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2018年8月の記事一覧
校長日誌 錦町の空から NO317 (2018/08/28)
TGGへ行ってきました④
日本人担当者から説明がありました。
まず、この日の体験のスケジュールは次の通りでした。
① 体験1(1時間)※本番の児童の体験は2時間のところ
② 体験2(1時間)※本番の児童の体験は2時間のところ
③ 質疑応答
次に、児童の体験(児童一日(半日)の動き)は、下の通りです。
① TGG入場
② アイスブレイク(チームワークを構築するためのセッション)
③ セッション(体験4時間)
④ フィードバック(振り返り)
②のアイスブレイクとは、チームを作る作業です。といってm、知らない同士ではアイスブレイクは必要でしょうが、小学校の場合は、これは短時間ですね。なお、体験は、1グループ、8人(とネイティブのスタッフ1名)で構成されます。このスタッフは、最初から最後まで、子供たちのTGGでの活動につきそって、アドバイスしたり、評価したりします。
③のセッションは、一日コースの場合4つのセッション(体験活動)、半日コースの場合2つのセッションで行います。(立川から行くと、4時間の半日コースが限界でしょうか?もちろん、ご家庭で行く場合には、一日コースでOKです。
セッションには2つのエリアがあります。
1つは、「アクション・エリア」です。ここは、「英語『を』活用することを目標にしたエリアです。(日常生活でのコミュニケーションを様々な場面で英語で体験するエリアです。)
もう1つは、「アクティブイマージョン・エリア」です。ここてゃ、「英語『で』学ぶ!」を目標にしています。英語を用いて、実践的かつ探求的な学習をグループワークで体験するエリアです。
最後に、体験のレベルです。TGGは、体験する子供のレベルに合わせて、3段階になっています。
① 初級(~英検5級程度。
② 中級(英検5級~英検準2級)
③ 上級(英検2級以上)
まあ、小学生は①の初級でしょう。
説明が終わって、いよいよ体験開始。
いつでもOK?でも心は・・・。
かんかん照りから一転ものすごい通り雨に。
雨がまっすぐの棒に見えるくらいの勢いで
した。あと2週間くらいで平年並みに戻る
とか言ってますが・・・。
テスト類、手紙、欠席調べ・・・。職員室前の
廊下は、2学期の準備ばっちりですねー!教職
員も今日から研修や会議などで忙しくなりました。
トップページにもありますが、お待たせしました、
卒業アルバムの配布が決まりました。よろしくお
願いします。
校長日誌 錦町の空から NO316 (2018/08/27)
TGGへ行ってきました③
建物に入ってすぐ、ネイティブのスタッフが招き入れてくれました。ここからすでに「all English」です。ロビー(三小の視聴覚室よりも広い。たくさんのテーブルといすが置かれていていました)に入ると、担当スタッフが対応してくれました。もちろん、「all English」。スピードは、ほぼノーマル。幸い参加した3人はついて行けたが、何か若干の違和感。
その違和感とは、「小学校の教員に、このすピートで話す?」という違和感です。
体験前、担当スタッフと話し込む十小の校長先生。私も会話を楽しみました。
やがて、その違和感は解消しました。なぜかというと、この日の参加者の中心が高校の英語科の先生たちだったからです。そうです。私たちは小学校教員なのに、高校の英語科の先生方と同じグループになってしまったのです。だから、話すスピードが速かったわけです。(つまりは手加減してくれなかったのです。)
この点について、スタッフに「こんなに早く話したら、小学生は全く理解できないよ。」と言うと、「昨日5歳の子供の体験をしたけど、もちろん、ゆっくり、身振り手振りを使って、わかりやすく、簡単な単語を使ってやったよ。小学生にもわかりやすく伝えるから大丈夫。」とのことでした。
校長日誌 錦町の空から NO315 (2018/08/27)
TGGへ行ってきました②
TGGに行った8月23日は、9:30~11:30に学芸会研修。その後、校長室へ飛んで戻って、おにぎりを頬張って、あわてて出発。立川駅で特急に間に合ったので、特急で新宿駅経由で、ゆりかもめのテレコムセンター駅へ。ここまで学校からほぼ2時間近く。そうなんです。とっても遠いのです。目の前には、大江戸温泉物語が見えました。体験が終わったら、温泉につかりたいなあ~、とも思いましたが、今回は勉強。ぐっとこらえました。(女性陣は、「ビーナスコンフォート」が見えていたので、そそられるかも?)
