日誌

2021年8月の記事一覧

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2229 (2021.8.30)

校長日誌 錦町の空から NO2229 (2021.8.30)

至誠学園と協働
 
 昨日のこと。至誠学園と三小の教職員が三小の体育館に一堂に会して話し合いを行いました。

まず私が挨拶をさせていただきました。次に、互いに自己紹介を行いました。
この後、各学年ごとに分かれて(各教室で)話し合い。みっちりと連携しました。

最後にまた体育館に集まって、至誠学園と至誠大地の家の施設長さんたちにご挨拶をいただきました。お二人とも学校と至誠学園の連携・協働に熱いメッセージをくださいました。
「連携・協働」の大切さを改めて感じた一時でした。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2228 (2021.8.29)

校長日誌 錦町の空から NO2228 (2021.8.29)


 アレルギー研修

 夏休みも後2日になりました。あっという間ですね。7月29日から開始して、約1か月。42日たっぷりあった保護者の皆さんの子供時代からすると、短い、と感じられるでしょうか。(子供たちの中には、宿題に追われ、もう1週間夏休みがほしい、という子もいるのではないでしょうか?・・・ちなみに私はそういう子供でした。)
 さて、始業式が9月1日。その翌日の2日から給食が始まります。
 その給食開始を踏まえ、教員でアレルギー研修を行いました。
 アレルギー事故防止のために、三小では、アレルギーのある子供たちについて学校と保護者で面談を行い、除去食や一部(もしくは全部)お弁当の対応をします。
 そのうえで、給食室では、毎日栄養士と調理員がトリプルチェックを行います。
 教員は、朝出勤時にアレルギーのチェックを行い、さらに、給食時に担任が確認(クラスの仲間もわかっていて、声をかけてくれることもあります)、さらに、副校長先生が当該の子供たちのところにいって、アレルギーの確認を行います。(ダブルチェックです。)
 ただ、このようにしても、万に一つ、アレルギー反応が起きたりすることがあります。(アレルギーがないと思われた食材で反応が起きることもあります。)
 その万が一に備えて、研修を行うのです。
 
 アレルギー反応(のどがかゆいとか湿疹が出るなどの反応)があったとき、すぐに担任から職員室に報告があります。当該の子供は保健室に行って、すぐに養護教諭や副校長が確認。軽微であれば保護者に連絡し、様子を見ます。(場合によっては、軽微に見えても病院に搬送します。)

問題は、アレルギー反応が厳しいときです。担任や養護教諭や副校長が救急車を要請し、保護者に連絡。

救急車が来るまでの間に万が一アナフィラキシーショックの可能性があるときには、預かっているエピペンを打ちます。(下の写真はエピペンを打つ研修です。)

と、ここまで研修の様子を書きましたが、大切なのは、保護者の皆さんと学校の連携です。家庭でもお子さんがのどや皮膚のかゆみや発疹など、アレルギー反応を示すようでしたら、必ず医療機関を受診し、医師の指示のもとに、学校と家庭で給食等についてしっかりと協議をしていかねばなりません。「連携・協働」ですね。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2227 (2021.8.27)

校長日誌 錦町の空から NO2227 (2021.8.27)

 アリーナ立飛訪問

 先月6先生が学校代表として、アリーナ立飛を訪問し、パンナム選手へ応援旗を届け、インタビューを受けました。


アリーナ立飛の体育館はピカピカ輝いていました。三小も床改修でピカピカですが、さすがに広さは圧倒的。6年生も「わ~、広いなあ。これだけあったら、たくさんの人で遊べるなあ。」としみじみ。

まずこの日のスケジュールを聞きました。さすがは6年生。聞き方は、学校代表。

全校で制作した応援旗を披露。喜んでもらえたようです。

インタビューを受けました。この映像は、パンナム選手に見てもらうための映像です。
子供たちは「パンナムの選手なんで英語で話します。」とのことで、全員英語で話をしました。
パンナム選手の言語はほとんどはスペイン語ですが、それでも英語がわかる選手も多く、子供たちのメッセージは、直接伝わったと思います。

パンナム交流プロジェクトは、子供たちに国際交流活動の好機となりました。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2226 (2021.8.26)

