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カテゴリ:校長日誌
校長日誌 錦町の空から NO318 (2018/08/28)
TGGへ行ってきました⑤
始めに体験したのは、「アクティブイマージョン・エリア」。「英語で学ぶ」ことを目標とした体験プログラムです。
部屋に入ると、大きなパソコンが並んでいました。その1つに私たち立川グループが座ると、目の前のパソコンには、英語だらけとグラフだらけ。
なんと、私たちのグループが体験したのは、株式市況のプログラムだったのです。私たちは、「Bloomberg(アメリカのサイト)」を活用して、株式市況をチェックしました。(※写真は都合により載せられません。)
まず私たちは、株式市況で、いくつかのグループ(例えば、「携帯会社グループ」や「コンビニ」「お菓子会社」等)から、1つのグループを選択しました。そして、グループの各会社の業績をネットで確認しました。
次に、「この一年の株価の推移」を確認し、「どれくらい上昇したか?」「利益はどれくらい出たか?」「従業員数は?」などを総合的に判断して、チームとして、1つの会社を選択しました。
そして、最後に、全体でプレゼンテーションするのです。「自分たちのチームは、どの会社を推薦するか?」「なぜその会社にしたか?」(おすすめポイントどこか?)をデータを示して、プレゼンします。(もちろん、英語でのプレゼン)
今回は、時間が足りず、プレゼンの前に体験終了しましたが、子供たちはたっぷり2時間使ってプレゼンします。
え?これ小学生が体験するの?と驚いたことでしょう。いえいえ、さすがにそれはありません。スタッフに尋ねたところ、このプログラムを体験するのは、中学~高校とのでした。ホッとしました。
でも、高校生であっても、かなり難しいものです。ということは、高校生にこのレベルの、英語でのプレゼンをさせることがこれからの英語教育の1つのゴールになるということですね。
日本人の子供たちは、主張できる子供(それも英語で)になっていくのですね!
校長日誌 錦町の空から NO317 (2018/08/28)
TGGへ行ってきました④
日本人担当者から説明がありました。
まず、この日の体験のスケジュールは次の通りでした。
① 体験1(1時間)※本番の児童の体験は2時間のところ
② 体験2(1時間)※本番の児童の体験は2時間のところ
③ 質疑応答
次に、児童の体験(児童一日(半日)の動き)は、下の通りです。
① TGG入場
② アイスブレイク(チームワークを構築するためのセッション)
③ セッション(体験4時間)
④ フィードバック(振り返り)
②のアイスブレイクとは、チームを作る作業です。といってm、知らない同士ではアイスブレイクは必要でしょうが、小学校の場合は、これは短時間ですね。なお、体験は、1グループ、8人(とネイティブのスタッフ1名)で構成されます。このスタッフは、最初から最後まで、子供たちのTGGでの活動につきそって、アドバイスしたり、評価したりします。
③のセッションは、一日コースの場合4つのセッション(体験活動)、半日コースの場合2つのセッションで行います。(立川から行くと、4時間の半日コースが限界でしょうか?もちろん、ご家庭で行く場合には、一日コースでOKです。
セッションには2つのエリアがあります。
1つは、「アクション・エリア」です。ここは、「英語『を』活用することを目標にしたエリアです。(日常生活でのコミュニケーションを様々な場面で英語で体験するエリアです。)
もう1つは、「アクティブイマージョン・エリア」です。ここてゃ、「英語『で』学ぶ!」を目標にしています。英語を用いて、実践的かつ探求的な学習をグループワークで体験するエリアです。
最後に、体験のレベルです。TGGは、体験する子供のレベルに合わせて、3段階になっています。
① 初級(~英検5級程度。
② 中級(英検5級~英検準2級)
③ 上級(英検2級以上)
まあ、小学生は①の初級でしょう。
説明が終わって、いよいよ体験開始。
校長日誌 錦町の空から NO316 (2018/08/27)
TGGへ行ってきました③
建物に入ってすぐ、ネイティブのスタッフが招き入れてくれました。ここからすでに「all English」です。ロビー(三小の視聴覚室よりも広い。たくさんのテーブルといすが置かれていていました)に入ると、担当スタッフが対応してくれました。もちろん、「all English」。スピードは、ほぼノーマル。幸い参加した3人はついて行けたが、何か若干の違和感。
その違和感とは、「小学校の教員に、このすピートで話す?」という違和感です。
体験前、担当スタッフと話し込む十小の校長先生。私も会話を楽しみました。
やがて、その違和感は解消しました。なぜかというと、この日の参加者の中心が高校の英語科の先生たちだったからです。そうです。私たちは小学校教員なのに、高校の英語科の先生方と同じグループになってしまったのです。だから、話すスピードが速かったわけです。(つまりは手加減してくれなかったのです。)
この点について、スタッフに「こんなに早く話したら、小学生は全く理解できないよ。」と言うと、「昨日5歳の子供の体験をしたけど、もちろん、ゆっくり、身振り手振りを使って、わかりやすく、簡単な単語を使ってやったよ。小学生にもわかりやすく伝えるから大丈夫。」とのことでした。
校長日誌 錦町の空から NO315 (2018/08/27)
TGGへ行ってきました②
TGGに行った8月23日は、9:30~11:30に学芸会研修。その後、校長室へ飛んで戻って、おにぎりを頬張って、あわてて出発。立川駅で特急に間に合ったので、特急で新宿駅経由で、ゆりかもめのテレコムセンター駅へ。ここまで学校からほぼ2時間近く。そうなんです。とっても遠いのです。目の前には、大江戸温泉物語が見えました。体験が終わったら、温泉につかりたいなあ~、とも思いましたが、今回は勉強。ぐっとこらえました。(女性陣は、「ビーナスコンフォート」が見えていたので、そそられるかも?)
駅から徒歩5分でTGGが入っている「TIME24ビル」に到着。
とっても大きいビルで、このビルの1~3階がTGG。東京都の意気込みが伝わってくるようでした。
校長日誌 錦町の空から NO314 (2018/08/27)
TGGへ行ってきました①
TGGって、ご存じですか?TokyoGlobal Gateway(トーキョー・グローバル・ゲートウェー)の略で、要するに東京英語村です。東京英語村?と言っても伝わりにくいですね。誤解を恐れず、簡単に言うと、「キッザニアの英語版」だと思ってください。TGGのHPには、次のように書いてあります。
「TGGは、東京都教育委員会と株式会社TOKYO GLOBAL GATEWAYが提供する、まったく新しいタイプの体験型英語学習施設です。
東京都は、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会の開催とその先を見据え、生活習慣・文化・価値観などの多様性や人権が尊重され、誰もが幸せを共感でき、そこに住み続けたいと思える「世界一の都市・東京」の実現を目指しています。
一方、グローバル化が進むなか、日本のTOEFLスコアランキングが、アジア圏30か国中27位(2014年)という結果からもうかがえるとおり、「世界一の都市・東京」の実現を目指す上で、日本人のグローバルなコミュニケーション能力には、大きな課題があるとされています。
このため東京都教育委員会は、児童・生徒が英語を使用する楽しさや必要性を体感し、英語学習の意欲向上のきっかけ作りとなるよう、東京版英語村、TGGを開設することとしました。」(TGG HPより)
私の学校経営方針は、「グローバル時代を生きる知徳体のバランスのとれた子どもの育成」ですが、都教委の、このような方針と合致するところがあります。
また、HPにはTGG設立の目的を次のように謳っています。
「TGG設立の目的は、普段の学習効果を高めるために、英語を体験する場を設けることでした。せっかく学校で長い時間かけて英語を学習しても、初めて英語を話す機会が海外旅行になってしまうケースがこれまでは多かったように思います。いきなり海外旅行で現地の外国人に話しかけたのでは、通じなくて当たり前。そこで自分の英語力に自信をなくして、英語をあきらめてしまった方も多いのではないでしょうか。」(TGG HPより)
先月に私たちの勉強会に講師でお招きした、立教大学の松本茂先生は、このTGGのプログラム監修者。その松本茂教授によれば、「英語を効率よく身につけるには、PICサイクルに沿って学習することが大事。Pはpractice(個人学習)、Iはinteraction(対話型学習→学校の授業)、Cはcommunication(実践→TGG)の頭文字。これまで日本の英語学習にはCの部分が十分でなかった。」とのこと。
部活動に例えるなら、普段の授業が練習に当たり、TGGは試合を担当します。試合に勝つことを目指すことで、毎日の練習方法は実践を想定してがらりと変わってくるように、児童・生徒の普段、英語に取り組む姿勢が大きく変わってくることを想定しています。部活動でも練習試合を多く組みますが、試合の場ほど技能の伸ばす機会はないでしょう。ぜひ、TGGへお越しください。(TGG HPより)
そのTGGは、来月(9月)からプログラムが開始します。その前に、教育関係者に内覧会や体験会を開催してくれました。本来私は8月9日(木)に体験会に行く予定でしたが、台風のため、急遽中止に。がっかりしていたところ、私たちの勉強会の仲間が8月20日(月)、そして私と三小の英語専科と市内十小の校長先生の3名は、8月23日(木)に代替として行けることとなりました。
(次号へ)校長日誌 錦町の空から NO313 (2018/08/26)
学童のお祭り
金曜日の午前中、校長室で仕事をしていると、学童クラブの先生と子供たちがやってきました。見ると、子供たちは結構緊張気味。(校長室って、やっぱりハードルが高いのかな?)何かと思えば、手には招待状。
先生に促されて、子供たちが意を決したようにいいました。
「今日、学童のお祭りをするので、来てください。」
一生懸命訴える子供たちは、とってもかわいい!