駅から徒歩5分でTGGが入っている「TIME24ビル」に到着。
とっても大きいビルで、このビルの1~3階がTGG。東京都の意気込みが伝わってくるようでした。
校長日誌 錦町の空から NO314 (2018/08/27)
TGGへ行ってきました①
TGGって、ご存じですか?TokyoGlobal Gateway(トーキョー・グローバル・ゲートウェー)の略で、要するに東京英語村です。東京英語村?と言っても伝わりにくいですね。誤解を恐れず、簡単に言うと、「キッザニアの英語版」だと思ってください。TGGのHPには、次のように書いてあります。
「TGGは、東京都教育委員会と株式会社TOKYO GLOBAL GATEWAYが提供する、まったく新しいタイプの体験型英語学習施設です。
東京都は、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会の開催とその先を見据え、生活習慣・文化・価値観などの多様性や人権が尊重され、誰もが幸せを共感でき、そこに住み続けたいと思える「世界一の都市・東京」の実現を目指しています。
一方、グローバル化が進むなか、日本のTOEFLスコアランキングが、アジア圏30か国中27位(2014年)という結果からもうかがえるとおり、「世界一の都市・東京」の実現を目指す上で、日本人のグローバルなコミュニケーション能力には、大きな課題があるとされています。
このため東京都教育委員会は、児童・生徒が英語を使用する楽しさや必要性を体感し、英語学習の意欲向上のきっかけ作りとなるよう、東京版英語村、TGGを開設することとしました。」(TGG HPより)
私の学校経営方針は、「グローバル時代を生きる知徳体のバランスのとれた子どもの育成」ですが、都教委の、このような方針と合致するところがあります。
また、HPにはTGG設立の目的を次のように謳っています。
「TGG設立の目的は、普段の学習効果を高めるために、英語を体験する場を設けることでした。せっかく学校で長い時間かけて英語を学習しても、初めて英語を話す機会が海外旅行になってしまうケースがこれまでは多かったように思います。いきなり海外旅行で現地の外国人に話しかけたのでは、通じなくて当たり前。そこで自分の英語力に自信をなくして、英語をあきらめてしまった方も多いのではないでしょうか。」(TGG HPより)
先月に私たちの勉強会に講師でお招きした、立教大学の松本茂先生は、このTGGのプログラム監修者。その松本茂教授によれば、「英語を効率よく身につけるには、PICサイクルに沿って学習することが大事。Pはpractice(個人学習)、Iはinteraction(対話型学習→学校の授業)、Cはcommunication(実践→TGG)の頭文字。これまで日本の英語学習にはCの部分が十分でなかった。」とのこと。
部活動に例えるなら、普段の授業が練習に当たり、TGGは試合を担当します。試合に勝つことを目指すことで、毎日の練習方法は実践を想定してがらりと変わってくるように、児童・生徒の普段、英語に取り組む姿勢が大きく変わってくることを想定しています。部活動でも練習試合を多く組みますが、試合の場ほど技能の伸ばす機会はないでしょう。ぜひ、TGGへお越しください。(TGG HPより)
そのTGGは、来月(9月)からプログラムが開始します。その前に、教育関係者に内覧会や体験会を開催してくれました。本来私は8月9日(木)に体験会に行く予定でしたが、台風のため、急遽中止に。がっかりしていたところ、私たちの勉強会の仲間が8月20日(月)、そして私と三小の英語専科と市内十小の校長先生の3名は、8月23日(木)に代替として行けることとなりました。
(次号へ)