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2021年5月の記事一覧
校長日誌 錦町の空から NO2003 (2021.5.25)
4年割り算
4年生の算数。算数教室での算数、割り算の授業です。
割り算は、4年生がつまずきやすいところ。仮商を立てるむずかしさと、立てた仮商を修正しなくていけないむずかしさ、そして、「立てる」→「かける」→「ひく」→「おろす」→「立てる」・・・という繰り返しのむずかしさがあるのです。
ということで、算数教室の横の壁面には「立てる」→「かける」→「ひく」→「おろす」→「立てる」というアルゴリズムが掲示されています。これを割り算の授業のたびに、復習します。身につくまで徹底的にです。
3けたの数÷1けたの数の割り算で、丁寧に、丁寧に、「立てる」→「かける」→「ひく」→「おろす」→「立てる」を板書で確認しながら進めます。
ノート指導も丁寧に。ノートは見やすく、間をあけて、定規を使い、きれいに書きます。
学校で学んだことを宿題で家庭で復習することも大切です。
割り算は「習熟」がキーワードです。
校長日誌 錦町の空から NO2002 (2021.5.24)
三人そろえば②
作りながら、どうも「動きが今一歩でないなあ」と思っていると、図工専科の先生が「みんな、横に横に、とか、上に、上に組み合わせていくけど、動きを付けるには、前後に重ねていくと良いよ」
とアドバイス。
前方大型テレビには、先輩たちの作品が掲示されていました。
ユニークな作品は、子供たちの創作意欲を掻き立てます。
さて、今日の給食です。
今日の給食メニュー:五目御飯、豆アジのから揚げ、さつま汁、ミショウカン(柑橘系果物)、牛乳
美味しゅうございました。
校長日誌 錦町の空から NO2000 (2021.5.23)
全校朝会
先週の月曜日(5月17日)の全校朝会の様子です。
6年生の挨拶。6年生はいつも原稿なしで、堂々と話をしてくれて、下学年の見本です。
子供たちはよく話を聞きます。話を聞くことができるのは、学習面でも生活面でも大切な力です。
今回の私の講話は、「コロナ差別について」でした。
残念ながら感染症は1000名は超えないものの、あいかわらず高止まりです。
さらに、変異型が従来型に置き換わり、感染力も、強くなっている状況のため、このタイミングで話すことにしました。
まず、三小の感染状況が落ち着いているのは、子供たちが「あいてますか」の合言葉を守っていることを踏まえました。
ただし、N501Yの変異型が出てきたため、誰もが感染する可能性があることを伝え、こういう強いウィルスが出てくると、子供も大人も「自分が感染したらどうしよう」という不安にかられ、感染した人を差別する危険がある、と伝えました。
その差別とはコロナで休んだのではないのに、「コロナだったんじゃない?」と言って避けたり、「〇〇さんのおうちの人がコロナに感染した」という噂を信じてて、「君のおうちの人、感染したでしょう?」って言ったり、コロナに感染して、治癒して学校に出てきた仲間を避けてしまったり・・・などという差別です。
今、「コロナはデマ」という噂を流している人たちがいるようです。人は不安になると、信ぴょう性のない話を信じてしまうことがあります。(熊本地震のときの「ライオンが動物園から逃げた」というデマも記憶に新しいですね。)
でたらめのうわさを信じることなく、かつクラスの仲間や仲間の家族が本当に感染したとしても、「いつだれが感染してもおかしくない」状況を踏まえて、思いやりのある言葉をかけるように伝えました。(昨年度のコロナ差別標語を再度紹介しました。)
最後に「戦う相手は人ではない」「戦う相手はコロナ」という言葉を伝えて話を終えました。
※ 2000号到達
「校長日誌錦町の空から」が2000号に到達しました。2000号は1つの目標であったのでうれしいです。ただ、2000号に至ったのには、保護者や地域の皆様もご愛読があったからこそです。ありがとうございます。
校長日誌 錦町の空から NO1999 (2021.5.22)
教科担任制-社会②ー
「立川市の取り組みの中で住民として期待する取り組みはどれか」について子供たちは考え、自分の意見をノートにまとめました。3クラスの子供たちのいくつかを紹介しましょう。
放課後子ども教室と立川駅周辺の安心・安全推進事業をあげています。共働き家庭が増えている状況を踏まえて、そして立川市の中心である駅周辺の落書きなどをはじめとする安全安心を踏まえて、論を展開しています。
目に見えない障がいのある学校の設置については、障がいがある子供たちは、学校があることで安心できるからということ、立川駅周辺の安全安心推進事業は、落書きやポイ捨てなどの行為をパトロール強化等で改善できるということ、という論を展開しています。
この6年生も「立川駅周辺の安全安心事業の推進」と「目に見えない障がいのある子供たちの学校の開設」をあげています。
立川駅は子供たちも学区にあることもあり、しばしば通りかかりますが、やはり、不安を覚えるので、パトロールの強化の必要を感じているようです。