「行きましょう。」
と答えて、子供たちが去ってから招待状をよく見てびっくり。
なんとお祭りは、2時から3時まで。
というのも、私はこの日の2時から大切なお客様と懇談する予定があったのです。(もちろん、この予定は夏休み前からの予定でした。)
というわけで、「よし、来客対と王を追えて、最後の10分、5分でも、お祭りを見学に行こう!」と決意しました。
しかし、実際は、予想通り、話合いが熱を帯び、お客様が退出したのが3時10分。慌てて学童クラブに飛んでいきましたが、時すでに遅し!
残念ながら、終了したばかりでした。でも、子供たちに聞いたところ、「お祭りは楽しかった!」とのこと。良かった。学童クラブの子供たち、ごめんね。
お祭りといえば、校長室で仕事をしていたら、お囃子が聞こえてきました。校門から出てみると、山車が通り過ぎたところでした。
さすがは錦町。立派な山車でした。こういう地域行事がたくさなる錦町は、子供たちの郷土愛を育んでくれます。感謝!
校長日誌 錦町の空から NO312 (2018/08/25)
43万アクセス達成!
台風20号は、近畿地方に大きな被害をもたらしましたが、離れた場所の東京でも大雨と暴風でしたね。(私は夜中、風の音で何度か目を覚ましました。)幸い、三小には被害はありませんでしたが、改めて台風のパワーを感じました。皆さんのお宅は被害はありませんでしたか?
さて、昨日、43万アクセスを達成しました。42万アクセス達成からわずか10日での達成です。甲子園をわかせた金足農業高校のイケメンピッチャー、吉田君の言葉ではありませんが、
「ここまで来られたのは、皆さんの応援のおかげです。」
と、本当に思います。
これからも副校長先生と共に、地道にアップしていきます。
校長日誌 錦町の空から NO311 (2018/08/24)
学芸会研修
2学期の大きな行事といえば学芸会!三小、というより立川市は、学芸会がまだ残っていますが、他県を見ると、学芸会が姿を消しています。東京都の中でも、学芸会がなくなっているところもあります。ということで、最近若い先生の中には「学芸会はやったこともなければ、見たこともない。」という先生が増えています。また、中堅の先生でも、「劇指導は教科指導と比べてあまり自信が・・・」という先生もいます。
ということで、研修会を行うこととしました。
講師は、文学座出身の先生。(元役者です。)学芸会指導にも40年近く関わってきた、学芸会指導のプロフェッショナルです。現在は、武蔵村山市の指導教諭をされています。
研修時間は2時間たっぷりとりましたが、あっという間の2時間でした。
まずはレジュメを使って理論編。
続いて、発声指導を体験。先生方もいい声が出ていました。
講師の先生が指導した劇の本番のビデオを視聴。素晴らしい出来!
最後に質疑応答をして、充実した2時間の研修を終えました。
この研修が本校の学芸会に役立つことと思います。
校長日誌 錦町の空から NO310 (2018/08/23)
2学期へ向けて
二日間ブログをお休みしていました。その二日の話題を。
まず8月21日(火)。この日は、三小に都内の先生方数人と講師の先生が集まりました。本校の6年生の担任の一人が体育の研究をしていて、そのための集まりでした。
講師の先生は、東京都教職員研修センターの教授です。元校長先生なので、話していくと、接点もあり、研究会は大いに盛り上がりました。
9時から研究会が始まり、冒頭私は挨拶をさせていただきましたが、その後は、自分の仕事につきました。研究会は昼食休憩をはさんで、何と5時半まで続きました。研究熱心な先生たちです。この研究は、三小の子供たちの教育に反映されます。
次に8月22日(火)。昨日です。昨日は東京都小学校英語教育研究会が本校で行われました。全都はもちろん、群馬県や遠く愛知県からも先生が集まり、総勢60名となりました。本校からは私と英語専科の先生が参加。(英語専科の先生は、大勢の先生の前で発表もしていました。)
小学校英語を専門とする大学の先生2人を講師に招き、一日、みっちり勉強をしました。この勉強で得たものも英語先生の先生が三小の子供たちに還元していきます。
そして最後に今日は、学芸会の研修。武蔵村山市から学芸会のプロフェッショナルの指導教諭の先生をお招きして、学芸会について勉強します。
2学期に向けて、着々と準備をしています。
校長日誌 錦町の空から NO309 (2018/08/20)
現地校交流③
現地校を訪れて驚いたことがいくつもありました。
1つ目。子供たちが先生を呼び捨てにしていたこと。スペイン語での敬称は男性は「セニョール」、女性は「セニョーラ」(未婚女性はセニョリータ)なのですが、子供たちは敬称をつけず、友達のように呼んでいたのです。
2つ目。中休みになると、持参したお菓子を食べること。日本人学校の子供たちも進められていましたが、慣れない習慣のため、断っている子供もいました。(もちろん、喜んで食べる子供の方が多かったのですが)
3つ目。給食は、食堂で食べるのですが、担任の先生方は、別室(職員室の横の会議室)で食べます。子供たちの面倒は誰が見るかというと、「給食の先生」が別にいて、指導をしてくれるのです。私たちが子供たちの所へ行って、様子を見ようとすると、「言っちゃダメ。給食の先生方の仕事を奪うことになるから。皆さんはこっちで一緒に食事をしましょう。」
と言われました。「郷に入っては郷に従う」で、私たちもスペイン人の先生方と一緒に食べることとしました。
上記は、日本の学校からすると、「ありえへん!」という感じになります。しかし、多文化共生、国際理解教育の視点から言うと、「それがその国の文化」であり、「何が正しいか」は他の国が決めることではありません。
日本人学校での経験は、視野を広げるという点で貴重な経験でした。
校長日誌 錦町の空から NO308 (2018/08/19)
現地校交流②
現地校との交流で現地校を初めて訪問したときは、驚きと失敗の連続でした。
まずは失敗。交流担当の現地校の女性の先生に、覚えておいたスペイン語で挨拶しました。
「エンカンターダ!」
「初めまして。」と言ったつもりでした。ところが!相手の女性の先生は、驚いた表情をしていました。とりあえず握手はしてくれましたが、表情が何か変でした。
後で日本人学校で3年目の同僚の先生が教えてくれました。
「内野さん。挨拶の時に『エンカンターダ!』って言ったでしょう。あれは×。『エンカンターダ』って女性の挨拶なの。男性は『エンカンタード』って言わなくちゃいけないの。」
ひょえ~っ!そうか~。男女で言葉が違うんだ~。つまり、私はスペイン人にしてみれば、お姉言葉を使う日本人と見なされたんだあ、と納得。
ちなみに、私に「これからはエンカンタードと言いなさい。」と教えてくれた日本人学校の同僚の先生は、「まりこ」という日本人としてはごくごく普通の名前でしたが、「私はスペイン人には、自己紹介の時に『マリ』としているわ。なぜかというと、『まりこ』って、スペイン語では、『オカマ』という意味になるから。」
なるほど~っ!私はアメリカで自分の名前「ヤスユキ」を縮めて「ヤス」と言ったら、それが英語の「イエス」のスラングの「ヤス」と同じになって、行く先々で、馬鹿ウケしました。その時は、なぜ馬鹿ウケしているのかわかりませんでしたが、後で「ぼくの名前は、『そうだよ。』です。」と言っているのに等しいとわかりました。
海外生活あるあるですね。
校長日誌 錦町の空から NO307 (2018/08/18)
現地校交流①
日本人学校では、世界中どこでも現地校と交流を行います。せっかく異国にいて、現地の子供たちと交流しないのは、外国にいた意味がありません。もちろん、交流するには、下準備がかなり必要で、先生方は、企画→相手校とのやりとり(これは、スペイン語の堪能な事務長さんにお願いしていました。相手の返答に再度検討し直すこともしばしばでした。)→子供たちと交流の準備(最低限のスペイン語を講師に教えてもらう、名札をはじめとする準備物を用意する、リハーサルをしてみる等々)→交流当日。
交流は、双方向となっているので、1つの学校につき2回行いました。
