?何が幸せなのか?と。
 実際、スペイン人を見ていると、本当に人生を謳歌しているように見えました。
 「人生は楽しむためのもの」と考えているようでした。
 それに対して私などは「人生は修行」と考えているところがありました。
 もちろん、そのスタンスは大きく変わってはいないのですが、あまりにも余裕がないのは考えものだと感じるようになりました。
 おかげで今は休みの時はしっかり休むというスタンスに変わってきました。
 とは言っても、やはり私は日本人です。指摘されたように、「生きるために働く」というより、「働くために生きている」部分はかなりあると感じています。
 いろいろな幸せがあって良いのだと思います。「折り合うべきところをしっかり折り合い」、「チームとして成果を出すために貢献する」ことを前提としたら、その他で何を大切にするかは、個々人が決めることなんだろうと思います。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO304 (2018/08/16)

校長日誌 錦町の空から NO304 (2018/08/16)

 何が幸せか?①
 
 今日の話題も全くの個人的な話題です。ここで書くことはあくまでも私見であることをご理解ください。

 イニエスタの緊急帰国を耳にして私は「エスパニョール!」と思わずつぶやいてしまったと書きました。実際、スペインに住んでいるとき(バルセロナ日本人学校時代)、スペイン人のアバウトさに閉口した覚えがしばしばありました。

 例えば、洗濯機が壊れて、修理屋さんを頼んで「今忙しいから、来週の土曜日に行くから。」と言われ、「え~、あと10日以上もあるじゃん。その間洗濯はどうすんだよ~。」と思いつつも、「郷に入っては郷に従う」と思いなおし、ひたすら待ったところ、待てど暮らせど来る様子もありません。まだ渡西してまもないころで、スペイン語は全くしゃべれません。電話もできず、困ったまま土日を過ごしました。翌週、通訳の人を頼んで、確認してもらったところ、その修理屋さんはこう言いました。
「ごめん。妻が妊娠しちゃってさあ。」
 妊娠なら仕方ないとあきらめ、ようやく次の土曜日に来た(英語が少しわかる)その修理屋さんに
「ところで、あなたの奥さんはどう?」
と尋ねると、「は?俺の妻?なんで?何の話?」ときょとんとしています。
「いや、だって、奥さんが妊娠したから、先週の土曜日に来られなかったんだでしょう?」
と私がさらに聞くと、その修理屋さん、
「え?妻は妊娠なんかしていないよ。」
との答え。
 ここでわかりました。つまりは言い訳をしたのです。

 時間にルーズなスペイン人は多々いました。日本人学校でスペイン語の先生をしていた女性たちも、一緒に納め会をしようとしてもまず時間通りに来ませんでした。
 8時に待ち合わせしても、来るのはみんな9時。
「どうしたの?」
と聞いても、だいたいいつも同じ答え。
「道が混んでいたのよ~。」
「出かけにお母さんに手伝いを頼まれてね~。」
等々。
 これもほとんどは言い訳です。
 そんなとき私たち日本人は、スペイン人に向かってこう言ったのです。
「エスパニョール!!(やっぱスペイン人だよな~。)」
(それに対するスペイン人の先生たちの答えは・・・「あなたたち日本人がまじめすぎるのよ。」でした。最後は互いに笑っておしまい、と言うのが常でした。)
 
 そんなことを思い出したので、イニエスタの緊急帰国を聞いて思わず私は「エスパニョール!!」とつぶやいてしまったのです。(怒ってはいません。愛情込めた言い方のつもりでした。)
 ただ、この私の反応は正しくなかったようです。私のつぶやきを聞いた、イニエスタの大ファンである同僚は
「イニエスタは、来日直後に試合に出てたんですよ。ホントは出なくても良いのに。ビザの関係もあって一度帰国しなくちゃ行けなかったんじゃないですか?」
 なるほど。もちろんバルサ(FCバルセロナ)のファンでもある私はこれで納得。
 
 それでもやはり、スペイン人の時間や約束にアバウトなところは今でも強い印象に残っています。ただ、ここで言いたいのは、それでも私はスペイン人が好きであることです。時間にある程度厳格な私たち日本人からすると、「ちょっとなあ~。」というところはあるのですが、次第に慣れてくると(日本人学校に3年間いたため、慣れてきました)、そこも含めてスペイン人が好きになってくるのが不思議です。
 
 「多文化共生」というのも、とどのつまりは、「折り合えること」「相手の違いを受け入れる」ことになるのではないでしょうか。