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カテゴリ:校長日誌

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1792 (2021.2.16)

校長日誌 錦町の空から NO1792 (2021.2.16)

 音楽授業風景
 
 3年生の音楽。音楽はコロナ禍の影響を一番受けた教科です。
 当初は歌唱も合奏も全くできませんでしたが、マスク着用や加湿や換気、ディスタンスの確保、手指の消毒などでようやく一部のみスタートできています。

とはいえ、今年度は感染には関係のない、鑑賞に力を入れています。
今回は「ベートーベン」の「メヌエット」の鑑賞。

まず、ベートーベンについて簡単に紹介。子供たちからは「ベートーベン、じゃなくてベートーヴェンだよ。ウに点々。」という声が上がりました。その後、メヌエットの主役のバイオリン(3年生に「ヴァイオリンだよ。」って言われるかな?)の紹介。

「実は、バイオリンを持ってきてます。」と言うと、子供たちから歓声があがりました。ちょうどバイオリンを習っている子がいたので、弾いてもらいました。

メヌエットの旋律の変化を聞き取る学習。アとイの旋律の違いを聞き取りました。
子供たちは、聞き取ったことをまず身体で表現。アの旋律は、両手を緩やかに左右に動かして、表現。それに対して、イの旋律は、首を小刻みに上下に動かして表現。
楽しみながらの、子供たちらしい表現方法。

最後に、アとイの旋律の違いを言葉で表現。
こうして、言語表現することが鑑賞で大切なところ。
新しい指導要領では「言語活動を重視」しています。国語や外国語はもちろん、音楽でも言語活動を重視していきます。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1791 (2021.2.15)

校長日誌 錦町の空から NO1791 (2021.2.15)

 新入生保護者会
 先週の金曜日の午後、新1年生の保護者会を開催しました。コロナ禍で開催の有無から話し合いました。(資料を配付するだけでお帰りいただく案もありました。)しかし、体育館でディスタンスをとれること、感染状況がやや落ち着きを見せ始めていること、子供たちと接点がないこと、様々なお知らせは直接お話しする方が有効であることから、開催をすることにしました。(ただし、開催時間をぐっと短縮することにしました。)
 



今年もほとんどの新入生保護者が参列してくださいました。毎年100名近くの児童の保護者が足を運んで、学校の説明に耳を傾けてくださるのはうれしいことです。
ちなみに、私も冒頭にお話しをさせていただきましたが、皆さんのお話の聞き方が素晴らしく、とっても話しやすかったです。

 さて、今日の給食です。


今日の給食

今日の給食メニュー:
ご飯、鯖の塩焼き、インゲンのごま和え、けんちん汁、牛乳

美味しゅうございました。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1790 (2021.2.15)

校長日誌 錦町の空から NO1790 (2021.2.15)

 土曜日深夜の地震、驚きましたね。東京も(立川も)大きく揺れて、揺れ始めは、「これは大地震になるかな?」と思いました。
 その後、震源が福島県沖とわかり、いまだに東日本大震災の災禍が襲ってきていることに自然の力の怖さを感じざるを得ませんでした。
 震源地に近いお住まいの皆さんにお見舞い申し上げます。


 1年1組国語授業風景

 1年生の国語「ことばをみつけよう」の単元です。この単元も前号(1789号)の2年生の国語同様、語彙を広げる単元です。
 教科書は最初は開きませんでした。なぜなら、教科書には答えがあるからです。もちろん、教科書を使って、どんどん教える方法もありますが、「考える」「引き出す」を大切にするため、教科書を使わず、板書をして1つ1つ子供たちと考えました。


例として板書したのは
「かばんの中には~がいる」
「はちまきの中には~がいる」
「ぶたいの中には~がいる」
「いわしの中には~がいる」
の4つ。それぞれ子供たちから「あ、かばんの中には、かば がいる」「はちまきの中には、はち がいる」「ぶたいの中には ぶた がいる」「いわしの中には わし がいる」と答えが出ました。
 ここで、「はちまきの中には まき がいる」「いわしの中には 岩 がいる」という答えも出ましたが、検討をし、「~がいる」という時には、「生き物が入る」となり、「薪」も「岩」も生き物じゃないから、これは答えとしてはふさわしくないとなりました。※「槙さん」「巻さん」「お岩さん」という名前の級友がいた場合には、もちろんOKでしょうが・・。