校長日誌 錦町の空から NO2226 (2921.8.26)

 新学期は対面で

 一昨日、昨日と学校で出会った保護者の皆さんから「新学期は通常通り開始するのですか?」という質問を受けました。
 現在文科大臣も「一律の休校はしない」と明言していますし、都教委も市教委も一律休校の方針はありません。また、政府分科会の尾身会長も「小学校は休校の必要なし」とおっしゃっています。
 本校についても現時点で子供たちの陽性者も落ち着いていますので、9月1日の始業式は(感染防止策をしっかり行ったうえで)予定通り行います。
 もちろん、この後急激に感染拡大があったり、三小の子供たちに多くの陽性が出た場合には、学級閉鎖、学年閉鎖等が出る可能性はあります。
 でも、やはり対面がいいですね。
 先日青少健委員長で、本校の学校運営協議会委員の市川さんとお話した際、「この前HPに掲載されていた『終業式にあゆみを渡していた写真』、良かったねえ。とってもあったかいよ。」とおっしゃっていました。
 その写真とは、担任の先生方が子供たち一人一人に対面であゆみを言葉をかけながら手渡ししている写真です。これは、オンラインでは得られないものですね。(と言いながら、始業式の私の講話は、まだまだ子供たちが一堂に会せないので、オンラインとなります。)

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2225 (2021.8.25)

校長日誌 錦町の空から NO2225 (2021.8.25)

 三小が参加した「パンナム交流プロジェクト」のレポートが送られてきました。
 掲載の了解をいただいていますので、紹介します。

【交流レポート】立川市内の小学校、近隣大学とオンライン交流を実施!


パンナムスポーツ事前キャンプ期間中に、立川に滞在している選手団と市内の小学校、近隣の大学をオンラインで繋ぎ、7 月 16 日(金)と 7 月 21 日(水)の 2 日間オンライン交流を実施しました。
16 日は立川第三小学校の高学年の皆さんとオンライン交流を行いました。パ ン ナ ム ス ポ ー ツ か ら は 競 泳 と 柔 道 の 選 手 が 参 加 し 、
 児 童 の 皆 さ ん か ら 「 Welcome to TACHIKAWA!」と立川の町を英語で紹介したり、選手への質疑応答を行いました。
競泳の選手に「好きなスポーツはなんですか?」と質問した際に、1 人の選手からは「スイミングとテニス」もう 1 人の選手からは「スイミングとサッカー」と答えが返ってきたときには少し意外な答えに驚いている様子も見られました。


喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2224 (2021.8.24)

校長日誌 錦町の空から NO2224 (2021.8.24)

2年生のサツマイモ

 5年生のバケツ稲とともに、2年生が植えたサツマイモも順調な生育状況です。
こちらは、炎天下の中、本校の農業体験講師の伊藤さん(立川市自治連錦町支部長)地道に手入れしてくださっていたことが大きいです。
地域に支えられています。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2223 (2021.8.23)

校長日誌 錦町の空から NO2223 (2021.8.23)

 バケツ稲が順調に

 青少健委員長の市川さんが「三小の稲は順調ですよ。」とおっしゃっていました。梅雨が長かったことと、その後また梅雨の戻りのような状況だったため、私は心配していたのですが、順調と聞いて、さっそく校庭へ見に行きました。

お~、確かに順調な生育状況。

これは、5年生が毎日、毎日水やりをしてきた成果です。(大雨の時にも来校していました。私は「今日はいいでしょう?」と言いかけて、言葉を飲みました。子供たちの責任感、バケツ稲への思いを考えたら、「今日はいいでしょう?」など言う言葉は、炎上です。
実は、夏休みの間も市川さんは、定期的に稲の生育状況を観察しに来てくださっていました。(いろいろ手入れもしてくださっていました。)
こういう、子供たちと地域の皆さんの力で今年も豊作になりそうです。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2222 (2021.8.22)

校長日誌 錦町の空から NO2222 (2021.8.22)

 3日間お休みをもらいました。始業式まで後10日ほどですが、毎日は無理ですが、HPを見てくださっている方も多い(昨日215万アクセスに到達)ので、7号は配信したいと思います。