障がいのある子供たちのための学校については、「持続可能な社会」というSDGsの指針を踏まえて論を展開しています。
障がいのある子供たちのための学校の開設と立川駅周辺の安全安心推進事業の2つをあげています。
障がいのある子供たちのための学校の開設は、「人権尊重」という以前の学びにつなげて論を展開しています。
立川駅周辺の安全安心推進事業については、立川の特産物を買ってもらうにも、市が安全安心でないと買ってもらえないという論を展開しています。
放課後子ども教室と立川駅周辺の安全安心推進事業の2つをあげています。
放課後子ども教室については、子供たちの安全安心のために、放課後子ども教室が必要という論を展開しています。
立川駅周辺の安全安心推進事業については、犯罪を防止するために、立川駅周辺の安全安心推進事業が必要であるという論を展開しています。
立川駅周辺の安全安心推進事業と地場産農産物消費拡大支援事業の2つをあげています。
立川駅周辺の安全安心推進事業については、犯罪件数を減らすために必要とし、地場産農産物消費拡大事業については、地産地消の観点から論を展開しています。
6年生は、ある議題について、自分なりの意見をもち、それを論拠をもって伝えることができるように、を目指しています。
これらは、社会科ですが、市民科(立川を知り、立川を愛し、立川に貢献できる子供を育成する)やSDGsにもなっています。
校長日誌 錦町の空から NO1998 (2021.5.21)
今日の給食
毎日雨で「入梅です」と言われると、みんな納得するような天候ですね。
今日も外遊びができず、子供たちも我慢です。
さて、今日の給食です。
今日の給食メニュー:ビビンバ、トック入りわかめスープ、フルーツポンチ、牛乳
美味しゅうございました。
校長日誌 錦町の空から NO1997 (2021.5.21)
教科担任制ー社会ー
6年生の社会科は教科担任制です。今回は6年1組の担任の先生方6年2組の社会科の授業を行った様子です。今回の単元は「わたしたちの生活と政治」。その中でも地方自治です。この単元は、政治と言っても、子供たちの身近な話題なので、どうやって子供たちに自分たちの問題として考えさせるかがポイントになります。
今回の目当ては「立川市の取り組みの中で住民として期待する取り組みはどれか」です。(授業では、めあてをしっかり子供たちと共有することが大切です。)
社会科担当の先生は、次のプリントを子供たちに配りました。
令和3年度の立川市の取り組み(税金の使い道)
〇 放課後子ども教室の整備
「放課後子ども教室」とは、放課後に小学校の校庭や体育館等を利用し、自由遊びや学習ができるようにするものです。毎日かいさいすることにより、安全で安心な子どもの居場所を確保する。学童保育所の待機児童解消につなげていきます。
〇 TGG体験事業への補助
子どもたちに必要な英語力を高めるために、小学校6年生を対象に、体験型英語学習(TGG:トーキョー・グローバル・ゲートウェイ)を市内の全小学校で実施し、その費用を一部補助します。
〇 目にみえない障がいのある子どもたちの学校の開設
目に見えない障がいのある子どもたちが、それぞれのペースで学習ができるような学級を設置し、その子の能力に応じて学習をサポートします。
〇 学校給食共同調理場の整備
各学校での給食調理をなくし、より防災力の高い、アレルギー対策を充実させた、給食調理場を作っていきます。
〇 スポーツ環境の整備
立川公園野球場の改修工事を進め、だれもが安全で、快適に利用できる施設をつくります。
〇 立川駅周辺の安全・安心推進事業
立川駅周辺における犯罪のけん数が立川市全体の約半分になっています。悪質な客引き等をなくすため、パトロールをより強化し、落書き消しや清掃活動などを行います。
〇 地場産農産物消費拡大支援事業
みりょくあふれる「立川産農産物」全体をブランド化してPRし、立川産野菜の認知度をアップさせます。市内の飲食店がこれまでより手軽に立川産品を扱えるようにします。
簡単に各項目を説明した後、次のように問いました。
「これらの税金の使い道として、『これいいじゃん』と思うものはどれですか?2つ選び、その理由も書きましょう。」
この指示で、子供たちは、まず2つの施策を選びました。
その後、周囲の仲間と自分が選んだ施策を情報交換しました。
こういう「協働的な学び」を取り入れていくことが子供たちの主体的な学びにつながります。
いよいよノートに自分の意見をまとめます。
その際、いくつかを確認しました。
①「文体をそろえること(~ですます と ~だである を混在させない)
②2つ選んだ施策について、「まず~、次に~」という形でまとめること。
③自分の意見の理由を付け加えること。その際、「例えば」や「もし」など言う言葉も使うと、わかりやすいものとなる。
後日子供たちの書いたものを紹介します。
校長日誌 錦町の空から NO1996 (2021.5.20)
今日の給食
今日の給食メニュー:ご飯、鮭のちゃんちゃん焼き、カレー肉じゃが、牛乳
美味しゅうございました。
校長日誌 錦町の空から NO1995 (2021.5.20)
雲はどうしてできるの?