日本人学校に来てもらうときは、せっかくの機会なので、日本文化を体験してもらいました。例えば書道。簡単な漢字を書いてもらって、最後に相手の名前を漢字に変換して日本人学校の子供たちが書いてあげるなどという交流です。また、中学校は、剣道での交流をしました。当時スペインでも宮本武蔵が流行していて、剣道が好きなスペイン人が多く、剣道を交流で行うと、現地校の先生方(と子供たち)はとても喜びました。当時の日本人学校には、剣道有段者(それも国体レベル)の先生が2人もいて、師範をすると、これも大変喜ばれました。
また、私と同期に派遣されていた先生が、日本で太鼓の指導をしていたことから、 日本人学校の子供たちに太鼓の体験をさせたいと思い立ちましたが、当然のように太鼓はありませんでした。そこで、学級の保護者でワイン工場を経営していた保護者(お母さんは日本人ですが、お父さんはスペイン人)にお願いして、ワイン樽を譲ってもらい、その樽を太鼓にして太鼓を始めました。さすがは日本人。指導者も良かったのでしょう。あっという間に上手になって、保護者にも披露して、大喝采。(これがきっかけで、私たちが帰国した後、本物の和太鼓が日本人学校に寄贈されたとのことでした。)
この和太鼓を交流に活用しない手はありません。スペイン人に披露すると、子供たちも先生方も大喝采でした。
日本文化を知ってもらうには、交流はうってつけでした。
校長日誌 錦町の空から NO306 (2018/08/17)
スペイン人のステキなところ
前号まででスペイン人のアバウトなところ、つまり悪いところに触れました。(でも、そのアバウトさがなんとも言えず良い、という日本人も多々いました。むしろ今様々なことですぐに炎上する「妙な厳格さ」は、ちょっと行き過ぎているかなと思うこともしばしばあります。その点、スペイン人のアバウトさは、こういう形にはなりにくいと思います。アバウトさって、もしかしてこれからの時代の日本では必要なのかもしれません。)
スペイン人にはたくさんの良いところがありますが、今回は1つ書きましょう。
それは面倒見の良さ。困っている人がいたら、放っておけないのがスペイン人です。街を歩いていて、迷子になって、道を尋ねると、一生懸命その場所を教えてくれようとします。それだけではありません。道を聞いた人が以外でも次々と集まってきて、みんな口々に「あっちだよ。」「いや、こっちだ。」「何言ってんだ。俺は知っているぞ。こっちだ。」としゃべり、道を聞いた私は、どうしてよいやら途方に暮れることがしばしばありました。
また、私の妻は、スペイン人の優しさに感激することがしばしばありました。妻は、定期的に我が子をベビーカーに乗せ、電車で街の中心地に和食を作る食材を買いに出かけていました。しかし、当時は駅がバリアフリー化していなかったため、階段を上るのには、ベビーカーを持ち上げてのぼらなくてはいけません。これは女性にはかなり大変な仕事。さあ持ち上げよう、とすると、いつの間にかスペイン人たちが集まってきて、手伝ってくれたのです。それがたまたまではありません。ベビーカーで駅を利用すると、毎回手伝ってくれるのです。妻は言いました。
「スペイン人って、いい加減なところもあるけれど、根本はとっても優しいよね。」
私もそう思うことがしばしば。
時間へのアバウトさと困っている人を見ると助けようとする優しさが見事の共存しているのがスペイン人だと思っています。
校長日誌 錦町の空から NO305 (2018/08/16)
何が幸せか?②
(前号より)
バルセロナにいた頃のあるとき、我が家で簡素なパーティーを行いました。
そこへ招待したスペイン人が案の定遅れてきました。
私は定番の「エスパニョール!!(やっぱり、スペイン人だよな~。)」を繰り出すと、笑いながら、そのスペイン人は切り返してきました。
「俺たちスペイン人は『生きるために働く』。でも君たち日本人は『働くために生きている』。」
この言葉は強烈でした。妙に納得。そして、考えさせられました。
幸せって何だろう?何が幸せなのか?と。
実際、スペイン人を見ていると、本当に人生を謳歌しているように見えました。
「人生は楽しむためのもの」と考えているようでした。
それに対して私などは「人生は修行」と考えているところがありました。
もちろん、そのスタンスは大きく変わってはいないのですが、あまりにも余裕がないのは考えものだと感じるようになりました。
おかげで今は休みの時はしっかり休むというスタンスに変わってきました。
とは言っても、やはり私は日本人です。指摘されたように、「生きるために働く」というより、「働くために生きている」部分はかなりあると感じています。
いろいろな幸せがあって良いのだと思います。「折り合うべきところをしっかり折り合い」、「チームとして成果を出すために貢献する」ことを前提としたら、その他で何を大切にするかは、個々人が決めることなんだろうと思います。
校長日誌 錦町の空から NO304 (2018/08/16)
何が幸せか?①
今日の話題も全くの個人的な話題です。ここで書くことはあくまでも私見であることをご理解ください。
イニエスタの緊急帰国を耳にして私は「エスパニョール!」と思わずつぶやいてしまったと書きました。実際、スペインに住んでいるとき(バルセロナ日本人学校時代)、スペイン人のアバウトさに閉口した覚えがしばしばありました。
例えば、洗濯機が壊れて、修理屋さんを頼んで「今忙しいから、来週の土曜日に行くから。」と言われ、「え~、あと10日以上もあるじゃん。その間洗濯はどうすんだよ~。」と思いつつも、「郷に入っては郷に従う」と思いなおし、ひたすら待ったところ、待てど暮らせど来る様子もありません。まだ渡西してまもないころで、スペイン語は全くしゃべれません。電話もできず、困ったまま土日を過ごしました。翌週、通訳の人を頼んで、確認してもらったところ、その修理屋さんはこう言いました。
「ごめん。妻が妊娠しちゃってさあ。」
妊娠なら仕方ないとあきらめ、ようやく次の土曜日に来た(英語が少しわかる)その修理屋さんに
「ところで、あなたの奥さんはどう?」
と尋ねると、「は?俺の妻?なんで?何の話?」ときょとんとしています。
「いや、だって、奥さんが妊娠したから、先週の土曜日に来られなかったんだでしょう?」
と私がさらに聞くと、その修理屋さん、
「え?妻は妊娠なんかしていないよ。」
との答え。
ここでわかりました。つまりは言い訳をしたのです。
時間にルーズなスペイン人は多々いました。日本人学校でスペイン語の先生をしていた女性たちも、一緒に納め会をしようとしてもまず時間通りに来ませんでした。
8時に待ち合わせしても、来るのはみんな9時。
「どうしたの?」
と聞いても、だいたいいつも同じ答え。
「道が混んでいたのよ~。」
「出かけにお母さんに手伝いを頼まれてね~。」
等々。
これもほとんどは言い訳です。
そんなとき私たち日本人は、スペイン人に向かってこう言ったのです。
「エスパニョール!!(やっぱスペイン人だよな~。)」
(それに対するスペイン人の先生たちの答えは・・・「あなたたち日本人がまじめすぎるのよ。」でした。最後は互いに笑っておしまい、と言うのが常でした。)
そんなことを思い出したので、イニエスタの緊急帰国を聞いて思わず私は「エスパニョール!!」とつぶやいてしまったのです。(怒ってはいません。愛情込めた言い方のつもりでした。)
ただ、この私の反応は正しくなかったようです。私のつぶやきを聞いた、イニエスタの大ファンである同僚は
「イニエスタは、来日直後に試合に出てたんですよ。ホントは出なくても良いのに。ビザの関係もあって一度帰国しなくちゃ行けなかったんじゃないですか?」
なるほど。もちろんバルサ(FCバルセロナ)のファンでもある私はこれで納得。
それでもやはり、スペイン人の時間や約束にアバウトなところは今でも強い印象に残っています。ただ、ここで言いたいのは、それでも私はスペイン人が好きであることです。時間にある程度厳格な私たち日本人からすると、「ちょっとなあ~。」というところはあるのですが、次第に慣れてくると(日本人学校に3年間いたため、慣れてきました)、そこも含めてスペイン人が好きになってくるのが不思議です。
「多文化共生」というのも、とどのつまりは、「折り合えること」「相手の違いを受け入れる」ことになるのではないでしょうか。
校長日誌 錦町の空から NO303 (2018/08/15)
42万アクセス達成!!