 芝刈り
 先日業者が校庭の芝刈りを行っていました。


やはりプロですね。丁寧で見事な刈り方でした。

 業者の責任者が写真を撮っていました。「なぜ写真を撮るのですか?」と尋ねると、「今後の仕事の方針を決めるのに参考とするためです。」
とのこと。
 すると、その責任者の方は、こんなことをおっしゃいました。
「三小の芝は、一時状況がよくないことがありましたが、最近はとっても状況が良いですね。」
 状況が良くなったわけを尋ねると、
「それは、三小のお子さんたちが毎日芝刈りをして手入れしているからだと思います。やはり毎日丁寧に手入れすると違うんです。」
と答えてくださいました。
 高学年の委員会の子供たちの仕事がプロに認められたわけです。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2221 (2021.8.18)

校長日誌 錦町の空から NO2221 (2021.8.18)

 外壁工事

 三小は夏休み中に、屋上防水改修工事と校舎外壁工事を行っています。
 屋上防水工事については、終了して、先日の大雨でも雨漏りはしていません。これで2学期は安心して教育活動に取り組めます。
 校舎外壁工事は、現在進行形です。

正門付近から見た北校舎と渡り廊下。

校庭から見た南校舎。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2220 (2021.8.17)

校長日誌 錦町の空から NO2220 (2021.8.17)

国民生活センターから以下のような発表がありました。市から配布されているタブレットはこのようなことはできないと思いますが、各ご家庭のPCやスマホからアクセスすることがあるようです。気を付けてください。

国民生活センター:
スマートフォンやパソコン等を使ってインターネットを介して遊ぶ、オンラインゲームに関する相談が寄せられています。

最近の事例
  • 小学生の息子が、母親の財布からクレジットカードを持ち出し、パソコンのオンラインゲームで高額課金していた。取り消したい。
  • 新型コロナウイルスの影響で休校中、祖母宅で面倒を見てもらっていた小学生の息子が祖母のスマートフォンでオンラインゲームの高額課金をしていた。取り消したい。
  • クレジットカード会社から高額利用の連絡があり、幼稚園児の息子がタブレット端末を使いオンラインゲームで課金をしていたことが分かった。取り消しはできるか。
  • 中学生の娘が、私が前に使っていたスマートフォンを家のWi-Fiに繋げて、オンラインゲームに約10万円を課金していた。取り消したい。
  • 小学生の息子が新型コロナウイルスの影響で学校が長期休みとなり、自宅でタブレット端末のオンラインゲームを利用し、高額を課金してしまった。どうしたらいいか。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2219 (2021.8.16)

校長日誌 錦町の空から NO2219 (2021.8.16)

 1学期の授業より

 ずいぶん話はさかのぼりますが、1学期の3年生の算数の授業の様子です。
 「3桁の数の足し算」の授業です。
 担任は教科書通りでは子供たちのモチベーションが十分高まらないのではないか、と考え、自分で考えて授業を構成。
「お気に入りの弁当作りをしよう」
 ということで、弁当のおかずを自分で選んで詰め込んでいって、お気に入りの弁当を作ろう、ということで、合計でいくら代金がかかるかを計算する、めあてとしました。
 子供たちからは当然のように
「例えば、シュウマイが大好きだったら、シュウマイばっかりでもよいのですか?」
という質問が出ました。
 担任はあっさり
「その通りです。中身は全部自分で決めてください。全部同じでも良いです。」
と答えました。
 大切なのは、「自分で決める」です。自己決定は、これからの教育ではキーワードの1つですね。
 もちろん、これが高学年なら、家庭科も学習していることから、「栄養のバランスを考えて(「赤」「黄」「緑」の三食食品群)選びなさい」という必要がありますし、その方がより考えを深くしますが、3年生の場合は、3桁の足し算をすることがめあてですから、自己決定を大切にするわけです。

渡されたプリントを見て、どのおかずにするか熟慮。

ぜんぶシュウマイ、という子供もいましたが、多くの子供たちは、いろいろなおかずを入れていました。

各おかずの値段は、とってもリーズナブル。「こんな価格のスーパーがあったら毎日通いたい」、と思うような値段設定ですね。

各おかずとその値段を書いて、立式して、計算。
どの子供も意欲的に取り組みました。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2218 (2021.8.15)