4年生の理科で子供たちから「雲はなぜできるの?」という疑問が提示されました。
4年生では気象の単元として「天気と気温」があり、また「すがたをかえる水(水蒸気、水、氷)」や「ものの温まり方と体積」という単元があります。
そこで、理科専科の先生が、子供たちに雲ができるわけの授業をしました。
まず、理屈から。空気の塊が暖められて上昇→気圧が低い上空で急激に空気が膨らむ→と同時に、空気の温度が下がる→空気の中の水蒸気が、水や氷の粒にもどる→雲となって見える
という理屈です。
でも、これだけでは理屈としてわかっても、納得感はありません。そこで、実験をして、雲ができる過程を示してくれました。
使ったのはペットボトル。ペットボトルにごく少量の水を霧吹きで入れます。
その後、ペットボトルに空気入れでガンガン空気を送り込みます。
ペットボトルは、閉じ込められた空気でカッチカチになります。
そこで、一瞬にしてペットボトルのふたをとると(これが空気が上空で膨張した状態と同じ)・・・・一気にペットボトル内の温度が下がり、下の図のように、水蒸気が水に戻り、見える(これが雲と同じ)のです。
子供たちからは驚きの声が上がりました。
理科専科の先生は、背景に黒い紙を置いて、より白い煙(水=雲と同じ)が見えるように何度か実験をしました。
なるほど、こうやって雲ができるわけかあ・・・。
校長日誌 錦町の空から NO1994 (2021.5.19)
今日の給食
お知らせしたように、今年度の運動会は緊急事態宣言中の5月29日から1週間延期して6月5日の土曜日になりました。
この運動会へ向けて、校庭整備を行いました。
100m、80mのコースを作ります。1年もたつと、要所要所に打ち込んでいたポイントが埋まってしまって探すのが大変です。
しっかり距離を測って、どのコースもぴったり同じ距離になるようにします。
サッカーゴールを移動するために、作業。これも結構大変です。先生方総出で力を合わせて作業しました。
運動会まであと2週間と少し。
さて、今日の給食です。
今日の給食メニュー:パセリライス、フェジョアーダ、キャベツともやしのサラダ(中華ドレッシング)、レモンゼリー、牛乳
美味しゅうございました。
※世界の料理―ブラジル―フェジョアーダは、黒豆とお肉を煮込んだブラジルの代表的な料理です。いろいろな国で作られていて、使われる材料は、国によって違うそうです。給食では、インゲン豆と豚肉で作ります。
校長日誌 錦町の空から NO1993 (2021.5.19)
教科担任制ー6年家庭科ー
6年生の教科担任制の授業を見ました。3組の担任の先生が2組の家庭科を指導している様子です。
この日の学習は、「おうちで使えるぞうきんづくり」。
めあては、「ぬいめをそろえてぬおう」。手縫いゆえ、縫い目がバラバラにならないように、直線になるように、がめあてです。
まず、今日の学習の流れを確認(模造紙に流れが書かれています。)。
続いて、ポイントを確認。
「右利きの人は、右側から縫う(これを確認しないと、右利きなのに左から縫って、『うまくいかないなあ』っていうことがしばしば。)」
「模様のあるタオルは、最初は裏返して縫って、筒状にしてからひっくり返して、また周囲を縫うと、模様も見えるし、上部になります。」
等々。
早速縫い始めました。
先生は子供たちの様子を見回りながら、何度か指導助言をしていました。
途中で「玉結びや玉止めにやり方を忘れた人がいるようですね。忘れた人はこちらにきて。」と指示。教卓の周りに子供たちを集めて、玉結びと玉止めのやり方を確認していました。しばらく取り組んでいないと、大人でも忘れます。ましてや子供はもっとです。でも、大切なのは、こうして時々取り組んで、その時に確認することですね。
雑巾を縫えるということは、生きる力に直結しますね。
子供たちと先生との関係を見ていましたが、とてもいい関係ができていました。