日誌

2018年7月の記事一覧

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO264(2018/07/17)

校長日誌 錦町の空から NO264(2018/07/17)

 子供の力がポイント②
 (前号より)
 

「どうしたらいじめがなくなると思いますか。あなたの考えを教えてください。」

への答えを読んでいて、感心したのは2年1組です。読んでいて、とってもしっかりした考えをもっていると感じました。
 以下が2年1組の子供たちの主な意見です。

・自分がいやなことを言ったらごめんねって言います。

・みんなで教え合う

・悪口は言わない

・いじめられないためにやさしくしてあげて、優しく一緒に遊ぼうって言う

・みんなが挨拶をする

・人に教える

・先生に言う(多)

・みんなが優しくしな、とかだめだよって注意する

・一杯話をして、仲良くする。(級友に)優しくする。

・ちくちく言葉言わない(多)

・ちくちく言葉といじめをしない

・縦割り班で仲良く遊ぶ

・すぐにごめんねって言う

・ひとがいじめられていたら(いじめている人を)注意した方が良いと思う。

・ごめんね、や次からやらないよなど謝ることを言う

・いじめをしないを目標にする


 いじめにしろ、学級の問題にしろ、担任の先生が一人で頑張ろうとしてもうまくいかないことが多々あります。大切なのは、子供たちに当事者意識を持たせ、「自分たちのクラスを、学年を、学校をもっとよくしたい!」という意識をもたせることです。

 ちなみに、連休を忘れ、
月曜日に朝会があると思っていた私は、2年1組のいじめ対策を講話で紹介しようと思っていました。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO263(2018/07/17)

校長日誌 錦町の空から NO263(2018/07/17)

 子供の力がポイント①

 いじめアンケートに「
どうしたらいじめがなくなると思いますか。あなたの考えを教えてください。」という設問があります。
 全児童の分を読んだ私は、しばしば声をあげて笑ってしまいました。
 それは「(いじめをなくすため)校長先生の部屋にいじめた子を連れていく」とか「いじめた子を校長先生が叱る」とか「校長先生に教室に来てもらう。わけは、校長先生が教室に来ると、お話していた子がやめるから。(※だから校長先生が教室に来ると、いじめる子がいじめをやめるのでは?)」などの答えがいくつもあったからです。
 読んで笑いながら一人で「そんなに私が怖い?」「私は、まるで秋田県の『なまはげ』扱いだなあ。」とつぶやいてしまいました。
 まあ、子供たちにとって、怖い存在(というより畏敬の念をもつ存在?)がいたほうが問題行動の防止になるのかもしれませんね。
 

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO262(2018/07/16)

校長日誌 錦町の空から NO262(2018/07/16)

 救急救命講習②
(前号より)

暑い体育館でしたが、子供たちはよく話を聞き、よく取り組みました。そして、消防署の皆さんも、子供たちの頑張りをしっかり支えてくださいました。
これでバッチリ!とまではいきませんが、万が一のときには、今回の講習がきっと役に立つことでしょう。

6年生の保護者の皆さんも体験。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO261(2018/07/16)

校長日誌 錦町の空から NO261(2018/07/16)

 救急救命講習①

 立川市では小学校6年生が救急救命講習を受けることになっています。自分の愛する人やよく知る近所の人たちが危機的な状態になった時、救命の措置ができるということは心強いことです。
 三小では、先週の火曜日に立川消防署と錦出張所の全面協力で救急救命講習が行われました。

立川消防署の方から、救急救命講習の重要性を伺いました。

実際に体験する前に、まずはプロの技を見ました。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO260(2018/07/16)

校長日誌 錦町の空から NO260(2018/07/16)

 いじめアンケートについて

 いじめアンケートを終えて、先生方から管理職へアンケートが受け渡されました。
 三小の子供たち全員のアンケートは、次の手順を踏みます。
 ①子供たちがアンケートを記入する。
 ②担任がアンケートを確認する。
 ③気になる記述(軽微なものでも)を見つけたら、直接子供に聞き取る。(聞き取った内容は、朱書きする。)
 ④聞き取った中で、すぐに対応すべきものは、当事者を呼び、担任が見ている前で、当事者同士で話合わせる。(話しづらそうな子供は、代わりに担任が話す。)
 ⑤受け取ったアンケートは、まず校長が全校児童分チェックする。担任が聞き取りしてなかったものや、聞き取りが十分ではないのではないかと感じたものについては、再確認をたんにんにする。(場合によっては、子供に再度聞き取りをする。)
 ⑥校長がチェックしたもの(気になるものについてはポストイットを貼ってある)を再度副校長がチェックする。校長のチェック後でも、まだ気になるものがあったら、担任に確認する。
 ⑦学校全体で取り上げたほうが良いと(担任または管理職が)判断したものについては、「いじめ対策委員会」を開催し、解決が図られるまで委員会を継続する。
 ⑧いじめ調査の結果を市教委に報告する。

 いじめはどこの学校でもどこの学級でも起こり得るものです。文科省は、先日「いじめがゼロという学校は、確認が甘いのでは?」というコメントを発表しました。
 大切なのは、いじめを発見するシステム(いじめアンケート等)を機能させることと、いじめを発見したら、大至急対応すること(いじめをすぐに止めること)です。もちろん、いじめが解消した後でも、いじめが再発しないための方策が必要です。
 その点で、今年度から取り組んでいる「学級力スタンダード」はいじめの未然防止に役立つと思います。学級力スタンダードについては、後日お知らせします。