今日は終戦記念日です。広島に原爆が投下された8月6日(月)の職員朝会では、教職員で黙祷を捧げました。今日は(今日まで)閉庁なので、黙祷を捧げられませんが、このHPを通じて、黙祷を捧げます。
さて、ふとHPを見て気づきました。何と、もう42万アクセスを達成していました!
皆様のご愛読に重ね重ね感謝しています。
三小に赴任したとき、前任校のけやき台小学校のHPのアクセス数を越えることを目標としていました。ところが前にも書いたとおり、けやき台小学校のHPはまだまだ元気です。というわけで、けやき台小学校は更新はなくても、そのまま閲覧数を増やしてもらって、我が三小は、地道にコツコツと歩みを進めていきます。
校長日誌 錦町の空から NO302 (2018/08/15)
同窓会
すみません。子供がいないと書くネタがないので、この後しばらく全くの個人的な話題が続きます。
以前の話題の続きです。ニューヨーク日本人学校の同僚と同窓会をしました。(校長が教員に向かって同窓会というのは、少々奇異に感じることでしょう。正式に言えば、部下なのですが、部下という意識には慣れません。どうしても同僚、という位置づけになってしまいます。)
今回の同窓会は、8月5日の日曜日の夜。サッカー観戦をして、懇親を深めようという企画。サッカーのキックオフが7時だったため、終了は早くても9時過ぎ。そのまま懇親会をすると、午前様は間違いありません。私も同僚も月曜日は仕事だったため、サッカー観戦の前に軽く一杯ということになりました。思い出話に花を咲かせて、ひとしきり盛り上がったところで、味の素スタジアムへ。この日は、かの「イニエスタ」が試合に出ると言うことで、猛烈な人出。何と4万4千人を越えたとのこと!
味の素スタジアムは校長試験の面接会場。違った意味で懐かしい。混雑は、まるで竹下通り(古い?)か巣鴨の地蔵通り商店街(これも古い?)のような感じでした。
FC東京とビッセル神戸の試合は、何とイニエスタの緊急帰国で盛り上がりも今一歩でした。(でも、猛烈に暑かったので、選手ファーストで考えると、盛り上がると危険かもしれなかったです。)
イニエスタ帰国と聞いての私の率直な感想は、「エスパニョール!(やっぱスペイン人か~!)」でした。
かつての同僚と試合観戦をして、さらにすぐそばに、けやき台小学校の子供が観戦していたので、猛烈に暑い夜でしたが、楽しむことができました。日曜日とはいえ、こういう楽しみが夏休みらしいと言えましょう。
校長日誌 錦町の空から NO301 (2018/08/14)
図書関係の活動が活発な三小
話題がさかのぼってしまって申し訳ありません。夏休み中の7月27日(金)に図書イベントがありました。たくさんの子供たちが参加して、イベントを堪能しました。
図書イベントは、読み聞かせあり、本のしおりづくりあり、と盛りだくさんでした。
先生方が参加して盛り上げましたが、やはり活動の主体は、保護者ボランティアの皆さん。保護者ボランティアの皆さんのおかげで、子供たちの知的な活動が活性化しました。
保護者ボランティアの皆さんの支援と子供たちの頑張りで、こんなにステキなしおりができあがりました。
図書活動が活発な学校って、ステキです。
校長日誌 錦町の空から NO300 (2018/08/13)
300号達成
記念すべき300号を達成しました。実は、何を隠そう(隠す必要もありませんが)、このブログを始めたときから、「300号」は1つの目標でした。(年度当初に「まずは最低100号」「できれば300号」と目標を立てていたのです。)
目標が達成できてまずはホッとしています。
ただ、目標を達成したからと言って、もちろんこれであゆみを止めるつもりはありません。
日光移動教室で、「日光移動教室期間中にレポートのブログを50号!」と先生方にぶちあげてしまい、引くに引けない状況になって、無理矢理50号を達成しました。
帰ってきてからの反省会(学校で行った反省会)で「いや~、言っちゃった手前、無理矢理50号を達成したけど、今思えば馬鹿なことを口走ってしまったなあ。」と言ったら、6年生の担任が「校長先生。常に現状に満足しないで、上を目指すのが私たち教師なんで、50号を目指したのはいいことなんです。」という趣旨の言葉を返してくれました。
マイナス思考していた自分を反省すると共に、現状に満足せず、常に一歩でも、いや半歩でも前へ進もうとしている先生方の姿勢に感銘しました。
こういう先生方の後押し(プレッシャー?)を感じつつ、次は500号を目指します。(と自分にプレッシャーをかけます。)
校長日誌 錦町の空から NO299 (2018/08/12)
学校へかける想い
私が南砂小学校の校長だった頃、学校評議員であった、大学の先生がこんな話をしてくれました。
「街を作るとき、ヨーロッパは、まず教会を作る。日本は、まず学校を作る。」
妙に納得しました。というのも、スペインの日本人学校の教員であったとき、スペインをまわると、どんなに小さな村でも必ず教会がありました。そして、教会は確かに、街の中心にあったのです。
この話をふと思い出した出来事があります。私は前任校、けやき台小学校のHPを今でも時々見ます。先日見たときには、閲覧数は44万を超えていました。3月の終わりに37万アクセス達成!と書いていたことからすると、何と、4ヶ月で7万アクセスを達成したことになります。
驚くのは、当然なのですが、閉校したため、全く更新はされていないのに、7万アクセス増えているという事実です。
卒業生、かつての保護者、地域の皆様がご覧になっているのでしょう。
何という学校愛!