続いて、「~がある」の検討に入りました。子供たちからは「あ、~がいる の時は生き物で、 ~がある の時は物です。」という定義が出されました。
このように、教え込めば5秒で終わるところを、しっかり考えさせ、子供たちからまとめの言葉も引き出すのが授業です。(教え込んだ内容はすぐに忘れますが、気づいたことは忘れません。)

反応が良いのは良いことですが、じっくり考え、「本当のその答えで良いのか?」を検討するのが授業です。

じっくり板書でやりとりしてから、教科書を開いて確認。


板書をして、ノートを書いて・・・タブレットが導入されても、板書をする、ノートを書く、と言う作業は、大切です。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1789 (2021.2.14)

校長日誌 錦町の空から NO1789 (2021.2.14)

 2年2組国語授業風景


今日の授業の単元は「似た意味 反対の意味の言葉」。楽しみながら語彙を増やすには格好の単元です。教科書には答えが書いてあるため、教科書を使わずに、答えのない教科書をテレビに投影して授業を進めます。



まず「似た意味と反対の意味の言葉のそれぞれの定義をわかりやすく教えます。その後、それぞれを例を挙げました。(似た意味=「話す」と「言う」等)
教科書に出されていた「しばる」の似たい意味の言葉を考え、発表。
子供たちからは「むすぶ」「たばねる」と出されました。こうして全体で共有することで、語彙が全体に広がります。(※私は「ゆわく」を思い浮かべましたが、もしかすると、子供たちどころか、若い先生方は「ゆわく」と言わないのかな?)
続いて、「美しい」の似た意味の言葉を考えました。子供たちから「きれい」が出されましたが、いろいろな答えが出てきました。担任は、うなずいたり、褒めたり、勘違いがあると、軽くいなしたり、明らかな誤答があると、「みんな、~はどう?」と全体に返したり・・・。サクサクとテンポ良く授業が進みます。

挙手の仕方はみんな天井に突き刺さんばかりの挙げ方。

最後に「見る」の似た意味の言葉を考えました。「ながめる」「のぞく」が出てきて、2年生の語彙力に少々驚きました。

反対の意味の言葉については、担任は、「大きい」に対して「大きくない」と「~ない」と否定する言葉は、反対の意味の言葉にはならないことを確認してから、「小さい」などの言葉を引き出していました。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO1788 (2021.2.14)

校長日誌 錦町の空から NO1788 (2021.2.14)

 4の3学級活動授業風景

 4年3組の教室で学級活動「ぼくの私の情報モラルルールを提唱しよう」の授業が行われました。

まずめあてをみんなで共有。
次に、子供たちの多くがはまっているネットゲームでありがちな課金(子供たちではいかんともしがたい額になります)について話し合いました。

黒板を活用してアナログで学んだ後(アナログは大切です)、子供たちは自分のタブレットを開き、前の時間までのメモをもとに「自分が考える情報モラルルール」を入力。
タブレットの活用を進めます。

入力の際の助けになるように、常に黒板にはキーボードとローマ字入力表を掲示。(デジタルとアナログのハイブリッド)。※ローマ字は、タブレット学習には必須技能です。

各自が入力したルールは、班ごとに色別の付箋紙となってクリップボードに貼り付けられ、随時確認が可能。(一目見て分かる、こういうところが、タブレットのメリットですね。)

各自の入力や班ごとに意見を確認する時間が終わったら、教室の大画面テレビに班ごとのクリップボードに投影してクラス全体で共有。
個人⇒ペアやグループ⇒全体・・・という授業形態は、タブレットでも黒板でも同じ。

最後は、みんなの意見を参考にして、「ぼくの私の情報モラルルール」プレゼン資料になるスライドに入力して終了。(この次の時間にプレゼン資料をもとに発表)

※タブレットを活用した教育活動は、短期的には「休校対応」ですが、中長期的には、「これからの時代に即応した、個別・協働的な学び」のための取組みです。