校長日誌 錦町の空から NO2218 (2021.8.15)

 本日8月15日は、全国戦没者追悼式があります。戦没者を追悼し平和を祈念する日です。私も正午から1分間黙とうをささげます。

 1学期の学習(6年生社会科)より
 
 6年生の社会科は、政治から歴史に入りました。
 大切なのは、学校経営方針同様、「発信」です。
 基礎基本(知識)を学んだあと、その知識をもとに、自分の考えをしっかり発信しました。
 今回の発信は室町時代のまとめとして行いました。
 「室町時代に生まれた文化で、外国に紹介したいものはどれか?」
をテーマとして、ノートにまとめました。
 6年生各クラスの「発信」を紹介します。



子供たちは自分の論を展開する型を身に着けつつあります。
まず、結論(自分の主張)を書き、その後少し解説を加え、最後に論を支える理由を書く、という型です。理由を述べる際に、相手を説得するためには、具体例が大切です。
「主張」があって、「理由」が述べられ、最後に「根拠(具体例)」を述べる・・・こういう型が「発信」に大切ですね。


生け花も室町期から始まって、いまだに続く日本文化ですね。本校も校長室前に小山先生が生け花をいけてくださっているので、いつもパワースポットになっています。


水墨画は、本校の職員室周辺の廊下に展示されています。
本校で学校管理員を務める酒井さんが寄贈してくださっています。
子供たちにとっては、水墨画は身近です。


能は、日本の美とはこういうものである、ということを示していますね。


能の所作を美しく感じるのは、日本人らしさでしょうが、イタリアのオペラに脳にヒントを得て創られたものがあることを考えると、世界に通じる美しさですね。

こういう自分の考えを理由と根拠をもって相手にわかりやすく伝えていく力が必要になります。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2217 (2021.8.14)

校長日誌 錦町の空から NO2217 (2021.8.14)

 先生方の研修会③ープログラミング研修ー

 夏休みにプログラミング研修を行いました。(子供たちは夏休みでも、先生方は、基本は勤務です。)
 プログラミング学習の目的は、「論理的思考・プログラミング的思考を育成する」ことがです。
 文部科学省は次のように言っています。
①「何年生からは決まっていない。学校の判断でどの学年から実施してもよい
②「教科」ではない。現在ある教科(社会・算数・理科)の中に組み込んで学ぶ形。そのため教科書もない。
 このようなものがプログラミング学習ですから、つかみどころがないようにも感じます。
 そこで、プログラミング学習の研修会を行い、全学年でプログラミング学習を学んだのです。
 今回先生方は。プログラミング学習のキットを使って、プログラミング言語に慣れ、命令した通りにロボット(車)が動くことを実感しました。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2216 (2021.8.13)

校長日誌 錦町の空から NO2216 (2021.8.13)

 現在休暇をいただいていますが、この機会に部屋の片づけをしています。たまり続けた教育雑誌や本も処分しました。(教育雑誌や本を処分するのが辛い)
 子供たちも1学期末に大掃除に取り組みました。

床を先生と一緒に磨く。ピカピカの床で2学期の学びを。

床を掃除、黒板を磨き、細かなところまで気を配って掃除。
どの学級でも教室をピカピカにしました。

 先生方の研修会②ー服務研修ー

先生方には服務の厳正について、年に2回研修を行います。
テーマは毎回異なりますが、今回は「体罰の防止」です。子供たちは、時に大人を挑発するような言葉を言うことがあります。大切なポイントは「アンガーマネジメント」です。(言うは易し、行うは難し、ですが・・・)

講師の先生(本校の主幹)がポイントを絞って解説。

グループで自分の考えと仲間の考えを共有しました。
こうして話し合った結果、職員室に掲示するキャッチフレーズを決めました。
このキャッチフレーズは、今度お知らせします。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2215 (2021.8.12)

校長日誌 錦町の空から NO2215 (2021.8.12)