日本人の学校への想いを痛切に感じました。
三小についても、卒業生、保護者、地域の皆様の学校愛を感じます。
これからも私たち学校は、愛され続ける学校であるように研鑽していかなくては行けないと感じます。
校長日誌 錦町の空から NO298 (2018/08/11)
学校閉庁日
今日から学校が閉庁します。土日はともかく、来週の月曜日から水曜日まで、平日も閉庁するのです。これまでの学校の歴史の中で、平日に閉庁するのは初めてでしょう。画期的です。
三小の先生方をはじめ立川市の先生方は、学期中も遅くまで仕事をしています。(朝も6時台に結構多くの先生方が出勤しています。)閉庁にでもしない限り、先生方は働き続けます。ほとんどの先生方は休暇を大幅に残して一年を終えます。まさにブラックですね。このような状況が続くと、先生方が良いパフォーマンスができるわけもありません。いや、いつの日かバタバタと倒れるでしょう。
ですから、市教委が閉庁日を設けたのは、画期的で、結果的に子供たちのためになると確信します。
ちなみに、私も、この機会にしっかり休暇を取ります。
ですから、この期間はブログの更新は一日1回です。
校長日誌 錦町の空から NO297 (2018/08/10)
雨にも負けず
「台風13号が関東地方直撃!」のニュースが出た6日月曜日に、学校評議員の市川さんが学校を訪れました。
バケツ稲の生育状態を確認しに来たのです。私が「稲は順調ですか?」と尋ねると、市川さんは「順調すぎるくらいです。ちょっと生育が早いかなあ・・・。」とちょっぴり心配していました。
私の心配は、台風でしたが、市川さん曰く、
「稲穂が出たら、風で倒れてしまう可能性がありますが、まだ柔軟なので、風が吹いても大丈夫でしょう。」
とのことでした。
さすがはお米のプロフェッショナル。とにかく人間以外の生き物を育てるのが苦手な私としては、市川さんがいてくださることがどんなに心強いことか。
で、台風13号の雨風に負けることなく、すくすくと成長し続けるバケツ稲でした。さすがは読売新聞に載ったバケツ稲。市川さんたちと子供たちの愛情をたっぷり受けて、元気です。
校長日誌 錦町の空から NO296 (2018/08/09)
自分中心で考えないことの大切さ
台風13号が通り過ぎました。猛烈な風雨を予想していましたが、立川や私の住まいのある小平は、それほどでもありませんでした。(それでも、関東の沿岸沿いは大変だったと思います。)今日も休暇をもらっていたので、副校長先生に確認したところ、「ぐるっと巡回しましたが、特に変わったことはありませんでした。」とのことでした。良かった。
と、まずは三小の無事を確かめたところで、次に気になったのは、伊豆諸島です。私は、教頭を拝命したのが、御蔵島小中学校。竹芝桟橋から船で7時間半のところにあります。(三宅島と御蔵島の間です。)小さな離島で、私が教頭をしていた頃の島の人口は270人余。日本で二番目に小さい村です。(一番は青ヶ島村)。
離島では、台風の影響をもろに食らうため、台風の情報には常に敏感でした。(ちなみに、学校の体育館は猛烈な台風によって屋根が吹き飛ばされたそうです。)
台風が島の近くを通ったときは、猛烈な雨風で大変でした。台風が通り過ぎて、学校を巡回したところ、頑丈な作りの学校の施設にはびくともしていませんでいた。でも、さすがに、校庭や裏山は、倒れた木々や吹き飛ばされた枝で大変なことになっていました。
教員とそれらを片付け、仕事を終えて島の食堂で事務長さんと夕食をとっていたときです。テレビのニュースで、あるアナウンサーがこう言いました。
「幸い、台風は進路が大きくずれて、日本にはほとんど被害はありませんでした。」
これを聞いていた私たちや島の人たちは、怒り心頭。
「島は大変だったんだ。日本は被害がないって、どういうこと?」
実際、台風は進路を大きく東にとって、本土にはほとんど影響はなかったのですが、離島ももちろん日本です。
こういうときに、少数派は忘れられがちです。本来はこう言うべきだったのでしょう。
「伊豆諸島には、被害はありましたが、その後大きく進路が外れたために、本土への影響はほとんどありませんでした。」
多文化共生というキーワードを考えると、最終的に多数派の意見で決着したとしても、やはり少数派にも配慮はしなくてはいけない、と感じた離島での教頭経験でした。
校長日誌 錦町の空から NO295 (2018/08/08)
「校長先生っ!」と呼ばれると・・・
NO293(8月7日)で、三小の子供に会った際、「校長先生」と呼ばれなかったことを書きました。
ふと思い出しました。
ニューヨーク日本人学校のときのこと。休日に日本食を置いてあるスーパーマーケットに家族で行きました。日本食が置いてあるので、日本人が集まるのは当然です。しかし、時間が開店まもなかったため、「まさか、まだ日本人学校の子供たちはいないだろう」と高をくくっていました。
ところが!突然!
「校長先生っ!!」
と子供の声が。
振り返ると、そこには1年生の姿が!
ちょっぴり動揺して、でも気を取り直して、「こんにちは!」と挨拶すると、その男子は、それで終わりませんでした。
「お父さん、お父さ~ん!」
とスーパーマーケット中に響く声で
「お父さん、校長先生がいたよ!」
とお父さんを呼ぶではありませんか。
これでさらに動揺していると、その男子のお父さんが姿を現し、
「ああ、本当だっ!校長先生ではありませんか!」
と有名人を見つけたかのような反応!
それでは終わらず、さらに
「おお、○○(その男子の名前)。校長先生に挨拶はしたのか?」
と子供に声をかけたではありませんか。
「ううん。まだしていない。」
と応えると、お父さんは、
「ダメじゃないか。ちゃんと挨拶してきなさい。」
と指示。「え~っ、いいよ~。」とたじろぐ私を尻目に、親子(父子)で私の所まで来て、深々と頭を下げ、
「校長先生、こんにちはっ!」
とこれまたスーパーマーケット中に響く声で挨拶してくれました。
ありがたいことなのですが、もうスーパーマーケット中のお客さんが
「へえ~っ。あの人、校長先生なんだ~。」
という好奇の目。
買い物をしたものをレジへ置くと、オーナーさんが
「あれ?お客さん、校長先生だったんですね~。」
と私は秘密を知ってしまったぞ~という何か微妙な笑みをたたえて私が買った品物をチェック。(へえ~。校長先生、こんなものが好きなんだ~という感じ。校長と言ってもごくごく平凡な人間なので、高級品を食べるわけではありません。)
というわけで、その店では私の立場が知られることとなりました。
スーパーマーケットを退出するとき、先ほどの男子が
「校長先生~っ、さようなら~っ!」
と元気に挨拶してくれました。
う~む。まだ社長!と言われた方が気が楽ですね。
でも、「校長」という言葉の重みを受け止めなくては!と思う今日この頃です。
校長日誌 錦町の空から NO294 (2018/08/08)
学校から子供の声が消えました。
終業式から2週間。夏休み水泳教室、補習等々で8月3日まで子供たちの声が学校内に響いていました。でも、8月3日をもって、三小は静まり返りました。
夏休み水泳教室の最終日は、高学年。最後の水泳教室ということで、水球に取り組みました。プールを2つにわけて、5年生の男女対抗、6年生の男女対抗で取り組みました。
この夏休み水泳教室で子供たちの歓声が響いた後、ピタッと静かになりました。
主役がいなくなって静まりかえる三小のプール。
本格的な夏休みに突入という感があります。
この後、8月29日(水)まで3週間あまり。
それぞれの夏休みを過ごして、8月30日(木)の始業式には、また元気な子供たちと再会したいですね。
校長日誌 錦町の空から NO293 (2018/08/07)
嵐の前の静けさ
今日は涼しかったですね。街を歩いていたら、「寒い」と言っている方もいらっしゃいました。(もちろん、究極・超絶暑がりの私にとっては快適そのもの。)
この涼しさは、やはり台風13号の影響でしょうか。
今日は、休暇をいただいていましたが、のんびりとはいかず、バタバタとして、ようやく今こうしてブログをアップさせていただける状況になりました。(休暇なのですが、来客があったため、一度三小には行きました。その後、立川駅周辺でお昼ご飯を食べていたら、本校の子供に会いました!ありがたいことに「校長先生!」と大声をあげませんでした。さすがは三小の子供。気遣いありがとう。あそこで「校長先生!」と言われると、周囲の皆さんが「この人、校長先生なんだ~。」という好奇の目で見られること必至。これは辛いのです。)
現在、雨は全く降っていません。風も吹いていません。こういう状況を「嵐の前の静けさ」というのでしょうね。
でも、油断は禁物。明日の午後から明後日の午前中が一番風雨が強くなるようです。
(困っているのは、出張です。ちょうど台風が通過しようという、9日の午前中にお台場方面の出張なのです。もしかすると、出張そのものがなくなってしまうかもしれません。)
皆さんも十分お気をつけください。
校長日誌 錦町の空から NO292 (2018/08/06)
ICT研修
先週の水曜日(8月1日)、ICTの研修が行われました。
ICTは、私が若い頃は全くと言って良いくらい、一部のマニアックな先生方しか関わっていませんでした。
でも、時代は変わりました。子供たちが大人になる頃には、ICTを扱うのは、当たり前となっていることでしょう。言ってみれば、「ICTは、生きる力の1つ」。
その子供たちを指導する先生方には、それなりの知識がなければいけません。そこで、研修なのです。
ICTサポーターの先生がおっしゃるには、「三小の先生方は、ICTをよく使ってくださっている」とのこと。
今回もタブレットを活用して、子供たちの興味をひく、どんなことができるのかを講師に教えていただきました。
2学期がまた楽しみ!