 1学期最後の日もタブレット

 終業式の日に教室を回っていると、タブレットに取り組んでいる学級がいくつもありました。



タブレット操作に慣れることを主眼に置いている中学年、デジタルドリルに取り組んだり、ネットで調べ学習する高学年、それぞれでした。
ただ、印象的だったのは、最初全く操作できなかった中学年の子供たちがタブレットを配布されて短期間でスムーズな操作ができるようになっていたことです。
夏休み中、子供たちはタブレットを行っているでしょうか。(宿題にはなっていませんが)

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2214 (2021.8.11)

校長日誌 錦町の空から NO2214 (2021.8.11)

 先生方の研修①ー外国語研修ー

 夏休みは先生方にとって、休暇を取ってしっかり休む期間であるのと同時に、研修を積むことができる好機でもあります。
 今年の研修は、まず外国語研修から始まりました。

講師は聖学院大学教授の東仁美先生。演題は「言語活動の充実と学習評価」。
本校には、外国語の専科がいて、指導教諭で、専門性が高いのですが、この演題で講演会(研修会)をしていただいのは、昨年度から完全実施された新しい学習指導要領で、「言語活動の充実」は、どの教科でも大切なポイントであり、かつ学習評価は、外国語の学習評価も他教科の学習評価も、おおもとの考えは同じだからです。
学習指導要領をもとに、しっかりと理論と実践的な評価(「~のような場合、評価はABCのどれが妥当か?」等)を学びました。
私が印象的だったのは、小学校英語は、ちょうど小学生にサッカーを習わせるようなものである、という説明です。
「ゲームの前に、まずは基礎練習→まずはパスやドリブル、シュート練習をガッチリ行ってからうまくなったら、ゲーム」という考え方は、子供たちが飽きてしまうし、技術の必要性を感じない。
まずゲームをやってみて、うまくいかないことを感じさせて、「何が必要か」を話し合わせて、「ああ、やっぱりサッカーのゲームを楽しむためには、パスやドリブルの練習も必要だ」と感じさせると、基礎練習にも主体的に取り組む。
外国語も同じで、ひたすら単語を覚えさせたり、単語や文を書かせたり、暗唱させたりしていると、子供たちは英語の必要性を感じない。
まずは(先生とALT→先生と子供→子供同士で)コミュニケーションをとる→必要性を感じさせてから、必要な指導を行うのがよい、と説明してくださいました。
2学期の指導や評価に反映していけそうです。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2213 (2021.8.10)

校長日誌 錦町の空から NO2213 (2021.8.10)

 おいしい顔

 1学期最後の給食は、子供たちの大好きなカレーライス。低学年の最後の給食の様子を紹介します。
最後の給食ということで、栄養士さんがいろいろな思いも伝えていました。

子供たちに「給食、おいしいですか?」と質問。どのクラスでも「は~い!」「おいしいです!」の反応が返ってきました。
7月28日に給食が出たのは、私の40年の教員生活でもちろん初めてです。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2212 (2021.8.9)

校長日誌 錦町の空から NO2212 (2021.8.9)

 子供たちは、夏休みの課題に取り組んでいますでしょうか?「まだまだ夏休みは長い」と思っていると、あっという間に「明日は始業式」という状況になってしまいます。
「明日からやろうと40回言うと、夏休みは終わります」という言葉がありましたね。

 今日は8月9日。長崎に原爆が投下された日です。国や都や市は、原爆投下の午前11時2分に1分間の黙とうをささげることになっています。私も行います。

 今日は、終業式の日に担任が各クラスであゆみを渡した様子を紹介します。
1年生のあゆみ渡し
2年生のあゆみ渡し
3年生のあゆみ渡し
4年生のあゆみ渡し

一人一人に成長した点、伸びた点と課題を伝えていました。子供たちに対面で直接伝えていくことは大切です。

喜ぶ・デレ 校長日誌 錦町の空から NO2211 (2021.8.8)

校長日誌 錦町の空から NO2211 (2021.8.8)
 