校長日誌 錦町の空から NO291 (2018/08/05)
41万アクセス達成!
土日の2日間、お疲れモードでだらだらしていました。4月に三小に転任して以来一番だらだらしていました。(家事を少しやったくらいで、だらだら寝ていました。)
午後ようやくパソコンを開いて、びっくり。41万アクセスを達成していました。(トップページに「41万アクセス達成!」と書いたのは、副校長先生です。)
二日間そぼっている間に、副校長先生が黙々とHPをアップしてくださっていたおかげで、そして、保護者、地域、関係者の皆さんが地道にHPをチェックしてくださっていたおかげで、こんなハイペースで41万アクセスを達成できたのです。
私はこの後、味の素スタジアムでサッカーの試合を観戦します。(夜7時キックオフなので、終了が9時?さらに、観戦する仲間がニューヨーク日本人学校の同僚なので、その後軽く懇親、ということで、帰宅は午前様?)でも、イニエスタが出場できない、と聞いて、がっかりです。
校長日誌 錦町の空から NO290 (2018/08/03)
夏休みになっても、学期中同様、4~4時半に起床して、学期中と同じペースで仕事しています。(唯一違うのが、朝スタバで仕事してから学校へ行くことです。)
ただ、少々疲れが出てきています。今朝も、5時46分にブログを作成しようとして、途中でいろいろなことがあり、気づいたら、出かける時刻に。あわてて家を出て、バスに乗りました。ルーティーンで、バスの車中でも仕事をしていますが、今朝は猛烈な睡魔に襲われ、途中で仕事の手を止めると、そのまま睡眠モードに。バスを降り、スタバで仕事をしたものの、まだ何か疲れが残っています。この数日、根を詰めて仕事をした反動でしょうか。(これはもうMonster Energyに頼るしかないです。)
とはいえ、今日は夏休み水泳教室最後の日。また、午後には市内の副校長先生方の研修会の講師を務めます。疲れている、なんて言っていられません。
保護者の皆さんから
「朝、校長先生や副校長先生のブログを見てから、出勤します。」
というお言葉をいただきます。
ということは、このブログの役割は「元気づけ」。疲れた、疲れた、なんて言葉に触れると、パワーダウンしてしまいますね。
来週の後半からお休みをもらって、ゆっくりしようと思っています。(お休みに入っても、ブログはほそぼそと継続するつもりです。)
校長日誌 錦町の空から NO289 (2018/08/02)
昨日の暑さは異常!と思っていたら、今日はさらに異常な暑さでした。
7月の高気温は、「災害」との判定で、歴史に残るような異常高温でしたね。
個人面談も、廊下でお待ちいただいている時には、時間が経つのが遅かっただろうと推察します。廊下までクーラーが効きません。申し訳ございません。
果たしてこの暑さはいつまで続くのでしょうか。始業式(8月30日)には治まっていることを心から願います。
校長日誌 錦町の空から NO287 (2018/07/31)
体育実技研修会②
昨日は、題を書いたところで力尽きました。申し訳ありません。
体育実技研修の様子を写真でお知らせします。
実技研修の講師は、小平市の指導教諭の千葉先生。体育一筋の先生です。
まずは、理論編から。理論をしっかりつかんでおかないと、実技も「ただ動いてお終い」になってしまいます。
体育館に場所を移して実技研修開始。まずはしっかり準備運動。さほど多くない人数に見えますが、13人います。他の先生は?面談をしていたり、他の研修に出ていたりでいないだけで、サボっているわけではありません。(三小にはそんな先生はいません!)
まず取り組んだのは、タグ(腰につけた赤い布のこと)を使ってのゲーム。中学年で楽しめる、陣地を取り合うゴール型ゲーム、その名も「とりトリGO」。説明を聞いています。
ゲーム開始。三小の先生方の良いところは、子供のゲームなのに、子供以上に盛り上がれること。先生方が楽しめないゲームは、子供たちにその楽しさは伝わりませんね。
校長日誌 錦町の空から NO286 (2018/07/31)
体育実技研修会①
夏休みは、先生たちにとっては、水泳指導、個人面談はもちろん、学期中にできなかったことができる貴重な機会です。
研修はその一番の機会です。私たち教員は、「研修が義務」づけられています。でも、義務だから研修を行うというのではなく、自らの授業力、学級経営力、教師力を磨くために主体的に研修を行いたいものです。
先週の木曜日(7月26日)は、その研修の一環でした。取り組んだのは、体育の実技研修。今年度から三年間体育の研究をすることを踏まえて、授業力向上のために、実技研修をセッティングしたのです。この実技研修、義務ではなく任意の研修でしたが、13人の先生が参加しました。(こういう主体性が三小の先生方の良いところです。)参加できなかった先生方も、別の場所での研修会に参加していたり、個人面談が重なっていたり、休暇が重なっていたり、ということで、校内にいるのに、参加しないという先生はいませんでした。
校長日誌 錦町の空から NO285 (2018/07/30)
台風一過
一昔前は、「台風一過」という言葉を実感することがしばしば(というより常に)でした。でも、今は違います。台風が過ぎ去っても、ピーカンにはなりません。
今回もそうでした。台風が過ぎ去っても、しばらくは風も強く、雨も降りました。台風一過と言う言葉は死語になってしまうのでしょうか?
(そういえば、30年近く前に勤めた学校でこんな話で盛り上がりました。事務室の方:「この間テレビを見ていたら、『台風一過を英訳せよ。』っていう問題で、typhoon family(台風家族) って書いた生徒がいたって言っててね。もう家族で爆笑しちゃったわよ。」 私:「いや、これからもっとそうなるんじゃないの?私たちが台風一過って正確に書いたら、『すごいですね。さすが知恵者!』なんて言われるようになるんじゃないの?」 ふざけた会話をしていましたが、今や現実になりました。
こうして、世代間格差だけでなく、気象状況や時代の移り変わりでいろいろな言葉が変遷していくのでしょうね。
※西日本の豪雨災害で200名以上がお亡くなりになりました。また、家が全壊半壊したり、浸水被害を受けたり、膨大な被害が出ました。心よりお見舞い申し上げます。
校長日誌 錦町の空から NO284 (2018/07/30)
外国語研修会
先週の木曜日(7月26日)の午後、立川市の教育研究会、外国語活動部の夏季研修会が三小で行われました。教育研究会は、国語や社会、体育や道徳など、各教科や領域について立川市の各小学校の先生方が、一堂に会して、勉強する会です。
その中の1つとして、外国語活動部があり、三小では2人の先生(と私)が所属して今sう。学期中は、この外国語活動部は、部員の先生方だけが参加できるのですが、夏休み中は特別で、他の部(国語部、社会科部、体育部・・)に所属する先生方も参加できます。
今回の講師の先生は、昭和女子大学の特任教授、小泉清裕先生です。つい先日まで昭和女子大学の小学校の校長先生をされていました。
小泉先生は、長年小学生から大学生まで英語を教えてきた、英語教育のプロフェッショナルです。(著書もたくさんあります。)
三小の先生は勉強熱心の先生のため、今回の研修会にたくさん参加しました。(自分の所属する部の研修会に出席していた先生もいました。)
見てください。この真剣な表情。2020年度の外国語(英語)の完全実施に向けて、先生方は今一生懸命に勉強中です。
研修会は、まるまる2時間以上、一回の休憩もはさまず、継続しました。しかし、誰一人として居眠りする先生はいませんでした。それだけ充実した研修会でした。
2学期以降の外国語活動の授業に生きてくることと思います。
校長日誌 錦町の空から NO283 (2018/07/29)
(前号より)
体罰に至らないために、どうすればよいのか?について、先生方は次のようなことを述べていました。
・「子供の言い分にしっかり耳を貸す」(誤解から体罰至ることがあるため)
・「アンガーマネジメントを身につける」(例えば、発達に課題のある子供が先生方を挑発するような、わざと怒りを買うような言動をしたとき、その場から離れたり、深呼吸をしたり、等のアンガーマネジメントを行う)
・「一人で対応しないこと。複数の先生で対応すること」
・「普段から相談できる学年、学校にしていくこと」
・「子供をど真ん中におく、人権意識をもつ」
・「プライベートを充実させて、心に余裕を持つ」
・「体罰に至る前、早めに(問題が小さいときに)、学年や管理職に報連相(報告、連絡、相談)の体制をとっておく」
協議した内容を副校長先生がホワイトボードにまとめました。
大切なのは、先生方が一人で抱えないことです。子供の指導で困ったときには、今までも、これからも皆で相談する体制を作っていきます。
校長日誌 錦町の空から NO282 (2018/07/29)
服務研修②
(前号より)
個人での作業が終わった後、グループでの協議です。
事例をもとに、自分の考えを述べ合います。
与えられた事例は、実際に現場でいつ起きても不思議ではないような事例。この事例について、人ごとではなく、我がこととして考え、話し合います。
何が問題だったのか?どうすれば体罰を防げたのか?などについて真剣に話し合いました。
グループ協議が終わって、各グループの発表を行いました。
さすがは三小の先生方。東京都の教育委員会が提示した模範解答に出されていたものと同じことが発表されていました。
校長日誌 錦町の空から NO281 (2018/07/28)
服務研修①
東京都の公立全小中学校では、1学期の終わりに服務研修(公務員として守るべきことを学ぶこと)を行うきまりになっています。毎回テーマが決まっていて、1学期終わりのテーマは、「体罰」。
現在三小の先生方には、体罰に至るような先生はいませんが、研修を積んでおくことは重要です。
終業式の日の午後の1時間半を使って、じっくり研修に励みました。
事例研究となっていて、与えられた事例をまずは個人で研究します。「何が問題なのか?」「どうすべきだったのか?」について一人で考えるのです。この一人で課題に立ち向かう時間が大切です。
校長日誌 錦町の空から NO280 (2018/07/28)
夏休みに入って1週間
今日で終業式から1週間となりました。あっという間ですね。(子供たちは、「夏休みにはまだまだ一ヶ月あるぞっ!」と思っているでしょうが・・・。)
私の生活は、夏休みになっても学期中と全く変わりません。4時~4時半に起床。その後いろいろと行って、6時半に自宅を出ます。その後近くのバス停からバスに乗って立川駅へ。7時ちょっと前に立川駅に到着。と、ここまでは学期中と全く同じです。
1つだけ夏休みに入って変わったことがありました。
それは、7時~7時45分に立川駅のスターバックスコーヒーで仕事をすることです。(学期中は、立川駅に到着すると、まっすぐ学校へ向かいました。)
大好きなスタバで大好きなコーヒーを飲みながら仕事は私にとって至福のひとときです。
このステキな1日のスタートは、夏休み中ずっと続けることになると思います。
校長日誌 錦町の空から NO279 (2018/07/27)
錦町夏祭り③
(前号より)
踊った後も、先生方は、子供たちコミュニケーションしていました。
見ていて感じたのは、「三小の先生方って、子供たちが好きなんだな~」ということです。教師って仕事は、子供が好きなことが必要条件だと改めて感じました。
錦第二公園を辞したのは、8時半。学校を出発して解散したのが8:40なので、ほぼ3時間の地域周りでした。
この日の私の万歩計は、1万4千歩でした。よく歩きました。健康に良かったことと、何より三小学区のことが少しわかりました。
校長日誌 錦町の空から NO278 (2018/07/27)
錦町夏祭り②
6丁目を辞して、第三公園へ。広い公園の中央には、舞台が設置されていて、すでに盆踊りが行われていました。
先生たちは、子供たちとコミュニケーション。私は、地域の重鎮の皆さんとしばし歓談をしました。
6丁目同様、大いに盛り上がっていました。(すみません。ずっと話し込んでいて、写真を取り損ないました。)
最後は、錦第二公園です。
第三公園ほどのスペースはありませんが、ここにも中央に舞台が設置されていました。先生方は、公園に着く前に気合いを入れ直しています。なぜ?実は、錦第二公園では、毎年先生方が「三小ダンス」を子供たちとこの舞台の上で披露することになっているのです。
アナウンスが入り、「まずは1~3年生が踊ります。」とのことで、1~3年生が先生方と舞台の上で三小ダンスを踊りました。
次に、4~6年生が先生方と踊り、最後に卒業生が先生方と踊りました。
三小ダンスは、高学年も大人も踊って気持ちが良くなるダンスです。
周囲の保護者の皆さんから「校長先生は踊らないんですか?」「校長先生、踊りましょうよ。」と勧められましたが、もちろん固辞しました。
「踊ったら、殉職してしまいます。」
校長日誌 錦町の空から NO277 (2018/07/26)
これが昔の夏休みの気温?②
(前号より)
記憶でたどれない天気や気温はどうするのか?というと、実は(今だから告白しますが)、図書館に行って、1ヶ月ほど新聞の天気・気温欄を見て、夏休み日記に記入していました。(今思えば、担任の先生は気づいていたと思います。)
その時、記入した気温(私の小学生時代ですから数十年前)ですが、確か30度はほとんど超えていなかったように思います。それこそ、今日の最高気温28度くらいだったでしょうか。そのことを考えると、数十年という月日が経っていたとしても、やはり異常事態ですね。
さて、昨日の1回目は、全く問題なく高学年の子供たちがプールには入れました。ただ、昨日までの異なり、2回目も3回目も熱中症情報「危険」は発出されることはありませんでした。ということは、中学年も低学年も入れたのでは?と子供たちは思ったことでしょう。しかし、「子供たちの安全のため、1回目のみ」と決断して、そのための教員体制も補習や個人面談を踏まえて再構築したところなので、突然2回目やります!というわけにはいきません。
「水は(猛暑で)ぬるい~。」と言いながらも、楽しそうに泳ぐ高学年の子供たち)
昨日も今日も台風12号の影響で、このような天候ですが、台風が土日にかけて通り過ぎればまた暑さは戻るようです。
子供たちは2回目、3回目とも入りたかったことと思いますし、保護者の皆さんも同じ思いだと思いますが、どうかご理解いただければ幸いです。
校長日誌 錦町の空から NO276 (2018/07/26)
これが昔の夏休みの気温?①
今朝、出勤しようと戸外へ出ると、「あれ?涼しい・・・。」と久しぶりの肌感覚。台風12号が接近しているため、気温は25度。朝から30度あった日々からすると、5度も低いわけで、涼しいと感じのも当然かもしれません。
でも、25度が涼しい、というのは、私が子供の頃からすると、やはり異常なのかもしれません。
私が子供の頃は、夏休みの宿題の定番と言えば、一行日記。その一行日記には、必ずと言ってよいくらい、天気と気温の欄がありました。(おそらくは、まとめ書きを防ぐ、という先生方の意図もあったのでは?)
私は、そのまとめ書きの典型的な子供でした。(いつも先生にはバレましたが・・・。)日記は記憶をたどって、適当に書いたのですが(ほぼほぼ毎日「プール→友達と遊ぶ」でしたので)、天気と気温はさすがに記憶をたどることが不可能です。
(次号へ)
校長日誌 錦町の空から NO275 (2018/07/25)
40万アクセス達成!!
ふと気づいたら、40万アクセスを達成していました!!