 終業式⑥ー校長講話②ー
 私が子供たちに話した内容です。太字が私のコメントです。

4年生のあゆみから

・漢字の学習に意欲的で、毎回の小テストで好成績を残しました。日々の授業や家庭学習で、地道な努力をこつこつと積み上げることができている印象です。

勉強に近道はないですね。こうやってコツコツと努力していくことが成長するコツなんですね。

・読書に大変意欲的に取り組み、3万ページ読破を達成して大変驚かされました。

読書は、心にも、頭にも大きな栄養をくれます。夏休みはぜひとも読書をしてください。

・授業時の参加意欲、態度が素晴らしいといつも感心していました。教師の方をしっかり見て、よく聞き、よく考えました。

友達の話、先生の話をしっかり聞くことができる人が人から信頼されるし、勉強ができるようになりますね。

 

5年生のあゆみから

・給食で嫌いな魚も粘り強く食べきれるようになりました。時間はかかっても残すまいとする姿は、SDGsの観点からも素晴らしいと思います。

SDGsについて皆さんもよくテレビで見たり、聞いたりすると思います。身近では給食を残さない、ということがSDGsで、地球にやさしい行動なのです。

・国語の「みんなが過ごしやすい町へ」の学習のまとめとして、ファーレ立川の歴史や名称の由来などを調べて、報告書にまとめました。

せっかく立川に住んでいるのだから、立川市について詳しく話せるようになることは立川市民として大切ですね。

・「ジェンダー平等」の学習を通して、小さいころ感じていた、男は青、女は赤、と感じていた感覚が、学習を進めていき、知ることでそれぞれの違いを受け入れていくことが大切であり、自分が社会の中で感じる違和感を大切にしていこうという気持ちをもちました。

男の子は「青色」、女の子は「赤」じゃないといけない、と思っている人は大人でも多いです。でも、今はそんな時代ではありません。色で男女を分けたり、人が違うことを大げさに言ったりするような人になっていない三小の子供たちは新しい時代の人たちです。

6年生のあゆみから

・6年生として下級生にやさしく接することができました。縦割り班遊びでは、フルーツバスケットをやったとき、座れていない2年生に空いているところを教えてあげたり、席を譲ってあげたりしていました。

6年生は、コロナでも、本当によく最高学年らしい、思いやりのある行動をしています。皆さんの見本ですね。

・友達にやさしく声をかけることができました。頑張っている友達には、「すごいね」「やるじゃん。」と、温かい言葉をかけています。

友達にプラスの言葉、ふわふわ言葉をかけられる人って素晴らしいですね。

・社会科の税金の学習のまとめでは、立川市の全金の使い道で特に期待するものについて、「放課後子ども教室の整備」を選び、自分の考えを表現しました。働く親が多いことについて触れながら、子供にとっても保護者にとっても、安心である事業だと、立川市民としての自分の考えをしっかりとまとめることができました。

立川市にどうかかわっていったら、立川市がもっともっと住みやすい町になるのかを考えていくのが市民科です。

 
次に、三小の皆さん全体の1学期の様子です。

①挨拶がよくできています。朝の「おはようございます」帰りの「さようなら」だけでなく、廊下であっても「こんにちは」と挨拶できるのは、三小の良さ。

 

②コロナにならないための「あいてますか」の約束をしっかり守れていました。おかげで、学校がお休みになることもありませんでした。

 

③三小の決まりやクラスのルールをよく守っていました。ですから、校長先生が学校を回っていても、ルール違反で人に迷惑をかける人がほとんどいませんでした。

 

④思いやりのある言葉や行動が学校のあちこちで見られ、聞かれました。

 

⑤自分の考えをもてるようになってきました。自分の考えをもてることはとても大切です。

 

⑥自分の考えに理由をつけて話せる人が多くなりました。

 

⑦話し合いをしているときに、仲間の意見をしっかり聞いて、力を合わせて良い考えを出そうとする場面がたくさんありました。

 

⑧タブレットに慣れ、上手な使い方をしていました。

 コロナで不便なこともたくさんありましたが、皆さんよく頑張っていました。
 あゆみをもらうときに、よく頑張ったところとともに、2学期頑張ってほしい、課題も話してもらったと思います。夏休みにその課題にぜひ取り組んでください。
 夏休みを元気に、楽しく、充実したものになるようにしてください。