夏休みに入っても、保護者や地域の皆さんのご愛読をいただいてるということで、感謝です。
今とりあえずの目標は、私の前任校けやき台小学校の43万アクセスを越えることです。まだまだ道は遠いですが、副校長先生とタッグを組んでコツコツと積み重ねていきます。
さて、40万の大台に乗ったお祝いに、めでたい生け花の写真を。
そうです。小山豊水先生の生け花です。終業式の前日に生けてくださいました。ありがたいです。
校長日誌 錦町の空から NO274 (2018/07/25)
錦町夏祭り①
先週の土曜日(21日)に、錦町の夏祭りが開催されました。
この夏祭り、地域のお祭りであると同時に、子供たちが楽しみにしている祭りです。
三小にもお誘いがありましたが、もちろん、先生方は終業式が終わった翌日。休日です。でも、子供たちが先生たちを待っていると言うことで、集まりました。
17:40に三小を出発するときには、何と総勢15人。
まずは、早くから祭りが始まっている6丁目に行きました。
スペースは狭いのですが、いろいろな出店が出ていて、子供たちにとっては、至福の時だったと思います。子供たちは担任の先生を見つけて、大喜びでした。PTA広報広聴原稿会長さんも、売り子となって大活躍。
校長日誌 錦町の空から NO273 (2018/07/24)
夏休み水泳教室開始
昨日夏休み水泳教室の初日がスタートしました。初日は、高学年。先生方は、例年では3人体制でしたが、1回目のみの教室と言うことで、4人体制を組むことができました。(この4人に、支援員の2人を加え、6人体制です。)
子供たちが座っているところが濡れているのは、子供たちの水着からしたたり落ちた水ではありません。子供たちがプールサイドで待っている間、熱いプールサイドで熱中症にならないように、バケツやホースで何度もプールサイドに水をまいたから濡れているのです。
校長日誌 錦町の空から NO272 (2018/07/24)
日本最高気温を更新
昨日夕方、気象庁の異例の記者会見がありました。
埼玉県熊谷市で41.1度の史上最高気温を観測したとのこと。また、東京でも青梅市で等々40度越え。これも史上初。八王子でも40度近くまで行きました。
こういう状況で、水泳教室を行うのは危険が伴います。実は、今日は10時前に熱中症情報「危険」が発令されていました。ということは、2回目があったとしても、中止の憂き目に遭っていたということです。
実は、先週17日(火)に、市教委から「熱中症情報『危険』が発令されたら、屋外での運動はもちろん、水泳も禁止」との通達が来ました。今思えば非常に妥当な判断です。
これをもとに、私は三中校区で話合い、「例年通りには実施できない」との結論に至りました。夏休み水泳教室の変更を決めたわけです。(朝日新聞には、「クーラーの効いた部屋にとどまる勇気を!」という文言がありました。)
さて、昨年度通りにはいかないと言っても、具体的にどうするか?私は先生方の意見を求めることにしました。
19日の午後、職員室で、私が状況を話し、校区での決定を伝え、「夏休み水泳教室をどのように運営するか?」について先生方で考えてほしい、と言いました。
まず、低中高学年と専科のブロックで話し合ってもらい、その後、その意見を全体で共有しました。議論は百出。
「子供たちが夏休み水泳教室を楽しみにしているから、できる限りやってあげたい。」
「1学期に思ったほど泳力が伸びなかった子供が『夏休みに頑張る』と言っていたので、何とか夏休みに泳力を上げてあげたい。」
という意見から始まり、
「夏休み水泳教室の2回目が始まる10時、3回目が始まる11時には、先週や今週を見ていたら、熱中症情報『危険』が発令されていたのだから、2回目と3回目は中止となる可能性が大。1回目だけにすべき。」
「3回目はまず中止になるけれど、2回目も難しい。2回目をあらかじめとりやめておかないと、2回目があると思って、時間をかけて学校に来て、受付しようとしたら、『今、危険が発令されたら、中止です。皆さん、帰ってください。』と言うのは、子供たちにとってこれ以上酷なことはない。帰路でそれこそ熱中症になる危険性もある。」
「1回目だけだと、毎回高学年しか入れなくなるから、初日は高学年、二日目は中学年、三日目は、低学年というようにローテーションしたらどうか?」
「検定を楽しみにしている子供たちも多いから、検定はやってあげたい。低中高学年とも3回は水泳教室ができるから、3回目を検定としたらどうか?」
「低中学年は、水泳教室が3回だけど、高学年は、4回目がある。ただ、4回目を検定にはしたくない。というのも、『一番上の級は夏休みに受検しなさい』と言ってあるので、泳力のある子どもは、夏休みにかけていた。万が一4回目が中止になったら、検定にかけていた子供たちがかわいそう。特に6年生は、最後のチャンスとなる。3回目を検定として、万が一中止になったら、4回目を検定としたらどうか?」
等々、、、。
上記のような話合いを受けて、私が「では、今年度の夏休み水泳教室は、1回目だけを行う。高学年から始まって、中学年、低学年の順にローテーションとする。検定は行う。」という決定をしました。
先生方が、まさに「子供たちをど真ん中に置いて」話合いをしてくれたのは、校長としてとってもうれしいことでした。
終業式の日、先生方は、この決定を子供たちに伝えました。
1年生は、がっかりしていたそうです。6年生は、淡々と受け入れていたようです。(もちろん、本音は「がっかり」だったのかもしれません。)
子供たちには、かわいそうですが、熱中症にさせるわけにはいきません。
ということで、保護者の皆様にもご理解をいただきたく存じます。
校長日誌 錦町の空から NO271 (2018/07/23)
1学期終業式⑤
(前号より)
最後に、副校長先生がお話をしました。
「最近、三小の子供たちが下校時に3~4人で横一列で車道にはみ出て歩行している、というお話が学校に寄せられています。まず、危険です。そして、車や自転車の通行にも大変迷惑です。特に、歩道やガードレールがない道路では、路側帯の白線の中をルールを守って歩きましょう。」
と普段温厚な副校長先生が少し厳しめにお話ししていました。
子供たちは真剣に聞いていました。
30分の式と式後のお話でしたが、三小の子供たちはさすが。暑くても真剣に聴き入っていました。
校長日誌 錦町の空から NO270 (2018/07/23)
1学期終業式④
(前号より)
3年生の発表の後、恒例の校歌斉唱。校歌を全校で斉唱できる機会は学期はじめと学期終わりくらいですので、貴重です。
校歌斉唱で、終業式は終了です。
式後すぐ夏休みの生活について生活指導主幹の先生が話をしました。
夏休みの生活のキーワードは、「ちゃ ね こ(茶猫)」。
ちゃ=チャイム(夏休み中は、愛のチャイム=帰宅の合図=が守られないことがしばしばあります。チャイムの合図を守りましょう。)
ね=ネット。三小のSNSルールを守りましょう。大切なことは、直接会って伝えましょう。
こ=交通安全。1学期に市内の小学校で交通事故が何件もありました。交通ルールを守りましょう。スケートボードや自転車で坂道をおりるときは、スピードを落とすこと、交差点では止まることを守りましょう。(地域の皆さんから、三小の子供たちが坂道を猛スピードでノンストップで下りている、というご指摘があります。)
校長日誌 錦町の空から NO269 (2018/07/23)
1学期終業式③
私の講話と渡辺先生のチャイルドラインの話の後は、学期末恒例の「その学期に頑張ったこと」の学年発表です。
1学期末は、3年生の各クラス1名が代表で発表しました。
3クラスの代表の子供たちは皆堂々と自分が1学期に頑張ったこと、2学期に頑張りたいことを発表しました。さすがは三小の子供たち。
校長日誌 錦町の空から NO268(2018/07/22)
いまさらですが・・・
7月18日(水)と19日(木)両日の給食をアップしていませんでした。
遅ればせながら、1学期最後の2日間の給食をアップさせていただきます。
まずは7月18日(水)の給食から
7月18日(水)の給食メニュー:塩ラーメン、鶏のから揚げ、卵ときくらげの炒め物、桃ゼリー、牛乳
美味しゅうございました。
続いて7月19日(木)1学期最後の給食。
超和食!美味しゅうございました。
1学期最後の給食メニューが私の大好物のラーメンとカレーライスで最高!(おそらく、子供たちも同じだと思います。)